インフィニット・ストラトス~疾風とともに~ 作:オラクリオン
それと、設定の方を少し変えました。
フォルスSIDE
アリーナの上空でオルコットさんと向き合う。
あれがオルコットさんの専用機ブルー・ティアーズか、基本は中遠距離武装だけど確か機体の名前の由来になったっていう自立機動兵器「ブルーティアーズ」があるんだっけ。
向かい合った俺に対して、オルコットさんは今までの彼女からは、思いもよらない言葉をかけてくる。
「勇樹さん、教室での数々の暴言本当に申し訳ありませんでした…」
「え?」
一瞬俺は、彼女が何を言っているのか理解できなかった。今までの彼女なら、
「泣いて許しを請いなさい!」
とか言いそうな気がしてたからね。実際、似たようなことを一夏に言ってたし。だが、今の彼女からは、高飛車な雰囲気はまったく感じられない。むしろしおらしい感じだ。だが今は…
「何があったかは後で聞くとして、時間もあるしはじめようか。手加減なんていらないからね?」
「…はい!」
その言葉をきっかけに両者ともに銃を構える。
俺は高エネルギービームライフルを。
オルコットさんはレーザーライフル「スターライトMARKー2」を。
『試合開始!』
ビュン!
ビュン!
お互いの銃口から桃色のビームと青色のレーザーが放たれる。
俺は左手のシールドでレーザーを防ぎながらもう一度ビームライフルの引き金を引く。オルコットさんは、ビームライフルの射撃を大きく動くことで避けていく。ストライクにはPS装甲があるが、それは実弾に対してのみ有効であり、このようなレーザーは無効化どころか軽減すらできない。故に捨て身の特攻で近付き射撃をさせないままソードストライカーで倒す…という戦い方は使えそうにもない。そんなことを考えている間にもスターライトMARKー2からの射撃はやむことはない。
「行きますわよ!」
そういってオルコットさんは第三世代兵装「ブルーティアーズ」を起動させる。四つの水の雫のような兵器が俺の周囲を囲む。そしてその銃口からBTレーザーが放たれる。
「くっ!」
ハイパーセンサーで360°見渡せるからと言って、多数の方向からの射撃に対処するのは難しい。何発かくらってしまい、ジリジリと追い詰められていく。周囲のブルーティアーズめがけてビームライフルを放つが、的が小さいためなかなか当たらない。
「これで!」
レーザーの嵐に気を取られている間にオルコットさんは俺の右に移動しており、俺に向けスターライトMARKー2を構えていた。嵐が止むと同時に、放たれるブルーティアーズとは比べ物にならない威力のレーザー。
防御、左手は届かない。
回避、間に合わない。
迎撃、できるはずない。
そんな考えが頭の中を駆け巡る。
負けるのか、と思った瞬間、シャルからの激励が聞こえたような気がした
「フォルス!負けないで!」
彼女が応援してくれてるんだ、負けられないだろう!
瞬間、頭の中で何かがはじけたような感じがして、急に視界がクリアになる。気持ちは高ぶっているのに妙に冷静に思考が働く。
強いレーザー?ならそれより強い力でかき消せばいい!
一瞬でエールストライカーを収納、ランチャーストライカーを展開する。
展開しながらアグニを構える。
ドウッ!
放たれた高インパルス砲はレーザーを掻き消しながら、その延長線上にいたオルコットさんに命中する。
「きゃああ!?」
煙の中からオルコットさんが出てくると、すかさずランチャーストライカーを収納しソードストライカーを展開、シュベルトゲベールを思い切り振りかぶり、
「おりゃああああああ!!」
ガギンッ!
ISのパワーアシストにスピード、すべての力を利用した一撃は装甲の厚くはないオルコットさんのシールドエネルギーを一気に削り取る。だが、
「まだですわっ!」
ブルーティアーズの腰部分がスライドしてミサイルが放たれる。
ドオォン!
「これなら…っ!?」
俺は煙の中から、ストライカーを収納しIS用ナイフ「アーマーシュナイダー」を構え突撃する。
その渾身の最後の一撃は残り少なかったであろうオルコットさんのシールドエネルギーをすべて刈り取った。
『勝者、勇樹フォルス!』
「負けてしまいましたわね…」
「すごいギリギリだったけどね。」
アリーナから拍手喝采が聞こえてくる。終わった、そう自覚するとともに視界がいつもどうりに戻る。違和感を覚えながらも俺は最愛の彼女が待つピットへと戻っていった。
フォルスの身に起きた異変…多分わかると思いますが、アレです。
Sで始まってDで終わる四文字のやつです。
活動報告にアンケートを作りましたのでよろしければ見てください。
今後の展開にかかわるので。
それでは、次回もよろしくお願いします!