ソードアートオンライン〜閃光の弟は三刀流⁉︎〜   作:銀時

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この小説も第十話です
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グランドクエスト

あの後俺たちは一度ログアウトした

定期メンテナンスの為ログアウトせざる得なかった

ログアウトして俺は姉さんの見舞いに行く事にした

姉さんのいる病院に着くと和人さんも来ていた

和人さんと一緒にいる女の子は確か剣道の試合にいた娘だな

和人さんの紹介で彼女は和人さんの妹さんらしい

病室に入り、姉さんに軽く挨拶をした

和人さんは姉さんの手を取り何処か悲しい目をしていた

妹の直葉さんは病室を出てしまった

俺は何かあると感じ直葉さんの後を追った

 

「桐ヶ谷直葉さん」

俺は直葉さんの名を呼び缶コーヒーを渡した

「貴方は確か……」

「剣道の試合にいた娘だよね。初めまして結城空です。今日は姉さんの見舞いに来てくれてありがとう」

俺は直葉さんに礼を言った

「いえこちらこそ、剣道3年間全国大会優勝者の空さんに会えるなんて」

「空でいいよ。歳も学年も近そうだし」

「じゃあよろしくね空さん」

俺たちは剣道の話等で盛り上がった

兄妹の話もあった

そして直葉さんがふと質問してきた

「あの空さん、明日菜さんって空さんのお姉さんなんだよね?」

「あぁそうだな」

「空さんも、もしかしてSAOやっていたんですか?」

やっぱりこの質問が来たか

「いや、俺はSAOやっていないよ、寧ろ姉さんがこうなったのって俺のせいでもあるからな」

「えっ、それってどういう⁇」

俺は直葉さんに話した

俺が姉さんにした事を全て話した

「とまぁこんな感じだな。例え姉さんが帰ってきても俺は姉さんにあわせる顔がないんだ。姉さんにSAOを勧めたのは他でもない……この俺だ」

「空さん」

「だから、直葉さんはお兄さんを大切にしな。SAOで離ればなれになった分余計に」

俺は直葉さんの兄妹関係を聞いたので出来れば二人は仲良くなってもらいたい

「空さんだってきっとお姉さんだって怒ってませんよ。なんか私たち少し兄妹に関しては似てますね」

似てる……か

俺は姉さんに許されるのか?

姉さんはこんな俺を弟として、居ていいのか?

 

定期メンテナンスも終わり俺はALOにログインした

なんかリーファがちと様子が変だったが大丈夫か?

俺たちは世界樹の根元まできた

相変わらずデカイな

などと思っているとユイが突然何かを感じたらしい

「ママ?ママがいます……」

「えっ⁇」

「本当か?ユイ⁉︎」

「間違いありません!このプレイヤーIDはママのものです‼︎座標は真っ直ぐ上空です」

キリトは勢い良く羽を羽ばたかせて飛んだ

「ちょ……ちょっとキリト君⁉︎」

キリトは止まることなく飛んだ

さっきユイがママって言っていたが間違いない彼処に姉さんがいる

「まずいよ。この上には障壁が」

「たく、世話の焼く奴だな」

俺たちはすぐキリトの元に向かった

キリトの元に向かうとキリトは障壁に何度も何度もぶつかっていた

「落ち着けキリト!いくらやっても無駄だ」

「やめてキリト君‼︎無理だよ‼︎そこから上には行けないんだよ!」

「行かなきゃ……行かなきゃ行けないんだ!」

するとユイがキリトの胸ポケットから世界樹の頂上に向かって叫び始める。

「警告モードの音声なら届くかもしれません…。ママ!!私です!!ママー!!」

 少しの間、上の方を見ていると上から何か落ちてくる。キリトがそれを掴む。

「カード…?」

「どうしてこんな物が空から…」

「分からないが、誰かが落としたって事だよな」

 見た感じ普通のカードに見える…。これは何かのアイテムなのか…。

「これは…システム管理用のアクセス・コードです!!」

「システム管理用のアクセス・コード?」

 どうしてこんなのが…

「じゃあ、これがあればGM権限が行使できるのか?」

「いいえ…。ゲーム内からシステムにアクセスするにはコンソールが必要です。私でもシステムメニューは呼び出せないんです…」

「そうか…」

「でもこれが落ちてきたってことは、ママが私たちに気付いて落としたんだと思います」

 キリトは覚悟を決めたような顔つきになる。

「スカイ、世界樹の中に通じるゲートは何処にある?」

「木の根元にあるドームの中だ…。行くんだな?」

「あぁ、俺は行かなきゃいけないんだ」

「分かった。よし……行くぞ!」

俺たちのこのALOにおいて最後の戦いだ

 

俺とキリトはドームの入口へ向かった。

入口には巨大な門と両脇には剣を持つ巨大な像があった。

前に進むと両脇にあった像が動きだし喋り出した。

『未だ天の高みを知らぬ者よ、王の城へ到らんと欲するか』

 『グランドクエスト《世界樹の守護者》に挑戦しますか?』とメニューが出て、俺たちはイエスのボタンを押した。

『さらばそなたが背の双翼の、天翔に足ることを示すがよい』

 扉が開かれる。俺たちはそれぞれ武器を取り出し中へと進んでいった。どんなガーディアンが待ち受けていようが倒す!

 ドームの中は真っ暗だったが、すぐに明るくなった。上を見るとゲートがあった。

「おそらく、あれが世界樹の上に続くゲートだ…気を抜くなよ!」

「あぁ…。行くぞ!!!」

 キリトは羽を出すと一気に飛び上がっていった。

 いきなり突撃して大丈夫なのか?遅れてだが俺も飛び上がっていく。

 一定の高さまでに到達すると窓みたいなものから剣を持った白い鎧の騎士が2体出てきた。やっぱりポップするスピードが速い

「そこをどけぇぇぇぇ!!!」

 キリトは相手の首を斬り落としガーディアンを1体倒した。俺ももう1体のほうを真っ二つにして倒す。

 ガーディアンはあまり手ごたえがない。ゲートまで行ける!しかし、俺の考えは甘かった。

 さらに上にある窓みたいなものから大量のガーディアンが出現してきた。

「くそったれが!!多すぎる‼︎」

「全部相手にしてでも俺は行く!!!」

 キリトは上を目指すため大量のガーディアンの軍団に立ち向かっていった。俺のほうにも10体ほどのガーディアンが近づいてきた。

「ヤバい!分断されてしまった!!はあっ!!」

 ガーディアンを斬り付けたり突き刺したりしていく。しばらく戦っているとあることに気が付く。

 キリトの姿がない!

「キリト!何処だ!!?っ!!」

 俺の目に飛び込んできたのは宙に浮く黒と紫の炎だった。まさか…。

 それを見たときは一瞬凍りついたが、すぐに心の奥深くから強い闘争心が一気に湧き上がってきた。

「邪魔だぁぁぁ!!!」

 ガーディアンたちを斬りつけていきキリトのリメインライトのところまで行く。回収すると、急いで撤退する。

心苦しいが仕方ない

ガーディアンの矢が何本も体を直撃した。このままだと俺もやられる!!

 入口を目指していると剣を持ったガーディアンが攻撃してくる。

「くっ!!」

ガンッ!!

ピシッ!!

 剣で攻撃を受け止めると何か鈍い音がしたが、気にしてられなかった。その間にも何回も斬り付けられ、HPがレッドゾーンにまで到達してしまう。

 なんとかドームから出た頃には意識が半分なくなるまでになっていた。意識がもうろうとする中誰かがこっちにやってきた。

「スカイ君!!大丈夫!!?」

「ハァ…ハァ………リーファ…か…?今は俺よりも…これを…」

 俺はフラつきながらキリトのリメインライトをリーファに渡す。その後、壁に寄り掛かるように座り込む…。

「これってキリト君!?」

 リーファはアイテムウインドウを開き、何かのアイテムを出した。それをキリさんのリメインライトに使うと黒い煙の中からキリトの姿が…。どうやら、助かったみたいだ…。だけど意識が……

「そー君!!そー君!!」

 意識を失う前、ユナが俺を呼ぶ声が聞こえたような……駄目だ意識が

 

キリトside

気がつくと目の前にはユナが涙を流しながら気を失って壁に寄り掛かっているスカイに回復魔法を使っていた。

「HPは回復したけど攻撃を受け過ぎたせいで気を失ったままなの…」

 この光景を見た俺は言葉を失った。俺のせいでスカイをここまで傷つけてしまったのか…。もう誰も巻き込むわけにはいかない…。

「リーファ、リュウを頼む…。今度は俺1人で挑むから…」

 扉に足を運ぶがリーファが止めに入った。

「キリト君待って!1人じゃ無理だよ!!」

「無理でも行かなきゃ…。あそこに行かないと、何も終わらないし、何も始まらないんだ。会わなきゃいけないんだ…。もう一度……アスナに…」

「今……今、何て……?」

「ああ…アスナ、俺の捜している人の名前だよ」

「でも…だって…、その人は……。お、お兄ちゃん…なの?」

 お兄ちゃんって……

「え……?スグ……直葉……?」

「どうして……どうしてここにいるのよ!!」

 リーファ…スグの声は驚きから怒りがこもった声へと変わった。

「アスナがここにいるって聞いて…」

「どうしてお兄ちゃんはどうしてまた何処か遠くに行ってしまうの!!あたしがどんなに心配して…。周りのことなんか気にしないで…」

「そ、それは…」

「今だってそうでしょ!スカイ君達を巻き込んでまで危険なことに突っ込んで行って!!周りのことなんてどうでもいいんでしょ…。あたし、お兄ちゃんと血が繋がっていないこと知っているのよ…。だからもうあたしのお兄ちゃんじゃないの!!ほっといて!!」

 そう言うとスグは涙をこぼしながらログアウトボタンを押して消えてった。

「スグ!!」

 

 俺は体を起こすとキリトのところに歩く。

途中ユナに心配されたが

「キリト、リーファってまさか……妹だったのか…?」

「スカイ…いつから聞いて…」

「実は…リーファがキリトのことを『お兄ちゃん』と呼んだ辺りから気がついて…さっきまでの会話を……」

 俺もそれを知ったときは驚きを隠せなかった…リーファがまさかキリトの妹だったなんて…

「そうか…。でも…俺はどうすれば……」

 キリトは力が抜けたように崩れながら俺に尋ねてきた。

「とりあえず、今は現実で話し合ってこい」

「だけど、俺……」

「俺の知っている限り、困っている妹や弟をほっておく兄はどこにもいねぇよ」

「そうだな…スマン、一旦落ちてスグと話してくる!」

 キリトは急いでログアウトした

「そー君」

「心配いらねぇよ兄妹の絆はそう簡単に崩されるもんじゃね」

「そうだよね、キリト君とリーファちゃんなら大丈夫だよね‼︎」

「あぁ、だから今は待とうぜ」

俺とユナはキリトとリーファが無事に戻って来るのを信じて待つしかない




第十話でした
次回はいよいよフェアリーダンス編クライマックスなるか?
オリ主に期待して下さい
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