愛しき龍神と過ごす日々   作:shin-Ex-

13 / 48
今回はなんというか・・・・少しでもハイスクールD×Dらしい話にしたいなと思った結果生まれた話です

そういう内容なのかは見てのお楽しみ

それでは本編どうぞ


実際問題、恋愛において容姿は重要な要素である

「咲良、大事な話がある」

 

ある日、一通りの家事を終えて読書をしていた俺にオーフィスが声をかけてきた。その表情はいやに神妙だ。

 

「えっと・・・・・私席外したほうがいいにゃ?」

 

「ううん。黒歌も居てかまわない」

 

大事な話ならばと空気を読んで席を外そうとする黒歌だが、オーフィスは構わないと引き止めた。

 

「それで、大事な話ってなんなんだ?」

 

「咲良・・・・・」

 

まっすぐに俺を見つめるオーフィス。今までにない雰囲気だ。これは俺も心して話を・・・・

 

「咲良は大きいおっぱいと小さいおっぱいどっちが好き?」

 

「・・・・・・・・・・・・・は?」

 

オーフィスの口にする言葉の意味が一瞬分からず、俺は間抜けな声を出してしまった。黒歌も俺と同じように意外なのか、キョトンとした表情を浮かべている。

 

「・・・・オーフィス、もう一回言ってくれないか?」

 

「咲良は大きいおっぱいと小さいおっぱいどっちが好き?」

 

もしかしたら聞き間違いかオーフィスの滑舌が異様に悪かったからそう聞こえたのだと思って聞きなおすが、どうやらそうではなかったもよう。俺の耳は正常だしオーフィスの滑舌もなにも問題ないようだちくしょう。いっそ、そのどちらかだったらどんなに良かったことか・・・・・

 

「ぷっ・・・・くくくっ・・・」

 

黒歌の方を見てみると、さっきまでのキョトンとした表情とは一変して今は笑いを堪えている。はじめはあまりの意外さに意表を突かれたが、よくよく考えてみたら面白そうという結論に至ったのだろう。

 

まあ黒歌のことは置いておくとして、問題はどうしてオーフィスがこんなことを突然言いだしたかだ。

 

「えっと・・・・オーフィス?なんでそんなことを聞くんだ?」

 

「我と咲良が結婚の約束してから2ヶ月経った。それから一緒に寝るようになって一緒にお風呂に入るようになった」

 

「あー・・・・うん。まあ、そうだな」

 

当初は週三で一緒に寝ることになってたが今じゃ毎日だもんな。お風呂もほぼ毎日一緒に入るようになってるし。

 

そんなんで俺の理性が大丈夫かって?好きな子と毎日そんな風に触れ合ってるんだから大丈夫なわけない。もだが、慣れというのは怖いもので理性は危うくともどうにか本能に屈する一歩手前で留めておけるような耐性を手に入れたのだ。

 

「だから人間なりの段階に乗っ取るなら次は子作り・・・・・性交をすることになる」

 

「ごふっ!?」

 

「咲良!?」

 

オーフィスの口から語られた内容があまりにもあまりなため、俺はついつい吐血してしまう。そんな俺に、流石に洒落にならないと黒歌が駆け寄ってきた。

 

「傷は浅いにゃ!しっかりして咲良!」

 

「だ、大丈夫だ黒歌・・・・二次元、二次創作では希によくあることだからな」

 

「咲良、メタい上に希になのによくあるって矛盾してる」

 

「「オーフィスがツッコミだと!?」」

 

まさかの自体は重なる。あのオーフィスが、ちょっと天然入ってて純粋なオーフィスがつっこんだのだ。そんなもの俺も黒歌も驚きを隠せないに決まってる。

 

「く、黒歌・・・・正直キャパを超えそうだ。もうゴールして寝てもいいかな?夢の中に旅立ってもいいかな?」

 

「気持ちはわかるけどダメ!そうなったらこの自体収集できないしこの話がいつまでたっても終わらないから!そうなったら私や作者が泣くにゃ!」

 

「黒歌・・・・・お前までメタいこと言うのか」

 

どうやら今回はそういうのが許される回らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、話を続けようか」

 

あれから30分ほどして、ようやく落ち着けたので話を再開することにした。

 

「とりあえずオーフィス、実際子作りするかどうかは置いておいて・・・・」

 

「咲良は我と子作りしたくない?」

 

「そういうわけじゃないから。むしろ俺だってしたい」

 

「本音を隠さなくなったにゃ。エッチな咲良」

 

うるさい。好きな子としたいと思って何が悪い。

 

「ともかく、オーフィスが言ってた人間なりの段階の乗っ取る云々は心当たり(十中八九爺さん)があるから敢えて突っ込まないとして、そのことと俺が大きい胸と小さい胸のどっちが好きなのかはいったいどういう関係があるんだ?」

 

「違うにゃ咲良。大きいおっぱいと小さいおっぱいのどっちが好きなのかよ」

 

「呼び方変えただけで同じだろ」

 

「咲良、呼び方は大事。この場合はおっぱいのほうがいい」

 

・・・・・ダメだ。ここは俺のほうが分が悪すぎる。スルーして話を戻そう。

 

「とにかく、どういう関係があるのか教えてくれオーフィス」

 

「わかった。人間にとっての子作りは繁殖以外にも性的欲求を満たす愛情行為であり、享楽のための行為でもあるって前に読んだ本に書いてあった」

 

よし、その本を勧めたであろう爺さんは帰ってきたら食事は白湯のみの刑だな。

 

「だから、子作りするときは咲良に楽しんでもらいたいって我考えてその為にいろいろ勉強した」

 

そう言いながらオーフィスはどこからか数冊の本を取り出した。本には『男が好むフェチズム100選』『貧乳と巨乳~尽きることなき永久の論争~』『男は女のここが好き(身体部位編)』などなど、見ているだけで頭が痛くなりそうなタイトルが書かれている。

 

「胸、お尻、髪、くびれ、うなじ、鎖骨・・・・男にはそれぞれ好みの大きさ、形があるって我知った。我は姿を変えられるから、咲良の好みに合わせられる」

 

「つまりさっき俺が大きい胸か小さい胸のどっちが好きなのか聞いたのって・・・」

 

「咲良の好きな大きさに変えようと思ったから」

 

俺のために胸の大きさまで変えようっというのか・・・・いや、胸だけじゃない。オーフィスは体のあらゆる部位を俺好みに変えようとしている。そこまで俺のことを・・・・

 

「男の大多数は大きいおっぱいが好きだって情報を我は得てる。やっぱり咲良も大きいおっぱいが好き?黒歌のも夢中で見てた」

 

「・・・・咲良~?それはどういうことにゃ?」

 

オーフィスの発言に食いついた黒歌。ニヤニヤと笑みを浮かべて俺に詰め寄ってくる。

 

「いや、その・・・・あれは不可抗力で・・・・・」

 

「黒歌がうちに来たとき、治療で服をぬがせてたけど咲良、黒歌の胸を凝視してた。やましい気持ちはないって言ってたのに」

 

「いやんエッチ♪」

 

「オーフィスさんマジ勘弁してください」

 

どうにか誤魔化そうとした俺だが、オーフィスが包み隠さず暴露してしまった。やましい気持ちはないって言ったのに凝視してしまったことまだ根に持っているのか・・・・・いや、確かに俺が悪かったけども。

 

「へ~・・・・咲良が私の胸をね~。咲良も男の子なのねん♪」

 

「うぐっ・・・・」

 

言い返してやりたいが、反論する余地が全くない。ここは甘んじて受け入れるしかない。

 

「前は大きいおっぱいが好きなら揉めばいいって言ったけど、考えてみればそんなことしなくても我は簡単に姿を変えられる。咲良が大きいおっぱいがいいって言うならすぐに大きくする。どうする?」

 

「オーフィス・・・・」

 

こてんと首を傾けながら尋ねてくるオーフィス。オーフィスが俺のために自分の姿さえ変えようとしてくれているのは嬉しい。俺も男だから好みというものは確かにある。

 

だけど・・・・・

 

「いいや・・・・オーフィスはこのままでいいよ」

 

俺はオーフィスの頭を撫でながら言う。

 

「・・・・いいの?」

 

「ああ。確かに俺にも好みはあるよ?だけどな・・・・俺は今のオーフィスが一番好きだ」

 

「今の・・・我が?」

 

「そう。初めて会ったときから変わらない・・・・変わらないでいてくれたオーフィスの今の姿が俺は好きだ。だから変わらなくてもいい」

 

確かに、見た目が幼女だから前の桐生の時みたいにペド扱いされたりもするけど、それでも俺はやっぱり今のオーフィスが好きだ。だから変わる必要なんてない。

 

「でも・・・・・咲良は変わる」

 

「え?」

 

「変わらない我が好きって言ってくれるのは嬉しい。けど、咲良は変わる。初めて会ったときは我と同じぐらいだったのに、今じゃ我が見上げてる」

 

まあ俺は人間だからな・・・・成長して体つきが変わってしまうのは仕方がないことだ。

 

「オーフィスはそれがいやなのかにゃ?」

 

「・・・・我は嫌じゃない。大きくなっても咲良は咲良。だけど、我だけ変わってないから・・・・咲良はそれが嫌じゃないか気になる時がある」

 

そっか・・・・俺の好みに合わせるためだけじゃなくて、オーフィスは変わらない自分が俺に嫌がられるんじゃないかって不安だったのか。正直、俺ではオーフィスの気持ちを理解してあげることはできないけれど・・・・

 

「まったく・・・・可愛いやつめ」

 

「咲良?」

 

俺はオーフィスを愛おしく感じるあまり、抱きしめてしまった。

 

「いいんだよそんなこと気にしなくたって。さっきも言ったけど、俺は今のオーフィスが大好きだ。嫌だなんて思ったことはないから。それでもどうしても不安に感じてしまう時は・・・・こうして何度でも抱きしめて嫌じゃないって証明してみせるよ」

 

これが俺に出来る精一杯。これぐらいのことしかできないけれど・・・・それでも俺は・・・

 

「咲良・・・・・わかった」

 

俺の背に手を回し、俺の胸に顔を摺り寄せてきながらオーフィスは言う。どうやら不安は和らいだらしい。

 

「俺の方からも聞くけど・・・・これから先、俺は歳をとるたびに姿が変わってしまうけれど、オーフィスはそれでも構わないか?」

 

「大丈夫。どんな姿になっても咲良は咲良。我の大好きな咲良であるということは変わらない」

 

「嬉しいこと言ってくれるじゃないか」

 

「それはお互い様」

 

「だな」

 

ギュッと抱きしめる力を互いに強める俺とオーフィス。話の始まりは中々に酷かったが・・・・こういう帰結になるのなら、悪くはないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの、二人共・・・・・私もいるってこと途中から忘れてない?いい加減胸焼け起こしちゃいそうなんだけど・・・・」

 

「ごめん黒歌。忘れてないけどもうちょいこのままでいさせて」

 

「我、もっともっと咲良を堪能する」

 

「・・・・・またこのパターンかにゃ」

 

本当にすまない黒歌。今日の夕食はお前の好きなもの作るから許してくれ。

 

 




今のままのオーフィスちゃんが一番だと思っている咲良さんと、咲良さんのためなら姿を変えることも厭わないオーフィスちゃん

それぞれ考え方は違いますが、お互いのことを想い合ってるがゆえの考えなので結局はバカップル・・・・もとい似たもの夫婦です

咲良のためなら何でもしそうな勢いのオーフィスちゃんは本当に可愛い

それでは次回もまたお楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。