またたくさんキャラ出すことになるんだろうなぁ(遠い目)
それでは本編どうぞ
「まさか列車で冥界に行くことになるとはなぁ」
夏休みも終盤に入り・・・・俺は冥界に赴くために、グレモリー家が所有しているという列車に乗っていた。冥界に赴く理由は、和平の仲介役となる俺を悪魔達が招待したからだ。もちろんオーフィスと黒歌もついてきている。
そして、この列車にはオーディンさんとロスヴァイセさんも乗っている。どうやらオーディンさんはリアス先輩とソーナ先輩のレーティングゲームの観戦招待されたらしい。リアス先輩もソーナ先輩も現魔王の身内なのでオーディンさんとしても気になっているようだ。なお、うちに来たのは俺も冥界に行くことを爺さんから聞いて一緒に行こうと思ったからだそうだ。
ちなみに、そのゲームは俺も見ることになってるのだが・・・・戦闘に関して完全に素人な俺からすれば正直あんまり興味わかないんだよなぁ。
「オーディンさんは冥界には何度も行っているんですか?」
「そうじゃの。まあ長生きしておるから冥界に赴く機会は何度かあったぞ。ロスヴァイセは若さもあって初めてじゃがな」
「はい。なのでどういったところなのか興味があります」
そっか、ロスヴァイセさんは初めてなのか。
「黒歌は・・・・元々悪魔の眷属だったんだから冥界にいたことはあるんだよな?」
「うん。だけどあんまり外を自由に出歩いたりはしなかったにゃ。あいつは私を飼い殺しにする気満々だったから」
黒歌はどこか不機嫌そうに言う。やはり当時のことは思い出したくないのか・・・・変なこと聞いちゃって悪かったな。
「私よりもオーフィスはどうにゃ?オーフィスも結構長いこと生きてるんだし冥界に行ったことくらいあるんじゃない?」
黒歌は俺の膝の上に座るオーフィスに尋ねる・・・・・列車内でも頑なに俺の膝以外に座ろうとしないんだよなオーフィス。まあ、俺としても嬉しいから全然構わないんだけど。
「よく覚えてない。行ったことあるような気もするし無いような気もする」
「随分曖昧だな・・・・」
「我、咲良と会う前のことはあまり思い出せなくなってるから」
「え?」
あまり思い出せないって・・・・オーフィスは記憶力悪いとかそういうことはなかったと思うがどうして?
「咲良と一緒にいると楽しい。咲良と会うまでにあったことが色あせて思える程に。我は咲良と一緒にいる今が幸せでたまらない」
「オーフィス・・・・・」
「だから昔のことは思い出せなくてもいい。咲良と一緒にいる今を楽しめればそれでいい。今のことを覚えていられればそれでいい」
俺に背をあずけ、擦り寄ってくるオーフィス。そんな風に思っていてくれたのか・・・・マジかー。これは嬉しすぎる。
「オーフィス・・・・だったらたくさん思い出作らないとな」
「うん」
オーフィスの頭を撫でながら俺は言う。
俺はオーフィスと違って長くは生きられない・・・・・オーフィスからすれば短い時間だけれど。それでも・・・・たくさん思い出を。
あと・・・・・
「オーディン様・・・・なんだか口の中が甘いです」
「奇遇じゃなロスヴァイセ。儂もじゃ」
「これ、話を振った私が悪いのかにゃ?」
三人とも・・・・・うん、ごめん。
「・・・・・でっか」
冥界に到着し、俺とオーフィスと黒歌が今居るのはグレモリーの城の前だ。そう・・・・城なのだ。貴族であるグレモリー家だから相当大きいお屋敷なんだろうなと思っていたけれど、予想の斜め上を行っていた。グレモリー家マジぱねぇっす。
ちなみに、オーディンさんとロスヴァイセさんは何やら魔王とアザゼルさんと話がるらしく魔王領の方に向かったのでここにはいない。
「これは・・・・昔私がいたところもそこそこ大きかったけど、その比じゃないにゃ」
「うちの屋敷よりずっと大きい」
さすがにこの大きさは黒歌もオーフィスも予想外だったらしく、驚いている様子だ。
「お待ちしておりました咲良さん」
俺たちが唖然としていると、メイド服を着た女性・・・・グレイフィアさんが声を掛けてきた。
「どうも、グレイフィアさん。お元気そうでなによりです。しばらくお世話になります」
「お任せ下さい・・・・と、言いたいところですが・・・・」
「グレイフィアさん?」
「その・・・・・失礼を承知で言いますが、滞在中に料理についていくつかご指導してもらえないでしょうか」
え?グレイフィアさんに俺が料理の指導?
「えっと・・・・俺、指導できるほどじゃないと思うんですけど?」
「そんなことありません。以前頂いた料理はどれも絶品でした・・・・・サーゼクスも絶賛するほどに」
え?そこまでなの?というか皆してなんで俺の料理の腕過大評価するの?俺家庭料理レベルから逸脱してないと思うんだけど?てか、今は公務の時間帯だろうにサーゼクスさんを名前で呼び捨てにしてるよ・・・・・それだけ必死なの?
「ですのでどうかご指導ご鞭撻を・・・・・」
「教えてあげたらどう咲良?私達しばらくお世話になるわけだし」
「我もそれでいいと思う」
うっ・・・・・黒歌はともかくとしてオーフィスにまで推されたんじゃな・・・・仕方ないか。
「わかりました。いくらかお教えします。ですけどそこまで期待はしないでくださいね?」
「ありがとうございます」
了承したら笑顔で礼を言われてしまった・・・・・責任重大すぎる。
「では遅くなってしまいましたが城の中を案内いたします。お嬢様達も咲良さんたちのことを待っておられますので」
話が終わり、グレイフィアさんの案内のもと俺達は城の中へを招き入れられた。
「やあ咲良、久しぶりだね」
「あ、ああ・・・・そうだなゼノヴィア」
俺達はリアス先輩たちのいる大広間に通された。そこですぐにゼノヴィアに声を掛けられたのだが・・・・・思わず動揺してしまった。なにせゼノヴィア、体中包帯だらけだったからな。
なお、黒歌は速攻で白音の方に突撃していって・・・・・抱きつこうとして顔面を殴られていたりする。
「ゼノヴィア?その包帯どうした?」
「修行して怪我して包帯を巻いて、修行して怪我して包帯を巻いて・・・・・それを繰り返してたらこうなった。すぐに治るが一応だな」
レーティング・ゲームが近いから修行してたってことだろうけど・・・・・ゼノヴィア、お前一体どんだけハードな修行してたんだよ。
「ゼノヴィア、怪我した?痛い?」
「いいや、痛みはないよ。心配してくれてありがとうオーフィス」
「痛くないなら良かった」
ゼノヴィアのことを気遣うオーフィス。オーフィスのやつ、ゼノヴィアはイリナのことがあってうちに来れなくて会う機会少ないから結構ゼノヴィアのこと気にかけてるんだよな。
「それにまあ、私の方はまだマシさ。イッセーはもっと大変だったらしいからな」
「イッセーが?」
気になってイッセーの方に視線を向けると、そこには・・・・
「ふふふ・・・・・あはははははははは・・・・・」
やたらと不気味な笑みを浮かべるイッセーがいた。
「イ、イッセー?お前どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたもないよ。私の修行超ハードだったんだから。本当にもう死ぬかと思ったんだから」
「どんな修行したんだよ・・・・・?」
「一ヶ月山でドラゴンと戦いまくった。しかも野宿」
「マジかー・・・・・」
そりゃハードだよ。女の子にそんなことさせるとか・・・・・
「修行を発案したアザゼル先生には殺意が湧いたよ。まあヴァーリが一発殴ってくれたから多少はすっきりしたけど」
発案はアザゼルさんだったか・・・・・あのひとも無茶させるなぁ。
「そういえば、ヴァーリはどうした?てっきり一緒かと思ったんだが?」
「ヴァーリならアザゼル先生と一緒にいるよ。一応ヴァーリはグリゴリ所属だから」
あ、そっか。ヴァーリは悪魔の血が流れてるけどグリゴリの人間だったっけな。普通にイッセーと一緒にいると思った。
「ああ、ヴァーリ・・・・・会いたいよ。傷ついた私の心と体を癒してよヴァーリィ・・・・・」
「よしよし」
ああ、ダメだ。イッセーの奴、重度のヴァーリシックを患っちゃってるよ。さすがにいたたまれないのかオーフィス、慰めちゃってるし。
でもまあ、ここまでハードな修行してたってことはそれだけレーティングゲームが大事だってことかな?あんまり興味はなかったけど・・・・
(レーティングゲーム・・・・・真剣に見てみるかな)
咲良さんが大事すぎて今を謳歌しまくってるオーフィスちゃん可愛い
ちなみに昔のことをあまり思い出せなくなっていると言っていますが全部が全部ってわけじゃないです。細かいことは思い出せないけど強い方に会ったこととかは覚えてます。強いといってもオーフィスからすればだいぶ劣りますが。
それでは次回もまたお楽しみに!