俗物が行くSAOinIS   作:抹殺完了

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プロローグ 良くある一般ピーポーの日常

「貴女は不幸な事故で死にました」

 

「御愁傷様ですね」

 

「はい、ですが貴女の様な若い労働者が死ぬのは私達からしても非常におしいです。ほら最近経済が低迷したり超高齢化社会だったりしますからね」

 

「また私に社畜になれと言うか、社会の回し者め」

 

「まぁ…そういう訳で転生しようか♪」

 

「さらっと…島流しの刑と社会不適合者宣言された様な……否定はしないけど」

 

「そんな酷い言い方しなくてもいいじゃないですか!何ですか何ですか!島流しの刑とか社会不適合者宣言って!普通の人はとってもとても喜びますよ!」

 

「と言うと私はまともではないと?いや其れはいいとして、どうせ転生者特典を決めろとか言うんでしょう?」

 

「えぇ!当たり前ですよ!さぁ選ばれし勇者よ新たな力と共に「じゃあ無限の金と健康な身体で」んえ?」

 

「そんな可愛い声を出さないで下さいよサッカーボール、でっさっさと転生して下さい」

 

「ちょっと待って⁉︎いいのこんなで?」

 

「いいも何も此れで良いですよ、そんな良くある暴力何て入りませんよ」

 

「暴力って……まぁ…分かりました、では今から転生させます、良い人生を」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………ふぁ…夢か」

 

目が覚めると其処は人一人がのんびりと過ごせる個室に居る、そして目の前にはPCがポツンと置かれている。

 

やあ親愛でもない読者諸君、先の話で分かる様にサッカーボールにより私は二回目の人生を歩んでいるテンプレの転生者その1です。

 

あぁ…何で二次元の世界の住民が三次元に住む貴方を認識でき話す事が出来ると言うと…まぁあれです、デッドプ○ルやザ・ヴァ○ティゴの様に私も第四の壁を認識出来るのです、デッドプールは第四の壁の破壊ですが…えぇ何故か認識出来るのですよ、その為か前世では周りからは生温かい視線を投げられてました。

 

えぇ!こんなよく分からない能力ともう一つの異能の所為で私には今の今まで前世も含めて42年間ずーっとと私には彼氏が居なかったのですよ

 

あぁ…駄目……悲しくて泣けてきた…

 

「んっ…ちょっと寝すぎたかも…」

 

いやだからと言って仕事は夜からだから、もっと寝ても良いんですけど…あっそうだ今私は札幌のすすきのにある、ネットカフェで寝泊まりしていました、えぇネットカフェですとも、まぁ何故転生者特典で手に入れた無限の金で高級アパートとかに住まないのかと思う人も居ると思うかもしれないが、そんな事の為に私はこの転生者特典を選んだ訳じゃない、元々私は金をたくさん使う事が好きな人間で尚且つ金がなくなる事を嫌っていた矛盾を持つ人間だった。

 

だったと言うのは不適切だね厳密に言えば今もだ

 

だから金を使う度に思うのさ『無限の金が欲しいな』って、其れが有れば一々財布と相談しないで自分が行きたいと思った店に気ままに行けるし、欲しい物も沢山買える。

 

欲望のまま好きな物が買え、好きな所に好きなだけ行けるそんな素敵な事がしたかった、まぁ死んで転生したお陰で私はそんな俗物的な生活を満喫しているのさ。まぁ其れに単純な暴力より『金こそ力になりうる』のだよ読者諸君、おっと口調がだいぶ崩れてきたねあぁ此れが私の素の喋り方だよ、いや初対面や目上、年上には敬語で話す癖が付いててね…まぁ社会人特有の病気みたいな物さ。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、私の出勤時間まで暇なのでネットカフェから出て下の階にあるフィギュアやモデルガン、コスプレが売っている店でウィンチェスターM1873が売ってあり其れを即買いしたり、パト○イバーイン○ラム2号機&3号機セットとイン○ラム1号機とエヴァン○リオン仮設5号機とエヴァン○リオン2号機(アニメ版)のフィギュアを即買いし、ホクホク顏ですすきのから近い狸小路に移動して…おっと狸小路って言うのは商店街見たいな感じで割と何でもあって、1丁目から7丁目まである。

 

因みに2丁目のモニターには初音ミ○がよく歌ってたりする、今私は4丁目のビルの四階で女の子(20歳)らしく服を買っている、服と言っても普通の服じゃなく、アニメに出て来そうな可愛いらしい服を買っている…いやほら私だって未だ若いからさこういった可愛い服って気になるし着たいじゃんか!

 

でっ…店員さんが目をキラキラさせながら私と一緒に服を選び、最終的には二人で決めた中の特に気に入った服を買い更にその店員さんと仲良くなりホクホク顏で店を出て。

 

 

 

「お客様…申し訳ありませんが此れを全部買うよりもっとまともな物を買ったほうが良いかと…例えばガン○ラのEX-Sガン○ムかHGデンド○ビウムとかを」

 

「うるさーい!と言うか初心者にキツ過ぎじゃない⁉︎舐めてんの⁉︎」

 

今度は3丁目の出口の近くにあるドンキー○ーテでまぁ……あの…その……えと…イヤらしいコーナーで様々な種類の○○○○と○○○を見ていて結局何れを買うべきか決めれなくて全部買う事にしたんだけど…でっ店員さんが呆れながらさっきの台詞を言ったのさ。

 

でっ何とか大人の玩具を買える事が出来た…あの……そんなに引かないでよ、とゆうか私より読者諸君の方が変態じゃないか…全く君達も酷い事を言う。

 

あぁそうそう、こんな事をしていたらもう夕方になっていた…全く何でこう楽しい時間というのは直ぐ去っていくんだろうね…まぁ私にとっては此れからの仕事をも楽しみだけどね、ふふ…羨ましいかい?まぁ私にとっての天職だよ此処の仕事は

 

そう言いながら狸小路四丁目から出てすすきの方面に出る、途中何人かの男や女にチラチラと見られながら、仕事場に行く。別にすすきの方面に行くからといって居酒屋やスナックで働いてるわけではない、何回かスカウトはされたけど……とまぁ狸小路から近い為直ぐ仕事場に着いた、厳密に言えば仕事場があるビルにだ、ビルの前には『天使がいるシフォン 3F』と書かれた文字と一緒にメイド服を着た天使の女の子が描かれた看板が置かれてある。

 

其れを尻目に私はビルの3Fに向かう、途中良くお世話になっているイタリアンのお店『ピエール・ミッシェル』やマスターがダンディで店長が良くお世話になっている珈琲専門店『濃い男の拘り』を見ながら、私が働いてる店『シフォン』別名『天使がいるシフォン』に着いた。

 

そして其の儘店の中に入って行く

 

「「「いらっしゃいませお嬢様」」」

 

今ので私が働いてる店がどんな店か分かった人は何れだけいるだろうか?恐らくは殆どが分かっていると思う…そう私が働いてる店は日本の独自文化『メイド喫茶』だ。

 

いや何で物語の主人公である私がこんなメイド喫茶で働いてるかって?いやいや、私だって生きているし其れに私は他の作品の主人公達みたいな超人でも無いし、強い意志とイケメン精神何て持ってない唯の怖がりな凡人なのさ。

 

 

「って『プリン』ちゃんかぁ〜お嬢様かと思ったよ〜」

 

そんな事を言う彼女の名前は『みさき』。勿論本名では無い、其れに此処での私の名前だって『プリン』なんだから偽名さ。

 

「やっほーみさきと皆の衆私だ」

 

「プリンちゃんだ!」

 

「これで勝つる!」

 

「天使だ!」

 

「可愛いやったー!」

 

「俺に意味深な事をしてくれ!(診断してくれ!お願いします何でもします)」

 

「(ん?今何でもって言ったよね?)」

 

「(ファミチキ下さい)」

 

「(こいつら直接脳内に⁉︎)」

 

「(ファミチキは売り切れです)」

 

んっふっふっふ、相変わらず賑やかな場所だよ此処は。いやこういう場所は好きだけどね

 

「ってプリンちゃん凄い荷物だね!」

 

「そうでしょ〜いやちょっと買い過ぎちゃってね」

 

ふふーんと自慢そうに荷物をメイドの一人『かな』やご主人様達に見せながら、入り口手前にある戸を押しカウンターに入り其の儘奥の料理とかを作る裏方に行き、荷物を置きそして…服に手を掛け。

 

「プーリーンちゃーん♪着替え手伝いに来たよ♪」

 

「みっみさき⁉︎なっ何を⁉︎だっだめ!そこ触っちゃ駄目な奴‼︎」

 

おっと親愛でもない紳士諸君此処からはR18指定でもないが取り敢えず駄目だ、まぁアレだ紳士諸君が私がいる二次元に生まれてこなかった事を後悔するといい。

 

 

 

「はぁ〜…みさきの馬鹿…」

 

ご主人様の目の前で項垂れながら愚痴を吐く、と言うか誰だってさっきのは愚痴を吐きたくなるさ…

 

「はっはは…災難だったね」

 

そう乾いた笑みを浮かべながら言い、一口私が作ったオリジナルカクテルを飲むご主人様。おっと説明せねばなるまいオリジナルカクテルとはカクテルの事さ…んっ?良くわから無いって?

 

ちっちっち、オリジナルカクテルとは私達メイド達が作るレシピの無いカクテルだからオリジナルカクテルなのだ、因みに此れは私が作った奴さ。

 

「本当だよ…全くもう……職場なんだから自重してよ」

 

むすぅとしながら、ご主人様が私の為に頼んでくれた日本酒…北海道の地酒の一つ 北の錦をクッとお猪口に入っている分全部飲む

 

「そんなにいっきに飲んだら酔っちゃうよ?」

 

「まだ一杯だけだから大丈夫だよ〜其れに私が酒強いの知らなかったけ?」

 

「うぅ〜ごめんよ〜プリンちゃん〜もう酷い事しないから許して〜」

 

ご主人様とそんな話をしている時にうぇーんと泣き真似をしながら謝るみさきを尻目に徳利から新たに酒を注ぎ飲み干し、プイと無視をする。

 

「わぁーん!」

 

「我が盟友よ流石に可哀想だから許したらどうだ?」

 

そう隣の席から可愛らしい声が掛かる、ご主人様の隣にいるちんまい眼帯を付けた厨二病子の名前は『暁結衣』暗黒魔術の使い手で最強のうんぬんかんぬん…ようは頭の可笑しいロリっ子さ。

 

真面目に言えば、この子は私達シフォンのライバル店、狸小路2丁目の地下にあるメイド喫茶『まふまふ』で働いている厨二病メイドだ。

 

私の事を盟友と言う彼女はライバル店とか言っているけど、そのライバル店の常連だったりする子だ。因みにあぁ見えて私と同年だったりする。

 

「許したら許したで付け上がるから嫌」

 

「其れもそうだが…我が盟友よ、明日は私達三人で剣の世界に行くのだろ?なら許してやったらどうだ?」

 

「むぅ…」

 

確かに明日は何やかんやで全体感型ゲーム『ソードアート・オンライン』の発売日なんだ、しっかし凄いよね全体感型ゲームって言ってみればゲームの世界に入れるって事なのさ…厳密に言えば違うと思うけど大体合ってるはず。

 

確かに厨二病幼女の様に許すべきなんだろうけど……明日の楽しみの為に些細な事を水に流すべきだけど……いかせん、みさきもといガチレズは前科持ちだけど……また空になったお猪口にまた注ぎ、いっきに飲み干す。

 

それにしても美味しいなこの酒、やっぱり小林酒造の酒は美味しいな…また今度彼処でやる酒造祭り行かないと……んーアレだね話は元から変わってるけど、こう美味しい日本酒を飲んでると寿司が食べたくなってきたよ、分かるかい?ふふ…そうかい分からないかい、じゃあ一回試してみると良いよ日本酒と寿司は凄くあうよ!

 

「はぁ〜…分かったよ、飲み屋に付き合ってくれれば良いよ」

 

「わーい!付き合うよ!私一杯付き合うよ‼︎」

 

狭いカウンターの中で小さくピョンピョンと跳ねるのを見ながら

 

「キマシタワー!」

 

「可愛い!」

 

などと言ってはいるけど、そもそも私は同性愛者じゃないからそんな塔は立つワケが無い、でも…みさきが可愛いのは否定はしない。

 

「でっ何処で飲みに行くの?」

 

「『和華』」

 

直接みさきがカチンと硬直する、因みに和華と言うのはすすきのにある回らない寿司屋の事で、そこで出てくる寿司は時価なお陰で恐ろしい程高いがその代わり恐ろしい程美味しい寿司屋だったりするけど、そうそう其処で出るお酒も堪らなく美味しいの!……んーあんまり好きじゃないのかね?

 

「あっ彼処行くの?あの凄く高いお店?」

 

「駄目?」

 

「あぅ…駄目じゃないけど…」

 

「じゃあ行こうか♪」

 

ニコッと微笑んでやれば仕方無さそうにでも嬉しそうに頷く、そんなやり取りと言うかみさきが聞いた瞬間に硬直した和華に興味を示した厨二ロリが興味津々に聞いてくる。

 

「なぁ我が盟友とその従者よ、その奥ゆかしい名前の店は一体どんな店なんだ?我も行きたいぞ!」

 

好奇心旺盛なロリっ子は目をキラキラさせながら此方を見る、好奇心旺盛な子ほど対象が面倒いのって中々いないと思うの…えっ提供元?私だよ

 

まぁどうせ明日の話をするんだし良いか

 

「まぁ…良いよ」

 

「やった!流石盟友分かってる」

 

「ふっふっふ、当たり前じゃないか」

 

そう言いながら半分も残ってなかった酒を注ぎ全部飲む

 

カランカラン

 

ドアが開くと鳴る呼び鈴が鳴る、実際成子めいてる

 

まぁそう考えてると、何だが今風の男を見下しているOLが入ってくるつまり面倒なお嬢様が来たのだ、でもあくまでもメイドの立場である私達はそんなお嬢様でも笑顔でお迎えするのだ。

 

「「「「「いらっしゃいませお嬢様」」」」」

 

 

…?

 

「其処の厨二ロリ何さらっと混ざってんのさ?」

 

おわかりいただけただろうか?メイド喫茶では大事なご主人様とお嬢様に対する挨拶に在ろう事かこのロリは混ざって来たのだ…まぁだから何って話だけどさ。

 

「誰がロリだ!流石の盟友でも其れは怒るぞ!」

 

「取り敢えず…弁明をどうぞ」

 

「職場病だ許せ我が盟友」

 

「許さん」

 

「なん「さっさと席変わりなさいよ‼︎」だと?」

 

私とロリっ子のちょっとした喧嘩に割って入った怒鳴り声に私とロリっ子は声が聞こえた方を見る、そしてシフォン4人目のメイドで一番年下で新米ちゃん『ゆりん』だ、何でか知らないけど私や他のメイド達の事をお姉様と慕っている子…そんな子が私の方に来た。

 

「お姉様…」

 

「分かってるあの人でしょ」

 

「はい、今はみさきお姉様が対処してますが…」

 

 

「早くこんな男風情なんか追い出しなさいよ!」

 

「申し訳ございませんお嬢様…そんな事は出来ません」

 

「何でよ⁉︎アンタ達もこんな奴らなんかに媚びなくても良いのに!」

 

 

 

アレはもう駄目だ手遅れだ、腐ったミカンだあれゃ

 

ふぅ…説明しとかないとね、此処最近…10年前日本に約二千発もの空飛ぶ爆竹が盛大に煙をばら撒きに来たけど…其処に颯爽と現れた高価なワンマンアーミーは、知らない仲では無い世紀の大天災篠ノ之束が造ったゴテゴテなアイ○ンマン『インフィニット・ストラトス』通称 ISが空飛ぶ爆竹を全て破壊した。

 

そんなアイア○マン擬はたった1日で人類が歩んできた血のカーペットを塗り潰した、簡単に言えばナイトメ○フレームに手も足も出なかった日本見たいな感じだ…つまりはこのアイア○マン擬に現代兵器は手も足も出なかったという訳さ。

 

でもそんなアイア○マン擬にも欠点はあった、そう色んな兵器にも欠点はあるつまりアイア○マン擬にも欠点はあった馬鹿みたいな欠点があった。

 

女しか扱えない

 

余りにも馬鹿すぎて今でもセカンドチャンネルでは色々と馬鹿にされている、でっ其処に馬鹿な女…未だ彼処で騒いでいる女の様な奴が現れ炎上するのがテンプレ化している、最近ではどの板が早く炎上出来るかをチャレンジするISチキチキ炎上チャレンジがトレンドだったりする。

 

でっこんな馬鹿なアイア○マン擬が現れてから、変な差別主義が流行ってきた

 

名前を女尊男卑

 

騒いでいる女は其れに染まってしまった可哀想な人…元かもしれないけど。

 

はぁ…そんな訳で世の中元々世知辛いけど更に世知辛くなってきたよ、えっ?何処がって?

 

女尊男卑の人間は未だ良いさ、だけど私達の様な女尊男卑とは違う人間や女の子達が主になっている店には色々と辛いのさ…

 

「プリンお姉様?」

 

「盟友よ大丈夫か?」

 

おっと…じゃあ今回のプリンちゃんによる説明はお開きだね、こう君達と長く話している時は如何にもボンヤリと立っているのさ、だから中々使い所が難しいのよコレ

 

「んっ…ごめんよちょっとボンヤリしてた」

 

「大丈夫ですか?」

 

「大丈夫だよゆりん」

 

そうゆりんの頭を撫で煩いお嬢様の方に向かう何をするって?

 

「我が盟友よ」

 

ふっとロリっ子の方を向き親指を立てる

 

ちょっとしたお掃除さ

 

 

 

 

「失礼みさき、如何もお嬢様プリンです」

 

今迄1人白熱しながらメイド みさきに男を追い出せだの言って周りの客や流石のみさきもウンザリしていると、みさきの肩に手が乗りそっと優しく後ろに引かれ、其れと同じくみさきの前に1人の女性が現れる。

 

「あっ…」

 

プリンと名乗ったメイドが現れるや直ぐに文句を言おうとするが出来なかった。

 

「ウホッ…いい美人」

 

女の理不尽な命令に晒されていた肥満気味の男が呟き、女がその下品な言葉につい睨み付ける。

 

確かに美人…だけど美人という言葉で本当に其れで表現できるのか?いや…出来ない

 

女性にしては長身で羨ましい位のプロモーション、大きいが整っている胸、あの目で睨まれればさぞかし興奮するであろうキツめのつり目、桃色で後ろで三つ編みに編まれている髪の毛。

 

何れを取っても凄くて…やっぱり美人と言う言葉じゃあ表す事が出来ない…唯一表現出来るなら其れは…

 

「天使…」

 

「ふふっ…ありがとうございますお嬢様」

 

ニコリと微笑む彼女が眩しくて目が眩みそうになる

 

「お嬢様そう言えばご注文していませんよね?……その前にご主人様申し訳ございませんが彼方の席まで移動してもらえませんか?」

 

確かに何も注文はしていなかった…この隣の汚らしい男との口論で其れどころではなかった…がその男は天使の言葉でさっと移動して行った。

 

あぁ…何て話の分かる人なんだろう、さっきのメイドより遥かに話が分かる人だ、さっきまであの肥満気味の男が座っていた椅子に座るのもやっぱりアレだけど…取り敢えず座る。

 

「えっと…其れじゃあオススメってあるかしら」

 

「オススメですね?其れではメイドが作るカクテルは如何でしょうか?」

 

「メイドが作るカクテル?面白いわね…其れにするわ」

 

「ありがとうございます…お嬢様からご注文が入りました」

 

「「「「ありがとうございます」」」」

 

 

 

 

 

 

しばらくして、カクテルを作りに行き奥に入った天使が戻って来た手には彼女手作りのカクテルが入ったグラスが握られていた。

 

其れを私の前に置き微笑みながら

 

「お待たせしました、私特製のカクテルですお口に合えば良いんですが私余りこう言うの慣れてなくて」

 

そう恥ずかしそうに言ってはいるが取り敢えず、一口飲む

 

サッパリとした味で直ぐ口に広がっていった…美味しい……これの何処が慣れていないのだろう、もう一口飲む…やっぱり美味しい

 

「凄く…美味しかったわ」

 

其れを聞くと天使は凄く嬉しそうにしながら感謝の言葉を言ってくる

 

「ありがとうございます!ふふっ…そう言ってくれると凄く嬉しいです!……でもこんな空気の中飲むカクテルは本当に美味しいですか?」

 

「えっ?」

 

カクテルを飲む手が自然と止まる、こんな空気の中で?

 

「お嬢様は先程ご主人様と騒ぎになっていました、そして直ぐにお嬢様は私が作ったカクテルを飲んでくれました…お嬢様、他のご主人様方は皆お嬢様を嫌な人と認識して此処に居ます、そんな中で飲むカクテルは本当に美味しいでしょうか?」

 

そして私は俯いてしまう…天使の言う言葉は正論で私がやって来た事は違法行為だ…やってはいけない事で…そんな事を知らずに……私自身が私達こそ偉いと驕ってたが故にこんな空気にしてしまった。

 

「ゴメンなさい……お金は払うしもう来ないわ」

 

そう言いお金を出そうとするが、天使の手で遮られる

 

「一言…一言皆様に謝罪の言葉を言えば良いのです、そんな行為は本当に取り返しのつかない時にやるものです」

 

「………みな…さん…本当にゴメンなさい…私職場が女尊男卑に染まって…其れで私も染まちゃって…本当はこんな事駄目なのは分かってたけど……本当にゴメンなさい!」

 

ぺこりと涙を浮かべながら謝罪する女にその場に居た男達はまぁ仕方ないとばかりに許していった、恐らく又彼女は此処に来るのだろうからリピート客にも優しくしなくては駄目だ、勿論一度きりの客にもだ。

 

 

 

 

 

 

私が泣き出してしまったお嬢様を宥め、一通り落ち着いた所でロリっ子達の方に行く。

 

「いつ見ても美人モードのプリンちゃんは綺麗だね!結婚しよ!」

 

「同士暁よ判決は?」

 

「ギルティ」

 

ロリっ子の判決が下り、アホな事を言ったみさきの両肩を掴む。矢張りみさきの顔が瞬間湯沸かし器顔負けの速度で赤くなっていくが

 

「お断りだ」

 

「うわぁぁぁ⁉︎」

 

みさきは絶叫をあげながら活動停止する

 

あのお嬢様は何事か心配していたが、かなが心配しなくて良いと入ってくれてお嬢様はそのままかなと話を再開する。

 

あぁかなが誰か知りたいって?大分前にチラッと出てた子だよ

 

「それにしてもさっきは見事だったなナイチンゲールよ、あぁその酒は私の奢りだ」

 

「ありがとう気が利いてるね…全くその名前で呼ばないでよ」

 

ウンザリしながら酒を注ぎ飲む

 

ナイチンゲールと言うのは私の外見がfate/GOに出てくるナイチンゲールにそっくりだから、その名前で呼ばれたりする。

 

私はナイチンゲールじゃないからその名前で呼んで欲しくはないけどなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

おっと…そろそろ今回は此処までにしようか、流石に8話分を注ぎ込んだのはビックリしたよ。

 

さてさて…次回から本格的に話が進むかもね、其れじゃあ親愛でもない読者諸君、私は君達が来る事を楽みにしているよ。

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