「ようこそ私の世界へ」
始まりの街上空に浮かぶ赤色のローブだけの物体が言葉を発する…恐らくGM権限を持つ人間が出現させたんだろう…其れにしては妙な違和感を感じる、そもそも何故このGM権限を持つ人間はローブだけを出現させたんだろう…余りの自体に慌ててローブだけでも出現させたのだろうか?
其れにしては先の私の世界と言う言葉の意味が分からなくなる、そもそもコイツは一体誰なんだ?
「混乱しているかもしれないが名乗ろう、私の名前は茅場晶彦だ」
その瞬間この場に居た殆どのプレイヤーが一層ざわめいた、茅場晶彦…量子物理学者であり天才的ゲームデザイナーとして知られ、そしてこのゲーム ソードアート・オンラインの開発者!
「君達は混乱しているかも知れない、何故ログアウトが出来ないのかと……此れはこのソードアート・オンライン…SAO本来の仕様だからだ」
「は?」
何を言っている?此れがSAO本来の仕様?何を巫山戯ているんだ…こんな運営のミスのよう事を…
「くりかえす。不具合ではなく、SAO本来の仕様である」
そして繰り返す様に言った言葉に誰かが言う
「むちゃくちゃだろぅ、なんなんだよっ」
そう無茶苦茶だこんなの…
「諸君らの解放される条件はただ一つ、ゲームをクリアーすれば良いこの第100層まであるアインクラッドを攻略すればいい」
ゲームをクリアーすればいい?この100層まである浮遊城アインクラッドを?
「其れこそ無茶苦茶じゃない‼︎ベーターの時に攻略されたのがたったの10層迄なのに……こんなの………クリアー何てできる訳ないじゃない‼︎」
つい…そんな事を口から発していた、そうベーター版の時は第10層迄しか攻略されていなかった…ベーター版に居たプレイヤーは皆かなりのプレイヤースキルがあった筈にも関わらずだ…
私が言った言葉に続き他のプレイヤー達が声を発する、隣を見ればアスナちゃんが下を向きながら何かブツブツと言っていた。
「そして…このSAO内で死亡即ちHPが全損した場合…」
茅場晶彦が一拍置く嫌な予感がする…アイツに喋らせちゃ駄目だ!何かが良くない事が起きる喋らせるな!喋らせるな!喋るな!喋るな!
「それ以上喋るナァァアアア!!」
「諸君らが装着しているナーヴギアから高出力のマイクロ波が発せられ脳が破壊される…つまりSAO内で死亡すれば現実世界でも死ぬ事になる、此れは外部から強制的にナーヴギアを外した場合にも起こる…先程不幸にも200名程のプレイヤーが死亡した」
そう淡々と言いながら、空中に現実世界のニュースを出現させ私達に見せた
其れから……私は頭が真っ白になり……………
「そして此れは私からの贈り物だ、アイテム欄を確認してくれたまえ」
……………
「以上でソードアート・オンラインの正式チュートリアルを終了する、諸君らの検討を祈る」