田中の力で!   作:田中!

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原作の時期にまだ突入して居ないです。
多分読まなくても全然問題ないです。


第一話の前!

突然だが、世の中には沢山の田中がいる。

医者の田中。格闘家の田中。政治家の田中。社長の田中。ニートの田中。

世の中にある様々な田中の力を(勝手に)微量とはいえ、集めていくと、とんでもない大きさの力となる。

それを、ただの少年が個性の力"だけ"で制御し、自分のものに出来るであろうか?

答えは"否"である。

(一応)本作の主人公(のつもり)である田中カナタは個性が発現したと同時に危篤状態に陥った。

個性を初めて発現させるのはほぼ決まって4歳になるまで。

それだけ幼い時は個性の力そのものも弱い。そのためおおよその人は制御に苦労はするものの、自傷することはない。

当然、それは、田中カナタにも当てはまる。齢3歳で全国の田中さんの力を受け入れることは出来ない。

だが、少年には近くに田中が居すぎた。

当たり前だが、田中カナタの親戚はだいたいが田中である。

そして、田中家は祖父 祖母 父 母 ここに田中カナタも合わせて、3世代に渡って住んで居た。

そして、近所には叔父の田中一家。また、直接の親戚関係はないが、苗字は田中である家庭の数も少なくなかった。

これだけの人達の力が微量ずつとはいえ、僅か3歳の少年に集まった。

許容量を超えたのである。

幸いにして、近くに優秀な医者が居て、尚且つ個性を消せるヒーロー、イレイザーヘッドなどの助けもあり、死に至ることは無かった。

だが、父や母、祖父母など、近くに田中が居ると、まだ"器"が出来ていない彼をひょっとすると殺してしまうかもしれない。

両親にとっては苦渋の決断であっただろう。

彼らは息子を遠く、田中が居ないであろう人里の離れた場所にいる知人に預けたのだ。

そして、その知人に息子に個性を扱える器を作ってくれともお願いした。

それは上手くハマったと言える。

小学校卒業する頃には四国全域の力を一時の間だけではあるが、受け止められ、また、自身に注ぎ込まれる田中の力をいくつか遮断し、御しきれる量に減少させる事も出来るようになった。

 

そして、時は田中カナタが中学校に入学する位の年。

 

(ここが、俺の本当の両親の家なんだよな…)

凡骨な少年は育ての親の元を離れ、産みの親の元へと帰ってきた。

「ねぇ、母さんは母さんなんだよね?でもここに居るのもある意味母さん何でしょ…?俺はこれから、どっちを母さんと呼べばいいの?」

「そうだな…私にはわからん。あの家に居るのも母だ。てか、血縁関係を見ればあの家にいる者こそが母だ。だが、私もお前に対しては本当の息子のように接してきたつもりだ。私は旦那は居ないし、なんなら処女だ。けれども、お前を一時とは言え、預かり、育てると決めた時から私は、お前の…カナタの母になった。だから…私にはわからん…と言うよりもカナタの"本当の母"を決めるのが嫌なだけかも知れんがな。

まあ、あえて言うなら"お前の好きにしろ"だな」

「!!

だったら、俺はあの家の人を母さんとは呼べない…

俺にとって母さんは母さんだけだから…」

「…私にとっては凄く嬉しい話だが…一応、あの家はお前のことを真に考えてやった。苦渋の決断であったと思うぞ?」

「だけど…!だったらどうして会いにきてくれなかったの!

それに、他にも方法があったんじゃないの!?

田中がダメなら、離婚でもして旧姓に戻って世話をするとかさぁ!?

それに、何で今話すんだよ!いや、話すのは全然いい!

だけど、何で"こっち"に住まないといけないの!?俺、もっと地元の友達と一緒に居たいのに!」

「声を荒げるな。ここ公道。それに、向こうの家の両親は両方とも旧姓は田中だ。お前の言った事は無理。」

「え、まじ?」

「ほれ、もう着いたぞ。話はまず向こうに着いてからだ。

カナタお前が呼び鈴を押せ。」

「お、おう…」

 

ピンポーン

 

呼び鈴を鳴らしたら直ぐに中から人が二人出てくる。言わずと知れた田中カナタの"血縁状の親"である。

「よく来た!そしてお帰り!カナタ!」

満面の笑みで出迎える二人に対して、

こんにちは(・・・・・)、そして初めまして(・・・・・)

カナタの挨拶は非常に冷たい物だった。

 

 




こんなん書きたなかったんです…
ただ、適当に書いてたらこうなってしまって…
早く田中の個性でアホな事したい…
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