四葉のリリカルでマジカルな魔法少女   作:神無月 雪華

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プロローグ 〜転生したの〜
プロローグなの!


 

その日も、いつものようにリリカルなのはのグッズを集めるためにショップに赴き、なのはさんのフィギアをみつけホクホクで帰ろうとした時、視界が暗転。

 

気がつくと赤ん坊になっていました。

 

……いや、ふざけている訳じゃないんですよ。

マジなんですよ。

よくネット小説で見る転生って奴でしょうか。

そう思うとテンションが上がるね!

さぁ、この世界はどんな未知の世界なのか!

 

そう思っていると扉が開く音がした。

もう耳聞こえてるのね。

 

「あらあら、なのはさんはもう起きていたのね」

 

なのはさん!?

どこどこ!何処にいるの!

ここリリカルなのはの世界なの!?

イヤっふぅぅぅぅぅぅぅ!!

 

しかし、そんな事は無かったぜ!

何故なら目の前に現れた女性は、魔法科高校の劣等生のキャラの四葉深夜様だったからね!

ここ魔法科高校の劣等生の世界かよぉぉぉぉ!

さよなら未知の世界!

こんにちは僅かに既知の世界!

魔法科高校の劣等生とかアニメ全話と小説を9巻あたりまでしか読んでないよ!

これなら、リリカルなのはにつぎ込んだ分の一部で買っておくんだったぜ。

 

と言うか?

これ、私四葉でね?

ウェーイ!

やばいなんか急激に眠くなってきた。

テンション上げすぎたせいか、この赤ん坊の身体が着いてこれない!

 

思考がまとまらなくなり、私は睡魔に負けた。

 

 

 

 

 

四葉深夜は自分の前で静かに寝息を立てる双子(・・)の赤ん坊を見る。

男の子の赤ん坊は普通であった、しかし、女の子の赤ん坊はその目に知性を見せていた様な気がしたのだ。

その事が少し気になったが、気の所為と思い、双子の赤ん坊に優しくほほ笑みかける。

その顔は、紛れも無く母親が子供に向ける愛情であった。

 

 

この時はまだ誰も知らなかった。

目の前に眠る女の子がどれほど異常であったかを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世界で生を受けてから数年が経過した。

なのでわかったことを話そう。

まず、私の名前。

私の名前は四葉なのは。

あのなのはさんと同じ名前という事を知り、私もなのはさんのようになるんだ、と決意した。

そして、双子の弟として、達也、妹に深雪がいる。

達也は既に激情の欠落をされているが、それでもお母様も叔母様も、達也に愛情を注いでいた。

と言っても、達也も理解しているが、四葉家のなかでは極僅か、数人しかその事を知らない。

なぜなら、達也は四葉家の魔法師としては底辺に位置するからである。

なので、他の誰かがいるときはお母様も叔母様も、達也にきつく当たる。

まぁ、その後に甘やかすのだが。

深雪は達也を毛嫌いしている節がある。

沖縄戦までは心開かなそう(確信)。

 

そして、私は……

 

〘では、マスター。アクセルシューターの運用方法の訓練を始めます〙

「うん、よろしくね」

 

自分の手に持つインテリジェントデバイス――シーカーと、魔法の特訓をしていた。

 

 

 

 

事は半年前。

私が四葉家の森を探索していた際のこと。

探索していたと言うのは違うか、四葉家から逃げ出した時、の方が正しい。

私も魔法の才能が達也よりはあるが、普通の魔法師に比べてかなり低い事が分かり、しかも最初は魔法が使えて期待された分だけ達也より強く四葉の使用人達から貶されていた。

魔法が使えなくても良かった。

達也が苦しい思いをするよりも、お姉ちゃんである私が貶されている方が良い。

そう思っていたのに、ある時急に怖くなった。

お母様と叔母様は私や達也に愛情を注いでくれている。

でも、それは本当なのだろうか?

偽りの愛情ではないか?

そう思うと急に体が震え出した。

そんな時、お母様と叔母様が私に笑いかけてくれた。

その笑みがどこか偽物のように感じてしまった私は、悲鳴をあげて四葉家から飛び出した。

 

そして気がつくと森の中にいた。

帰るのが怖くなった。

本当に愛情を注いでくれていたとしたら、私はお母様と叔母様に酷いことをしたのではないか、と思ったから。

森の中でうずくまっていると、ガサガサ、と草木が揺れる音がした。

 

「う〜ん。魔力反応はこの辺だよね、フェイトちゃん」

「そうだね、なのは。早く見つけないと大変なことになる。この世界の魔法と私達魔導士のリンカーコアの魔力は馴染ませないと酷いことになるから」

 

その声を、聞いた時、私は夢でも見ているんじゃないかと思った。

だって、その声は……。

 

その声の主達が姿を現す。

その声の主を、その人達を私は知っている。

その人達は……。

 

高町なのはさんと、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンさんだったのだから。

 

「あ!良かった、見つけた」

 

なのはさんとフェイトさんは私を見ると安堵したかのような表情を浮かべ、私に駆け寄ってくる。

 

「貴方、転生者、ですね?」

「……え?」

 

私は何が何だかわからなかった。

なんで、この世界になのはさんとフェイトさんが居るのか。

どうして私が転生者であると知っているのか。

 

混乱する私に、なのはさんとフェイトさんは丁寧に説明をしてくれた。

 

「私は時空管理局、戦技教導隊所属、高町なのは一等空尉」

「私は執務官の、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンです」

「私達はあるロストロギアを入手し逃亡した違法渡航者グループの追跡をしていたの。その際にその違法渡航者グループの乗っていた次元船が事故により大破、ロストロギアはある一つの次元に落ちてしまった」

「そのロストロギアには死んだ人間の魂を他の世界に転生させる、という効果があったの」

「それが、偶然私の元に落ちてきて、何らかの理由で私が死んで、ここの世界に転生した、という事ですか?」

 

そうそう、と若干苦笑い気味でなのはさんとフェイトさんは笑う。

 

「本来なら、それだけで特に問題は無いというのは失礼だけど、それで良かったんだよ」

「転生した場所で普通に生きていれるなら」

「でも、問題があった」

 

私の言葉にお二人は頷く。

 

「この世界にはリンカーコアを持つ者が居ないの」

「でも、転生者である貴方は原因は分からないけどリンカーコアを持っていた。そして、この世界の魔法と私達の使う魔法とでは使うものが違うから、リンカーコアの制御が出来ないでこの世界の魔法を使うと反発を起こすし、肉体にも悪影響を与える」

「だから、それを無くすために私達は貴方にインテリジェントデバイスを届けに来たの。インテリジェントデバイスが何なのか、は説明いる?私達のこともアニメ、とかの知識で知ってるんでしょ?」

 

!!

 

「あなたのいた地球は、私と生まれ故郷の地球とは別の並行世界と呼ばれる世界。そこでは、私たちがアニメのキャラクターとしている、んでしょ?」

「……はい、そうです」

「流石に驚いたよ。まぁ、あの世界にはもう行けないんだけどね」

「……え?」

 

今、なんて言ったの?

もう行けない?

 

「貴女の居た地球は次元で繋がっていない孤立した世界なの。だから、その世界に行けたのも偶然次元のヒビ割れで繋がっただけで、その次元のヒビ割れももう修復してしまったの」

「この世界だと、私たちも魔法を使えないからコレを渡したらもう行かなきゃいけないんだ」

「あ、名前を聞いてなかったね。なんて名前なの?」

 

色々なことを言われているから脳がパンクしかけているけど、何とか自分の名前をいう。

 

「四葉……四葉なのは、です」

 

なのはさんとフェイトさんは驚いた顔をした後に笑う。

 

「なら、なのはちゃんだね。嫌?」

「いえ、なのはさんに呼んでいただけるだけで光栄です!」

「なら、はい。レイジングハートの姉妹機で、管理局の技術者が作ったはいいけど作った本人が『やべぇ、ある種のロストロギアじゃね?』って言ったインテリジェントデバイスだよ」

 

そう言ってなのはさんは、私の掌にレイジングハートそっくりの透明なネックレスを付けたデバイスを渡してくれる。

 

「そんな大層なもの、いいんですか?」

「というか、偶然で出来たはいいけど使うのがこの世界のサイオンとかとリンカーコアの魔力の二種混合な所為で使えないんだ」

「なのはちゃん専用機、という所かな」

 

その優しい笑顔を見て、私はお母様と叔母様の笑顔を思い出して泣きそうになった。

あの笑顔は本物だって気がつけたから。

 

「あの!頑張れば、私は、なのはさんみたいに……」

「何かな?」

 

なのはさんとフェイトさんは優しくほほ笑みかけてくれる。

 

「なのはさん達みたいに、大切な人を守れるほど強く、なれますか?」

 

私も、この人達みたいに優しく、誰かを救える人になりたい。

この手に力があろうが、なかろうが。

 

「なれるよ、私やなのはが保証する。だってなのはちゃんの目は誰かを助けようとするなのはそっくりだから」

「え、そう?自覚無いなぁ」

「なのはは他人に対しては鋭くても自分の事は鈍感だから」

「フェイトちゃんに言われたくないですー」

 

なのはさんとフェイトさんは二人で笑い合っている。

言われた言葉が、嬉しくて、私は涙を流していた。

 

「そろそろ、行かないと。なのはちゃん。貴女の願いは、貴女が諦めない心を持っているなら、絶対叶うよ。先輩の私が応援する」

「頑張ってね、なのはちゃん」

「なのはさん、フェイトさん。はい!頑張ります!」

 

なのはさん達は私の頭を優しく撫でてからどこかに向かい出す。

 

「あ、最後に、家族は大切に、ね?」

「はい!」

 

 

 

 

あの後、家に帰ったらお母様と叔母様が凄い慌ててたんだよな。

その後、私が魔法を使えようが使えなからろうが私の子達だ、ってお母様が達也と一緒に抱き締めてくれて。

 

深雪は陰で膨れてて。

 

そうして、今、レイジングハートの姉妹機であり私が私の理想を探し続けるという意味を込めて名前をつけたデバイス――シーカーと特訓をしている。

 

こやつ人格はレイジングハートさんに近くてしかも、私のイメージできるデバイスなら何にでも形を取れるという壊れ性能。

しかも音声も変化可能とかいう。

私は魔法少女リリカルなのはの作品で使われた魔法ならなんでも使えるとかいうイカれた魔法を使える。

まぁ、今は、レイジングハートしか使えないんですけどね。

 

しかも、アクセルシューター以外の砲撃魔法は広域結界使わないと(被害出て)いけないからめっちゃ疲れる。

 

しかし、私もなのはさん達見たく人を、大切な人を守りたいから。

この力を、魔法の力を、鍛える。

この思いを届けるために。

届かせる為に。

 

 

 

 

 

 




拙い文章ですが楽しんでいただけたのなら幸いです。
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