取り敢えず、ここの話を軸にどんどん入れてこうと思います。
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無限に広がる宇宙。光り輝く12個の珠。その中には無限の大宇宙が広がっていた。
その中の一つ。第七宇宙の中にある一つの星にて___。
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「〜んん…ふわぁ…」
数多くの砂時計が浮かび上がる空間の中で、白い着物を着ながら横になっていた影が、起き上がった。
「まったく…朝から張り切ってるなぁ」
そう言いながら目を覚ましたのは、顔が猫のような亜人。明らかに人ではない事が分かるだろう。
そんな亜人は目を覚ますと、音の響く方向へと歩いて行った。
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「おいウイス!またこんな時間から修行か〜?」
「おや」
外に出た亜人が声を上げると、空中にて動き回っていた男が突然と動きを止めて降りてくる。
「お目覚めになられましたか『ビルス様』」
「お目覚めじゃない。全く眠れなかったんだよ」
ビルスと呼ばれた亜人は猫のように額を腕で拭う。
このビルスと呼ばれる男は、この第七宇宙に無数に存在する神々の中でも頂点に君臨し、破壊を司る『破壊神』なのだ。
そんなビルスは自身の付き人である『ウイス』へと目を向ける。
「『アイツ』が来てから何年だい?このところず〜っと7時間しか眠れてないよ!」
「おや、健康的では有りませんか?この前みたいに150年もグ〜タラしていた時よりもだいぶマシになったんじゃありませんか?」
「うるさいぞ!!そもそも僕を一般人と同じ目で見るな!!!」
「オッホッホッホ!」
そんな軽く談笑する中、ビルスは再び話題を変える。
「んで?『アイツ』は?」
「素晴らしいですよ。もうそろそろ『身勝手の極意』を習得させても良い頃かと」
「そうか」
その言葉にビルスは笑みを浮かべる。
その時であった。
「師匠〜!!!」
突如として空から子供のような軽快な声が聞こえてくる。
その瞬間
「おはようのキックッ!!!!」
「ぐべらぁ!?」
空中から小柄な少年が飛来すると共に、ビルスの頬へと蹴りを入れると、その身体を吹き飛ばした。
「おやおや。今日はざっと130メートル。記録更新ですね『ゼノ』さん」
「やった!」
ウイスのその言葉に、道着を纏ったその少年は子供のような無邪気な笑みを浮かべながら飛び上がった。
すると、吹き飛ばされたビルスは瓦礫を掻き分けながら立ち上がる。
「何すんだバカ弟子ッ!!!」
「いや、挨拶ですけど」
「こんなのが挨拶な訳あるか!!!破壊するぞ!!!」
「え〜。せっかく予約2年待ちで苦労して手に入れた超高級スイーツがあるのに」
「…スイーツ?」
その言葉にビルスは雰囲気を一変させる。
「…まぁ誰にでもミスはある。次からは気をつけろ」
「相変わらずチョロイですね師匠」
「うるさい!おいウイス!朝ごはんにするぞ!」
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その後、3名は聳え立つ城『ビルス城』に戻り、現在は食事をしていた。
「ところでゼノ。君、ここに来て何年だい?」
「ざっと、3と2ヶ月だと思います」
「となると、君はもう12歳か。早いもんだねぇ」
そう言い、ビルスはウイスがカットした肉を一切れ掴み口の中に入れて飲み込むと、突然と切り出した。
「君、そろそろ地球に戻ってみないかい?」
「え?」
その言葉にゼノは首を傾げる。
「突然ですね」
「君もそろそろ自分の星が恋しくなったんじゃないかと思ってね。それと、最近の地球じゃ何やら『悪魔』だの『堕天使』だの妙な連中が動き回ってると聞くから、今度、地球の調査もかねてどうかなと思ったんだけど?」
「ふむふむ…」
その提案に対して、ゼノは頷いた。
「行きます。久しぶりに故郷の星も見たいので!」
「よっしゃ!」
ゼノの答えにビルスも頷くと、ウイスへと高らかと声を上げる。
「行くぞウイス!久しぶりの地球観光だ〜!!!」
いま、宇宙の中で一番環境が整った美しい地球に破壊神達が降り立つのであった。