ハイスクールD×D 破壊を司る神の弟子   作:狂骨

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銀河神の力

「…………あれ?止まってない……?」

俺はビルス様との会談の途中にギャスパーの力の気配を感じた。いつもの止められたような感覚がないから俺は気になった。見ると魔王様達を含める全員が動けていた。

 

「お?気がついたか兵藤一誠」

「あ…えぇと何が……どうなってんだ…?」

俺はあやふやながらにアザゼルに状況を聞いてみた。

 

「時間が止まったんだよ。お前んとこのハーフヴァンパイアの小僧の神器でな。ほれ」

アザゼルは窓の外を指した。見ると数千はくだらないほどの悪魔と堕天使と天使の兵士たちが次々と倒されていた。

 

 

 

「おや?一瞬のうちに随分と賑やかになってるじゃない。これって僕の歓迎パーティーか何かかな?」

「残念ながら違いますなぁビルス様。歓迎どころかこれはもうお別れパーティーですよ。まぁ言うなればテロですかな。いつの時代も、平和を嫌う奴らがこうして反乱を企てて邪魔してくるんですよ」

 

ズドンッッ!!!!

アザゼルがビルス様に説明した瞬間に、外からはとてつもない程の衝撃音が鳴り響いて来た。

 

「……というか皆動けるんですよね……?」

俺は疑問に思ったことを近くにいた部長に聞いてみた。

「そ……そうね。ギャスパーの神器だとお兄様やビルス様達では無理だけど私達なら止められてるわ…なのに何故…」

 

 

「私が結界を張ったんですよ」

「「「「「!?」」」」」

俺たちの疑問にビルス様の付き人である『ウイス』という人が答えた。

 

「時間が止まる寸前に力の波を感じ取ったのでそれがくる前に瞬時に校舎全てを結界で覆ったんです」

俺は驚いた!まさか…神器が発動してから結界を張れるなんて……どんだけ速いんだよ…!?

 

「……神器の力が伝わる前にバリアとは…これはこれは驚かされますなぁ…」

アザゼルも冷や汗を流してる…サーゼクス様やミカエル様にとってはもう何も言えない状態だった。

 

……あれ?

 

俺は確認のためもう一度 室内を見回した。ゼノがいなくなっていたのだ。

 

部長や皆も気づいて周りを見て探していると

 

 

 

バタンッ!!

 

「よっと」

 

突然 後ろの出口が乱暴に開かれた。振り向くとそこにはゼノがいた!

 

「あなた今までどこに行ってたの!?」

部長はゼノに聞いた。というかよく見るとゼノは何かを担いでいた。それはギャスパーと小猫ちゃんだった!

「ふえ〜……目が回ります〜……」

「先輩……そろそろ下ろしてください」

 

「ギャスパーに小猫…まさかあなた旧校舎に!?」

「あぁ。コイツの力が感じたから何かあったのかと思って瞬間移動してきたんだよ。そしたらギャスパーは椅子に縛られてるわ 小猫は壁に縛り付けられてるわ、その上 ローブ被ってる奴らがギャーギャーギャーギャーうるさかったから取り敢えず全員粉々にしてきてやったよ」

 

ゾク…!

 

その言葉と同時に俺たちの背筋に寒気が通った。…!見るとゼノの手や服には僅かながらの鮮血が付着していたのだ。てことはそこにいた奴らは全員…………

 

「ま…まぁ何はともあれ…ギャスパー君と小猫君を救え出せた。あとはこの状況だが…」

「外にいる奴らか?だったら俺が掃除してきてやるよ」

そういうとゼノは朱乃さんに小猫ちゃんとギャスパーを預けると消えた!

 

「ま…まさか!」

俺たちは急いで窓の方を見た。そこには何千もの敵に囲まれているゼノの姿が映ったのだ!

 

「よ…よりにもよってあんなとこに!?」

「なんてことを!」

「ゼノ君!助けなければ!」

「私達も行きますよ!」

「「「「はい!会長!!」」」」

部長や朱乃さんや俺や会長の眷属はゼノを助けるべく外へと向かおうとした時、

 

 

スッ……

 

「手は出さないほうがよろしいですよ。逆に貴方達が巻き添えを食らうだけです」

ウイスさんが手を出して俺たちを制止した。

 

「で…でもこのままじゃゼノが危ないじゃないですか!?」

俺がそういった時、小猫ちゃんに袖を引かれた。

「行かないほうがいいです…」

「小猫ちゃんもどうして!?」

 

見ると小猫ちゃんの身体が少しばかりか震えていた。何があったんだ…!?

 

「取り敢えず落ち着きなさい。先程のこともかけて教えます。ゼノさんのことを」

俺たちが動きを止めるとウイスさんは窓からゼノを見ながら喋り出した。

 

 

「黒崎ゼノ……身長は140程で体重は50か45程…外見からして幼い容姿ですが…………まずはその戦闘能力からですね」

 

ーーーーーーー

ーーーー

ーー

 

一方外では、ゼノは軽く千は超える魔法使い達に囲まれていた。その一人一人の魔力は一介の悪魔とは比にならないものだった。

 

「さて、テロというと首謀者がいるってことか…まずはテキトーにやって待っとくか…」

 

ゼノはポケットから手を取り出す。

 

すると相手も戦闘態勢と受け取ったのか周りとは異なった服を着た男が叫んだ。

「打てぇぇぇッ!!!」

一人の魔法使いの合図と共に周りの魔法使い達の一斉魔力攻撃がゼノへと放たれた。

 

だが

 

その魔力攻撃はゼノの身体を避けていったのだ。

 

旧校舎

 

「な!?」

イッセーや皆は驚いた。

「なんだあれは?全ての魔力攻撃が当たる直前に消えているぞ。何をしているんだ?」

ヴァーリは不思議のあまりウイスに聞いた。

するとウイスは説明した。

 

「ゼノさんの最も特徴的な点といえば、その小柄な身体に宿る膨大な気の量です。ちなみに気とは体に流れているエネルギーの比喩。その小柄ながらに宿る気の量はビルス様はもちろん、全王様でさえも驚くほどです。戦闘時はその膨大な気が外に漏れ出し高圧なバリアとなるのです。あの程度の攻撃ではゼノさんにかすり傷どころか攻撃を当てることもできませんよ」

その説明に匙やイッセーは口を開けて驚いていた。他の皆も同じだ。サーゼクスやアザゼルでも防ぐのがやっとだろう。

 

「す…すげぇ…」

「気の圧力のバリアって……」

 

 

「ですが、それだけではありませんよ」

「「え?」」

「見てごらんなさい」

ウイスが指した方向を見るとゼノは魔力攻撃を受けているなか、手を上にあげた。

 

「どんなに壊れてもウイスさんが直してくれるからな。派手にやらせてもらうぞ」

 

「な…何をする気だ…!?」

「お前ら程度ならどんな手を使っても簡単にやれるからな。どうせなら花火は派手な方がいいだろ?」

 

ババババババババババババババババババババババンッ!!!!!!!!

 

そう言うとゼノは上空に向けて大量の気弾を放った。その気弾は空の彼方へ向かい、サーゼクス達の貼った結界を次々に破っていった。いまは上側が丸出しの状態だ。

「結界が!」

「ミカエル!すぐに修復を!」

「はい!」

ミカエルとサーゼクスは慌てて結界を貼り直した。

 

一方 自分たちでなく上空へと攻撃を放ったゼノに魔法使い達は理解できずにいた。

「なんだ?今のは、まさか気でも狂ったのか?」

「ハッハッハッ!自ら結界を壊すとはイカれるにも程がある!」

次々と馬鹿にする声が出る中、ゼノは口を三日月のように開かせ笑みを浮かべた。

 

その時、

 

 

「ははは………ん?

 

一人の魔法使いの場所が影に覆われた。その魔法使いはなんだろうと思い上を見上げた。

 

そこには、

 

 

ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

 

炎を纏った謎の物体がサーゼクスとミカエルの張った結界を突き破り高速で迫ってきていたのだった!

 

「りゅ…流星だぁぁぁぁぁぁ!!!!!??」

「ぼ…防御陣をはれ!!!早く!」

 

ドォオンッ!!!

 

「「「ぐぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」」

その物体は上級の魔法使い達が一斉に生み出した防御陣を突き破り魔法使い達へと襲いかかった。その物体の餌食となった魔法使い達はその爆炎に飲み込まれ絶命していった。

 

だが、これで終わりではなかった。

落下地点から少し離れた場所に立っていた魔法使いは上を見上げた。

 

その瞬間、その魔法使いの顔は絶望に染まった。

 

ヒュゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!

ヒュゥゥゥゥゥゥゥ!! ヒュゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!

ヒュゥゥゥゥゥゥゥ!!!!

 

なぜなら先程の上級魔法使いを葬った流星が豪雨のように降り注いでくるからだ…!!

 

 

「ヒッ…!?に…逃げろぉぉぉ!!!!」

「流星群だぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

魔法使いはすぐに魔法陣の展開を中止し、逃走した。だが、もう手遅れである。

 

逃げるものを追いかけるように、その場にゼノの気弾の雨が降り注いだ。

 

 

 

 

 

“神の流星群 『GOD METEOR SHOWER』”

 

 

ドドドドドドドドドドドドドドッッ!!!!!!!!!!!!

 

 

「グハァァァァァァァァ!!!!!!」

「ヒッ…!!!た…助け……ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

「ひ…ひぇぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

 

無数に降りそそぐその流星群は敵を一人たりとも逃さず全てを炎で飲み込んだ。

ゼノを包囲していた魔法使いの軍はたった一つの技で一人残らず消滅させられたのだ。

 

だが、敵の勢力は衰える事は無かった。

 

上に展開されている魔法陣から 再び無数の魔法使い達が姿を現した。

 

「ハッ!日頃のストレス発散に丁度いいな」

 

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

 

「す…すげぇ…」

 

今まで見たことがないゼノの力にイッセー達はもちろん、サーゼクス達やヴァーリも驚いていた。

 

「こりゃやべぇな…上級の魔法使い共がゴミのようじゃねぇか……」

「これでもまだ通常攻撃に過ぎません。それにゼノさんはあれでも力の5分の4を封印されているんですよ?」

「な…!?」

「あんだけ強いのにまだ5分の1しか出してないんですか!?」

イッセーや皆はさらに口を開けて驚いていた。あれ程の攻撃が通常攻撃に過ぎず、その上力を5分の4封印していたとなると相当なものだ。

「それともう一つ……その強大な力に加え、ゼノさんは他の星でも 武力が要の政府の弾圧、そして独裁者の征伐、さらに宇宙の脅威となる怪物や超戦士の討伐等 数々の功績を出しております。お陰で近年まで最下位に近かった第七宇宙の人間レベルが一気に3位へと上がったのです。その功績が全王様に認められ、ゼノさんは『銀河神』と言う名の神格を授かったのです。

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「え………?」」」」」」」

 

その瞬間、皆は硬直した。

 

「あ…あの…もう一度聞いてよろしいでしょうか…?」

皆を代表にしてサーゼクスが聞いた。

 

「ですから、ゼノさんは数々の功績が認められ『銀河神』という神になったのです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「え……ええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!???????」」」」」」」

「「ガボボボ……」」

会議室どころか駒王学園中に皆の叫びが響き渡った。ギャスパーとアーシアに限っては泡を吹いて気絶していた。

 

「やはり聞いてなかったようですね。通りでおかしいと思ったんですよ」

「まぁいいよウイス。アイツの性格上 言うのが面倒かったんだろうよ」

ウイスは溜息をつくとしばらく黙っていたビルスが皆を睨んだ。

 

「そういう訳だ。君たち、今の説明で分かっただろ?ゼノはこの宇宙で僕らとほぼ同等といってもいい高位の神だ。君達とは立場が全く違う。今後はゼノに敬意を払う事だ。特にそこの君…?」

するとビルスはイッセーに指をさした。

「お…俺ですか…?」

「そうだ。君はさっきガッツリとゼノを呼び捨てにしていたな?今回は見逃すけど次あんなタメ口を使ったりしたら……『破壊』しちゃうからね…?」

ビルスの礼儀をわきまえないイッセーに対して忠告するとイッセーはすぐさま直立に立ち返事をする。

「は…はい!わ…分かりました!」

ビルスのドスを効かせた注意に本来なら魔王でも気絶する程の威圧を日頃のゼノと共にいる事から、多少は克服しているため、気絶はしなかった。

「分かればよろしい」

「ふ…ふぅ……(こ……こ…こ…こぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!言われただけで今まで以上の恐怖を感じたよ!!??ドライグなんてもう号泣してんじゃねぇか!!)」

 

 

「ハァ…ハァ…ハァ…(おいアルビオン…俺は今これまでにない程の幸せに感じているんだが…)

(やめろ気持ち悪い!ここまで来ると流石に呆れるわ!!!何回も言うがあの銀河神とやらには絶対に手を出すな!!いくら神同等の実力を誇る我らニ天龍とて力の差は天と地いやそれ以上の差があるのだぞ!)

(そんなことは知っている。だが…一度だけでも戦ってみたいんだ。宇宙の神とな…!)

 

この時、アルビオンはこう思った。

 

 

 

“過去一番最悪な奴に宿ってしまった!!”

 

 

 

 

その時

 

会議室の隅に謎の魔法陣が現れた。

 

「くっ…まさかこんなタイミングで…!」

サーゼクスがそう言うと同時にその魔法陣から、露出度の高い衣装を着た女性が現れた。それを見た瞬間ビルスは『オェ』と少しえづいた。

 

「御機嫌よう。現魔王サーゼクス殿 セラフォルー殿!」

 

「誰だい?そいつは」

「先代魔王の血を引く旧魔王の『カテレア・レヴィアタン』です…悪魔は長きに渡る戦いで疲弊しきり種の存続は危ういため他の種族との戦争をやめました。ですが彼女ら旧魔王に属するものは最後まで徹底抗戦を望んだために冥界の隅に追いやられたのです」

「へぇ〜」

木場がビルスに説明すると神器を展開し構えた。後ろにいるイッセー達も同じだ。

するとサーゼクスはカテレアと呼ばれた女性を睨んだ。

 

「カテレア…君がこのクーデターの首謀者か?」

「えぇそうよサーゼクス。神と魔王が死亡し腐敗しきったこの世界を一度滅ぼし、また新たに生み出した新世界を我ら魔王の血族が取り仕切るのです」

「カテレアちゃんやめて!どうしてこんなことを…!」

セラフォルーが前に出てカテレアに制止の声をかけた。するとカテレアはセラフォルーに憎悪剥き出しの顔で答えた。

「下賎な小娘め…私からレヴィアタンの名を奪っておいてよくヌケヌケと…!!」

するとサーゼクスがセラフォルーの前に出た。

「理由はどうであれ…今は破壊神ビルス様がお越しになられているのだ。直ちにお引き取り願おうか」

「破壊神ビルス…?」

サーゼクスに『破壊神 ビルス』がいることを告げられたカテレアは辺りを見回し、アザゼルの側に立っている異形の生物を見つけた。

 

「成る程、これは驚きましたね。やはり間近で見ると圧倒的な存在感です」

「だったら早く外にいる部下を全員つれ帰っt…「それがなんだというのですか?」…!?」

思いもよらぬその言葉にサーゼクスはもちろん一同は驚いた。

するとカテレアは続けた。

 

「破壊神がいることは最初から計算済みです。こちらにはそれ相応の対策は施してあるのでしてね…!!」

そう言うとカテレアは持っていた杖から何かを取り出した。それはドス黒い血の色を帯びた一つの球だった。その中には6つの星が刻まれており、その星は怪しく輝いていた。

 

「お前…!それは…!」

ビルスが聞こうとした瞬間、カテレアはそれを飲み込んだ。

 

 

ゴクンッ…

 

 

 

 

 

その瞬間

 

 

 

ゴォオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!

 

カテレアから、とてつもない程の暴風が吹き始めた。

 

「ぐぉお!?な…なんだこれは…!?」

一番至近距離にいたサーゼクスはその暴風に吹き飛ばされた。

「サーゼクス様!」

吹き飛ばされたサーゼクスをグレイフィアが咄嗟に受け止めた。

一方、ミカエルとアザゼルは冷や汗を流していた。

「アザゼル…この魔力は…」

「あぁそうだなミカエル。この魔力はもう魔王なんて生易しいもんじゃねぇ……神クラス以上だ…ッ!!」

 

その瞬間、新校舎が崩れた。

 

 

 




ちなみにカテレアが持っていたのは普通のドラゴンボールではなく ヒーローズに出た 暗黒ドラゴンボールです。
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