ハイスクールD×D 破壊を司る神の弟子   作:狂骨

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オカルト研究部(リメイク版の続き)

 

「さて、兵藤一誠くん、ゼノくん。私達『オカルト研究部』は貴方達2人を歓迎するわ。____

 

 

 

____悪魔としてね」

 

 

「えええええええええ!?」

 

その言葉にイッセーの驚きの声が響き渡った。

 

ーーーーーー

 

「粗茶ですわ」

 

「あ…ありがとうございます」

 

「どうも」

 

その後、イッセーとゼノはリアスに向かい合うようにテーブルに座り、朱乃からお茶を振舞われていた。

 

「さて、兵藤くん。イッセーと呼んでもいいかしら?」

 

「はい!!」

 

「貴方も、ゼノと呼んでいいかしら?……………足どけてくれる?」

 

「ん」

 

踏ん反り返っていたゼノが姿勢を改めると、リアスは二人に対して悪魔関連の説明を始める。

 

「ではイッセー。改めて悪魔について説明するわ。私達『悪魔』の他に『堕天使』『天使』がいるの。二人が昨日出会ったのは『堕天使』。元は神に仕えていた者達だったけど邪な感情をもって冥界に堕ちてしまった者達…彼らは人間を操り私達悪魔を滅ぼそうとしている。太古の昔からね。そして堕天使の他にも神の命を受けて悪魔を滅ぼそうとしている天使もいる…いわばこの三つは三すくみの状態って訳ね。どう?」

 

「へ…へぇ…まぁ凄くオカルトで…高校生の俺にはどうも…」

 

「ゼノ、あなたはどう?」

 

「ある程度理解した」

 

突然とオカルチックな内容に、ゼノは数多くの異星人を見てきたために、すぐに理解するが、

イッセーはただ返事をする事しか出来なかった。それもそうだ。御伽話でしか存在しない悪魔、堕天使、天使のうち、悪魔が目の前におり、更に堕天使に殺されかけたのだから。

確かに存在しているはしているが、スケールの大きさから完全に受け入れる事など出来なかったのだ。

 

そんなイッセーに対して、リアスはある写真を取り出し、彼の前に出す。

 

「『天野夕麻』知ってるわよね?」

 

「…!!」

 

その写真を見た途端に、イッセーの表情は一変する。

 

「なんで…先輩がそれを…!?松田と元浜も知らなかったし、俺の携帯からもアドレスが消えて…」

 

「そうよ。だけど、彼女は確かに存在していたわ。彼女は堕天使としての目的を達成したから、力を使い貴方と貴方の知り合いから自身の記憶とそれに関係するモノを消し去ったの」

 

「目的…!?」

 

「それは貴方を殺すことよ。貴方の中に宿る強力な神器[セイクリッド・ギア]を危惧したから。

 

そして、殺された貴方を私は蘇らせたの。私の眷属悪魔としてね」

 

すると

 

バサッ

 

リアスのみならずイッセーとゼノを除くその場の全員の背中から黒い翼が生えた。

 

「よろしくね?イッセー」

 

「えええええ!?」

 

 

一方で、

 

「ふむふむ…」

リアスの話した内容を頭の中で要約してまとめていたゼノは現状を把握する。

 

「(なるほど…堕天使は記憶まで操作できるのか。これはもっと深掘りする価値があるな)」

 

 

すると

 

「次は貴方の番よ」

 

「んあ?」

 

リアスの目線が此方へ向けられ、改めて昨晩の事について聞かれる。

 

「聞かせてちょうだい。貴方は一体何者なのかしら?」

 

「前にも言っただろ。俺はただの一般人だ」

 

「あり得ないわ。普通の人間が堕天使の張った結界に入る事ができるなんて…それに、イッセーから聞いた話によると、あなた、結界を突き破って来たそうじゃない」

 

「結界…?なるほど。あのとき、景色が妙な色だと思ったけど結界だったのか…」

 

リアスの説明にゼノはあの日の光景について思い出すと、納得する。

 

「仮に人間だとしたら忠告するわよ。貴方は今後、私達とは関わらない方が良いわ。昨晩、貴方と接触した堕天使はあなたの記憶を消せていない。証拠を隠滅するために近いうちに殺しにくる可能性があるわ」

 

「堕天使が?俺を殺しに?」

 

リアスの言葉を咀嚼するかのように繰り返し確認したゼノはまるで興奮するかのように目の色を変える。

 

「面白そうだな」

 

「…え?……え!?ちゃんと話聞いてたの!?貴方は___」

 

「堕天使に顔を見られたから、今後は襲われる危険がある。自分達がいつでも守れる訳じゃない。だからこの件が済んだらこの街から出た方が良い。__って事だろ?別に俺は鍛えてるんだ。あんな鈍臭い三下風情にやられるほど柔じゃない」

 

そう言いゼノは鍛え上げられた腕を見せて拳を何度も握り締めて見せるが、それでもリアスは納得ができなかった。

 

「どう言う事…?まさか貴方も神器(セイクリッド・ギア)を持っているのかしら…?」

 

「神器?なんだそれ」

 

「神器というのは、特殊な力を有した武器の事です。歴史上の多くの偉人が神器を保有していたとされているのですわ」

 

ゼノが首を傾げていると、リアスの横に立っていた朱乃が代わりに説明する。

 

そしてリアスは再びイッセーへと目を向けた。

 

「因みにイッセー。堕天使が貴方を殺したのも、貴方の内に眠る神器を危険視したからよ」

 

「えぇ!?でも俺、神器なんてもの貰った覚えは…」

 

「神器は宿る物よ。自分の中で一番、強い物を思い浮かべてみなさい」

 

「は…はい!強いもの…『ドラグソ・ボール』の空孫悟のドラゴン波かな…?」

 

「それを再現してみなさい」

 

「はい!えぇと…ドラゴン……波!!」

 

言われた通りにイッセーが実行したその瞬間、イッセーの右腕が輝き出すと共に光が収束すると、そこには赤色の鱗に包まれた龍の拳のような籠手が装備されていた。

 

「うぉー!?何だこれ!?」

 

「どうやら成功したみたいね。それが貴方の神器。因みに一度発動させれば、今後は本人の意思で出現させられるわ」

 

そしてイッセーの神器が顕現すると、再びリアスの目がゼノへと移る。

 

「これが神器よ。貴方もこういうのを持っているのかしら?」

 

そう言いリアスが再びこちらへと質問を投げかけてくるも、ゼノはそのイッセーの宿る神器を見つめていた。

 

「むむ…(なるほど…微かに人間にしては何か妙な気が感じると思ったが…そういうことか…)」

 

「ん?どうした?」

 

「いや、悪い」

 

イッセーから目を逸らすと、ゼノはリアスの質問に対して考えるよりも前に首を横に振る。

 

「俺はそんなの持ってない」

 

「と言うことは…貴方まさか…幼い時に大人数名を素手で倒したのみならず、生身で堕天使の結界に入った…という事かしら?」

 

「そうなるな」

 

「…まぁいいわ」

 

ゼノの答えにリアスは渋々納得すると、堕天使の話へと戻す。

 

「取り敢えずさっきも言った通りよ。たとえ強くても肉体の強さには限界があるし規模も限られているわ。この街にいたら、いつ他の堕天使が襲って来るか分からないのよ?」

 

「なら俺を無視すれば良いだけの話だろ?忠告したのに出ていかず、死んだら自業自得。それだけ」

 

「そう簡単に済ませられる問題じゃないのよ…う〜ん…」

 

リアスはしばらく考え込むと朱乃に目を向ける。

 

「朱乃、しばらくは彼についてあげてくれる?」

 

「はい!」

 

リアスからの命令に朱乃は一瞬ながら目を輝かせ満面の笑みを浮かべながら頷いた。

 

「ゼノ。しばらくは朱乃が側にいてくれるから。よっぽど危ない目に遭ったら、こちら側の指示に従ってもらうわよ?」

 

「はぁ?別に後者はいいとして、前者は余計だよ」

 

「あらあら。殴り合いはまだしも、魔力には自身がありましてよ?」

 

そう言い朱乃は指をウネウネと動かすが、ゼノは首を横に振る。

 

「そうじゃない。四六時中、取り憑かれるのはゴメンなんだよ」

 

「いや言い方!?まるで朱乃が幽霊みたいじゃない!?」

 

「そもそも、なんで朱乃なんだ?」

 

朱乃を指名した理由を尋ねるとリアスはきょとんとしながらも答えた。

 

「え?あなた小さい頃に会ってるって聞いたわよ?それに、昨日朱乃の家に泊まったから、お互いに私達よりも気心しれてるじゃない」

 

「まぁ、確かに…」

 

「ぬぁあにぃ!?」

 

リアスの話に納得した瞬間、隣に座っていたイッセーがその話に目を大きく開きながら驚きの声を上げた。

 

「おま…まさか…二大お姉様の1人の家に泊まったのかぁ!?」

 

「あぁ。飯も食わせてもらし、風呂も入れてもらった。特に飯は美味かったぞ?思わず10杯もおかわりしちまった」

「あらあら♪」

 

ゼノに賞賛された朱乃は思わず赤く染めた頬に手を当てながら笑みを浮かべる。

その一方で、“風呂”というキーワードにイッセーは更にヒートアップしてしまう。

 

「な…風呂もぉぉおおおおお!?まさか…お互い裸で…!?」

 

「いや、別に一人で入ったよ。流石にこの年で一人で入らないのは恥ずかしいだろ」

 

「そう言う意味じゃねぇんだよぉおお!!!姫島先輩と一緒に飯も食べられるなんてどれほど幸せかお前はわか____ぶべら!?」

 

「分かるかボケッ!!!あとうるさい!!!」

 

イッセーを軽くビンタして一蹴したゼノはリアスへと尋ねる。

 

「何で見ず知らずの俺にそこまでするんだよ」

 

「巻き込んだ以上、放っておけないからよ。今まではそういう事が無かったから、私も正直焦っているわ。あと、貴方のその強さについて朱乃から少し聞いてるし、その自信にも少し興味があるから」

 

「ふぅん…」

 

リアスの返答にゼノは大きく息をつきながらも考える。

 

「(恐らくこの女がこの街の管理者…となると、下手に動けば気取られる…それにコイツらの悪魔の中での立ち位置も把握しきれてない…ここは潔く従った方が良いな)」

 

今後のビルスの代行者として、査定のための捜査を進めるためにも、下手に動くことは面倒になると判断したゼノは、渋々ながらもその条件を受け入れた。

 

「分かったよ」

 

「助かるわ。ちなみに、貴方いくつ?」

 

「16」

 

「なら、ここに入学する事を勧めるわ。そうすれば私達も貴方を監視しやすくなるし、貴方も安全よ?」

 

「なるほど。じゃあそうするよ」

それを最後に、話は終わるのであった。

 

そして

 

その日から放課後の時間帯はゼノは朱乃と行動する事となり、さらにその一方で、リアスの眷属となったイッセーは営業として魔法陣を配り始めていくのであった。

 

 

ゼノ「……あれ?保護者の名前…出身地…出身中学……どうしよう」

 

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