名を失った少年と謎の少女の物語   作:ダークユニオン

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名を失った少年はおじさんに決闘を挑むが…。


第四話 「貧弱」

宗次郎さんは予想通り俺の方向に走り始める。俺も宗次郎さんの方向に向かって少し駆ける。宗次郎さんは俺の目を見ながら、剣を振る。それを俺は漆黒剣で防ごうとする。

 

しかし、防ぐ事はできなかった。

 

剣は突然軌道を変え、俺の予想した位置を大幅にズレた位置から俺を襲う。

 

「勝者、宗次郎おじさん!」

 

俺は敗北した。

 

宗次郎さんは剣を鞘に戻しながら俺に言う。

「…そなたほどの力では「貧弱」です。転生者にはまだまだ相応しくはない。」

宗次郎さんは俺を罵倒する。俺は宗次郎さんに手も足も出なかった。完敗だ…

「……私がそなたが転生者に相応しくなるまで育てやろう。それまで宿屋に泊まってもよい。」

「いいのですか?宗次郎さん、ありがとうございます。」

俺はまさか、泊まさせて貰えるとは思わず、感謝の言葉を述べた。

「宗次郎おじさんの優しさに感謝するのね。」

少女は得意気にそういう。

「宗次郎さん、修行今からさせて貰っても宜しいですか?」

「…私は今夜の飯を作る仕事がある。すまいが、後にしてくれ。」

宗次郎さんは断る。

「いいわよ、宗次郎おじさん。私がご飯を作るわ。それまで転生者君と修行してて。」

少女はそう語る。それは有難い。修行がたっぷりできる。そう、転生者を目指して。

「…分かった。頼む、如月。」

「はい、おじさん。」

そう言って少女は家へ戻る。

「では、若き諸君、修行を始めるぞ。」

「はい!」

 

そして大体三時間程修行した頃だ。

もうすっかり外は暗くなっていた。

 

「…そなた。この短時間でここまで成長するとは中々やるおる。近頃の転生者も侮れないかもしれない…。」

 

俺は宗次郎さんと三時間剣を交え続けた。

 

「はぁ…はぁ…ありがとうございます。」

「おじさん、転生者君、ご飯出来たわよ。」

俺は修行をやめ、宿屋の食堂で夕飯を取る事にした。山奥の宿屋なので当然客は、いない。

 

「さあ、転生者君?食べて?」

「あ、ああ」

そういって、俺は目の前のステーキを少しナイフでちぎって食べる。

「う、うまい!」

「そうでしょ?」

少女は嬉しそうに微笑んだ。

俺は、ステーキを食べ続けた。

 

俺は飯を食べ終わった後に、宗次郎さんと風呂に入った。

「俺は…俺は貧弱を越える…いいや、もっと強くなれますか?」

「ああ、なれる。まずはそのためには剣の技、「剣技」を取得しろ。更に強くなる。」

剣技?なんだそれは。この世界にはそんなものまであるのか…。

気になるが、今は気にしないことにした。

 

俺はこの人に会って良かった。

そう、思ってる。早く、この世界を救って帰ろう。そのためには、強くならなくては。

 

その後はすぐに風呂を出て、すぐに寝る事にした。

 

朝、7時くらいだろうか。

「朝ご飯出来たわよー、転生者君。」

少女の声がする。

朝が来たようだ。

「ああ、今行くから少し待ってくれ。」

 

俺の新たな一日が始まった。




今回はどうだったでらしょうか?
アドバイス等お願いします。
次回も見てねー
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