宗次郎さんは予想通り俺の方向に走り始める。俺も宗次郎さんの方向に向かって少し駆ける。宗次郎さんは俺の目を見ながら、剣を振る。それを俺は漆黒剣で防ごうとする。
しかし、防ぐ事はできなかった。
剣は突然軌道を変え、俺の予想した位置を大幅にズレた位置から俺を襲う。
「勝者、宗次郎おじさん!」
俺は敗北した。
宗次郎さんは剣を鞘に戻しながら俺に言う。
「…そなたほどの力では「貧弱」です。転生者にはまだまだ相応しくはない。」
宗次郎さんは俺を罵倒する。俺は宗次郎さんに手も足も出なかった。完敗だ…
「……私がそなたが転生者に相応しくなるまで育てやろう。それまで宿屋に泊まってもよい。」
「いいのですか?宗次郎さん、ありがとうございます。」
俺はまさか、泊まさせて貰えるとは思わず、感謝の言葉を述べた。
「宗次郎おじさんの優しさに感謝するのね。」
少女は得意気にそういう。
「宗次郎さん、修行今からさせて貰っても宜しいですか?」
「…私は今夜の飯を作る仕事がある。すまいが、後にしてくれ。」
宗次郎さんは断る。
「いいわよ、宗次郎おじさん。私がご飯を作るわ。それまで転生者君と修行してて。」
少女はそう語る。それは有難い。修行がたっぷりできる。そう、転生者を目指して。
「…分かった。頼む、如月。」
「はい、おじさん。」
そう言って少女は家へ戻る。
「では、若き諸君、修行を始めるぞ。」
「はい!」
そして大体三時間程修行した頃だ。
もうすっかり外は暗くなっていた。
「…そなた。この短時間でここまで成長するとは中々やるおる。近頃の転生者も侮れないかもしれない…。」
俺は宗次郎さんと三時間剣を交え続けた。
「はぁ…はぁ…ありがとうございます。」
「おじさん、転生者君、ご飯出来たわよ。」
俺は修行をやめ、宿屋の食堂で夕飯を取る事にした。山奥の宿屋なので当然客は、いない。
「さあ、転生者君?食べて?」
「あ、ああ」
そういって、俺は目の前のステーキを少しナイフでちぎって食べる。
「う、うまい!」
「そうでしょ?」
少女は嬉しそうに微笑んだ。
俺は、ステーキを食べ続けた。
俺は飯を食べ終わった後に、宗次郎さんと風呂に入った。
「俺は…俺は貧弱を越える…いいや、もっと強くなれますか?」
「ああ、なれる。まずはそのためには剣の技、「剣技」を取得しろ。更に強くなる。」
剣技?なんだそれは。この世界にはそんなものまであるのか…。
気になるが、今は気にしないことにした。
俺はこの人に会って良かった。
そう、思ってる。早く、この世界を救って帰ろう。そのためには、強くならなくては。
その後はすぐに風呂を出て、すぐに寝る事にした。
朝、7時くらいだろうか。
「朝ご飯出来たわよー、転生者君。」
少女の声がする。
朝が来たようだ。
「ああ、今行くから少し待ってくれ。」
俺の新たな一日が始まった。
今回はどうだったでらしょうか?
アドバイス等お願いします。
次回も見てねー