俺達は修行を一時的に中断し、夕食に入っていた。
「…先程のそなたの魔法の使い方を一般では「剣技」と呼んでいる。」
夕食を取りながら、明治郎さんはそういう。
「な、なぁぁ?!まさか、この私でさえ、取得に苦労したのに、この転生者、もう剣技を取得したの!?」
「ああ、先程もう剣技を使用した。」
少女と宗次郎さんの話によると、どうやら剣技魔法の取得はとても難しいらしい。
「さあ、宗次郎さん、食べ終わったし、修行の続きをお願いします。」
「ああ。如月、洗濯頼む。」
宗次郎さんと俺は庭に修行に行き、少女は家事をしに行く。
この様な生活が一ヶ月程度続いた。
今日は宗次郎さん、如月、俺の3人で修行をしていた。
「転生者、貴方、剣技どのくらい使える様になったの?」
少女は日々俺が練習している剣技について質問する。
「取り敢えず、この漆黒剣は現在の三倍程度まで硬化出来るようになって、木の枝ならこの剣くらいまでは…」
「ああああ!もう聞きたくない!それ以外は?何か覚えたの?!」
少女は必死に俺に質問する。何でそをな剣技について聞いてくるんだ…。
「取り敢えず、この剣を炎で包むくらいなら…」
「はぁぁ?!こんな一ヶ月という短時間でもう更に属性状態変化剣技を!?腹立つわ!転生者!私と決闘しなさい!」
少女は何を思ったのか、俺と決闘するといいだした。
「…宗次郎さん、よろしいですか?」
俺は師匠である宗次郎さんに問う。
「…良いだろう。丁度、如月の腕が落ちていないか、確認できるからな。」
「じゃあ、転生者!決闘よ!」
そして、俺達は決闘の準備をした。
「決闘方法は寸留め方式、先に降参するか、本来ならば致命傷だと私が判断した場合、武器の破損等を敗北と見なします。」
宗次郎さんが敗北条件を述べる。
「「決闘始め!」」
まずは漆黒剣の状態を剣技により、変形する。
「属性状態変化剣技!」
剣の周りに謎の文字列が浮かぶ。
「炎状態変形)フレイム・ステート・チェンジ)!」
文字列が赤く発光し、剣に炎が灯る。
「行くわよ!転生者!物体増殖剣技魔法!刃の輪!」
少女がそう唱えると、少女が構えいた神聖なる剣が白く発光し、謎の文字列が浮かぶ。そして、空間に全く同じ剣が輪のように並んで出現する。
「空間操作剣技魔法!刃飛行!」
輪のようになった剣は一斉に俺を目掛けて飛んでくる。
魔法?なんだそれは。まさか、少女は更に剣技の他に魔法まで覚えているのか!?
俺は焦って剣技を放つ。
「硬化剣技!物質硬化!」
俺がそう唱えると、体が赤茶色に包まれ、謎の文字列が浮く。
「自身に硬化剣技を掛けるですって?!ずるくない?」
「そんな事ないさ、立派な戦術さ!」
そう言って飛行して来た剣は俺の体で弾け、消滅した。
「次は俺の番だ!」
そう言って俺は全力で地を駆ける。
少女も同時に地を駆け出す。
「獄炎の破壊刃(ヘル・フレイム・クラッシュブレイド)!」
俺の漆黒剣は更に赤く発光し、紅くなる。
俺が剣を振ると同時に少女も二刀流の剣で身を守る。
互いに激しい火花を散らし合う。
「中々やるじゃない!けど、勝つのわ私だわ!」
「いいや、俺だね!」
そういって剣を少女から放し、再び握り直す。
俺の「獄炎の破壊刃」は終了し、剣は通常の赤に戻る。
「俺は修行を積んできたんだ!新たな力を見せてやる!」
「見せてみなさい!貴方の力を!」
俺は、剣を構え、唱える。
「最後の烈炎花(ファイナル・バースト)!」
漆黒剣が丸で、地獄の燃え盛る炎の様に真っ赤に燃える。
「邪悪流星群(ダークネス・ストリーム)!」
俺はそう唱え、少女に体当たりする様に少女に駆け寄り、紅く燃え盛る漆黒剣を振り続ける。
「貴方、連続攻撃技を覚えたの?!この短期間で?!転生者、貴方一体何者!?」
少女は剣を振り続け、俺の攻撃を防ぎながら言う。
「ああ、ただの人間さ!」
俺は更に激しく剣を振り続ける。
それに応じて、少女も激しい俺の攻撃を防ぎ続ける。
その時、丸でこの世界観にあっていない、重い鐘の音が鳴り響いた。
「これは…国家の非常事態を表す転生者集合の鐘の音!?」
「…遂にこの時が来ましたな…。」
俺と少女は剣を振る事さえ忘れて、鐘の音に聞き入っていた。
どうだったでしょうか。
アドバイス等お願いします。
次回もお願いします