とあるリリカルの禁書目録(更新停止)   作:文房具

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第4話 新デバイス初使用

悠斗SIDE

 

俺は自分の布団の中で目を覚ました。

 

本当なら、春休み始まったぜというハイな気分になっているはずなのだが、俺は、あの白い空間での出来事が、夢か現実かが分からなかったため、何とも微妙な気分である。

 

「えっと、あのが夢じゃなかったら、ゼロノスのベルト型デバイスと、ユニソンデバイスのデネブをもらっているはずなんだよな」

 

本当だったらうれしいけどな。

 

そう考えたとき不意に部屋のドアが開いた。

 

そこから、鳥のような金色の仮面の顔に、黒い頭巾のようなものを被っている人物? まあ、つまるところ、デネブが入ってきた。

 

「ああ、悠斗。おはよう」

 

おお、大塚芳忠さんボイス、本物だ。

 

「お、おはようデネブ。つーことは、あのことは夢じゃなかったんだな」

 

「うん、今日からお世話になりますデネブです。これ、お近づきの印でキャンディです」

 

「あ、どうも」

 

うーむ、これが伝説のデネブキャンディか………

 

流石に寝起きに食べるのはまずいかな。

 

「じゃあ、とりあえずリビングに行くか」

 

俺は、デネブキャンディを近くにある机に置き、リビングへ向かった。

 

 

 

 

 

「つまり、あの白い空間での出来事は全部本当だったと………」

 

「うん。あ、これデバイスね」

 

デネブはテーブルの上にゼロノスベルトを置いてくる。

 

「ああ………あれ? 待機状態がこれ?」

 

「神様が、この方が感じ出るだろうって」

 

うーん、少し持ち運びしにくいけど確かにそうか。

 

「あ、それと神様からの伝言で、『ロキ様がその世界を改編したのはつい最近の事だから、あなたが起きる前と後では、教科書の歴史が違っていたり、いろいろと変わっている所があったりしますよ』だって」

 

寝るだけで世界が変わるってどうよ?

 

「まあ、何はともあれ、これはからよろしくなデネブ」

 

そう言いながら、俺はデネブに手を差し出す。

 

「こちらこそ悠斗」

 

デネブはその腕をつかみ、がっちりと握手する。

 

「さてと、それじゃあ、早速デバイスを起動させてみるかな。庭でやってもいいけど、せっかくだし、訓練場まで行くかな。デネブはどうする?」

 

「俺は少し外を歩いてくる。この街の事を知りたいから。それと、はい、これ」

 

デネブは俺に折りたたまれた紙を渡してくる。

 

「その紙には、そのデバイスの細かい扱い方が書いてあるんだ」

 

「OK。了解した。だいたい3時くらいには戻るから」

 

「うん、いってらっしゃい」

 

俺はテーブルに置かれたベルトを手に取り、家から出た。

 

 

 

 

 

さて、しばらく歩くと公共の魔法訓練場についた。

 

訓練場と言っても、適度に切りそろえられた草が生えていて、ベンチもあり、一種の公園のようなところだ。

 

「それじゃあ、やりますか」

 

俺は原作の侑斗のように腰にベルト、もといデバイスを巻きつける。

 

そして、左腰にあるカードケースからカードを取り出し構える。

 

「セット・ア………ップじゃなくて、変身!!」

 

途中で言い直しつつもカードをベルトに入れる。

 

《Altair Form》

 

その電子音とともに、ベルトの緑色の線とカードの緑色の線がアルファベットの『A』の文字を横に伸ばしたような形になる。

 

緑がかった灰色の結晶が飛び散り、それが体に当たると同時にBJが作られる。

 

さらに2本の金色のレールが現れ、そこに沿って装甲が作られ、体に装着される。

 

「ふぅ………」

 

俺は自分の体を見回す。

 

ほとんどゼロノスと同じだな。

 

違うのは、頭に何の装甲もなくて、電仮面もない所か。

 

電仮面がないのは少し残念だな。

 

「さてと、お次は………」

 

俺は変身と同時に両腰に装備されたゼロガッシャーのうち、右側にある持ち手になる方を取り外して、左側の物と連結させる。

 

一振りすると、刃の部分が巨大化し―――って、

 

「重いな、これ………」

 

ただ持つだけなら片手でもいいけど、振り回すには両手じゃないと無理っぽいな。

 

原作でもアルタイルフォームのときは両手で持ってたから、そこらへんもちゃんと再現されてるってことか。

 

「ふっ!! はっ!!」

 

俺はとりあえず、その重さになれるために剣を振りまわし始めた。

 

実際の戦闘ではあまり………というか、まったく武器は使ったことがない。

 

使うとしても、『断罪の剣』や、『雷の投擲』で雷の槍を投げる程度だったので、近接戦闘のときは主に、ネギのような中国拳法とストライクアーツの混合拳法だった。

 

せっかく剣が使えるようになったんだし、練習しとかないとな。

 

あ、そういえば、あのメモには何が書いてあるんだろう。

 

俺は剣を地面に突き立てて、メモを広げる。

 

そこに書いてあったのは、細かい機能説明と、デバイスの構造である。

 

正直、デバイスの構造とかはよくわからないな。

 

そう思いながら読み進めていくと、ゼロガッシャーの説明になった。

 

そこには少し気になる文があった。

 

『なお、ゼロガッシャーには闇の魔法(マギア・エレベア)のように魔法を装填することが可能であり、装填した場合はサーベルモードとボウガンモードそれぞれに特殊効果を付属させることが可能です』

 

一回やってみるか。

 

断罪の剣(エクスキューショナーソード)装填(スプレーメントゥム)

 

断罪の剣の魔力を固定してゼロガッシャーに取り込ませると、ゼロガッシャーのまわりに断罪の剣が現れた。

 

「重さに変化はないか。効果は攻撃範囲と威力の増加かな?」

 

何回か振り、感触を確かめた俺は、違う魔法を試してみることにした。

 

「それじゃあ、白き雷(フルグラティオー・アルビカンス)装填(スプレーメントゥム)

 

すると今度は刀身が雷をおびた。

 

こっちの方はシンプルに雷の属性付加かな。

 

俺は少しの間それを楽しんだ。

 

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