死神さんリスペクト。どうしてこうなった・・・黒歴史の回を小説にするだけなのに何故自分の黒歴史となってしまった・・・!?
「今日も今日とて、血が騒ぐ。これだから生きるのはやめられないんだ。」
真っ暗闇、丑三つ時を過ぎるとき、俺は見たこともない寂れた小屋の前に突っ立っていた。周りは木々だらけで街灯の1つもなく、空は薄曇りで月明かりすら差し込んでこない。いや、今日は新月の夜だったか。どちらにせよ、闇に支配されていることは変わらない。その小屋は窓ガラスが割れ、ところどころ壁が崩れ落ち、周りの木々に侵食されるようにつたが這っていた。中からは生活感などまるで漂ってこないが、俺にはわかるものがある。
「ここには誰かがいる。しかも、とびっきりの黒歴史を抱え持った人物が、な。」
誰に話すわけでもなくひとりでに呟くと、俺は小屋の扉を勢いよく開け放った。中から強く漂う湿気とかび臭さが俺にダメージを与える。だが同時に血の臭いがひしひしと感じられ、俺は一段と胸が高鳴っているのを感じた。俺は小屋の中に足を踏み入れる。常にギシギシと音を立てる廊下を進んでいくと、リビングとみられる部屋に出た。
「ひっ!」
俺が部屋を見渡していると、隅っこから怯えるような声が聞こえた。声的には少女のものだろう。俺は聞こえた方向へと近づく。
「あなた…誰ですか…?」
そこにいたのは、闇のようなフードをまとい、漆黒のマスクを着用した、銀髪の少女だった。彼女はとっさにそばにあったソファにすがりながら、俺に問いかける。
「俺か?答えてやってもいいが、そうだな。名前を聞くときはまず自分から、というだろう。お前は誰なんだ?」
俺がそう問い返すと、彼女はしどろもどろに答えた。
「わたしは・・・
「死神、か・・・!」
その答えに俺は背中にゾクゾクッ、という感覚を感じた。決して怖いのではない。俺は、嬉しいんだ。そう、これこそが俺の求めていた感覚。自らを死神と名乗る、猟奇的な感じ。丸一日かけてこの森をさまよった甲斐があったというものだ。
「ふふ・・・ふふふふっ・・・。」
思わず口から笑い声が漏れる。彼女はそんな俺に怯えたように後ずさるが、既に部屋の隅にいるので逃げることはできない。
「いいだろう、名乗ろう。俺は神だ。聖なる神だ。これでご希望に沿えたかな?」
彼女は何も言わない。首を動かすことすらしない。黙って俺の声を聞いている。さあ、早速取り掛かろう。俺は彼女の肩に手を置き、顔を寄せる。
「早速だが、俺は君の黒歴史が聞きたい。いや、黒歴史がみたい。俺に黒歴史を魅せてくれ。」
「え・・・?」
彼女はそんな俺に対し困惑の声をあげる。だが怖がるような素振りは見せずに、俺に尋ねる。
「黒歴史がみたい?・・・ふっ、ふふっ!ふっ、ふふっ、ふふふふっ!」
そういうと彼女は急に笑い出した。俺の手を払えば立ち上がり、うつむきながらその場を徘徊し始める。
「私、厨二病って昔言われてたんですよ。でも、その意味が自分じゃわからなくて・・・。」
そう語りだした彼女の瞳には、どうやら俺は映っていないみたいだ。
「多分、格好いいってことだと思うんですけど・・・!」
どうやら彼女は盛大な勘違いをしているようだ。だが、それがいい。自分で自分のことを格好いいと思いこむ、けれどナルシストとは質が違う感じ、気分が高まって仕様がない。
「でもでもっ」
彼女は振り返ると、言葉を区切ってから俺の目を見据える。
「黒歴史は、わかりますよ?」
その彼女の顔は、狡猾な笑みを湛えていた。
「みんながよく言ってたんです。」
彼女はソファに再度座り、手を広げた。
「私が今まで作った数々の作品は、黒歴史だって!」
彼女の叫びとともに、部屋の空気がかすかに動きを見せる。
「だから、みせてあげます。」
部屋の空気は段々と俺たちを中心に渦を巻き、部屋に積んであった本は散らばり、乱雑に置かれていた皿は吹き飛んで割れる。いきなり部屋中のろうそくに火が灯り、闇に支配されていた空間を仄かに照らす。
「私の!」
彼女は、声が枯れるほどの大声で叫んだ。
「黒歴史たちをっ!!」
ストーリーの意味がわからないとか言わないでくだせえ。時間があったら全力で続きを書きますから!
死神さんの茶番大大大好きです。もちろん死神さんも大大大好きです。これからも活動頑張ってください!
最後に、このような短く、しかも稚拙な文章を読んでくださり、ありがとうございました。この作品にもしも楽しめるような要素がありましたら幸いです。是非皆さんも黒歴史量産しましょう!(おいまて)
※よく言われるんですよ、を昔言われてたんですよに変えたりなど、少しだけ変更点を入れてあります。ご了承ください(遅い)