裏切りの中に   作:スタージャンク

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デート日和〜前編〜

「寒いな…」

季節は冬。一応マフラーはしてあるんだが、それでも寒い。はぁ家に帰って炬燵でミカン食べたい…さて此処は何処でしょう☆何かきもいなやめよう。此処は、千葉駅。待ち合わせには丁度いい。え?俺に待ち合わせする人がいるのかって?居るよ!!バカヤロー

にしても、遅いな…

 

「あ!!ヒッキー!!」フリフリ

「おう」

 

やめて!!大きい声を出さないで!!ほら街ゆく人がこっち見てるじゃん。恥ずかしいよぉ…何かごめん

 

「ごめんね、ヒッキー…待った……よね?」

 

「ああ超まっ……てないよ」アハハ

 

あっぶねー。危うく待ったって言う所だった。

待った何て言えば小町に「これだからごみいちゃんは…」って愛想尽かされちゃう。そうなったら、生きていけないぃぃぃ

 

「そっかー良かった…でもちょっとは待ったよね…ごめんね」

 

「だから、待ってないって…」

 

「嘘がばればれだよヒッキー」

 

「うぅ…」

 

「ありがとね、気いつかってくれて。やっぱりヒッキーは優しいね」

「おう……ほら行くぞ」

 

「うん!!」 ニコ

 

「っ………」

 

ん?どうして由比ヶ浜と付き合ってるかだって?分かった説明してやろう。

それは、一昨日のことだ。

―――――――――――――――――――――――――――

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

「(無言気まずいぃぃ。)」

 

「……」チラ

 

「ヨシ……なあ由比ヶ浜」

 

「な、何ヒッキー?」ビク

 

「えっと…俺って面倒臭いよ?」

 

「そんなの知ってるし」

「それに…ほらデートだって自分から誘えないよ」

 

「うん…大丈夫デートのお誘いはこっちから行くし」

 

「っ……俺と付き合うと周りから変な目で見られるぞ」

 

「別に周り何て関係ないし、好きな人と一緒に居たいのに周りの目なんて関係ないでしょ?」

 

「……本当に、本当に俺でいいのか?」

 

「ヒッキーじゃないと嫌」

 

「裏切らないか?」

 

「大丈夫、ぜっっったい裏切らない」

 

「離さないぞ」

 

「嫌になるぐらい引っ付く」

 

「由比ヶ浜…」

 

「何?ヒッキー」

 

「分かった…こんな俺で良ければ」

 

「うん!!」ダキッ

 

こうして、俺事比企谷八幡と由比ヶ浜結衣は、晴れて恋人となった。

その後、由比ヶ浜を家に送って、俺も家に返った。

 

家に着いた後、小町から尋問…もとい聞き取り調査が行われた。

正直に話すと、「えぇー!!遂にごみいちゃんに彼女がぁぁ…今日は赤飯だよ!!」等と言われ騒がしい、金曜日だった。

 

翌日の土曜は朝から小町に連れられららぽに来た。何でも俺の服を買うらしい。別段俺が、外出するなんて殆どありえないのだが…

 

 

2時間ほど、服を物色し昼飯を食べ、家に帰った。そこで、俺はずっと疑問だった何故今日俺の服を買ったのかを聞いてたみた。そしたら、やっと理由が分かった…てか、先に聞くべきだろ…

 

小町曰く

 

「女子は彼氏とデートしたいものなのですよ。そこで!!明日結衣さんとデートに行くべし。」

 

「はぁ?俺からデートに誘えと?」

 

「これだからごみいちゃんは…結衣さんには小町の方から言ってあるよ。」

 

「お、おう」

 

「だ・け・どごみいちゃんの事だから服なんてろくなものないでしょ。だから今日小町がごみいちゃんの為にコーディネートしてあげたの。あ!!今の小町的にポイント高い。」

 

「そうですか…」

 

そんなゴタゴタがあり。疲れた俺は明日のデートで何処に行こうかと、悩んでいたらいつの間にか寝てしまった。

 

朝7時に起きて、朝ごはんを済ませ髪をセットし、服装も整えた。小町に言われた集合じかん8時30分の30分まえに来たというわけだ。

―――――――――――――――――――――――――――

 

そして、今に至る。はぁこの後大丈夫か?俺……




誤字等ありましたら、すいません。

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