割とグダグダな展開になる可能性もありますので許してください!なんでもしますから!(なんでもするとは言ってない)
女尊男卑が当たり前になった時代。後にIS学園に入学することになる吉田裕之は1人公園で自主トレーニングを行っていた。そこに母から連絡が来た。「ヒロに会いたい人がいるから帰ってきなさい。」
裕之は疑問符を浮かべながらどうせ取材の人だろうと思いながら家に走っていった。
裕之は中学3年生の時に出場した全国大会で、3打席連続満塁ホームラン、サイクルヒット達成といった、プロでも滅多に達成できない記録を残し、大会MVPに輝いた。
将来はプロ野球選手を志し、強豪校で野球をしたいと考えていた。
しかし家に帰ってみると、スーツの女性が3人家に訪問しており、裕之が帰ってくるや否や、
「吉田裕之君だね?すぐ終わるから私たちについて来てくれる?」
そう言われると裕之は
「わかりました。」
と二つ返事で即答。そのまま3人について行くととある廃工場のような所に連れてこられた。
そこで裕之が見たのは、ISと呼ばれる、女性のみが扱えることのできると言われているシロモノだった。
一人の女性が裕之に「裕之君、これなんだかわかる?」と聞いてきた。
裕之は
「確か、ISとか言う女の人しか使えないやつですよね?」
と、吉良吉影なら激怒するような質問を質問で返す返答をした。
女性は
「そうだよ。ISは女の人しか使えないの。でもニュースにもあったように、ある男の子がIS動かしちゃって、全国の中学3年生の男の子にISの適性検査をすることになったの。すぐ終わるから協力してね。」と軽く言ってきた。
裕之は機械に触ることがほとんど無く、使うとしても自分の持つゲーム機やスマホなどしか触ってこなかった。
2人目の女性は、
「取り敢えず乗って、動くかどうか見るだけだからぱぱぱっとやって、すぐ終わるからね。」
などと適当なことを言ってきた。
仕方なくISに乗った裕之。
刹那、ISの起動が確認され、女性が誰かに連絡を取っていた。
「ISを起動した男の子がいました。」と。
その後は何もなく、家まで車で送ってきてもらった裕之。
ただ、帰りの道中、言葉には出さなかったがISに対して強く興味を持っていた。
数日後、裕之宛に書類が届いた。内容はIS学園に入学するための書類であった。
野球の強豪校に進学が決まっていた裕之は両親と相談し、一人葛藤し、最終的にはIS学園への入学を決意することに決めた。
元々進学する学校に連絡を入れ、了承を貰った。
裕之は1人部屋で引っ越しの準備をしていた。
そして4月、IS学園に入学した裕之。教室の周りを見渡すと自分の周りには女子しかいない。それもそのはずだ。ISを動かせるのは女性だけなのだから。そう思っていた矢先、スーツを着た女性が教室に入ってきた。
「はい。皆さん揃いましたねー?今からホームルームをはじめますね。」
「私は副担任の山田真耶です。1年間よろしくお願いします」
と、簡単な自己紹介をしてきた。
裕之は静かに頭を下げた。それを見た真耶は誰が見てもわかるような笑顔になった。
その後は自己紹介をすることになった。
しかし…
「織斑君!織斑一夏君!」
「は!はいっ!」寝てたのかと言わんばかりの反応の遅さである。
「次は織斑君の順番ですよ」と自己紹介を促してきた。
「織斑一夏です。よろしくお願いします。」
周りの女子はリアクションがなかった。
一夏は続けて、
「以上です!」
と自己紹介を終わらせた。
その矢先、またひとり、女性が教室に入ってきた。
それを見た一夏は、
「うわっ!信長!」
一夏のボケにも周りはノーリアクションだった。
「誰が戦国武将だ。馬鹿者。」と軽く受け流した。
「あ、千冬姉!」
「ここでは織斑先生と呼べ。」
今度は名簿の角で頭を叩かれた。
千冬は教卓に立ち、教室を見渡した後、こう言った。
「諸君、私が貴様らの担任である織斑千冬だ。まずはこの一年でヒヨっ子共にISの全てを理解させる。逆らっても構わんが、私の言うことは絶対に聞け。いいな?」
刹那、周りから黄色い声援が飛んできた。
「きゃああああああ!!!素敵ぃ!本物の千冬様をこの目で見られるなんて!」
「私、お姉様に憧れてこの学園に北九州から来ました!!」
「あの千冬様にご指導いただけるなんて嬉しくて死んじゃいそう!」
「私、お姉さまの命令なら何でも聞きます!」
(ん?今何でも聞くって言ったよね?)
心の中で裕之はそう思っていた。
「...はぁ。毎年毎年、よくもこれだけの馬鹿者共がたくさん集まるものだ。ある意味感心させられる。それとも何か?私のクラスにだけ馬鹿共を集中させるように仕組んでいるのか?」
千冬は呆れながら言ってきたが、それに動じずほかの生徒は、
「きゃあああああっ!お姉様!もっと叱って!!」
「でも時には優しい笑顔で甘く囁いて!」
「そしてつけあがらないように毎晩調教してえええええええええええ!!!!」
「黙れ。」
「「「「「ひぇっ...」」」」」
一言で静かにさせてしまった。その中にはISを作った張本人である篠ノ之束の妹、篠ノ之箒やイギリス代表のセシリア・オルコットもいた。
そんな中、一夏は一人惚けていた。
「それで、まともに挨拶もできないのか?」
「いや千冬姉、俺は」
ゴツっ!
今度は拳骨が飛んできた。
「織斑先生と呼べと言っただろ。公私を弁えろ。」
2人の会話を聞いていた女子達が
「織斑君ってもしかして千冬様の弟?」
「それじゃあ、ISを動かせるって言うのも納得かも」
「でも、もう一人の方は?」
といいながら裕之の方を見てきた。
「吉田、お前も自己紹介しろ。このままでは授業が成り立たん。」
千冬がそう言うと裕之は静かに立ち上がり、
「吉田裕之です。身長183cm、体重79kg、中学まで野球やってました。ポジションは主にサードをやってましたがどこでもできます。2人目の起動者と言っても不明な点が多いので迷惑をかけることが多いとは思いますがよろしくお願いします。」
裕之が座ろうとすると、千冬が、
「待て。趣味や好きなモノはないのか。」と聞いてきた。
裕之は、
「趣味はトレーニング、好きなモノは自分を高めてくれる存在です。」
「そうか。座れ。」
その後は一夏を見る者、自分を睨みつけてくるものなど色々いたが何事もなくHRは終わった。
休み時間になり、自分に対して観察をしたり、変わらず睨みつけてくる者がいた。自分が目を向けると露骨に視線を逸らしたりしてきた。常人なら不安がものすごく増してくる状況の中、裕之は物怖じせず座って考え事をしていた。
一夏の席の方を見ると一夏が黒髪のポニーテールの女子と2人で教室を出ていった。その女子こそが篠ノ之箒である。姉の束から話は聞いていたが、裕之はイラつきを覚えていた。
「ちょっとよろしくて?」
「ん?何だ?」
いきなり話しかけられた。
「まぁ!なんですのその間の抜けたお言葉!この私に声を掛けられただけでも名誉ある事でしてよ!それ相応の態度があるのではないかしら?」と言いながらその女子は自分を見下すように大きな態度でそう言ってきた。
欧州の人の顔をして、均整の取れた体格、綺麗にロールされた金髪で、外見だけは申し分なかった。
「悪いな。少し考え事をしていた。気に触ったなら申し訳ない」
「これだから下賎な輩は困りますわ。」
変わった奴もいるもんだなと思っていた裕之。しかし、話しかけられたことに対して少しばかり感謝していた。
「俺になんか用か?確か…誰だっけ」
「なっ…私を知らないですって!?このセシリア・オルコットを?イギリス代表候補生で、入試主席のこの私を!?」
「知らないな」
「私のことを馬鹿にしてますの!?」
「別に」
''キーンコーンカーンコーン'' 予鈴が鳴った。
「また来ますわ!」
「どうぞご自由に」
そう言いながらセシリアは自分の席に戻っていった。
(なんであんな怒ってんだろ)
裕之は考え事をしていたのだが何を考えていたか忘れてしまっていた。
授業は淡々と進んでいった。
「織斑君、どこか解らないとこはありますか?」
「あー、えっと」
「解らないとこがあったら聞いてくださいね。私は先生なので!」
真耶は胸を張ってそう告げた。間髪入れず一夏が言った。
「先生!」
「織斑君、どうしました?」
「全部わかりません!」
さすがに裕之も解らなかったが少しくらいは理解していた。
「えっ…全部ですか」
一夏は勉強してこなかったのだろうと推測していた。
束に多少教えて貰っていたのである程度はわかっていた裕之は一夏のことを観察していた。
「今の所で、解らないとこがある人は手を挙げてください。」
誰も挙げない。
(当たり前だよなぁ)
裕之は察していた。女子達は予習していたことを。
「吉田君は、解らないとこはありますか?」
「取り敢えず大丈夫です。」
「えええっ!?」
素っ頓狂な声を出す一夏。
(ここって基礎中の基礎じゃないの?その前に予習してくるもんじゃないのか?)
「織斑、入学前に渡された参考書は読んだのか?」
すかさず千冬が聞いてくる。
「古い電話帳と間違えて捨てました。」
ドカッ!
今日2度目の拳骨が飛んできた。
「必読と書いてあっただろうが馬鹿者が。後で再発行してやるから一週間以内に覚えろ。いいな?」
「いっ...いやさすがに1週間であの厚さは」
「やれ」
「はい…やります」
一夏は項垂れていた。
・
・
・
「少しいいか?」
「ああ、織斑君か。何か?」
「2人しかいない男なんだ。よろしく頼むよ裕之。」
(ファーストコンタクトで名前で呼ぶのか…(困惑))
「お、おう。よろしく頼む織斑君」
「堅苦しいなぁ、一夏でいいよ」
「それじゃあよろしく。一夏」
2人が話していると不満そうな表情のセシリアが現れた
「ちょっとよろしくて?」
・
・
・
2人はセシリアの自慢話を長々と聞かされていた。
「本来なら私のような選ばれた人間とはクラスを同じくする事だけでも奇跡なのでしてよ。その現実を理解していただけたかしら?」
「そうか。それはラッキーだ」
一夏は完全に棒読みだった。
「馬鹿にしてますの!?」
セシリアがキレ気味に言ってきた。
「お、そうだな」
裕之のせいでセシリアが切れた
「くうううううううううッッ!!!!だ、大体あなた方よくこの学園に入れましたわね。世界で2人だけの男性起動者と聞いてましたが、知性も礼儀もまるで無し。ほとほと期待外れですわね」
わざとため息をついて、セシリアはヒートアップする。
「まぁでも、私は優秀ですから貴方達の様な人にも優しくしてあげますわ。ISの事なら泣いて頭を下げれば教えて差し上げてもよろしくってよ?な・に・せ、私は教官を倒す程のエリートなのですから!」
(裕之は教官に勝ったからエリートなのかと呆れながら聞く)
「それってIS乗って戦うやつだろ?」
一夏がそう聞く。
「そ、そうですわ。でも私だけと聞きましたが」
「女子の中ではセシリアだけなんじゃないのか?」
予想外の情報で固まるセシリアは裕之に聞いてきた
「そっちのあなたはどうなんですの?!」
「俺は何もできずに負けたぞ。動いてすらいないし」
「所詮そんなものですわね!」
「俺が教官に勝てると思うか?世界初の判定Fだぞ」
「あーっはっはっはっ!!!!判定Fなんて聞いたことありませんわ!最低でもDの筈なのにそれを飛び越えてFですの!!」
普通の人なら泣きそうになる状況だが裕之は現実を受け止めていた。
「そうだよ。悔しいがこれが現実だ。現実は受け止めなければ先には進めん。俺はこれから代表候補生を超えるように努力することにしよう。」
便乗しつつ宣戦布告にも似たことをセシリアに告げた。
それを聞いていた周りの女子達が密かに話していた。
「吉田君って判定Fなんだって」
「そんなもんじゃない?所詮男だし」
心の中で裕之は怒っていたかもしれない。何故ならISを動かした事がないにせよそれを馬鹿にされたことについて。そして馬鹿にした連中を見返してやろうと心に誓うのだった、
今回はここまでです。つぎは野球回にしようと思います。
正直なところ、IS原作を全く読んでないです( ̄▽ ̄;)原作買わねば…(買えるとは言ってない)
リアルの方で4月から色々と忙しいので更新遅れるかもしれませんが、温かく見守ってください。