学戦都市と記憶の無い少年   作:ainex

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タイトルの通り矢吹がストーカーをします。


矢吹は死神にストーカーをする。

とある休日〜矢吹の場合

 

 

 

おっす!俺は矢吹 英士郎。ソーマの数少ない友達の1人だ!俺は新聞部所属で実は諜報機関影ぼ、ごふん!おっとイケナイイケナイこれは秘密だった。っと、自己紹介はここまでにして実はいま。俺はソーマの追跡をしている。何故こんなことになったかだって?それは1時間前に遡んなきゃ行けないな。

 

1時間前〜〜

 

 

「おい!ソーマ最近俺のことほっといてどこいってんだよ!」

「……別に矢吹には関係ないだろ。」

「関係ないって、ひどいよ!ひどすぎる!」

「……全くお前はいつも騒がしいな。じゃあ俺はいくからな?」

「いくってどこにだよ!っておい!」

 

そして現在〜〜

 

 

ってな具合で最近いっつもソーマ学校終わったらどっかに行っちまうんだ。だから!ソーマが何をしているのかを探るために俺がこうして「ソーマ追跡大作戦」を決行したってわけ。

 

「ねぇ、矢吹。さっきから何ごちゃごちゃいってるのさ。ソーマに気づかれちゃうよ?」

「おっと。すまない綾人。取り乱しちまった。」

「いつもと変わんないとおもうけど。」

 

今回の作戦の同行者は天霧 綾人。先日星導館序列1位を破り見事序列1位を手に入れた今最もノリに乗っている男だ!おっとと、追跡を続けなくては。

 

「ねぇ、矢吹。さっきからソーマ自販機の前で止まったまま動かないよ?」

「んー。確かに誰かと待ち合わせでもしてるんじゃないか?」

「あのソーマがねぇ。ありえない話では無いけど何であそこで待ち合わせなんだろうね。」

「シッ!静かに。誰かがソーマに近づいてきたぞ!」

 

ソーマに近づいてきた相手をよく見ると……はぁあ!お、女!あのソーマが女と待ち合わせしてただと!有り得ん。

 

「え!あの人がソーマの待ち合わせで待ってた人!?」

「な、なぜだ。あのソーマが俺を差し置いて女の子とで、デートだと。」

「いやいや、ソーマってよく見るとカッコイイからモテてもおかしくないとおもうさどね。」

 

そんな事を言う綾人君。君は何て鈍感なんだ!ソーマ何て言うに及ばないほど周りに女をはべらせてるじゃないか!この前なんて中等部の元序列1位と朝の訓練にいって何故かビショビショになって帰ってきたりしてたじゃないか!くそ!神様は何て残酷なんだ。この世全てのモテ男よ。死滅しろ。あ、やべ。涙が……

 

「や、矢吹何で俺をそんな今にも泣きそうな顔で睨むのさ!」

「うるさい!とっとと監視をつづけるぞ!」

 

これは涙なんかじゃない!青春の汗さ!

 

「っと、おい綾人、ソーマと女が動き始めたぞ!」

「あ、そうだね、追跡しよう。」

「くそ!ソーマめ。決定的な証拠をゲットしてソーマの弱みを握ってやるぞ!」

「あ、あんまりやり過ぎないでね。」

 

〜〜〜〜〜

 

 

「ヘックション!……なんだ?風邪でもひいたのか?」

「ふふ、誰かがソーマ君の噂でもしてるんじゃない?」

「……フッ、バカなこというな。いくぞ、シル。」

 

 

〜〜〜〜〜

 

追跡を初めてからまだソーマと謎の女に特別な動きはなし、か。なんだ?一体あの2人はどういう関係なんだ?

 

「あ、矢吹!ソーマたちがファミレスに入っていったよ??」

「よしいくぞ!バレないように1番離れた席に座るぞ!」

 

そして俺と綾人はバレないようにこっそりとファミレスに潜入する。店員さんに変な目で見られたがそんな事はどうでもいい!今は監視に専念するぞ!

 

店に入ってから数10分後〜

 

おいおい、何だか二人怪しい雰囲気だぞ!あ!ソーマが女を撫でやがった!ゆ、ゆるせん。何でアイツだけ。

 

「矢吹そんなにジロジロ見てたらバレちゃうって!」

「そんなのどうでもいい!俺は、俺は、……」

「はいはい、そのうち矢吹にも春がくるって。」

「グッ、綾人に言われると腹が立つ。」

 

そんなこんなで綾人に慰められていると、お、2人とももう出るみたいだな。

 

「矢吹、2人を追いかけなくていいの?」

「追いかけない理由がないだろ!ほら!さっさと行くぞ!!」

「はぁ、このテンションについていけないよ……。」

 

よし、追跡を再開だ!ってあれ?

 

「ねぇ矢吹?二人どこいったんだろうね?」

「くそ!どこいったんだ!まだ2人の決定的な証拠がないぞ!」

 

「や、やや、矢吹。う、後ろ……。」

 

なんだ?綾人あんなに怯えちゃって。後ろに死神でもいるってか!ってあれ。何だか悪寒が……。

 

 

とある休日〜ソーマの場合

 

「なぁ!ソーマ!どこ行くんだよ!」

「チッ、うるさいやつだな。」

 

俺は今朝から矢吹に付きまとわれている。なんでも俺が最近休日の日にどこかへ行ってしまうのがコイツは気に入らないらしい。

 

「ソーマ冷たいぜ。」

「……くだらん。俺はいくからな?」

「あ、ちょっとまって!っておい!」

 

俺は矢吹を無視して教室をでてダッシュで校門まで走った。

 

「はぁ、はぁ、ここまでくれば矢吹もこないだろ。」

 

俺は矢吹から逃げ切って待ち合わせをしている場所へと歩を進めた。待ち合わせの場所は先日謎の女にあった、自販機の前だ。あの日以来俺は女が気になって休日には毎日あの自販機の前で女が現れないかまっていた。いや、この話はまた今度でいいか。そんな事を考えている内に目的地の自販機の前にたどり着いた。

 

「……まだ来ないか。って言ってもまだ時間じゃないしな。」

 

俺は近くのイスに座って待っていることにした。相変わらず両耳にイヤホンを当て右手には葡萄ジュース。うん、これがベストだな。

 

「ソーマくん!待った?」

 

音楽を止め声の主の顔をみる。

 

「……いや、待ってないさ。」

「あ、なんかこのセリフ恋人通しみたいだね!」

「……バカいうな。シル。」

 

女は前と同じく帽子を深く被り、白のTシャツにジーンズといった格好をしていた。この女が俺のまっていた相手だ。本名は教えてくれないがシルと呼んでくれと言われたので俺はそう読んでいる。

 

「えへへ、じゃあいこっか!」

「……了解だ。」

 

俺は椅子から立ち上がって葡萄ジュースの缶を捨てる。

 

「やっぱりソーマ君っていっつも葡萄ジュース飲んでるよね。」

「……これが1番好きなんだ。」

「たまには違うのも飲んだらいいのに!」

「……余計なお世話だ。」

 

やはりシルの声はどことなく俺の聞いている曲の歌手に似ている気がする。まぁ、多分俺の勘違いだろうがな。そう思いながら俺とシルは並んで歩き始める。それとシルが俺に質問をしてきた。

 

「そう言えばソーマ君っていっつも音楽聞いてるけどどんな曲きいてるの?」

「……別に普通の曲さ。」

「ふーん。その曲好きなの?」

「……まぁ、そうだな。聞いていると何だが落ち着くんだ。聞いてみるか?」

「え!いいの?聞かせて聞かせて!」

 

俺はシルにイヤホンを渡しシルはそれを耳にあてる。

 

「え、この曲って。」

「……どうかしたか?」

「あ、ううん。何でもないよ!……そっか、私の歌で落ち着くのか。……。」

「……そうか。最後何て言ったんだ?」

「いや!何でもないよ!気にしないで!あ!そう言えば私ご飯食べてないんだ!そこのファミレスにでもはいろ!」

 

何だかシルが落ち着かない雰囲気だが。気にしなくて大丈夫だろう。まぁ、俺も腹が減ったしな。そう思いながら俺とシルはファミレスに入る。何だか俺達が入った後に怪しい2人組が入ってきた気もするが……気のせいか。

 

「ご、ごめんね、取り乱しちゃって。」

「……いや、気にするな。丁度俺も腹が減っていたところだ。」

「そ、そっか。ならいいんだけど。」

 

何だか店に入ってからシルが俺の顔を見たと思ったら俯いてまた見たと思ったら俯くのくりかえしなんだが。どうかしたのか?すると店員が注文を取りに来た。とりあえず2人ともコーヒを頼み落ち着くことにした。

 

「……そう言えば、シルが探している人ってどんな人なんだ?」

 

そう。俺はシルの人探しに手伝っているのだ。しかし人を探すと言っても肝心の特徴など外見などを聞いていない。

 

「あ、私の探してる人って言うのは、んーそうだね。強くて、やさしくて、私に歌を教えてくれた師匠なんだ!」

 

そう言って今まで見せたことのない笑顔でシルは俺にいった。それにしても歌の師匠か。

 

「……そうなのか。と言うかシルは歌も歌えるんだな。」

「あ!?あ、う、うん!そ、そうなんだー。」

「……そんなに綺麗で歌も歌えるんだったらさぞ人気者だろうな。」

「き、綺麗だなんて……。もう、ソーマ君はストレートすぎるな!」

「……す、すまない。だが、本当のことだ。」

「あ、ありがと。」

 

何だか恥ずかしいな。絶対顔赤くなってるしシルも顔が赤い気がする

しかも知らない間にコーヒが運ばれていてもう冷めていた。

 

「……そ、そう言えば、シルは同い年ぐらいに見えるが学校はどこなんだ?」

「あ、えっと。その、ごめん。言えない。」

「……そ、うか。なら歌をきかせて、」

「あ、あのソーマ君。」

 

シルは俺に真面目な顔をして俺の目を見る。

 

「な、なんだ?」

「私には、その。色々事情があって、秘密にしなきゃいけない事とかいっぱいあるんだ。だからさ、もしかしたら危険な目に会うかもだし、ソーマ君にこれ以上お世話になる訳にも行かないから。」

 

シルは俺にそんな事をいった。それに対して俺は……。

 

「シル。俺は自分の意思でシルに手伝ってるんだ。シルが秘密にしたいならそれでいい、俺はそれでもいいさ。」

 

俺はそう言いながらシルの頭をそっと撫でる。尚俺の顔はゆでダコの様だろう、チッ、慣れないことはするもんじゃないな。

 

「ソ、ソーマ君、あ、ありがと。いつかソーマ君に秘密にしてたこと話せる日が来たら話すから、それまで待っててくれる?」

「……あぁ。いつまでもまつさ。」

「そ、それと……ソーマ君顔凄い真っ赤だね。」

 

うっ、シルにもバレてしまった。するとシルはクスクスと笑いだし何故か俺もシルにつられて笑ってしまった。

 

「お!ソーマ君の笑った顔初めて見た気がする!あ、でもわざとらしい笑顔も合わせたら二回目だね!」

「……そ、それは、忘れてくれ。」

「いやだよー。」

「チ、まぁでもシルも笑ってる方がいいな。俺はそっちの方がすきだぜ。」

「あー!またそうやってソーマ君茶化すんだから!」

「ちゃ、茶化してなんか!ん?」

 

何だかさっきから俺達の事をジロジロ見てくるやつがいるような。

 

「どうしたの?ソーマ君。」

「……さっきから見られてる。ほら、あそこ。」

「あ、ホントだ。全然気づかなかったよ。」

 

だれだ。いや、よく良く見たらあれは矢吹だな。ん?隣に居るのは綾人か。チッ、アイツおぼえてろよ。

 

「……シル、もうでるか。」

「そ、そうだね、見られてたら落ち着かないし。」

 

そう言うと俺とシルは会計を済まして外にでる。そして出た瞬間シルの手を引いて路地にかくれる。

 

「ソ、ソーマ君!」

「……静かに。」

 

俺は人差し指を顔の前に当て静かにするように伝える。すると出てきたのはやはり。

 

「ねぇ、矢吹、2人ともどこいったんだろうね?」

「くそ!どこいったんだ!まだ2人の決定的な証拠がないぞ!」

 

やっぱりこいつか。本当に痛いのが好きなんだろうな。俺は拳の骨を鳴らしながら矢吹の後ろに立つ。

 

「や、ややや矢吹、う、うしろ!」

「へ?」

 

「……矢吹、覚悟しろよ。」

 

 

 

その日から矢吹はソーマの休日の過ごし方について詮索しないようになった。

 

PS・この事件が起きてから3日は矢吹は学校に来なかったらしい。




矢吹いじるのって楽しいね。そろそろアリサちゃんでも……

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