マダンロンパ〜超高校級達の数列〜   作:†AiSAY

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ハーメルン初投稿です。
完全に自己満足の産物です。

FGOにてモリアーティにどハマりしてしまいました。
もし彼がダンガンロンパの世界にいたらと思うと妄想が膨らんで、形にしてまいました。

拙い文章ですが、よろしくお願いします。


第1問 入学『式』

 

眩暈と頭痛を感じながらうっすらと目を開けた少年。彼、苗木誠の目に飛び込んできたのは

 

窓に打ち付けられた鉄板、天井から吊り下がった監視カメラ。

 

動揺しながらも、彼は視線を机の上に移すと、そこには入学案内のパンフレットが置かれている。

 

「ここは…。」

 

『希望ヶ峰学園』

 

 パンフレットにはそう書かれている

 

 苗木誠は徐々にではあるが地震の状況を思い出していた。

 本来ならば自分のような平凡な学生は入学が不可能な名門校『希望ヶ峰学園』に特例の『超高校級の幸運』として入学を認められ、不思議に思いながらも喜ぶ家族に家を出されたものの、校門をくぐってからの記憶がない。

 

 ふと、教室にかけられた時計の針は8時を示している

 

 パンフレットによると入学式が体育館であるそうだ。苗木は急いで体育館に向かった。

 

 苗木「とにかく、行ってみよう…」

 

 自分に起きたこの異常事態の理由を気にしながらも苗木誠は教室を飛び出した。

 

 教室を飛び出し、玄関ホールへ向かった苗木の目に飛び込んできたのは自分と同じであろう、超高校級の学生としてこの学園に入学した生徒だった。

 

 玄関ホールには生徒が集まっていた

 14人の超高校級達がそこにはいた・・・

 

 大和田「おめーもここの新入生か?」

 

 威圧感ある声に疑問を投げかけられた苗木はたじろぎながらも返事をする

 

 苗木「う、うん…」

 

 声の主はその返事を聞くと、特に会話を続けることもなく腕を組んだ。

 

 不二咲「大丈夫?顔が真っ青だけど?」

 

 するも、次に呆然と立ちつくす苗木に心配するような声がかけられる

 

 

 山田「しかし、これで15人ですか、キリがいいしこれで揃いましたかね」

 

 それに続いて、特徴的な言葉遣いの声が聞こえる。

 

 現状についていけず混乱する苗木を置き去りにして

 既に集まった超高校級の面々は状況を整理する前にと

 自己紹介を始める。

 

 そこには普段テレビなどで注目されている者を始めそうそうたる面々がいた。

 

 国民的アイドルグループでセンターマイクとして活躍する

 超高校級のアイドル「舞園さやか」

 

 高校野球大会の優勝チームの一人、エースで4番バッター

 超高校級の野球選手「桑田怜恩」

 

 

 社会現象を生み出すほどのベストセラーを叩きだした

 天才的な小説家

 超高校級の文学少女「腐川冬子」

 

 学業を含めたあらゆる所で非の打ちどころがなく

 何よりも規律を重んじる

 超高校級の風紀委員「石丸清多夏」

 

 高校生にしてカリスマ的人気を誇る同人作家 

 学校の文化祭で1万部の同人誌を完売させた伝説を誇る

 超高校級の同人作家「山田一二三」

 

 ファッション雑誌の読者モデルとして活躍し

 カリスマ的な人気を誇る

 超高校級のギャル「江ノ島盾子」

 

 日本最大最凶の暴走族の二代目総長として君臨する

 超高校級の暴走族「大和田紋土」

 

 次々と大会新記録を塗り替え

 オリンピック候補生にも選ばれた驚異の水泳選手

 超高校級の水泳選手「朝日奈葵」

 

 数々の革新的なプログラムを作った天才

 超高校級のプログラマー「不二咲千尋」

 

 

 

 極めて冷静沈着、必要最低限の事しかしゃべらない無口な彼女

 超高校級の???「霧切響子」

 

 

 本名を含め全ての素性が嘘のベールに包まれている

 究極の裏ギャンブル「キングオブライアー」で優勝した経験もある

 超高校級のギャンブラー「セレスティア・ルーデンベルク」

 

「3割の確率で必ず当たる占い」を売り物にしている新進気鋭の占い師

 超高校級の占い師「葉隠康比呂」

 

 アメリカの総合格闘技大会において女性ながら

 チャンピオンになった女流武道家

 超高校級の格闘家「大神さくら」

 

 伝統ある家系、十神家の跡取りであり、

 幼い頃から帝王学などを始めとした英才教育を叩き込まれた

 超高校級の御曹司「十神白夜」

 

 

 一通りの自己紹介が終わった後、状況の整理を各自が口々にしていると

 

「キーン、コーン、カーン、コーン」

 

 玄関ホールに学校のチャイム音が響き、声が聞こえた。

 

 

『マイクテスッ、マイクテスッ、

 校内放送、校内放送』

 

 神経の逆撫でするかのような、間抜けな声。全員が怪訝そうな顔をするが声の主は放送を続けた。

 

『大丈夫聞こえてるよね?

 えー、今から入学式をとり行うので至急体育館にお集まりください』

 

 

 全員は放送の指示に従い体育館へと向かった。

 

 

 

 

 石丸「よし!これで全員揃ったな!」

 

 ???「あー全員集まった?それじゃあそろそろ始めよっか」

 

 そう言って放送と同じ声を上げながら教壇から出てきたのは…

 何とも形容しがたいモノだった。

 

 不二咲「…ヌイグルミ?」

 

 ???「ヌイグルミじゃないよ!

 ボクはモノクマだよ!」

 

 モノクマ「キミたちの…この学園の…学園長なのだ!!」

 

 全員がその一部始終をみて硬直する。

 

 モノクマ「よろしくね!」

 

 

 それは場違いなほど明るい声…

 それは場違いなほど能天気な振る舞い…

 

 あまりにも場違いなその声に苗木は今まで感じたことのない恐ろしさを感じていた。

 

 

 

 

 山田「う…うわわわわ…

 ヌイグルミが喋ったー⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」

 

 石丸「落ち着くんだ…ヌイグルミの中にスピーカーが仕込んであるんだろう…!」

 

 モノクマ「だからさぁ…ヌイグルミじゃなくて…」

 

 モノクマ「モノクマなんですけど!

 しかも、学園長なんですけど!」

 

 山田「うわぁぁぁ!動いたぁぁぁ‼︎」

 

 大和田「落ち着けっつってんだろ!

 ラジコンかなんかだ…」

 

 モノクマ「ラジコンなんて子供のおもちゃと一緒にしないで。

 深く深く、マリアナ海溝より深く傷つくよ…」

 

 モノクマ「僕にはNASAも真っ青の遠隔操作システムが搭載されてて…

 

 …なんて夢をデストロイさせるようなはなしをさせないで欲しいクマーー‼︎」

 

 

 モノクマ「じゃあ進行も押してるんでさっさと始めちゃうナリよ」

 

 いまいち、キャラを保てていない目の前の物体に苗木達はただただ呆然とする。

 

 

 モノクマ「ご静粛にご静粛に…

 えーではでは…。起立!礼!

 オマエラ、おはようございます!」

 

 石丸「おはようございます‼︎」

 

 腐川「言わなくてもいいでしょ…」

 

 モノクマ「では、これより記念すべき入学式を執り行いたいと思います!」

 

 モノクマ「まず最初にオマエラの学園生活について一言…

 オマエラのような才能ある高校生は世界の希望に他なりません。

 そんな希望を保護するために…」

 

 モノクマ「オマエラこの学園内だけで共同生活を送ってもらいます!」

 

 …は?

 ただでさえ意味のわからないこの状況をさらに混乱させる言葉をモノクマは発した。

 しかし、やはりそんな彼らの反応など気にすることなく目の前の自称学園長は続ける。

 

 モノクマ「ちなみに期限はありません!一生ここで暮らしてもらいます!みんな秩序を守って楽しい学園生活を過ごしてくださいね。」

 

 舞園「ちょっと待ってください、いきなりそんなこと言われても…」

 

 モノクマ「大丈夫!資金は豊富だからオマエラに不自由はさせないよ!」

 

 桑田「ちょっと待てよ!そういうことじゃなくてな!」

 

 江ノ島「えっ…嘘でしょ…?」

 

 モノクマ「残念!嘘じゃないよ!その自信が僕にはある!」

 

 まてよ…じゃああの鉄板は…

 僕たちを閉じ込めるためのものだったのか⁉︎

 

 苗木はここに来る前に見た学園内の様子を思い出した。

 

 大和田「おい、それ以上は冗談でもすまさねぇぞ」

 

 モノクマ「別に冗談を言ったつもりはないけどねー」

 

 モノクマ「まぁけどね、無いわけじゃないんだよね、ここから出る方法」

 

 腐川「えっ…?」

 

 モノクマ「実は…学園長である僕は学園から出たい人の為にある特別なルールを設けたのですぅ!

 それが『卒業』というルール!!」

 

 苗木(『卒業』?)

 

 

 モノクマ「ではこのルールについて説明しましょう…簡単な話、誰かを殺せばいいんだよ!」

 

 

 苗木(…こっ、殺す…ッ⁉︎ )

 

 モノクマ「絞首、斬首、銃殺、釜茹で、溺死、電気、火炙り、生き埋め、虐殺、石打ち、鋸、張り付け、

 好きなのを選んでね♪」

 

 楽しそうに言うモノクマがクルクルと踊る

 

 モノクマ「とにかく!絶望するのは義務なんです!誰かを殺せば出られる、それだけだよ!」

 

 苗木達は思考が追いつかずに、ただその場に立ち尽くしている。

 

 モノクマ「うぷぷ、希望同士が殺しあうこんな絶望的なシチュレーションは…ドキドキする〜!」

 

 

 桑田「殺し合いって…なんだよ…」

 

 モノクマ「はぁ意味なら辞書で…」

 

 朝比奈「意味について聞いてんじゃないの!どうして私達が殺し合いなんてしなきゃいけないの⁉︎」

 

 山田「そうだー‼︎さっさと家に帰せー‼︎」

 

 大和田「もういい、お前のおふざけは度が過ぎた」

 

 何人かがモノクマに声を荒げる中、大和田がモノクマへと近づく

 

 モノクマ「おふざけ?何のこと?君のそのトウモロコシみたいな髪型のこと?」

 

 大和田「てめぇ…ぶっ殺す‼︎」

 

 そう言って大和田はモノクマを掴みあげた。

 

 大和田「ラジコンだかなんだか知らねぇが、バッキバキに捻り潰してやんよ‼︎」

 

 モノクマ「ぎゃー!学園長への暴力は校則違反だよー!」

 

 大和田「うるせぇ‼︎いいから俺らをここから出せ‼︎でなきゃ力ずくでも…」

 

 

 モノクマ「………ピッ」

 

 大和田「おい今更シカトかコラ⁉︎」

 

 モノクマ「………ピッ」

 

 大和田「妙な機械音出してんじゃねぇぞコラ⁉︎」

 

 霧切「危ない!投げて!」

 

 大和田「はっ?」

 

 霧切「いいから早く!」

 

 大和田「は?!何だってんだ!!」

 

 霧切の意図に気づかず、大和田はモノクマをそのまま潰そうとする

 

 霧切「くっ、間に合わない!」

 

 どうにかして、大和田とモノクマを引き離そうと走り寄ろうとするが2人の間には距離があった。

 

 すると、大和田の顔と掴まれているモノクマの間を何かが通り過ぎた。

 

 大和田「ッ!何だ!」

 

 それに驚いた大和田は後ろに飛び跳ね、その拍子に掴まれていたモノクマが手から離れ宙を舞う。

 

 すると

 

 

 ドッッッカーーーーン‼︎‼︎‼︎

 

 

 モノクマが大爆発を起こした。

 

 

 ???「いやいや…。危ないところだったね〜。」

 

 一同が爆発に呆然とする中、体育館の入り口から声がした。

 全員が声の方向に目を向けるとそこには近づいてくる人影があった。

 

 ダークブラウンのスーツ姿。上着は手に抱え、ベスト姿でおりシャツにはネクタイではなく赤いアスコットタイ。手には黒い手袋をしている男子生徒の姿があった。

 

 一同があっけにとられる中、その人物は一度周りを見渡すと口を開いて言った。

 

 ???「おや、入学式は終わってしまったのかな?」

 

 

 To be continue…

 

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