マダンロンパ〜超高校級達の数列〜   作:†AiSAY

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えーと…。
一話から7ヶ月以上空いてます。
本当に申し訳ありません。

テンションがあがってあげたものの、続きをどうすればいいのかまったく解らずに停滞していました。
取り敢えず、やれるとこまでやってみようと思います!!




第1問 入学『式』解答編

体育館には沈黙と煙が漂っていた

 

大和田「なんだよ…爆発しやがった…」

 

大和田の言葉に全員が今起きたことをぐちゃぐちゃになった頭の中で整理しようとしている。

 

スーツの生徒「うむ…あくまでペナルティとやらは規則を破った者にのみ与えられるのか…」

 

と、体育館に入ってきた男子が苗木たちの輪の中に近づきながら言う。

 

大和田「さっきのはテメェか?」

 

スーツの生徒「ん?」

 

大和田「とぼけんじゃねえ!さっきの俺に向かって何か投げつけてきただろうが!!」

 

大和田はスーツ姿の男子に食ってかかろうとしたが、彼は片手で彼を制するジャスチャーをした

 

スーツの生徒「まぁまぁ、焦らないでもらえるかい?どうやら、まだ入学式は終わってないようだ…」

 

不二咲「え?でも、爆発したってことはあのヌイグルミも壊れて…」

 

 

モノクマ「ヌイグルミじゃなくてモノクマだよ!」

 

山田「ぬぁぁぁー‼︎また出たー‼︎」

 

教壇から先ほど爆発したはずのモノクマが再び姿を現した

 

大和田「てめぇ…本気で俺のこと殺そうとしたな…」

 

モノクマ「そりゃそうだよ!殺されそうになったら殺すよ!

今回は見逃すけど次は無いよ!ところで…」

 

モノクマは振り返って新たに現れた男子の方を見た

 

モノクマ「やっと来たね!!今回は見逃すけど次に遅れてきたらペナルティだよ!!」

 

スーツの生徒「ん、以後気を付けよう」

 

苗木「君は?」

 

スーツの生徒「ん?私かい?おそらく私もキミ達同様ここの生徒だと思うのだが、違うのかな?」

 

腐川「お、おそらくって?…」

 

スーツの生徒「いやはや、目覚めてみると教室で寝てしまっていたようでね〜。だが、誰もいないようなので手当たり次第に人はいないかと彷徨っていたら、何やら体育館が騒がしいので、ここに来たというわけさ」

 

腐川「そ、そうじゃなくて、あ、アンタは誰って聞いてんのよ!!」

 

全員が共通して思っていた疑問をぶつける腐川に対してその男子は困った顔をした。

 

スーツの男子「ん〜、誰と言われても…、申し訳ない。どうやら私は記憶が曖昧なようでね…、自分がどのような経歴の人間かわからないのさ…」

 

苗木「記憶喪失ってこと?」

 

苗木の言葉にその場にいる霧切と十神、セレス以外が驚いた表情をした

 

スーツの男子「いやいや、記憶喪失といっても日常生活に支障をきたすほどではないようだから安心してくれ給え。」

 

当の本人はさも軽い怪我をしたかのように振舞っているが、周りからしてみればそんな軽くは流すことはできなかった。

そして、何よりも全員口には出さないが彼に対する第一印象は見事に一致していた。

 

『胡散臭い(なぁ)(ですわね)…』

 

そう、どこからどう見ても彼の印象は胡散臭かった。

 

身なりは素人目でもわかるような礼式的なスーツ姿ではあるものの、そのキチンとした服装に似つかわしくない飄々とした態度と妙に年不相応な話し方が違和感を感じさせ、何とも言い難い雰囲気を漂わせていた。

 

 

 

モノクマ「そうだ、忘れるところだったよ。オマエラにこの電子生徒手帳を渡しておくね。

校則とか地図とか色々書いてあるから、無くさないようにね」

 

そう言うとモノクマは何処かに消えていった。

 

桑田「おいこれからどうすればいいんだよ…」

 

腐川「い、一生ここで暮らす?いやよ…」

 

山田「今週のアニメがぁ〜」

 

口々に不安や不満が漏れている

 

辺りに重苦しい空気が漂う

「殺人を行った者」だけが閉じ込められたこの空間から出ることができる

そのモノクマの言葉が全員を疑心暗鬼に陥らせている。

 

霧切「いつまでこうやって、お互いを牽制してるつもり?」

 

凛とした声が響き、全員が現実へと戻る。

 

生徒たちは、取り敢えず電子生徒手帳に記載された校則を確認する。

 

いまだ重い空気が漂うなか、恐る恐るモノクマから渡された生徒手帳を確認する。

画面上に浮かび上がる箇条書きの文書…おそらくこれが校則なのだろう

 

1

生徒達はこの学園内だけで共同生活を行いましょう。共同生活の期限はありません。

 

2

夜10時〜朝7時までを夜時間とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。

 

3

就寝は寄宿舎エリアに設けられた個室でのみ可能です。他の部屋での故意の就寝は居眠りとみなし罰します。

 

4

希望ヶ峰学園について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。

 

5

学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。監視カメラの破壊を禁じます。

 

6

仲間の誰かを殺したクロは卒業となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。

 

7

なお、校則は順次増えていく場合があります。

 

 

大和田「ざけんな!何が校則だ!そんなもんに縛られてたまるかってんだ!

 

セレス「でしたら校則なんて気にせず行動してみたらいかがです?

私としても校則を破った場合どうなるのか知りたいところですし…」

 

山田「しかし…そんなことになれば大和田紋土殿は残機ゼロ状態に…」

 

大和田「ッ……。オレはな、ガキん頃から兄貴にしつけーくらいに言われて育ったんだ…

男の約束は死んでも守れってよ…」

 

江ノ島「…で?」

 

大和田「俺にはまだ守りきれてねー約束があんだ…だからこんなとこで死ぬ訳にゃいかねぇんだよ!」

 

セレス「よくわかりませんが、校則は守るということでよろしいのですね?」

 

大和田「あ、そうなるな」

 

静寂の中、再び声が上がる

 

舞園「あの…ちょっといいですか…?」

 

霧切「何かしら、舞園さん?」

 

舞園「あ…あの、校則の6番の項目なんですけど…これってどういうことだと思いますか?」

 

 

6番の項目:仲間の誰かを殺したクロは卒業となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。

 

 

霧切「…他の生徒に知られてはならないってところかしら?」

 

舞園「そうです、そこが疑問になってて…」

 

十神「ふん!卒業したければ誰にもしられないように殺せってことだろう」

 

腐川「なっなんでよ…どうして?」

 

十神「そんなことはどうでもいい、与えられたルールを守ればいいだけだ」

 

十神の言葉により、再び沈黙が訪れる

 

朝比奈「とりあえずさ、殺人とかバカげた話は置いといてさ、校則がわかったんだからそろそろ学園内を探索してみようよ!」

 

と、気を取り直すかのように朝比奈が声を上げると他の生徒達もそれに呼応する。

 

 

苗木「ここはどこなのか、脱出口はないのか、食糧や生活品はあるのか…僕らには知らなければならないことが山積みだ!」

 

桑田「うぉっしゃあ!早速みんな一緒に探索するぞー!」

 

十神「馬鹿馬鹿しい、俺は一人で行くぞ」

 

しかし、十神は一人で行動しようとする。

 

十神「他人を殺そうとする奴がいるかもしれないのに、一緒に行動なんてできるか!

俺は自分の思った通りに行動するぞ!」

 

しかし、体育館を出ようとする十神を大和田が引き止める。

 

大和田「テメェ、勝手な真似してんじゃねぇよ!」

 

ヒートアップする2人を止めようと苗木が入ろうとするが、大和田の矛先が苗木に変わり強烈な拳が彼の顔に向かう。

 

苗木は目をつぶった。

 

しかし、誰かに後ろに引っ張られたようで、予想していた衝撃が来ることはなかった。

何が起こったかと恐る恐る目を開けると…

 

そこには自分の肩を抱えていた例の男子生徒の姿があった。

 

苗木「あ、あの…」

 

スーツの男子「ん、あぁ〜、すまない本来ならばこういう時は魅力的な異性が純真な行動に出て、君を助けるべきなのだろうが、状況が状況だからね。私で勘弁してくれ」

 

大和田「テメェ…」

 

スーツの生徒「まぁ、そう熱くならないでくれ。」

 

そう言って、苗木を助ける際に落ちたのであろうスーツの上着を拾いながら、彼は大和田に近づいて言った。

 

スーツの生徒「君がチームとしての団結力を大切にしている人間だということはわかる。そうやって、苦難を乗り越えてきたのだろう?そんな超高校級の暴走族である君がこのような状況において、独断行動をしようとしているメガネの彼に対して激昂するのは理解できる。」

 

大和田の肩に手を置く生徒

そして、そのまま今度は十神に方を向いた。

 

スーツの生徒「そして、同様に超高校級の御曹司である君が独断で行動に出ようとするのも、また私には理解できる。」

 

彼は今度は十神の方を見る

 

スーツの生徒「君は基本的に直面している問題に対しては、1人で取り組むべきと考えているのだろう? 他人が協力することを否定はしないが、自分はその必要はなく、そうあってはいけない。自らは一人で全てを為す強者でなくてはならず、そして同時に自分はそれが可能な人間であるという自覚もある。少なくとも今まではそうやって自身に降りかかってきた困難を打開してきたはずだ。」

 

十神はフンと鼻を鳴らすとそのままその場にとどまった。

 

スーツの生徒「さて…、とは言ったものの大丈夫だろう…。おそらく、この学園内で行われるであろう殺人は言いたくはないが、我々の中で行われるものだけだ。彼が1人であっても、その他の我々が何人かのグループに分かれて探索すれば少なくとも殺人を実行する者はいないだろう。落ち着いたところで、探索に行こうじゃないか?!」

 

彼の言葉を聞き、全員がこの後誰とともに何処を調査するかを決めようとした。

 

しかし

 

霧切「待ちなさい」

 

その言葉に全員が霧切に注目する。

しかし、彼女の目は一人だけを射抜いていた。

 

霧切「いい加減、あなたは一体誰なのかしら?」

 

スーツの生徒「どういうことかな?」

 

霧切の視線を気にした風もなく質問し返す男

 

朝比奈「でも、この人は記憶喪失だって…」

霧切「ええ、それが本当ならね」

 

葉隠「どういうことだべ?」

 

霧切「私達はお互いに自己紹介はしたけれど、その場に彼はいなかった…。」

 

霧切が彼に近づく、それに対し彼は動揺した様子もなく傾聴している。

 

霧切「にも関わらず、彼は大和田君と十神君のことについて知っていた。それも彼らの超高校級の才能についてもね…」

 

桑田「それが何だってんだよ…。俺たちはそれこそ全員が超高校級だぜ?多少の差はあってもそれなりに名が通ってるんだから、別にコイツが知っててもおかしくねぇだろ?もっとも、そうじゃねぇヤツもいるみたいだけど…」

 

そう言って苗木を見る桑田。

当の本人は何も言い返せずに居心地の悪そうな顔をしている。

 

霧切「けれど、彼は記憶喪失なのよ。であるならば何故彼は彼らのことを知っていたのかしら?」

朝比奈「な、何故って…」

 

セレス「彼が嘘をついているということですか?」

 

セレスの言葉にその場の全員が黙り、その視線の全てが彼に向けられる

 

霧切「ええ、そして…もしそうなら何故彼はそのような嘘をつく必要があるのか?」

 

スーツの生徒「つまり、何が言いたいのかね?」

 

彼が身体を霧切に向ける。

その表情は特に追い詰められた風もなく笑顔だった

 

霧切「あなた、さっきのモノクマっていうのと何か関わりがあるじゃないの?」

 

霧切の言葉に全員が息を飲む

 

すると、彼は息を吐いて言った

 

スーツの生徒「なるほど…。確かにお嬢さんの言う通りなら、私は非常に怪しく、危険な男だろう。私がキミの立場でも、そう思うだろう…」

 

腐川「じ、じゃあ…、や、やっぱりアンタ…」

 

スーツの生徒「だが…、その質問に対して私が出す答えは変わらない」

 

石丸「じゃあ、君は本当に記憶がないと言うのだな!」

 

苗木「じゃあ何で2人のことを?」

 

スーツの生徒「うむ、諸君らの疑問は2つ。①わたしは本当に記憶喪失なのか?②記憶喪失ならば何故2人のことを知っていたのか?」

 

彼は身を翻して、全員の顔を見る

そして、まるで舞台上の役者のよくに仰々しく語った

 

スーツの生徒「①の質問に関して諸君らを納得させる弁明はできない、それこそ信じてもらうしかないだろう。だが、②に関しては簡単だ…。」

 

彼の言葉に再び全員が彼を見つめる。

その視線の中には厳しいものもある。

 

スーツの生徒「見ていたのだよ」

 

十神「見ていただと?」

 

スーツの生徒「いや、正確には観察とそれに基づいた計算といったほうがいいかな。」

 

苗木「が、観察と計算?」

 

スーツの生徒「うむ、第1にここ希望ヶ峰学園にいる限り全員が超高校級の才能に恵まれた人間であることは確実だ。それこそ、そこのパンクな格好をした彼が言っていたように多少の認知度の差はあれどね…。」

 

彼に見られた桑田がギョッとする

 

スーツの生徒「では、次にそんな諸君らは各々、如何なる超高校級であるか?それを導くために必要だったのは第1に服装だよ」

 

江ノ島「服装?」

 

スーツの生徒「その通り。大和田君の方は見たがほとんど物語っているため難しくない。その気合の入ったヘアースタイルに足元まで届いた長い学生服。後ろには『暮威慈畏大亜紋土(クレイジーダイアモンド)』と書かれた当て字の刺繍。ここまでで彼はいわゆる不良学生という事が解る。一方で十神君は大和田君とは正反対といってもいいほど身なりを正している。しかも、身につけているもののどれもが超一流の品々だ。それこそ、彼のために仕立てられたと思われる寸分の狂いもない代物だ。そして、それを違和感なく着こなしている。おそらく、彼は常にそういった格好をしていると考えられるため、上流階級の出自であることは明らかだ。しかし、今言ったようなことだけでは、ここまででは彼らが「暴走族」そして「御曹司」である事までは分からない。」

 

朝比奈「じゃあ、何で?」

 

スーツの生徒「それは先ほどの諸君らの会話だよ。スイマーのお嬢さん」

 

彼の言葉に質問した自らの才能を見抜かれた朝比奈は驚く

 

スーツの生徒「今言ったように服装で彼ら2人の大体の素性はわかるが、やはり細かいところまでは結論は出せない。それこそ、ここまででは大和田君は超高校級の不良、十神君は超高校級のお金持ちやセレブかもしれない。ならば、より答えに近づく為には空欄をうめる必要がある。そうすれば解は出やすいからね。」

 

舞園「それがさっきの会話ですか?」

 

スーツの生徒「そうとも。先ほどの2人の諍いの原因は大和田君が輪を乱そうとした十神君の行動に対するものだった。であるならば、彼は不良であっても常に集団での結束に重きを置いている人物ということになる。それも集団のトップとしてね。そして、十神君は集団ではなく自分自身の個人としての行動をすることが重要と考えている。自分はそうしなければならいし、それができて初めて自分であることを認識できるかのように。そして、彼の言動の端端には自分以外に対してやや上から目線だ。言葉を選ばなくて申し訳ないが、十神君、君には選民主義的な思想が見える。」

 

十神「ふん!当たり前だ十神家の当主たる者は常に選ばれた人間でなければならない。そこいらの平凡な人間と一緒にするな!」

 

スーツの生徒「おっと、やはりそうか…。では、私は間違っていなかったようだ。」

 

十神の言葉にククッと喉で笑う男子

 

スーツの生徒「ならば君は自分のあるべき姿というものに対して何かしらの指針があるのだろう。そして、それは自らが見つけた理想像というものというよりはもっと周りからのプレッシャーを感じるような義務的な要素を内包するものだ。ならば先ほどの服装の件と合わせて考えてみるに、君は超高校級の御曹司ということで間違いないだろう。」

 

どうかね?っといった風に彼は首をかしげる

十神は舌打ちをしつつ、背を向ける

 

霧切「十神君のことはそれで良いとしましょう。では、大和田君は先ほどの貴方の計算とやらでは確かに大和田君が不良で集団に属していることはわかっても『暴走族』というところまでは分からないはずよ?」

 

そう言って、霧切は再び質問を重ねる

 

スーツの生徒「うむ確かに貴女の言う通りだ、だがそれも解るのだよ。言っただろう解に近づくためには空欄をうめる必要があると…」

 

山田「む〜。つ、つまりどういうことですかな?」

 

 

スーツの生徒「彼が暴走族であるというヒントが他にもあったということさ。」

 

セレス「ヒントですか?」

 

スーツの生徒「えぇ、先ほど彼を諌める時に肩に触れたが。その時の彼の筋肉の発達具合を見てみたのだよ。」

 

大和田「あぁ?それがどうしたってんだ?」

 

スーツの生徒「すると、肘から手にかけての筋肉よりま肩甲骨から上腕にかけての筋肉の張り具合が著しい。おそらく、日常的にそな部位を動かしているからだろう。よほど重いものを持ち上げているのだろう。そして、それ以上に下半身。腰から下にかけての筋肉は触らずとも見るからにそれ以上だ。そして、本人は意識していないのだろうが立っている時の足が外に向かっている、それこそガニ股とまではいかないまでもね。」

 

大和田はその言葉に反応して自身の身体を見る

 

スーツの生徒「そして、それらが日常的な習慣からもたらされる癖であるならば、不良でそうなるのはバイク、それも大型のものを起こして乗り回しているからではないからかね?ならば、君はおそらく『超高校級の暴走族』とうことになるのだか…」

 

如何かな?と大和田、そしてその場にいる全員に確認を求める

 

葉隠「す、すごいべ…」

 

石丸「なるほど、確かにキミの言う通りならば彼らのことを知っているように見えてしまっても違いない!!すまない、僕は君を疑ってしまった!!何と詫びていいやら!!殴ってくれても構わない!!」

 

スーツの生徒「いやいや〜、わかってくれたのであれば何よりだよ。」

 

と、ヒラヒラと手を振る

 

苗木「どうかな?霧切さん、彼を信じてみてもいいんじゃないかな?」

 

苗木の言葉に霧切は顎に手を当てた

そして、ふぅと息を吐くと

 

霧切「分かったわ、取り敢えずは信じましょう。ここでこうしててもしょうがないもの。でも、最後にひとつ教えてくれるかしら?」

 

スーツの生徒「何かね?」

 

霧切「確かに貴方の推理の通りなら2人が一体超高校級の何であるのかは予測できる。でも、それでも確実に100%、彼らの才能を言い当てる確証はなかった。もし、外れていたらどうしたのかしら?」

 

すると、彼はキョトンとした顔で「なんだそんなことか」と言って、口を開いた

 

スーツの生徒「そんなのは私が外して恥をかくだけじゃないか。もっとも、当たってしまったことで諸君らに入らぬ不安感を与えてしまったようだがね…」

 

霧切「貴方…。」

 

スーツの生徒「それに君は推理といったが、今のは推理ではないよ。言っただろう『計算』と、答えを求めるために空欄に情報を入れて式を解いたに過ぎない。代入した値が間違っていれば、解答も不正解となる。当たっていれば気持ちの良いものだか、間違ってしまってもそれはそれで面白いものさ。」

 

その言葉に霧切はため息をつくと、もう何も言うまいと口を閉じた。

 

江ノ島「まぁ、よく分かんないけどさ〜。終わったんならさっさと探索に行かない?」

 

朝比奈「あ!そうだった!!行こう、行こう〜」

 

石丸「おお!そうだ!では皆んな!!出発しようではないか!!」

 

こうして、全員は体育館を出て校舎内の探索に向かおうとした。

しかし、そこでまた男が声を上げる

 

スーツの生徒「おお!そうだった!!一つだけ諸君らに訂正しなければならないことがある!!」

 

その言葉に全員が彼を見る

 

スーツの生徒「記憶喪失の為に私は自分のことが全くわからないと言ったがあれは嘘だった!」

 

桑田「は?!」

 

腐川「や、やっぱりアンタ!」

 

もう何度目だろうという緊張が走る

 

スーツの生徒「いや、正確には知らない間に嘘をついていたことになってしまったということなのだがね…」

 

十神「いい加減にしろ!今度は何だ!」

 

スーツの生徒「名前さ」

 

苗木「名前?」

 

スーツの生徒「うむ、私の名前さ。どうやらこれだけは諸君らに教えることができるらしい」

 

朝比奈「らしい?」

 

スーツの生徒「ああ、先ほどのモノクマがくれた電子手帳に私の名前が書いてあった。」

 

そう言って、姿勢を正して口を開く

 

スーツの生徒「改めまして、諸君。私の名前は守亜定爾(モリア・テイジ)、以後お見知り置きを…。もっともこの名を信じるか否かも諸君ら次第だがね…。」

 

うやうやしく礼をしたその男に苗木は先ほどまでの彼には感じなかった寒気を背中に感じた。

 

これは数字のお話

 

これは数学の問題

 

これは希望(+)と絶望(−)の数列。

 

そして、超高校級の◾︎◾︎◾︎の授業

 

to be continue…




いや、すいません。
新茶をそのまま出したら、学生の中に胡散臭いアラフィフがいることになってしまうことに気づいたのです…。
こんなことなら、シリーズ1作目じゃなくてアニメオリジナルの方で考えれば良かったのですが…。

でも、とりあえずこの方向性でやっていきます!!
批判もございますでしょうが、どうか温かい目で見守って下さいorz

新茶改めて守亜定爾くんですが、名前は某名探偵少年の劇場番台1作目の登場人物を字を変えてつけました。ビジュアルですが、新茶の若い姿を想像して頂いてもいいですし、勝手に想像して下さってかまいません。個人的には『憂国のモリアーティ』のイメージで書いてます。キャラ的には新茶のままなので、彼より若干嫌な顔つきをしてます。

さて、長々と書きましたが第1話の感想を見て、改めてこのお話を続けたいと思い再び筆をとりました。
どうか、みなさまよろしくお願い致します。
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