人理修復に芸術家を入れてみた   作:小野芋子

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人理修復に芸術家を入れてみた

俺の名前はぐだ男。

周りからはマスターとか坊主とか色々なあだ名?で呼ばれているが一応はこの名前で通っているのでこう名乗らせてもらう。

 

さて、それでは早速だが俺の愚痴を聞いてほしい。

 

今までは人理修復のために四苦八苦していてこんな感じで愚痴をこぼす暇も無かったから溜め込んでいたものが多いのである程度は覚悟しておいてくれ。

 

 

 

それじゃあ早速俺とそいつ、今回の人理修復で俺とともに戦ったもう一人のマスターの出会いについて話そうと思う。

 

 

 

第1印象はそうだなあ。

 

変なやつだ。

 

まあカルデアに来て速攻床で寝ていた俺が言えることでもないがそれでもそいつはそんな俺が普通に見えるくらいには変人だった。

赤い髪に中性的な童顔。

身長は160前後と少々低めの背をしたそいつは黒い生地に所々赤い雲の絵が浮かび上がっている独特なマントを身に纏って廊下を歩いていた。

 

というより逆走していた。

 

っというのも俺がマシュやあの忌々しいレフに連れられてオルガマリー所長の説明会に行くために歩いていたらそいつは向こう側、つまり俺たちの目的地の方面から歩いて来たのだ。

 

この時点ではただの素行不良の少年。

まあ見た目が完全に子供だからやんちゃ盛りの少年という印象だったのだがそいつがマシュを見るなり

 

『お前の絵が描きたいから今から俺の部屋に来い』

 

と言ったその瞬間、俺のその印象は180度変わった。

 

ああこいつ変人だと。

 

余談だがこの時俺の存在はおろかレフの姿すら目に入っていなかったと気付いたとき俺のこいつの印象は悪い方に上方修正された。

 

 

 

 

けど、あらかじめマシュから魔術師は変なのが多いと聞いていたのでこのときはまだ変人とはいっても魔術師の中では普通な方だろうとそう俺は思っていた。

むしろそう言い聞かせていた。

じゃないの胃が痛くなりそうだったから。

 

だが甘かった、こいつはドがつく変人なのだ。

まずレフが話しかけても無視する。

やっと反応したかと思えば

 

『全身緑のセンスのかけらもない美しくもない汚いおっさんと話すつもりはない。早々に消え失せろ』

 

と一蹴。

当時は同情したけど今なら言える。

 

レフざまぁ、と。

 

結局はマシュの説得。

というよりも自らの体を売って(決してやましい意味じゃない)なんとか説明会に行ってくれるようになったがそこでもこいつはやらかした。

俺の隣の席だったこいつはオルガマリー所長の説明をガン無視して在ろう事か所長をスケッチしていたのだ。

分かるか?一番前の席、それも所長の真ん前というある意味での特等席に座ったこいつはスケッチしていたのだ。

当然怒った所長が喚き散らすがこいつはそれを無表情で無視。

どころか身振り手振りして話している所長に

 

『喋るのは構わんが口以外は動かすな。描きにくいだろ』

 

っとまさかの逆ギレ。

 

そこで俺は完全に悟ったのだ。

魔術師がおかしいんじゃなくてこいつがおかしいのだと。

まあその後になぜ説明中に絵を描いているのかと問われた時に淡々と美しいものを描くのに理由などいらんと返されて赤面した所長はチョロいと思う。

 

 

 

 

とまあこれが俺がこいつと初めて会った時の話だ。

どうだ?愚痴りたくもなるだろ?

しかもこんなでもマシュ以上に優秀な魔術師なんだぜ?

Aチームのリーダーなんだぜ?

それをマシュから聞かされたときは本当に絶望した。

 

しかも本人は招集をガン無視、って訳でもないけど所長の絵が描きたくなったからという意味の分からない理由で起爆粘土で作った自身の分身と所長の分身をレイシフトに向かわせるという舐めた真似をする始末。

おかげで所長もこいつも爆発から逃れたからなんとも言えないのが非常に歯がゆい。

 

まあ今ではある程度は弁えてるからまだマシなんだけどな。

っとマシュに呼ばれているから今回はこのくらいでおしまいだ。

まだまだこいつの変人エピソードはあるからそのときは是非とも俺の愚痴を聞いてほしい。

それじゃあ俺はここで失礼するよ。

 

 

 

 

 




主人公
名前 サソリ
あだ名 芸術家

サソリ デイダラ 2つの記憶を持つ。
性格はサソリよりで、見た目はサソリ。ただし傀儡ではない。
固有結界をもち詠唱ではなく口寄せの印によって発動する
能力は傀儡と起爆粘土を操ること。
英霊エミヤのように基本は魔力を消費して現実世界に生成する。
固有結界の中には万を超える傀儡と起爆粘土で出来た土があるためほぼ無敵。
魔力は多め。
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