NARUTO-カルタ外伝- 転生者の独擅舞台《チーターライフ》 作:新名蝦夷守
火影様に言われ、オレが木ノ葉の里内を1時間で走り回り探し回った結果集まったメンバーは以下の通りだ。
まず1人目は火影様からのご指名があった火影様の弟子であり木ノ葉が有する伝説の『三忍』の一人、自来也だ。
彼を見つけた場所は木ノ葉の銭湯(女湯)を一望できる高台だ。覗きの真っ最中(覗き魔の現行犯だった)に後ろから思いっきり頭部を蹴り飛ばして有無を言わさず連れてきた。まったくもう、この男は・・・状態である。
しかし、実力のほどは言わずもがなである。仙人モードになると不細工になるからと嫌がるかもしれないが戦闘力はとても高い。
そして2人目も火影様からのご指名であった、これまた火影様の弟子であり木ノ葉が有する伝説の『三忍』の一人、大蛇丸。
この人を見つけた場所は彼の両親が眠るお墓だった。初めは大蛇丸が所長を務める合法的な研究所にでもいるかと思い訪ねてみたが不在で、研究員から「大蛇丸様は研究に煮詰まったらいつも行く場所があります」と教えられ行ってみたのがそこだったのだ。
原作での知識からだと想像できないくらい穏やかな表情で両親に話しかけており、申し訳ないが人違いかと思ったほどだった。そんなときに悪いがこちらも時間がないので手短に事情を話し、大蛇丸も無事パーティメンバーに加入。
3人目は、二代目火影様の直系子孫にあたり森の千手一族の残り数少ない末裔である
彼は今年で20歳になる上忍だ。二代目様と同様で水遁に長けており、水の無い場所でも不自由なく水遁を操ることができる。印を結ばずに水遁の千本を飛ばす《天泣》をマスターしている人物でもある。
時空間忍術にも長けており、数多もの種類の口寄せの術を駆使して常に自分が優位に戦えるような戦場を作り出す才能を持った忍びだ。
以前任務で数回、自来也と
4人目は、二代目火影様に絶大な信頼を得ていたという、うちは一族の中では特異な存在であったうちはカガミの子孫にあたり、原作にも出てきたうちはシスイとは従兄弟でもある、うちはコロウという男だ。
他のうちは一族と同様に火遁に長けているのみならず、木ノ葉では珍しく風遁の扱いにも長けている今年17歳になる上忍だ。
数年前にうちは一族の持つ血継限界である写輪眼を開眼したことを機に、それから彼はうちは一族の者の大半が務める木ノ葉警務部隊の若きエースとして活躍している人物である。
その噂を聞いていた大蛇丸の推薦によって今回のメンバーに入れようということになった。
そして、伝説の三忍に推薦されたことを光栄なことと感じてくれたコロウは今回の事情を話すと快く引き受けてくれたのだった。
そして最後の一人になるが5人目はあの、はたけカカシだ。
原作では主人公であるうずまきナルト、うちはサスケ、春野サクラ3人の担当上忍として登場し、最終的には六代目火影にまで登り詰めた人物。
「木ノ葉の白い牙」の異名で他国から恐れられた天才忍者・はたけサクモを父に持ち、彼自身も父親譲りの才能をいかんなく発揮している天才忍者。
オレらの班の臨時担当をやっていたうちはオビトのチームメイトでもあり、その世代ナンバーワンの実力の持ち主だ。ちなみに師匠は「木ノ葉の黄色い閃光」と他国から現在進行形で恐れられている波風ミナト。
カカシは現在、11歳の中忍だが、父から受け継いだチャクラ刀の扱いと雷遁と土遁の扱いに長けた戦闘力の高い忍びの一人だ。
今回の任務では唯一の中忍となるが、生き残ることができたのであれば彼の今後の人生において非常に大きな経験を得ることになるだろう。
ちなみに現在は時系列で言うとまだ原作で言うところの『NARUTO-カカシ外伝-戦場のボーイズライフ』前なので、父・サクモが忍の掟よりも仲間の命を取った結果、木ノ葉の里から誹謗中傷され、挙げ句の果てには命を助けた仲間が裏切り、その仲間からも誹謗中傷され恩を仇で返され、心身疲労により自決した。という自身の幼少期にあった壮絶なその出来事へのトラウマからルールに固執し、任務では仲間に冷徹に接してしまうクールキャラとして地位を確立している状態である。
実のところを言うと本来ならば、木ノ葉の黄色い閃光である波風ミナトを探していたのだが、その最中に出会ったのがカカシだったのだ。
最初はカカシからミナトの居場所を聞いて探しに行く予定だったのだが、生憎ミナトは長期任務で里にはいないらしく代役としてカカシが大抜擢されたのだった。
「ミナトはいないのか?じゃあ、カカシ君でいいや」的なノリでメンバー入りしたのだが、それには本人が一番戸惑っていた。
この上記5名にプラスしてオレ、というメンバーでこれからダンゾウを追跡し、ダンゾウの暗躍を止める。
ダンゾウが向かっていた方角とオレの薄れてきた原作知識と照らし合わせると時期的にも第三次忍界大戦でのダンゾウの暗躍は、雨隠れの里長、山椒魚の半蔵と秘密裏に手を組み、雨隠れの里で急激に勢力を増してきた「暁」への騙し討ちだ。
これがきっかけとなり、リーダーであった弥彦が死に、輪廻眼を持つ長門が暁を戦争請負屋として、世界の戦争を牛耳ろうと舵を切ることになる。そして木ノ葉を襲撃するのである。
原作での時系列的に考えればオビトが闇堕ちしていなかったり、それ以前にまだ神無毘橋の戦いが起こっていなかったりもするが、もう原作が崩壊しつつあるのは致し方ないだろう。
まずは、目の前のことをひとつひとつクリアしていかないと。
ここはもうオレの知るマンガの世界じゃない。
オレが生きる現実の世界だ。
「それではみなさん、各自ぼくの影分身と手を繋いでください。ぼくのチャクラが全身に行き渡り
《天送身の術》
いつもご覧いただきありがとうございます。新名蝦夷守です。
今回はストーリーが全然進まず、、、orz
しかし、次回は進む予定です。お時間はもう少しください。
評価や感想をいただけると非常に励みになります。(ただし、ポジティブに限る)
活動報告の方でもアンケートを、行なっておりますのでご協力いただけると嬉しいです。