NARUTO-カルタ外伝- 転生者の独擅舞台《チーターライフ》 作:新名蝦夷守
勝手にこれからの戦闘を第三ラウンドと称する。
そのゴングを鳴らしたのは又旅、悟空、重明の3匹。
そのタイミングは3匹が五尾穆王と八尾化したキラービーに向けて放った尾獣玉が彼らに着弾し、爆発したとき。
尾獣玉を放った3匹一斉に走り出す。
ちなみにオレは重明の頭の上に乗っている。
「重明と悟空はまず
オレがそう指示を出すと重明が閃光弾の効果を混ぜた鱗粉の粉塵爆発で五尾と
それが起点となり、目くらましで五尾と
オレはその間、右腕から放出されるような状態で火遁のチャクラを練りに練り、圧縮に圧縮を重ねていた。
見た目は右腕から生えた炎の大剣。
炎の色は蒼色よりも更に薄い眩しいくらいの白。
それがゆらゆらと揺らめきながら大剣の剣身の部分が更に大きく伸びる。
「重明。オレが飛んだら
「
Oh......ブルータス、お前もか。
「んじゃ、頼んだよッ!!」
「
オレは乗っかっていた重明の頭を必要以上に蹴って上空へと大きくジャンプした。
首が外れそうな勢いでカクンとなっていたような気もするが、まぁ大丈夫だろう
そして実際に痛みはあったらしいものの大したダメージは受けてなかった重明はオレの要求通り羽交い締めをしている悟空ごと
うげー!気持ち悪りィィィ!!と、悟空が叫んでいるが知ったこっちゃない。
そうしている間にもオレは今回の跳躍した最高高度に達し、
ゆらゆらと揺らめいていた白炎の剣身は長く薄くそれでいて強く固定され、おとぎ話で見る聖剣のような風貌と化していた。
白炎が揺らめくことで熱量が逃げていたところを形態を固定化し剣身に留めることができたことによって火遁の域を凌駕する。
先ほど重明が出した拘束技、
それは触れるもの全てを触れる前に焼き斬る、いや、熔かし斬る実態の無い妖剣であり魔剣であり聖剣。
《断罪》
その無銘の炎剣から繰り出される一太刀は振り下ろされる最中、空間をも熔かしながら
「
それは俗にいう、火事場の馬鹿力。
その衝撃でオレの影分身で尾獣化している悟空は煙となりオレの
そして迫り来る斬撃に対して取る回避行動は、真剣白刃取り。
しかし、彼は知らない。
その剣に触れた者がどうなるかを。
彼は知らない。
この後、自分自身に起こる悲惨で悲劇的な末路を。
「ウィィィィィィィィィィィ!!」
体勢は崩され倒されたまま。
その状態で真剣白刃取りをしようとする
迫る炎剣に対して手で受け止めるその直前にずるりと皮膚が熔けるのを感じた
ドゴンと、大きな音と土煙を立ててナニかが落ちる。
それは
横に転がって回避した際に、腕だけは回避しきれずに炎剣に触れてしまったのだ。
熔かし斬られた腕の断面は綺麗に焼かれてしまっている。
そのことに未だ気付いていない
が、写輪眼それも万華鏡写輪眼を発動させているオレには
振り向きざまに右腕を振りぬくとその一動作だけで4本の蛸足を切り落とした。
それと同時に
そして地に満身創痍で横たわるのはキラービー本人の姿。
その周りには尾獣化が解かれても尚残る、4本の蛸足と八尾牛鬼の右腕。
この状況を
そして印を結ぶ。
《封尾法印》
そしてその巻物に牛鬼の
「ま、今回のところは見逃すか」
オレはその場に唯一残した牛鬼の右腕を見ながらそう呟いた・・・。
皆さまおつかれさまです。新名蝦夷守です。
更新遅くなりました。次回更新もこんな感じだと思います。
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