異世界侵略 ~転生者たちが侵略す~   作:グレン×グレン

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ハイスクールD×Dのまとめウィキを我慢できずに作ってみました。

URLは活動報告に記載してあります/)`;ω;´)


会談混乱 ~思わぬところで三大勢力!?

 そして次の日、俺たちは部室でイリナたちを待っていた。

 

 ああ、こういうのはなんか緊張するな。

 

「大丈夫ですか、イッセー先輩」

 

 小猫ちゃんが俺を気にしてかそう尋ねてくれる。

 

 いっけね、後輩を心配させたらいけないよな。

 

 でもここで嘘を言うわけにもいかないか。素直に行った方が安心してくれそうだ。

 

「ま、ちょっと緊張してるかな?」

 

「転生者は戦闘経験があると聞きましたが?」

 

「下っ端の少年兵が、敵との会談なんて参加するわけないだろ? だからこういうのは慣れてないんだよ」

 

 ほんと、将来的な戦力と使い捨ての間ぐらいの俺たちにそんな任務は言い渡されない。せいぜい離れたところで睨み合いをするぐらいだ。

 

 だから少し緊張してる。うん、どうしたもんかね。

 

 何より不安なのはアーシアと木場だ。

 

 アーシアはアーシアで青い顔をしてるし、木場はすごい殺気立ってる。

 

 教会の連中がアーシアの正体に気づいたら、間違いなく嫌なことを言いそうだ。

 

 まあ、敵を助けたなんて知っていい顔をする連中はそうはいないだろう。滅ぼすことが目的なら当然だ。殺すつもりで活動している人からしたら、むしろ不快感だらけのはずだ。

 

 木場は木場で教会にいい感情を抱いているわけがない。むしろ殺意とか憎悪とかがいっぱいのはずで、実際そういうところを何度か見せている。

 

「いざとなったら俺たちが動かないとな。頑張ろうぜ小猫ちゃん」

 

「はい。祐斗先輩を止めるのか教会の連中を止めるのかはわかりませんが」

 

 そう不安げな声を上げる小猫ちゃんだが、しかし気合は入っている。

 

 ああ、頼もしい限りだ。

 

「おう、そろってるな?」

 

 と、部長が部室に入ってきた。

 

 そして、真剣な表情で俺たちを見渡す。

 

「いいかお前ら。俺様の顔に泥を塗るな、以上!」

 

 と、はっきりばっさり言い切った。

 

 間違いなく木場を牽制する言葉だ。これはまた間違いない。

 

 そして、木場が何か言うよりも早く魔方陣が展開されて声が聞こえた。

 

『リアス。・・・教会の方がいらっしゃいましたよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 入ってきたのは、やはり昨日の二人組だった。

 

 青い髪の方はゼノヴィアと言うらしい。

 

 そして、話の内容はもっと危険だった。

 

 なんでも、エクスカリバーが堕天使幹部のコカビエルに盗まれたとかいうのだ。それも四本。しかもこの街に潜伏したとか言っている。

 

 おいおいおい、おいおいおいおい。なんでそんなもん盗まれてんだよ! っていうかなんで四本なんだよ!?

 

 心底疑問が頭の中に浮かんだ俺に気づいて、部長が軽く手を挙げて会話を遮る。

 

「お、言ってなかった。悪いがイッセーは新米なんで、補足説明させてくれよ」

 

「あ、そうなの? 実はねイッセーくん、エクスカリバーは先の大戦で折れちゃったのよ」

 

 と、イリナが簡単に説明してくれる。

 

 なんでもエクスカリバーは三大勢力の大戦で砕け散ったらしい。

 

 だけど、エクスカリバーの力は貴重。そのままなくすのはもったいなく、そして欠片の状態でも十分すぎる力があった。

 

 そこで、七本に分かれた欠片をそれぞれ核として、新たに七本のエクスカリバーが作られたそうだ。

 

 そして教会側が六本のエクスカリバーを保有していたのだが、そのうちの四本が盗まれたと。

 

「今はこのような姿になっている」

 

 といって、ゼノヴィアと名乗った青い髪の少女が布をはいだ。

 

 そこにあるのは、斧のような鍔を持つ大剣。

 

 ああ、一瞬でわかった。これ、マジでやばい奴だ。

 

 そしてイリナも反応するかのように、腕に巻き付けてあった紐を解く。

 

 引っ張られたひもはあっという間に日本刀になった。え? それもエクスカリバー?

 

「私のエクスカリバーは擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)よ。こんな風に自由に形を変えることができるの」

 

 へえ。そんなことができるのか。

 

「イリナ。悪魔に能力を説明する必要はないだろう」

 

「あらゼノヴィア。悪魔が相手だからって教会の信徒として誠意は見せるべきだわ。それに、種バレたからって負けると思ってるの?」

 

「言ってくれるじゃねえか。タネさえ分かれば倒せる奴らは何人もいるぜ?」

 

 と、教会二人組と部長とで微妙に火花が散ったが、しかしコレどうしたもんか。

 

 特に木場だ。いまのを挑発と受け取ったのか、割と本気で殺意が放たれている。

 

 先に部長に牽制球を放たれいてるから大丈夫だと思うけど、このままだとキレかねないな。

 

「・・・で? そっちの話の本題はなんなんだよ?」

 

「簡単な話だ。今回の騒動に、悪魔側の介入を認めない・・・とね」

 

 おいおい、むちゃくちゃ言ってくれるな。

 

 部長もそう思ったのか、割と切れ気味で鋭い視線を向ける。

 

「ハッ! 自分の縄張りで好き勝手してる馬鹿をほおっとけってか!? ・・・喧嘩売ってんのか、お前ら」

 

「上は悪魔も堕天使も信用していないのさ。欲望に染まった悪徳の存在同士、同盟を結んでいる可能性を考えている」

 

 うっわぁ、はっきり言いきったよ。

 

 あ、だけど・・・。

 

「まあ、あながち間違っちゃいないな」

 

 部長ぅうううう!? 確かに的外れじゃないけどそれを往ったらいかんでしょう!?

 

「・・・なんだと?」

 

 想定外だったのか、ゼノヴィアの表情が愕然とする。

 

 その態度が見たかったのか、部長は面白そうににやりと笑うとふんぞり返った。

 

「的外れじゃねえっていったんだよ。直接関係を持ってるわけじゃねえが、神の子を見張るもの(グリゴリ)幹部の娘と俺様はメル友。そして、最頂点は戦争反対派だということで意見が一致している」

 

 あれ? お前だけ仲間外れなんだやーいやーい。とでも言いたげに部長は言い放った。

 

 そして、声もなく驚愕している二人を見てから、指を鳴らした。

 

「つーわけだ。そろそろ入って来いよ」

 

「あら、ようやく出番なのね?」

 

 といって、別のドアが開いてそこから一人の美少女が入ってくる。

 

 おお! 黒髪ポニーテールの美少女だ! マジすげえ!!

 

 と、思ったら小猫ちゃんとアーシアに同時に足を踏まれた。

 

「イッセー先輩。緊張感を保ってください」

 

「イッセーさん! そんなに大きい胸がいいんですか!?」

 

 ごめんなさい!

 

 と、その様子を面白そうに眺めながら、部長が立ち上がるとその美少女の肩に手を置いた。

 

「紹介しよう。こいつが神の子を見張るものの1人、バラキエルの娘だ」

 

「朱乃といいます。どうぞよろしく?」

 

 にやにやと笑う部長に、ニコニコと笑う朱乃さんという人。

 

 その二人をにらみつけながら、ゼノヴィアは今にも切りかかりそうな表情を浮かべた。

 

「欲望に忠実な悪魔と堕天使らしい。・・・上の懸念は当たっていたということか」

 

「あらあら。圧倒的に不利な状況で真正面から文句を言う。・・・好意を抱きますわ」

 

 本気で剣を構えるゼノヴィアにたいし、朱乃さんはニコニコとほほ笑んだままだ。

 

 すごい、すごい胆力だ。

 

 そして、そんなニコニコとほほ笑んだまま朱乃さんは告げる。

 

「それでは、神の子を見張るもの(グリゴリ)幹部である私の父バラキエルよりリアス・グレモリーに依頼を言付かっておりますの」

 

「なんだと?」

 

「え、それってなに?」

 

 思わぬ展開に聖剣使いがどよめく中、朱乃さんはこう言い放った。

 

「堕天使側が捕縛準備を整えるまでの間、ことの調査などをグレモリーに依頼しますわ。可能ならコカビエルの捕縛、場合によっては抹殺すら許可いたします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんですって!?」

 

 その言葉に、イリナが驚愕してゼノヴィアに至っては言葉もない。

 

 そりゃ当然だ。教会としては悪魔に今回の件に関わってほしくない。にも関わらず堕天使側が今回の件に関わるようにといってきた。

 

「どういうつもりだ! コカビエルはそちらの幹部だろう!?」

 

「簡単ですわ。エクスカリバー強奪はコカビエル様の独断です。彼は残存する神の子を見張るものの中で唯一の戦争再開派ですので、ほかの三大勢力の挑発目的で行っているものと思われます」

 

 ゼノヴィアの問いただしに、朱乃さんがそう告げる。

 

 なるほど。エクスカリバーは教会が大事にしているものだし、部長は魔王の妹だ。

 

 下手すれば戦争が再開してもおかしくない。それが目的だってわけか。

 

 だけど、その後始末・・・の下準備を悪魔であるリアス部長に依頼するとは同意つもりだ?

 

「アザゼル総督は今回の件を逆に利用し、三大勢力での和平会談を望んでおります。ですので、先手を打って悪魔側に協力を依頼しようということですのよ?」

 

「・・・欲望に堕ち、人々を堕落させる悪魔や堕天使と和平だと!? ふざけるな!!」

 

 今まさに切りかからんといわんばかりの勢いでゼノヴィアがまくしたてるが、しかし朱乃さんは意にも介さない。

 

「それならそれで結構。悪魔と堕天使だけで和平を結んだとして、天界に対する牽制球としては十分ですわ。・・・それとも、今の天界に悪魔と堕天使を両方相手にする戦力が残っていると?」

 

「あら、私達信徒たちの協力をもってすれば簡単にできるわ。信徒20億は伊達じゃないのよ?」

 

 自慢げにイリナがそう答えるが、しかし部長はそれを鼻で笑う。

 

「ハッ! 20億人信徒がいるからって、そいつら全員が戦闘要員ってわけでもねえだろ。それなら悪魔の契約者だって億を超えるってんだ」

 

「実に情けない話だが、まあ確かに総力戦となればそう簡単にはいかないか」

 

 ゼノヴィアはそれを聞いてうなづいて、そして席を立ちあがる。

 

「話は無意味だったようだ。まあ、一応の仕事は果たしたからな。それでいいだろう」

 

「そうね。私とゼノヴィアでコカビエルを倒せばそれで済む話だわ」

 

 イリナも立ち上がるが、ちょっと待て。

 

「オイ! まさかお前ら二人だけでコカビエルとかいうのを相手にするのか!?」

 

「その通りだ。サポート班として神父を何人か送っていたが、全員殺されているようでね」

 

 ゼノヴィアが当たり前のように答えるが、正気かよ!?

 

「信心深い連中ってのは本当に殉教を恐れねえな。この国にいると正気を疑うぜ」

 

「無宗教だらけのこの国を基準にされるのは不愉快だ。・・・それに、魔女を従えているそちらに正気を問われたくはないな」

 

 反論しながら、ゼノヴィアは視線をアーシアに向ける。

 

 ・・・ついに来やがった。

 

「なあ、アーシア・アルジェント?」

 

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