機動戦士ガンダムーレイジングフォルテー   作:ジャンマル

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ヴェーゼスVSサージエスト

 ぎゅおおおおおお。そのスラスターを吹かしながら旋回しながら接近してくるヴェーゼス。今回のサージエストは軽量タイプ、機敏に動けるタイプで装甲を少し軟らかめにしている。それが裏目に出て、さっそくダメージを食らってしまう。ダメージを食らいながらも必死であがこうとする姿はアニエスの闘志に火をつけていた。

「いいねえいいねえ!!」

「くっそ、どうする……」

「いいねえええええええ!」

 スラスターを吹かせつばぜり合い状態を押し切るアニエス。その姿はまるで鬼神だった。押し切った後、剣をレイピアのように突きを繰り返す。その効果はあって、サージエストは押され気味になる。が、サージエストは戦地での換装も可能だった。

「ここに来るまで重い装備はもってきてないっ!」

「なっ!? 移動力優先ってか!?」

「ミシマさん!」

「受け取れえええ!」

「何!? しまった!」

 サージエストの近くにいたトレーラーから射出される追加装備。それを掴み、自分で装備していく。攻撃をよけながらだったが、その装備は強襲用。弾の補充もしていて、まさに装備すれば使える状態だった。

「させねえ!」

「甘い!」

「なに!?」

 軽量型は前にもスラスターがあった。これは機敏に動くため、あらゆる個所にスラスターを搭載したから可能な技である。前のスラスターを吹かせ後退しながら装備をはめていく。

「ちっ!」

「完成――」

「おい、ヴェーゼス、SSSをよこせ!」

 アニエスはついにSSSを発動させるのだった。その動きはまるで獲物を狩る狼。鬼神のごとき飛び掛かるヴェーゼス。それを軽量型/強襲装備で迎撃するサージエスト。まさに一進一退の攻防だった。

 果たしてこの戦いに意味はあるんだろうか? 次第に僕の疑問は大きくなる。この戦いの先に本当に西暦の続きはあるんだろうか? そこは宇宙世紀なのではないだろうか? でも、抗うことに意味がある。ミシマさんはそう言っていた。だから抗おうとするのは僕の気持ちだった。……やってやる。

 たとえヴェーゼスだろうとサージエストの戦地換装戦法には勝てないと見せつける。そのためには――

「ミシマさん、後は任せます」

「おい、まさか!?」

「サージエスト――リミッター開放――」

 それは、SSSを通常の倍、つまりデメリットを増やすことでSSS発動時のさらに倍の性能発揮をさせる行為である。

 こうしないとあいつには勝てない。僕はそう確信してリミッターを外した。

「はあ……はあ……」

「急に動きが変わった……?」

 そう、アニエスはまだリミッター解除を知らない。

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