ソードアート・オンライン&艦隊これくしょん 2人の黒の剣士   作:不音

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はい。
一か月間ほんっっっっっとうに申し訳ありませんでしたぁ!
テストに備蓄、イベント速攻にまとめでモチベージョンが中々・・・
自業自得ですね、はい。
もう呆れられているかと思いますが、とりあえずとある人の助言によりなんとか書き上げたのでどうぞ。


第四話 βテスター

ホルンカの町へと無事戻った。

ドアを開けると、相も変わらず鍋をかき混ぜていたおかみさんがこちらを振り向く。

その頭上には、金色の!マークが浮かんでいた。

 

キリト「胚珠を渡して」

 

木曾は頷くと、アイテム欄から「リトルネペントの胚珠」を取り出し、おかみさんに渡す。

するとおかみさんは顔を輝かせ、木曾に向かってお礼の言葉を言っている。

そしておかみさんは、部屋の南にあるチェストの蓋を開け、僅かに古びた剣を取り出した。

木曾の前に立つと、再度お礼を言い、剣を差し出した。

 

木曾「ああ、ありがとう」

 

木曾も礼を言い返し、剣を受け取る。その剣を持った時、僅かに木曾の腕が下がった。

あの剣は初期装備のスモールソードよりそこそこ重いから、仕方ないだろう。

そこで今までの蓄積した疲労が限界になり、思わず椅子にどっかりと腰掛ける。

 

天龍「大丈夫か?」

 

キリト「ああ、大丈夫だ」

 

今頃、木曾の視界中央にはクエストクリアの文字が浮かんでいるだろう。

こうなるともうおかみさんは一杯の水も出してくれない。再び鍋に向き直り、

鍋をことこととかき混ぜている。

何分か経った頃だろうか、おかみさんがコップに鍋の中身を移し、大事そうに持ち、奥にあるドアへ歩いていった。

一月前はここで奥についていき、初めてここが仮想空間ではなく「現実」だということを実感した。

だが今は到底ついていく気が起きず、立ち上がり三人に声を掛ける。

 

キリト「・・・帰るか」

 

もしかしたらそれは、昨日までのような独り言だったかもしれない。

だが三人は、確かに頷き、言葉を返してくれた。

 

龍田「ええ、分かったわ~」

天龍「おうよ」

木曾「ああ、わかった」

 

それは、普通の人からしたらほとんど当たり前なのかもしれない。

だが、俺はその言葉で僅かな幸福感を得ながら、ドアをくぐった。

 

 

 

翌日 トールバーナ

 

天龍「ふあ~あ・・・・・で、今日はどうするんだ?」

 

少し眠そうにしながら天龍が言う。

ちなみに宿は俺一人と女性三人、という様に分けた。

別にもったいないなんて思っていない。これっぽっちも。

まあ、俺に他の女性と一緒に寝るなどという度胸はないだろうが。

 

キリト「ああ、それなら俺は行くところはあるけど・・・」

 

天龍「ん、どこかアテがあるのか?」

 

キリト「ああ、今日はここでボスの攻略会議がある」

 

木曾「ボスの攻略会議?」

 

キリト「ああ、ここアインクラッドを脱出するには第百層のボスを撃破しないとダメだって言ったろ?今日は第一層ボスの攻略会議があるんだ」

 

龍田「なるほど~、だからホルンカの町ですぐ休まずにここの宿屋に来たのね?」

 

キリト「ああ、残すのも悪いかと思って連れてきちゃったけど、別にもうついてこなくてもいいんだぞ?ボスに挑むのは危険だし・・・」

 

木曾「俺はついていくぞ?」

 

キリト「・・・・・え?」

 

天龍「ああ、俺もだ」

 

龍田「私もよ~。流石にそう簡単に恩を忘れるほどではないわよ~?」

 

恩とは迷宮区の事だろうか。

確かに助太刀には入ったが、結果的に俺も助けてもらったのだが。

 

木曾「今の俺たちのレベルと装備なら問題ないだろ?」

 

確かに、現時点で全員レベル10を超えている上に、装備もそこそこ上質な物だ。

仮にボスの攻撃が直撃しても恐らく2、3発なら耐えられる。

確かにこの三人が来てくれれば、かなりの戦力になるだろう。

 

キリト「・・・ああ、ありがとう。会議がもうすぐ始まる、行こう」

 

三人「ああ!(ええ)」

 

???「はーーーい!それじゃあそろそろ始めさせてもらいまーす!」

 

広場の中央にいる青髪のイケメンが声を出す。

 

ディアベル「今日は、俺の呼びかけに応じてくれてありがとう!俺はディアベル、職業は・・・気持ち的に、ナイトやってます!」

 

周囲に笑いが起こる。ジョブシステムなんてねーだろ、本当は勇者って言いてーんだろ!等々。

こんな寒い事を言っても笑いに変換されるイケメンパワーって凄いと俺は思う。

 

ディアベル「今日俺たちのパーティが、あの塔の最上階でボスの部屋を発見した!」

 

この発言で周囲の雰囲気がわずかに張り詰める。

 

ディアベル「俺たちはボスを倒し第二階に到達して、このデスゲームもいつかクリアできるってことを始まりの町で待っているみんなに伝えなくちゃならない。

それが、今この場所にいる俺たちの義務なんだ!そうだろ!」

 

あちこちから肯定ととれる声が聞こえてくる。

そしてどこからか生まれた拍手もどんどん広まり、仕舞いには口笛の音まで聞こえてきた。

 

ディアベル「それじゃあ早速だけど、これから攻略会議を始めたいと思う!まずは、六人のパーティーを組んでみてくれ!」

 

この一言で俺は慌てた。

 

仮に木曾達が組んでくれても二人も足りないし、周りはもうほとんど組み終わっている。

あちこちに視線を回していると、隅にマントを羽織った人がいた。

横に近づき、声を掛ける。

 

キリト「・・・あんたも、あぶれたのか?」

 

???「・・・あぶれてない。周りがみんなお仲間さん同士みたいだったから、遠慮しただけ」

 

それをあぶれるって言うんじゃないのか?と思ったが、まあいいや。

声からして恐らく女性プレイヤーか?少し動揺したが、

 

キリト「なら、俺と組まないか」

 

少し経った後、わずかだが否定されそうな雰囲気だったので、

 

キリト「ボスは一人じゃ攻略できないって言ってただろ?今回だけの暫定だ」

 

フォローを入れる。向こうが無言で頷いたので、メニューからパーティー申請をする。

相手が受諾し、視界の左上に俺と木曾達に加え、もう一つHPバーが追加される。

そこには「Asuna」と書いてあった。

 

天龍「お、組み終わったか?」

 

キリト「一人足りないけどな、どこ行ってたんだ?」

 

龍田「面白そうだから、離れて見ていたのよ~」

 

・・・性格から薄々察してたが、中々悪趣味だな。

人のコミュ障を飯のタネにしないでくれ。

目の前のプレイヤーも謎だが、またイケメンが話を始めそうだ、聞いておくか。

 

ディアベル「よーし、そろそろ組み終わったかな?じゃあ」

???「ちょお待ってんかぁ!」

 

上から声が聞こえ、周りが振り向く。

すると、髪をツンツンに逆立てた茶髪の男が数段飛ばしでディアベルの所へ跳んでいった。

 

キバオウ「ワイはキバオウってもんや!ボスと戦う前に、言わせてもらいたいことがある!」

 

少し嫌な予感がした。

 

キバオウ「こん中に、今まで死んでいった2000人に、詫び入れなあかん奴がおるはずやで!」

 

周りがざわつく。その詫びを入れろと言っているであろう人物たちに察しがついて思わず沈痛な表情になる。

 

ディアベル「キバオウさん、君の言う「奴ら」とはつまり、元βテスターたちのこと・・・かな?」

 

キバオウ「決まっとるやないかい!β上がり共は、このクソゲームが始まったその日にビギナーを残して消えよった!」

キバオウ「奴らは旨い狩場やらぼろいクエストを独り占めして、自分たちだけポンポン強なってその後もずぅーっと知らんぷりや」

キバオウ「こん中にもおるはずやで!β上がりの奴らが!そいつらに土下座さして、貯めこんだ金やアイテムを吐き出してもらわな、パーティーメンバーとして、命は預けられんし、預かれん!」

 

言っていることが滅茶苦茶だ。

だが、あのキバオウという男の言っていることはおおむね正しい。

確かに何も知らない初心者を投げ出して強くなろうとしたのは事実なのだから。

 

キリト「ッ・・・・・・・」

 

???「発言いいか」

 

広場の中央付近に座っていた大柄な男が立ち上がり、キバオウの所へ移動する。

恐らく2メートルは超えているのではないかと思うほどの大男だ、威圧感は相当なものだろう。

キバオウがわずかに下がった。

 

エギル「俺の名前はエギルだ。キバオウさん、あんたの言いたいことってのはつまり、元βテスターが面倒を見なかったからビギナーがたくさん死んだ、その責任をとって謝罪、賠償しろと」

 

キバオウ「そ、そうや」

 

そうするとエギルは腰のポーチらしき場所から手帳サイズの本を取り出した。

 

エギル「このガイドブック、あんたも貰っただろ?道具屋で無料配布してるからな」

 

キバオウ「もろたで?それがなんや!」

 

エギル「このガイドブックを配布したのは、元βテスターたちだぞ」

 

その一言で周囲がざわめく。

 

龍田「私も意見いいかしら~?私は龍田だよ」

 

キバオウ「こ、今度はなんや!」

 

龍田「キバオウさんはああいっていたけど、私と後二人は逆にβテスターの人に命を助けられたのよ~?」

 

エギル「つまり情報はあったにもかかわらずたくさんのプレイヤーが死んだ。それを踏まえた上で今回のボスとどう戦うか、それがここで論議されると思っていたんだがな」

 

・・・・・!?なぜ俺がβテスターだと知っているんだ。

俺は自分がβテスターだと言ったことは誰にもないはずだが。

周りから、小さくはあるが賛成らしき声がざわざわ聞こえてくる。

キバオウはさぞ居心地悪そうに歩き、どっかりと座り込んだ。

エギルはその隣に座り、龍田は俺たちの所に戻った。

 

ディアベル「よし、じゃあ再開していいかな。先ほど、ガイドブックの最新版が配布された。ボスの名前は、イルファング・ザ・コボルドロード。それと、ルインコボルド・センチネルという取り巻きがいる」

 

周りがざわつく。確かにβテストと同じだ。

 

ディアベル「ボスの武器は斧とバックラー。四段あるHPバーの最後の一段が赤くなると、

武器が曲刀のタルワールになり、攻撃パターンも変わる、という訳だ」

 

ここまでまとめてあるのは予想外だったのだろう、「すげぇ」「これなら勝てるんじゃ」等の声が聞こえた。

 

ディアベル「攻略会議は終わりだ。アイテムは入手した人の物、経験値はモンスターを倒したパーティーの物、金は全員で自動均等割りだ。異存はないかな?」

 

ここまでやってくれて異存も何もないだろう、全員から異存なしの声があがる。

 

ディアベル「出発は明日の朝10時だ。では解散!」

 

他の人達は仲間同士で作戦会議をしたり、レベリングや準備のためだろう、道具屋などに走っていく者がほとんどだ。

気になったので、隣にいる龍田に尋ねた。

 

キリト「どうして俺がβテスターだと?」

 

小声で聞いた。向こうも配慮してくれて小声で返してくれた。

 

龍田「私たちがついていくって言ったあの時よ~」

 

え~っと、あの時は・・・

 

 

(今の俺たちのレベルと装備なら問題ないだろ?」

確かに、現時点で全員レベル10を超えている上に、装備もそこそこ上質な物だ。

仮にボスの攻撃が直撃しても2、3発なら耐えられるだろう。

確かにこの三人が来てくれれば、かなりの戦力になるだろう。

「・・・ああ、ありがとう。会議がもうすぐ始まる、行こう」

三人「ああ!(ええ))

 

 

キリト「あ・・・まさかあの時の情報から・・・」

 

龍田「そうよ~、ただの初心者ならそのボスとやらの攻撃の強さを知っている可能性は限りなく低いもの~。

後は仮に違ったとしてもキバオウさんへの牽制になるでしょ~?」

 

なるほど、そこまで考えてたのか。

 

木曾「おいおい、俺たちを置いて話を進めるなよ・・・」

 

天龍「そうだぞ~、龍田、お前いつの間に話し込んでるんだよ」

 

龍田「あら~ごめんなさい、道具の準備をしていないと思って準備しないと~って」

 

キリト「あ~、確かにポーション類の準備してなかったな。俺たちも道具屋行くか・・・」

 

木曾「ああ、分かった。・・・?ところであのマントを羽織っていた奴はどこへ?」

 

キリト「え?そこに座ってるだろ・・・いない?」

 

振り返ると、会議まではいたはずの人物がいつの間にか消えていた。

 

天龍「う~ん・・・まあ現地には来るだろうし最悪そこで渡せばいいか。とりあえず行こうぜ」

 

龍田「は~い」

 

木曾「ほらキリト、行くぞ」

 

キリト「・・・ああ、分かった」

 

なぜいなくなったのかが俺にはよくわからないが、とりあえず翌日の攻略準備をするために4人で道具屋に歩いて行った・・・・・




こんな感じです。
これからこうしようかな~・・・って構想を練っていたら、今の所全てのパターンで他の艦娘が出てくるんですよね。
そうなると基本的に活発な艦娘がいいんですが・・・誰にしようかな。
まあ追々決めていくか他の人に意見を聞きますか、不定期ですがこれからもよろしくです!
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