大日本帝国首都東京
日本最大都市であり日本軍本拠地と海軍大本営、大本営が存在する
大本営には最新鋭戦艦『大和』、装甲空母『大鳳』等の艦娘が配備され、次の南方作戦に備え各方面の鎮守府から戦力が集結していた
大本営に集結したのは他にも戦艦『武蔵』『長門型』『金剛型』空母『加賀』『赤城』『翔鶴型』『飛龍』『蒼龍』重巡洋艦『利根』『摩耶』駆逐艦『島風』『照月』等実に70隻以上の艦娘が集結し、他にも大和型、長門型等を保有する鎮守府はいるが、ここにいるのは大本営直轄部隊と各鎮守府から選ばれた精鋭達だ
沿岸部には深海棲艦の襲撃に備えて強固な壁と防衛設備が敷かれている
深海棲艦へ対抗する艦娘が集結し、強固な防衛システムが構築され、人々へ安心感をもたらし多くの人々が暮らしていた。
人々は深海棲艦に対抗できる艦娘が属する海軍の最大基地が人々に安楽を与え、治安が守られ、長らく深海棲艦の襲撃が多々あっても全て迎撃が成功し、大本営が陥落すれば背後には多くの人間が住む東京が深海棲艦によって蹂躙され、殺戮の地獄を作り出す。
東京は沿岸地域を巨大な外壁で覆われ、常に大本営と付近の鎮守府に所属する艦娘部隊が警戒し、早期警戒レーダー網が構築された場所では世界有数の防衛設備も誇っていた
今日も人々は守られながらいつも通りの活動をしようと1日が始まると思い、市民は平和が始まると誰もが安心していた
しかし、それは簡単に打ち砕かれた
深海棲艦の攻撃は突如の出来事であり、防壁付近で巨大な爆発が起こり爆煙が上がる中彼らは現れた
異形の化け物、深海棲艦隊が浮上し、レーダーに映らない超高高度まで艦載機を飛行させ、高高度からの爆撃を開始した
とにかく被害を増やそうと艦載機の搭載している爆弾も多く搭載し、次々と爆弾を投下される、それは東京大空襲を連想するかのような悪夢な光景であった
投下されたエリアでは突然の空襲に政府組織が対応できず、市民は大混乱となっていた
必死に警察・消防・軍関係者等の政府機関が避難、救護活動するが、次々降り注ぐ爆弾に十分な対応ができなかった
大編隊を組んだ爆撃隊は次々と爆弾を投下し、深海棲艦は艦隊を3つに分かれ、1つの艦隊は東京へ真っすぐ航行し、2つ目は戦艦を中心とする水上艦隊、3つ目が航空部隊を誘導する機動艦隊
艦娘、日本軍も必死の抵抗で空が真っ黒になるほど対空部隊が弾幕を張る
しかし、高高度から爆撃する艦載機に対して弾が届かずあまり効果がなかった
それでも主砲、対空砲、ロケット弾を打ち続ける日本軍
この開戦直後で東京は艦娘が所属する大本営にはまだ影響はないが、市街地、工業地帯への空襲を許してしまい、被害が拡大していた
投下された爆弾によって火災が発生し、徐徐に広まり東京の上空は戦火の黒煙で染まっていた
それを愛しく見る者がいた
「・・・綺麗な戦火ね・・・いいわ・・・すべてを焼きなさい!・・・水上艦隊及び上陸艦隊は日本東京への侵攻を実行せよ!航空部隊は忌まわしいガラクタどもを牽制せよ!」
と戦艦水鬼が言い、重厚な主砲が不気味な機械音を鳴らしながらゆっくりと東京方面へ砲身が向く
「主砲射撃砲撃始め!目標東京港湾施設及び軍事施設へ攻撃開始せよ!」
その言葉を発した直後、戦艦水鬼が持つ40.6㎝三連装主砲が轟音を発し、主砲を放つ
それに続いて他の鬼、ル級、タ級も発射する
東京を突如襲撃してきた深海棲艦を迎撃すべく東京へ派遣されている日本軍は徐徐に反撃し始めた
彼らも必死の抵抗により、何とか深海棲艦の攻撃に耐えながら攻撃しているが深海棲艦の物量攻勢によって苦戦していた
「おい!艦娘達はまだ来ないのか!このままだと沿岸部が跡形もなくなるぞ!」
「もう少しだ!たった今入った情報だと横須賀から第一艦隊と第二艦隊、第四艦隊をこちらへ派遣するとのことだ!第一艦隊にはあの大和もいる!」
「たったの3艦隊か!?もっと出せないのか!敵艦隊は最低でも50隻は超えているぞ!」
「あっちのほうでも奇襲を受けているらしく、その対応で下手に戦力を出せない!俺らはそれまで何とか耐えるんだ!」
「くっ・・・ああ!わかったよ!深海棲艦どもめ!来るなら来い!お前らを鉄くずへ変えてやる!左30!広角44!撃てえええ!」
と要塞砲が発砲し、上陸部隊へ命中したのか深海棲艦の揚陸艇が爆発する
「次!左45!高角76だ!装填急げ!!!」
「了解!」
と沿岸部で交戦する日本軍は何とか耐えるが、戦況はじり貧となっていた
ついに上陸部隊の先頭を航行していた輸送船がコンクリート製の防壁を破壊しながら強行上陸し、中から悪魔の異形が吐き出される
「何だよあれは!?化物め・・・あいつらを撃てええええ!」
と次々吐き出される人型の形をした異形の怪物と戦車に4本の手足がついた化物たちに攻撃する沿岸部からは港湾施設、民間のビル、倉庫等から機関銃、機関砲の銃弾の雨、対空砲、ロケット弾も水平射撃の猛烈な攻撃を食らっても進む深海棲艦
頭上には敵艦からの15㌅以上砲弾があられのように降り、次々と着弾付近を破壊する
港湾部はもはや硝煙と火災から発生する焼けこげる臭いで充満していた
「くっ!?早く来てくれよ・・・艦娘達」
と将兵は祈るように言う
そんな交戦が東京湾岸部で繰り広げられ、鎮守府でも深海棲艦の空襲に艦娘が対空砲で迎撃していた
「高角よし!打ち方初めえええええ!」
と高角砲から放たれた砲弾は主翼に命中し、燃料タンクへ引火したのか、すぐに火だるまとなりバランスを崩した艦載機は海面へ墜落する
「けっ!こんなにも多いと対応が難しいぜ、おい!照月そっちはどうだ!」
「10㎝砲ちゃんが何とか頑張っているけど、こんなに多いと電探が処理に追いつかないよ〜!」
「へっ!それでもやるぞ!アタイは防空を得意とする摩耶様でもあるからな!こんなことでへばらないぜ!」
と集中配置型機関銃群から一斉に銃弾が撃ち出され、艦載機が複数の銃弾を命中し、爆発する
「っしゃ!この調子でいくぜ!一機でも撃墜できればそれだけ犠牲が少なくなる!」
「はい!」
そこへ通信が入る
『こちらは横須賀鎮守府の提督だ。対空部隊へたった今第三艦隊・第五艦隊が敵艦隊迎撃のために出撃した、もう少しの辛抱だ、いけるか?』
「提督!早いところやつらを撃滅してくれることを祈ってるぜ!」
『そちらへ援軍を出せずにすまない・・・大本営も敵機動部隊の空襲で大混乱となっている、彼女たちも頑張ってくれているがどうやってももう少しかかる』
「いいってことよ!アタイは摩耶様だぜ?防空はアタイの得意分野ってね!」
と対空砲を撃ち出す
「だが、さすがにこれ以上増えればどうしもない!早いとこ何とかしてくれ!」
『わかった、あと少しだ、頼むぞ・・・』
「おう!任せろってんだ!」
「・・・よし、照月聞いたか!後少しで第三艦隊と第五艦隊が敵機動部隊を攻撃してくれる、それまでの辛抱だ!」
「はい!秋月型の意地見せてあげますよ!」
と他の艦娘もそれに応えるかのように対空砲を上げる。
大編隊を組む数百の艦載機は鎮守府へ襲いかかり、爆撃されながらも対空砲弾を撃ち続ける
次々と上陸する深海棲艦は輸送船から人間の形状はしている化物を突撃させ、日本軍へ襲いかかる
その光景はまるで濁流のように押し寄せ、銃弾が命中してもすぐには死なず、砲弾が命中してやっと倒せるほどであった
上陸部隊は沿岸部を艦砲射撃及び空襲によりそこら中で火災が発生し、市民誘導を行う人、逃げ惑う人、迎撃に向かう人等混乱状態であり、
深海棲艦は海岸へ上陸すると一気に内部まで押し込めようと侵攻し、それを必死に行かせまいと攻撃する日本軍
上陸する深海棲艦は人の形に胞子が付いた白色の肌色の異形の兵士、戦闘車両は不気味な手足が付き、搭載されている機銃、主砲からの猛烈な攻撃、接触した兵士の中には捕食される者もいた
それでも艦娘達が援護してくれると信じ、交戦していた
無線からは日本軍の叫びが発せられる
『こ、こちら第四銃座!やつら兵士達を食ってやがる!?至急応援を求む!このままだと全滅だ!』
『ああああ!?こっちにくるな!くるなあああああ!!!』
『糞!補足された!迫撃砲の掩護射撃を要請する!』
「何だよあれは!?撃っても撃っても死なない・・・化物め!」
とビルからアメリカ軍から譲り受けたM2ブローニング機関銃で銃弾の雨を浴びせるが、深海棲艦の兵士は命中しても、動き続け手足がもぎ取られても動き、頭部を撃ち抜かればようやく倒れる、まるでゾンビのような光景であった
「拙い・・・このままだと数で押し切られる・・・何としてもここで防衛するんだ!!!俺たちの後ろには東京市街地がある!ここを抜けらればやつらは虐殺を繰り広げるだろう!いいか!死んでもここを死守するぞ!」
「おう!」
と建物に強烈な振動と爆発が発生し、軍曹は外を見ると機関銃と思われる機関砲を2門を持つ戦車型の化物がこちらへ照準を合わせていた
「ち、戦車型だ!おい!あの化物を黙らせろ!」
「対戦車ロケット弾を打ち込め!」
とロケットランチャーを持つ兵士は窓際へ移動し、敵戦車へ照準を合わせる
「よし、やつを援護するぞ!」
と近くに居た兵士はライフルで牽制する
「くたばれ!!!」とロケット弾が発射され、真っすぐ猛スピードで戦車へ突っ込み巨大な火柱を立て砲塔が吹っ飛びながら爆発する
「やったああああ!!!」
と戦車を破壊したことに歓喜するが、隊長が怒鳴る
「喜ぶのは後にしろ!まだやつらはうじゃうじゃといやがる、次の戦車が来たぞ!あいつは重戦車型だ!やれ!」
「りょ、了解です!」
と沿岸地域では何とか防衛戦が展開され、そこへ応援の軍団も到着した
到着したのは東京方面防衛部、陸軍戦車隊であった
この戦車は日本軍が開発した61式戦車とよく似た戦車である
しかし、忠実の61式戦車と違うところは主砲こそ90㎜ライフル砲ではあるが、最大装甲150㎜、副武装7.62㎜機関銃、1.27重機関銃M2、40㎜機関砲と重装備であり、深海棲艦へ対抗意識が強い設計となっている
「!11時方向、雑貨ビルの一階付近に敵戦車!重戦車タイプの大型戦車型だ!」
「了解!照準よし、撃てええええ!」
と戦車から砲弾が上陸した敵戦車へ飛来し、命中するが、金属音の擦れ合った音が響き、跳弾する
「糞!やつらめ・・・また新型の戦車を出し上がったな・・・次弾装填急げ!敵戦車は装甲が厚いぞ!」
装填手が砲弾を装填し、次弾も発射する
「撃破できてくれ・・・撃て!」
と命中するが、今度も装甲により跳ね返させられた
「く・・・この戦車では対抗不可能か・・・よし、履帯だ!履帯を狙え!」
「りょ、了解です!」
とその直後に車体を大きく揺らす衝撃波が伝わり、車内に居た乗務員は強く壁に打ち付けたりした
「う・・・被害報告!」
「砲弾は命中しませんでしたが、機銃が衝撃により故障!」
と打ち付けたのか頭から血を流しながら報告する砲手
「エンジン及び装甲は大丈夫です!」
「車長!敵戦車は120㎜砲以上の主砲を持っているかもしれません!命中すればこの戦車も木っ端みじんです!」
と叫ぶかのように言う
「当たらなければいい!砲手!撃て!」
と放たれた砲弾は敵戦車の足回りに命中し、転輪が吹っ飛ぶ
「よし、回り込め!背後なら装甲は薄いはずだ!」
「了解!」
「早いとこ援軍が来ないと戦線が崩壊するぞ・・・糞・・・新型戦車があれば勝てるかもしれないのに・・・」
と言った途端目の前の戦車が爆発する
「!あれを見ろ!」
と一人の兵士が上空へ指を指す
「!水上機!?ということは・・・」
『こちら第四艦隊旗艦日向、東京沿岸部への支援へ参った、これより援護する』
「!了解!やつらは海岸を中心に展開している!砲撃支援を求む!」
『了解、こちらでも確認したこれより火力支援を開始する、付近にいる部隊は注意せよ』
「了解!おいお前ら!艦娘達が援護に来たぞおおお!このままやつらを海へ押し返せ!!!」
「うおおおおおおお!!!!」
とそれに応えるかのように声を上げ、重火器による強烈な火力が深海棲艦を襲う
日本軍は何とか艦娘の援護の下、反撃できているが、ジリ貧であることには変わりはなかった・・・
深海棲艦の上陸部隊はそれでも数で押そうとしており、それでも海岸から次々新たな上陸部隊が上がる
両軍は一歩も引かないどちらか、が倒れるまで交戦し、戦いは更に激しさを増した
横須賀鎮守府から派遣された第一艦隊と第二艦隊は大和を旗艦とする合計24隻の艦娘で構成され、事実上連合艦隊である
連合艦隊の任務は敵勢力の東京及び上陸地点へ艦砲射撃を行う水上部隊撃滅であり、そのために大和、長門を始め、武蔵、金剛、重巡鈴谷、熊野、第二艦隊には大鳳、翔鶴型が配備され、加賀・赤城・飛龍・蒼龍は第三艦隊へ任命され、敵機動部隊の殲滅へ派遣していた
「こちら大和、目標へ向け真っすぐ航行中、後10分で敵艦隊視認可能圏内まで入る予定」
『こちら桂提督、了解』
「今度の敵は姫クラスを交じる大艦隊とはな・・・今回の戦闘は激しくなるな・・・」
「油断は禁物ですよ、姫クラスは最低でも5隻は確認され、更なる大隊を派遣することも考えられます。
殲滅には制空権確保後、弾着射撃及び魚雷攻撃で遠距離からの殲滅を行います。」
「了解だ、第二艦隊は既に発艦を済ませている頃だろう」
「ええ、陸上からは大本営の爆撃機隊が援護に来てくれるようで、多少は楽になるでしょう」
「爆撃機?ああ、海軍が開発した新型の爆撃機か・・・確か銀河改だったな」
*銀河改 日本軍は深海棲艦によってアメリカとの戦争は中止になり領海を損失後、深海棲艦へ通常兵器が有効ではなく艦娘へ予算や技術は投資していたが、妖精と大本営が共同開発により何とか銀河・連山といった爆撃機の設計を更に発展させた、銀河改は4発エンジンを搭載する大型爆撃機であり、搭載量も8tと大量に搭載できる
アメリカ軍が運用するB29よりは小さいがそれでも搭載量8tはB29と1tの差でしかなく、更に深海棲艦への猛烈な火力による空爆及び艦娘支援攻撃等及び長距離哨戒を想定した爆雷、ソナー等も搭載できる
試験的には銀河改に大口径の砲台を搭載し、上空からの火力支援を想定した地上支援機も投入されていた。
「やった〜!銀河改が援護してくれるならこの戦況貰ったもん同然だね〜」
と第一艦隊に所属する鈴谷が楽観的な意見を述べる
「慢心はだめですよ・・・爆撃機も到着するのに10分程かかり、制空権を確保できねば撤退する可能性もあります。
引き締めて戦闘へ励んで下さい。」
「了解です」
とそこへ通信が入った
『こちら第二艦隊旗艦大鳳、艦載機発艦は完了しました。まもなく敵艦隊との交戦に入りますが、上空に注意しつつ砲撃をお願いします。』
「こちら大和、了解です。」
「そっちも気をつけてね〜」
『はい!大和さん達も気をつけて下さい!』
と通信が止まるが、大和はジト目で鈴谷を見る
「鈴谷?旗艦の通信に割り込むなと何回言えばいいのですか!もう・・・」
「まあまあ、そんなお固いことを言わずにさ・・・気長にやろうよ〜」
「はあ・・・あと数分で戦闘領域へ入りますが、各自いきますよ!」
と旗艦の合図と共に速力を上げ、敵水上艦隊へ突撃する
目の前には異形の深海棲艦が陣形を組み、こちらへ気づいたのか、砲身を合わせ撃ち込んできた
「ふふふ・・・やっと来た、憎き忌まわしいガラクタどもめ・・・さあ楽しませてもらうわよ・・・貴方達の戦闘を!」
と最初に撃ったのは深海棲艦からだった
巨大な水柱を受けながら、回避する大和達、敵からの砲撃はこれまでにない濃密な弾幕であり、回避する
上空では制空権を争っているのか、第二艦隊の翔鶴達の零戦隊及び紫電隊が敵艦載機と交戦している
一つ、一つまた一つ艦載機が両軍、激しい交戦のためか、撃墜される。
それを見た大和は制空権奪還に少し時間がかかり観測弾着射撃は望めないと瞬時に判断し、レーダー射撃及び目視での砲撃を行った
「全艦隊!前方敵勢力へ照準!薙ぎ払え!」
と砲撃直前、大和の主砲から出る衝撃波が周りにいる艦娘にも伝わり、そのまま砲弾は敵艦へ命中したのか、巨大な火柱を立て轟沈する
「うむ、初弾命中とはついているようだな・・・この長門も砲撃を開始する!」
と各自戦意高揚しながら、次々と敵艦を沈める
「なーんだ、これくらいなら爆撃隊が着く前に決着が付くんじゃない?」
「うむ、だが、まだ安心はできない、私たちが轟沈させたのはノーマルタイプか、エリート級だ
まだまだ姫クラス、フラグシップ級は多くいる!」
「了解っす〜」
と鈴谷から放たれる
深海棲艦側も黙ってやられるつもりはないのか、単発的な攻撃ながらも大和達へ圧力をかけていた
そして、戦艦水鬼から発射された砲弾が命中を出してしまう
「・・・!危ない金剛!」
砲弾は金剛の主砲へ命中し、装甲を貫通したのか、大爆発する
「うぐっ!?shit!提督に貰った大切な装備ガッ!」
「金剛さん!大丈夫ですか!」
「oh、第二主砲がやられてしまったね・・・でも、まだ戦えるね!」と無事な主砲で攻撃するが、金剛は先ほどの攻撃により大破まで追い込まれた
大和達も巧みな戦法と戦闘能力によって小破等は発生しているものの、金剛や駆逐艦数隻を除いて損害皆無であり、次々と深海棲艦を轟沈させていく
と暫く交戦していると深海棲艦の単発的な攻撃、いつまでもエリート以上が出てこない行動に大和は疑問を抱いた
(・・・・・どうしてこんなにもあっさりとやられるの?おかしい・・・今回の彼らにとって日本軍の拠点を叩くならもっと練度の高い深海棲艦を出すはず・・・いい加減な攻撃しかしていない・・・もしかすると時間稼ぎ?)
と大和は状況整理しながら冷静に分析していた
(もし時間稼ぎとなると本命はどこに?あの姫たちはこちらを観察するだけでいつまでも攻撃してこない・・・まさか!?)
と疑問を抱いている矢先に、電探に反応が出た
「!電探に反応あり!東及び南から新たな敵勢力を発見、こちらへ全力航行しています。」
「!この艦隊は陽動か!第二艦隊へ索敵を東南へ求む!」
ところが通信からは反応はなく、不気味なくらい静かだった
更に上空で艦載機によるドックファイトが繰り広げられていたが、徐徐に艦娘側の艦載機が少なくなり、敵艦載機の数が多くなっていた
不審に思い、第二艦隊へ通信を繋ぐ
「こちら大和です!第二艦隊へ応答をお願いします。」
「・・・!・・・・!!?・・・!」
「え?」
僅かに聞こえる声に通信機に耳を近づける大和
「こちら・・・艦隊・・・新たな敵機動部隊によって・・・空襲を受けています!・・・・・・・・・艦隊は大破と中破がほとんどで・・・・これ以上戦闘遂行がふK・・・・・・あ、瑞鶴!上空に爆撃隊が・・・・きゃあああああ!!」
断片的に聞こえる内容に大和は既に自分たちが罠に引っかかってしまったことを悟った
つまり、第二艦隊はすでに別働隊によって壊滅的な打撃を受け、更なる別働隊が迫っているということだ
「こちら第一艦隊旗艦大和!第二艦隊が敵別働隊によって甚大な被害を被ったとのことです!このままでは第一艦隊にも敵航空隊が押し寄せ甚大な被害が出る可能性があります!提督!指示を乞う!」
『何!?・・・・わかった、直ちに付近の第七艦隊から救助部隊を編成させ、向かわせる!
第一艦隊は直ちに第二戦線へ撤退されたし』
「了解です!全艦隊!第二艦隊は新たな機動部隊により壊滅的ダメージを負ってしまったとのことです!このままでは第一艦隊にも敵航空隊がじきこちらへ迫るでしょう、甚大な被害を負う可能性があるとし、第二戦線へ退避します!」
「何!?・・・第二艦隊は無事なのか?」
「わかりません、しかし、第二艦隊が全滅となれば制空権奪還は望めず、敵は機動部隊を抱える艦隊であり、作戦遂行が現時点で厳しいと判断し、退避します。」
「く・・・仕方ありませんわね・・・煙幕を張りますわ!」
「はい、お願いします。」
と大和は駆逐艦、軽巡等へ指示を出し、煙幕を張って一時的に退避することが決定した
「どんどん増えている・・・一体何隻いるの?」
と疑問を出すが、残念ながらそれに応えられる人物はいなかった
その戦闘様子を遠くから見るものがいた、それはゆっくりと深海を航行し、僅かなスクリュー音のみで深海棲艦を連想させる黒い塗料に何か発射するための蓋が多く設置され、船体の後部には巨大な円盤型のレーダーを備えた潜水艦だ
さらに船体の横には独立軍のマークがあった
「艦長〜地上では予想より猛烈な戦闘が見られます。既に深海棲艦によって沿岸部では上陸占領された地域も存在しており、壊滅的打撃を受けている可能性もあります。」
と妖精さんが艦長の妖精へ報告する
「・・・ふむ、これは少し拙いかもしれないな・・・日本軍に多少のダメージを負うことは想定しているが、壊滅的な打撃となると今後の計画にも影響するかもしれないね・・・・司令部からは何と?」
「はい〜あちらのほうも間もなく到着するとのことで、合図があるまで偵察を続けろ、とのことです!」
「そうか・・・了解、いつでもミサイルを発射できるようにしていてね?」
「アイアイサー」
と乗員の妖精は各部へ司令を出した
「・・・さて、深海棲艦め・・・今までの恨みここで晴らさせてもらうぞ、ふふふ・・・」
妖精さん達が操縦している潜水艦はジェラード達の監督の元で建造した攻撃型潜水艦であり、従来の潜水艦であればまだ葉巻型にすらできていない第二次世界大戦頃の潜水艦が主流である
しかし、建造した潜水艦の特徴としてはまずはミサイルポッドを搭載した葉巻型の通常型潜水艦だ。
ミサイルポッドとはいっても、あくまでも妖精さんの技術向上を目的とした船でもあり、アメリカ軍が使用するロサンゼルス級、バージニア級潜水艦のような原子力を使用し、弾道ミサイルを発射するタイプではなく、中型のミサイルを搭載する、近いものでいえばミサイルポッドが少し船体からはみ出ているデザインはロシアのボレイ級潜水艦のような形状が似ているだろう
機関も酸素を必要としない自衛隊が運用するそうりゅう型潜水艦が使用する機関と酷似している。(とはいってもこの世界では存在してはいないもの)
攻撃型潜水艦
全長40m(130m)
全幅3m(12m)
満載排水量4000t(12000t)
最大速力40kt
乗員60名
武装
誘導魚雷×25
対潜ミサイル×10
対地ミサイル×10
対艦ミサイル×20
各弾薬庫65基分
*なおこの数値はあくまで妖精さんのサイズに合わせた数値であり、()内が人間サイズに加算した場合の数値
また、潜水艦の装甲にはムナール甲と呼ばれる厚さ5㎜でも装甲300㎜の耐久性を誇り、ジェラードが教えた金属合成技術等の技術を導入した、これによって20.3㎝連装砲ほどであれば耐えることが可能だ。(あくまで耐えられるというだけで数発連続被弾した場合持たない)
今作戦に投入されている数は3隻であり、すべてが攻撃準備へ移行していた
同時にその光景を顔を歪ませながら見るものもいた
将校が着る白い軍服ににやけ付いた顔で東京の様子を見ていた
自分は安全な地帯へ避難し、高見の見物となっていた
「うむ・・・大本営の奴らも必死だな・・・そろそろ制圧する頃だと思っていたが意外とタフだな・・・まあいい・・・どうせ、奴らは全員消えてもらうのだ、精々楽しませてくれよ?」
深海棲艦が侵攻してから数時間が経過した
既に深海棲艦は一部の港湾地域より深くの市街地へ侵攻しており、急造であるが陣地を建設し、各方面の戦線では何とか日本軍が抑えている・・・
しかし、深海棲艦は倒しても倒しても無尽蔵に出て来る
艦娘部隊にも少なくない影響が出ており、深海棲艦による機動艦隊によって第二艦隊が全滅、第一艦隊にも全く無傷ではない
一応それ以外ではまだ影響は出ていないが、時間の問題でもあった
その様子は南方から接近するジェラード達も偵察機、潜水艦等から様子は見ていた
ジェラードは少し前放った偵察機と先遣隊からの情報を空間投影型パネルを見ながら分析していた
「思ったよりも追い込まれているな・・・深海棲艦はどうしてもここを陥落させたいようだな・・・」
「はい、陸上部隊でも戦闘様子を見る限り敵戦車は100㎜主砲を持つ重戦車も配備されているようで、日本軍が持つ主力戦車では厳しいでしょう・・・」
「うむ・・・少なくとも現在こちらが持つ主力戦車で勝つことは可能だが、集中的に撃たれると拙いかもしれないな」
「・・・提督?私たちはどのタイミングで救援へ入りますか?あと数十分で作戦行動範囲に入りますが」
と矢矧が質問する
「視認可能圏内に入ったところで攻撃する、ここからでも十分攻撃することは可能ではあるが、今作戦はあくまで日本政府との接触であり、そのためにまず我々の力を見てもらう必要がある。そのため見えないところから攻撃すればそれが私たちの攻撃だと思ってはくれるだろうが、インパクトにかける必要がある」
「OK!それまでは待機ということね?」
「そうだ、我々が作戦行動範囲内に入ったと同時に待機している先遣隊の潜水艦が深海棲艦機動艦隊及び地上軍へミサイル攻撃を行う
その後、水上艦隊の旗艦アイオワは矢矧、陽炎、初月を率いて敵水上艦隊へミサイル及び遠距離砲撃による狙撃せよ
雪風、セラは瑞鳳を護衛し、瑞鳳は対潜及び地上軍への支援として艦載機を発艦
私は攻撃部隊を敵機動艦隊及び水上艦隊へ向かわせ、日本政府との通信を行う
以上、何か質問は?」
「武器兵器使用制限は?」
「武器兵器使用は無制限、ただし、万一こちらの艦載機等が撃墜された場合、技術流出防止のため戦闘後、処理すること。」
「やったー!今回は全力でいっていいんだね?」
と陽炎は嬉しそうに言う
「ああ、全力で叩け、今回はあくまで我々の実力を見てもらうことも重要なことだからな」
「・・・かえって警戒されないでしょうか?」
「警戒はされるだろうが、下手にこちらの技術及び兵器を拿捕する動きを少しでも抑制する抑止力も視野に入れている。無駄に血を流したところで何も意味はないからな」
「了解です。」
「他には?」
「HI、アドミラール?」
「何だ、アイオワ?」
「私たちの戦いもよく見て下さいね?全力で叩くわよ〜」
「・・・わかった、全力でやってこい、ただし、危険だと判断すれば撤退する、各自大丈夫か?」
「了解しました!」「OK!」「わかりました、マイマスター」
「さあ・・・海の魔物よ・・・お前達の戦闘を見せてもらうぞ?艦載機発艦用意!作戦開始!」
と妖精さん達があちらこちら走り、艦載機を発艦させるために準備に入る、ジェラードはそのまま潜航し、海中の中から艤装の側面からハッチが開き、艦載機が次々と発艦する
ジェラードの本質は潜水戦闘機運用と巨大な船体を活かした積載量で猛烈なミサイル、光学兵器による攻撃方法を有する空母である。
潜航時の発艦は潜水戦闘機の発進するための部屋へ注水を行い、発艦させるやり方
これは潜水艦が魚雷発射を行う際、必ず注水を行ってから発射する、この行程がなければ大量の水が船内へ入ることとなり、潜航に支障をきたすからだ。
また、注水してから発艦するため、艦載機も潜水モードへ移行し、通常の航空母艦から発艦するための飛行距離もカタパルトも必要ない
そのため、発艦するスペースは最小限で済む
次々と艦載機「JBT-177」「JT7ルジューラ」「飛行戦車」等が発艦する
艦載機は「JBT-177」を中心とするコードネーム「カローラ」
潜水マルチ型攻撃機「JBT-177」×30機
飛行戦車×15機
「JT7ルジューラ」を中心とするコードネーム「ミュール」
潜水戦闘機「JT7ルジューラ」×45機
飛行戦車×15機
合計105機の部隊である
「カローラ」は敵機動艦隊へ向かい、「ミュール」は水上艦隊へ向かう
独立軍率いる陣営が本格的に深海棲艦と人間との戦いへ介入する瞬間でもあった
待機していた攻撃型潜水艦にも司令が下された
「艦長!司令が来ました、攻撃開始とのことです!」
「よし、対地ミサイル、対艦ミサイル発射用意!一番から十五番発射!」
「了解、コード入力完了、敵艦隊及び地上軍へ攻撃開始!発射!」
と潜航時の潜水艦から勢いよく海面へ突き出て来たミサイルはブースターを発動し、目標群へ真っすぐ飛行する
「ミサイル発射完了、命中まで2分!」
独立軍の攻撃が開始する少し前、戦況は日本軍のほうが劣勢であった
物量攻勢と電撃攻撃によって瞬く間に艦隊を展開した深海棲艦は東京へ空襲及び艦砲射撃によって大ダメージを与え、上陸部隊を強襲させた
日本軍はこれに対応すべく東京方面及び関東方面に展開している部隊を迎撃に当たらせているが、あまりの深海棲艦の電撃侵攻と物量に対応できずにいた
大和たちも例外ではなく、徐々にだが、中破になる艦娘もで始めた
むしろ、圧倒的物量攻勢と制空権が損失している状況で中破まで耐えられたのは練度が高いおかげでもあるが、更なる攻勢が来れば厳しかった
「くっ!戦艦娘は前へ出て、中破以上した艦は後方へ下がりなさい!できる限り彼らを抑えるのよ!」
「だが、大和!これ以上は流石に持ちこたえられないぞ!残弾数も残り少ない!支援要請はできないのか!?」
「大本営からの航空支援はどうなっているの!あれから全く返答がないけど!」
「爆撃隊も航空隊も上空の敵機の対応でとてもこっちを援護できないわ!」
「くっ・・・八方塞がりということか・・・」
「ダメよ!あっちでも深海棲艦の空襲と沿岸方面の援護でとても戦力を回せないわ!近くの鎮守府からも応援が駆けつけてくれているようだけどあと3時間はかかる!」
「3時間〜!?ちょ、これはマジやばいじゃないかな〜?」
鈴谷も応戦しながら、冷や汗を流しながら聞く
「だから、何としても持ちこらえるのよ!ここで私たちがやられたら鎮守府を防衛する艦隊がいなくなる!何としても死守するn」
「あらら〜?結構持っているのね・・・艦娘もやるじゃない」
と心臓を鷲掴みするような冷たい声が響く
深海棲艦は砲撃を一旦中止、声の主の道を開いた
「!?」
「お、おまえは!」
「ふふふ・・・始めましてというべきかしら?私は戦艦水鬼、全てを水底へ沈めるためにやってきたわよ」
「戦艦水鬼・・・!貴方ががこの作戦の司令官かしら?」
「そうね・・・司令部の立場であるけれど、立案したのは私ではないわよ?でも、こうして忌まわしいガラクタどもを処理できるのだから、こっちは楽しいけれどね・・・」
「・・・随分余裕なのですね」
「忌まわしいガラクタどもにしては随分と健闘したようじゃない、エリートクラスのレ級や姫クラスも大破まで追い込んだのは褒めてあげる・・・だけど、ここまでね・・・さあ、次の対戦相手を用意したからゆっくりと見物しましょうか・・・」
と大和たちの周りを深海棲艦が囲んだ
「ひ・・・!」
(不味い・・・すでに囲まれた・・・)
無事な艦娘はなるべく負傷した艦娘を背後へ移動させ、守るように立つが、深海棲艦たちはそんなことを気にもせず、悪魔の微笑みで笑う
「さあ・・・聞かせてちょうだい!お前たちの悲鳴をね!」
と深海棲艦は武器を構える
「く・・・・!」
(もうダメなの・・・・こうなれば囮に・・・)
とすると遠くから何かが聞きなれない音源が聞こえた
(?・・・この音は・・・?何か飛翔するような・・・)
「?・・・何の音d」と戦艦水鬼が言いかけたところで左右に配置していたレ級とヲ級へ何かが突っ込み爆沈する
すると次々と見慣れないロケットが深海棲艦を襲い、爆沈させる
「な・・・何が起こった・・・?」
「これは一体・・・」
と大和たちも突然の出来事にすぐに対応できなかった
そこへ通信が入った
『こちら独立軍、これより日本軍の支援に回る。』
大和たちは目の前の出来事にただただ呆然していた
自分たちでさえ倒すことが困難である姫クラス、フラグシップのレ級などがどこからか飛翔してきたロケット弾で撃破していくからだ
「あ・・・あれは一体・・・ロケット?」
「凄い・・・」
「・・・・・!大和より各艦へ敵艦隊は混乱しています!これより包囲網から脱出するため戦艦・重巡は外回りを、駆逐艦・軽巡は負傷者を守るように護衛しつつ突破します!各自進路上の敵艦のみを攻撃せよ!下手に留まれば包囲され各個撃破を受けますので、できる限り走れる速度で突破せよ!」
『「!!!了解!』
深海棲艦側は突如の攻撃に対処できず混乱を拡大させた
飛翔してきたロケットはまるで意思があるかのように正確に目標へ着弾させる
それは大和たちがいる海域のみならず、沿岸地域及び他の海域でも見られた。
『こちら強襲部隊!敵の新兵器と思われる猛烈なロケット弾攻撃を受けている!このままでは強襲するための戦力が被害30%を突破する!』
『な、なんだあれは・・・!!ヲ級逃げろ!悪魔がこっちにくるぞ!!!!!落ちろ!落ちろおおおお!!!ブツッ・・・・』
次々と送られる被害報告に戦艦水鬼は混乱していた
「ば・・・馬鹿な・・・一体奴らにこんな新兵器なんてなかったはずだ・・・どうなっている・・・?」
別の海中
「2番から12番機動部隊空母へ命中を確認、目標群沈黙した模様」
「対地ミサイル目標へ命中、誤差は20㎝、攻撃目標への影響はなし、続いて地上部隊戦車部隊Rへ攻撃開始」
「ふふふ・・・見たか・・・忌まわしい深海棲艦たちめ・・・我々は帰ってきたぞ、あの日一方的に蹂躙してくれたお礼だ、味わっていくよいい」
「艦長、第一目標へ全弾命中を確認、味方艦からも目標以外への影響はなしとのことです。」
「当然だ、なんせ大本営で開発できなかった誘導弾をジェラード様が提供した戦闘支援システムと衛星誘導によってほぼ確実に命中できるようになったからね・・・このまま第二目標群へ攻撃開始せよ」
「了解しました、ミサイルナンバー15番から28番攻撃を開始せよ」
「了解です。対地・対艦ミサイル発射」
船体のハッチの蓋が解放され、次々とミサイルが次の獲物へ食らいつくように海中から飛翔し、目標群へ向かう
「敵艦隊、本艦を探知した様子は認められず、度重なる攻撃に対応ができてないようです。」
「よし、いざとなれば囮魚雷を発射し、深度300まで潜行せよ」
「了解です。」
「・・・これだけ音を出しても気づかれないということは海上では凄まじい砲撃戦が繰り広げられてますね・・・」
「そりゃあ・・・あれだけ砲撃すれば現用潜水艦や潜水艦娘はともかくこの艦を見つけ出すことは厳しいだろう、さっきから上空で何度も飛行隊が通り過ぎているしな」
深海棲艦側も突如の攻撃ながら全く対処できないという訳ではなく、戦艦水鬼の命令で生き残っている空母部隊から索敵のため周囲に飛ばしていた
しかし、深海棲艦の誤算はロケットは大型のロケットであり、常識に考慮すれば水上艦から発射されたという線が強く、潜水艦から攻撃されているなんて誰が予測つくのだろうか?
ドイツ軍所属のUポードには対地ロケットを水中から発射する兵装はあるが、そもそも大きさと機動力、速度が違いすぎてとても水中から発射されたということは考えられない
しかも、海上では激しい交戦が繰り広げられてるため駆逐艦や軽巡が持つソナーでは雑音の多い海中から潜水艦を見つけ出すことは不可能であった。
これによって深海棲艦側は僅か30分という時間で総戦力の20%を失い、主力部隊の水上艦隊は30%、機動部隊は50%を失った。
これはあくまで第一段階の潜水艦及び水上艦からのミサイル攻撃であり、次の攻撃を前に撤退しなかった彼らが全滅する事態になろうとは予測がつかなかった
「ジェラード様、潜水艦隊、アイオワたちからのミサイル攻撃によって深海棲艦側は大混乱を呼びかなりの損害を与えているということです。」
「了解した、こちらの航空部隊もそろそろ敵艦隊の上空へ間も無く着く、敵艦隊はなるべく主力艦隊中心に狙い、逃げるものには目もくれるな」
「分かりました。」
御無沙汰しております。ミュラです。
今作がようやくできたので、投稿いたします。
なかなか執筆時間が見つからず、長い間書けませんでしたが、次回作品は7月までには投稿したいと考えております。