東京湾上空 高度1万m
戦火が上がる東京上空で音速を飛行する飛行隊が飛んでいた
飛行隊は45機のルジューラ率いる「ミューラ隊」であった
「こちらミューラ隊、目標上空へ到着、これより敵戦闘機、爆撃機を排除します!」
『こちらジェラード、了解、残弾数が許す限り徹底的に攻撃せよ、攻撃目標の優先順位は敵爆撃隊、これ以上東京へ爆弾が落ちる前に攻撃せよ』
「了解です。これより戦闘を開始します。各機はそれぞれの目標へ照準し、攻撃せよ、1番から15番機は敵爆撃隊を殲滅、それ以外は敵戦闘機を全て排除せよ」
「了解です〜」
「カローラ隊へ、そっちも準備は大丈夫ですか?」
『こちらカローラ隊、問題無しです。オールグリーン、ぶちかましやろうぜ!』
「よし、これより敵機動艦隊を殲滅する、攻撃開始〜!」
「目標ロックオン・・・発射!」
各自それぞれの目標へ照準を合わせ、機体の中へ格納されたミサイルがミサイルハッチが開き、発射された
発射されたミサイルは目標へ音速の速さで接近し、軌道を描くように爆撃機・戦闘機の編隊へ突っ込み、爆発する
突然の襲撃に一気に50機以上の機体が木っ端微塵となったことで深海棲艦の艦載機は大混乱となり、回避しようと回避行動するが、それを無意味と言わんばかりにミサイルは次々と放たれ、追跡され撃滅される。
さらに見たことのない謎の機体が姿を表し、機体から放たれる無数の青い光線が襲う
その光景を艦載機を操っていた機動艦隊の空母たちにも伝わった
「な・・・何よ・・・あれ・・・そんなバカな・・・我々の機体は新型なんだぞ!?どうなっている!」
とヲ級、ヌ級、装甲空母姫、空母棲姫は未知の攻撃に対応をできないでいた
そこへ水中から忍び寄る影があった
「く・・・!空母棲姫様!敵新型機体に全く歯が立ちません!ここは一時戦闘機隊を発艦させ、新型機を撃墜することを進言します!」
「わかったわ、全艦戦闘機を発艦させ、何としても敵新型を撃墜せよ!急g「ドオンッ!!!!!!!!」」
空母たちが発艦させようと準備を進めている最中で足元で爆発し、多数の空母が全滅する
「な、何だと!?まさか、敵潜水艦がここまで接近したというのか!?護衛たちは何をしているの!さっさと敵潜水艦を撃沈しなさい!」
「し、しかし、姫様!こんな音源が激しい場所ではソナーが全く使えません!」
「ち・・!爆雷を艦隊付近へ投下させなさい!何としてもこれ以上空母たちへの被害を抑えよ!」
「は!」
と駆逐艦イ級と軽巡ホ級たちが爆雷を落とすために全速力で航行するとまたもや次々と撃沈されていく
「そんな・・・人間たちは一体何隻の潜水艦を投入したというの・・・?」
と空母棲姫が海面を睨むと高速で攻める物体があった
それはとても潜水艦のような機動力ではなく、まるで航空機のような速さと機動力で移動し、何か魚雷のようなものを放ったかと思うと、その魚雷は超高速の速さで深海棲艦へ突撃し、爆沈させる
「・・・あれは一体・・・・・悪夢だ・・・!!!」
と頭を抱えると目の前で海面が膨らんだと思ったら、水しぶきを上げながら正体を表した
それは今までの潜水艦娘でもなく、洗練された曲線を持つデザインを持つ機体に漆黒の色、そして、プロペラ機のエンジンではない全くの未知の飛行機だった
「飛行機・・・?まさか・・・こいつらが海中から攻撃してきたというのか!?あり得ぬ!あり得ない!!!!」
その謎の機体の下部に取り付けられた青白い放電が激しくなり、次の瞬間空母棲姫の視界は真っ白になり、意識はそこで閉じた
空母棲姫へ行った攻撃は電磁砲により砲撃だった
海中から深海棲艦の機動艦隊を襲ったのは潜水マルチ型攻撃機「JBT-177」カローラ隊であった
カローラ隊もジェラードが放った攻撃部隊であり、次々と機動艦隊へ猛烈な攻撃を行い
ジェラード飛行隊VS深海棲艦機動艦隊は圧倒的な火力によって勝敗がつき、ジェラードの飛行隊は次の獲物へと別の戦域へ行動した。
深海棲艦の襲撃により大打撃を受けた日本首都防衛隊は深海棲艦の圧倒的物量で攻め込む敵に対処できず、戦線そのものが崩れようとしていた。
既にいくつかの前線は破られており、まだ住民の避難も完了していなかった。
深海棲艦の不気味な歩兵・戦闘車両は日本軍の戦車や兵士を駆逐しながらどんどん侵食していった。
上空で展開していた第四艦隊の航空兵団は最初こそ戦果をあげていたが、徐々に弾薬燃料切れを起こす飛行機が続出し、日向達から交代でなんとか制空権を確保していたが、ここで第四艦隊に敵潜水艦隊から襲撃を受けるという最悪の事態になってしまったことで、戦線は一気に形成逆転した。
制空権を持った深海棲艦たちは航空戦力と大量の砲弾をぶつけるというシンプルであるが、日本軍にとっては悪夢でしかなかった。
「くそ・・・くそ・・・くそ!艦娘の航空支援はどうなっている!?さっきから奴らの爆弾が頭上からどんどん降ってくるぞ!」
「黙れ!第四艦隊は先ほどの報告では魚雷攻撃を受けて、潜水艦を狩るまではしばらく援護が不可能らしい。なんとか戦線を俺たちで持たせるしかないだよ!」
「そんな無茶な・・・おい!後ろから墜落してくるぞ!!!!」
「な、ありゃ銀河改じゃねえーか!?みんな伏せろおおおお!!!」
と戦線に真っ先に日本軍の爆撃機が突っ込んだ。
積載されていた爆弾へ誘爆し、周りの日本軍を巻き込んで爆発した。
「ぐああああああああああああ!!!!!!」
と先ほど戦っていた兵士が爆風で吹き飛ばされた。
「ゴフッ・・・くそ・・・もうダメなのか・・・」
と思った瞬間足元に何かの気配を感じた。
日本兵は視線を上へ向くとそこには真っ黒な生気を感じさせない虚ろな瞳でこちらを見る深海棲艦の歩兵がいた。
それは何も言わず、そのまま銃口を俺に向けていた
「くそ・・・もうここまでか・・・いいよ、殺せよ、ほら!殺せよ!!俺の両親へ殺ったように殺せよ!!!このくそどもが!!!!」
と半分諦めかけた瞬間、深海棲艦の上半身がいきなり吹き飛ばされ、周りにいた歩兵も次々に体を吹き飛ばされたり、人体の一部を欠損していた。
「だ、誰が俺を・・・!」
と上空を見上げるとそこには見たことのない飛行物体が手前についているまるでクワガタのような形から機関砲の銃声が鳴り響く
ドンドンドンドンドンドン!
と銃弾を受けた歩兵、戦車型も吹き飛び、それから一気にロケット弾が発射されるとロケットはまるで自分の意思で目標へ突っ込むかのように軌道修正を行いながら突っ込む。
「は・・・はは・・・なんだよ・・・あれは・・・海軍の秘密兵器ってかな・・・」
「お・・・・・・おい・・・!・・・・おい!大丈夫か!」
「!軍曹!一体何がどうなって・・・」
「わからない、だがあいつはどうやら深海棲艦へ攻撃しているということは俺たちの味方で間違いないだろう。各員は絶対にあの飛行物体に攻撃してはならんぞ!このまま一気に奴らとともに推し進め!!!お前は後方へ避難するんだ!いいな!」
「おおおおお!!!」
「はあ・・・はあ・・・・味方・・・味方・・・そうか、味方か・・・少しは助かったのかな・・・」
「大丈夫ですか!しっかりしてください!」
駆けつけた衛生兵が俺の体を見てくれるが、もう俺には意識を保つだけの気力はない・・・どこのだれか、知らないが日本を・・・頼む・・・
と意識は真っ暗になった。
この謎の飛行機の登場により日本軍は深海棲艦から一気に有利な戦闘へ持ち込むことができた。
「軍曹!倉庫街は完全に奴らの占拠されており、守りは非常に固くなっているとのことです!」
「そうか、よし第23歩兵団と第19砲兵部隊が右へ展開し、第14歩兵団と第4工作部隊はあの強硬なゲートを破壊しろ!それから・・・」
「ぐ、軍曹・・・」
「なんだ!今命令しているのがわからんか!」
「いえ、それが上空の飛行機から無線が入っております。」
「!?なんだと・・・わかった、替われ・・・・・上空の航空機か!先ほどの航空支援に感謝する!貴殿から何か申し出があるのか?」
『我々は独立軍、ジェラード様の命により地上支援にやってきた
我々の陸上戦力を展開したいから場所を開けてください!』
「!わかった!随分可愛らしい声をしやがるじゃねえか・・・空き地があるだろ!そこへ着陸しても問題ない!」
すると飛行機が低空でそのまま空中で停止すると後ろのハッチと思われる部分から開き、何かが飛び出した
!!!!!!??????
な、なんだ!あの戦車は!?
ズウーーーーーーーン
と周りに衝撃波と振動が伝わり、日本軍が口を開いたまま閉じなくなった。
61式戦車とはとても比べ物にならない巨大な車体、重厚な装甲に巨大な主砲、十分すぎるほどの機銃とガトリング?
その洗練されたフォルムに辺りは唖然となった。
ジェラードが召喚したエイブラムス(魔改造版)であった
ハッチから可愛らしい2頭身の何かが出てきた
それが飛び出し、着地すると敬礼した
「独立軍、第3戦車部隊隊長の妖精であります!地上援護へ来ました!」
「・・・・・・・・・・は?」
「妖精?」
「お、おい妖精ってなんだ?」
「ああ・・・確か艦娘の・・・でもなんで戦車?」
「あの巨大な戦車をあんな小さな体で動かしているのか・・・」
周りから様々な疑問が飛ぶが、妖精は落ち着いた表情で軍曹を見ていた
「そうか、まさか援軍が可愛らしいちびっこだとは思わなかったが、艦娘の妖精とくれば心強い、我々に力を貸してくれないか?」
すると妖精は敬礼した
「もちろんであります!そのためにジェラード様の命で来ましたから!」
(((か、可愛い・・・)))
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんだこの可愛い生き物は!?
「そ、そ、そうか、諸君の支援に感謝する!早速支援して欲しい場所については・・・」
「あ、支援する場所はこちらで決まっていますので、大丈夫です。」首コテ
「!?そうか、では我々も貴殿たちを支援できるよう最大限の支援をしよう」
「うん!ありがとう!」スマイル
!!!???
!おい武田!しっかりしろ!こいつ・・・幸せな笑顔になってやがる
おい!衛生兵!衛生兵!!
ああ、全くこいつら戦地へ行ってない状態で倒れるじゃねえよ!蹴ろ!蹴れば目覚めるだろ!
すると妖精たちは消え、目の前にあった重戦車が唸りをあげて、戦地へ進んだ。
主砲が目の前の強固な鋼鉄製の扉へ向けると
ドゴオオオオオン!!!!
主砲が発射された瞬間、鋼鉄製の扉が文字通り吹き飛び、扉は後方の倉庫の壁を押しつぶしながら破壊した。
・・・・・・・・・・な、なんだと・・・12.7センチ砲でも1発は耐えられる鋼鉄製の扉をいとも簡単に・・・
「ど、どうやら独立軍とやらは我々をはるかに凌ぐ技術と高度な戦術を持っているようだな・・・」
「は、はい・・・彼女たちのおかげで沿岸地域を奪還することも可能です!」
「よし、残りの部隊は敵勢力殲滅へ全力を注ぐように、上空のカバーは彼女たちがやってくれる、強力な主砲を備える戦車もあるなら戦線は有利に立てるはずだ!いけるぞ!このまま押しつぶすぞおおおお!!!」
「うおおおおおおおおお!!!」
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横須賀鎮守府
深海棲艦の空襲によってボロボロとなっていた司令部ではあちらこちらと指示を出し、謎の航空機や攻撃によって急激に深海棲艦が撃滅されていることで事態を把握できないでいた
「なんだあの航空機は!」
「わ、わかりません!国籍マークも我が軍のものではなく米英露でも独伊でもありません!見たことがない上、あんな航空機我が軍でもありませんよ!」
「じゃあ・・・一体・・・味方と判断していいのか」
そこへ大淀が急いで入ってきた。
「提督!上空の航空機から通信が入りました!」
「うん?何と?」
「はい、『こちら独立軍、これより日本軍の支援に回る。』とのことです。」
「ど、独立軍?・・・!神威が言っていた勢力か!」
「は、はい、おそらく彼らがそうかと・・・」
「彼らが援助してくれるということなら今回は乗り越えられる・・・状況をもう一度順番に報告してくれ」
「は、はい、沿岸地域での首都防衛隊からは見たことのない航空支援によって戦線を優勢になり、巨大な戦車の登場によって敵部隊を撃破しつつ湾岸地域を奪還しているとのことです。
上空でも独立軍によって敵部隊の航空兵団は全滅したと思われ、未確認な情報では敵機動部隊がロケット攻撃によって全滅したとのことです。」
「・・・・・・・・・・・わずか数十分の間で・・・か?」
「はい」
「すごいな・・・彼らは・・・」
「提督・・・このことを大本営や政府には?」
「いや、彼らも既にこのことは知っていることだろう、我々にできることは迅速に首都侵攻を終結させることだ。」
「はい!わかりました!」
「よし、連絡が取れる艦娘から指示を出すぞ!上空に展開している航空機や地上部隊は友軍と伝えよ!」
彼らがまさかあちらから援軍を派遣してくれるとはな
これで東京は無事だろう。
と鎮守府も空襲が弱まったことで指示を出せる状態となり、機能を取り戻すのであった。
次々と通信が切れるのを聞きながら戦艦水鬼は混乱していた
精鋭の機動艦隊や航空隊、上陸部隊から悲鳴と共に消えていた。
通信内容も支離滅裂だと思っていたが、ほとんどが同じ内容で報告しており、信じざる負えない。
なんだ?付いてくるロケットとは?何だ?いきなり光線が見えたと思ったら、それに触れた味方が爆発したなんて
自分たちをはるかに凌ぐ性能を持った墳式航空機?
日本軍は秘密兵器を持っていたというのか!?
あり得ない・・・内部からの情報では大本営にも鎮守府ではそんな兵器は開発されているが、まだまだ実験段階でとても実戦で耐えられるはずがない・・・
ならば、自分たちを襲っているものはなんだ!?
共にいた空母棲姫やエリートのレ級も轟沈した。
残りの戦力も全体の30パーセントを満たない・・・
すなわち我らは何者かの介入により一気に全ての戦線で形成逆転となり、敗北した・・・
バカな・・・・・・・
こんなことが・・・あってたまるか!?わたしは戦艦水鬼、こんな一方的に終結するなぞ終われるか!?せめて、目の前にいるガラクタどもを沈めて逃げてやる!
誇り高き我らがこんなことで敗北してたまるか!!!!!!????
戦艦水鬼は赤い目をギョロリと艦娘へ向け、主砲を展開する
このガラクタは既にボロボロの状態・・・唯一攻撃を受けなかったわたし一人でも殺れる・・・
「貴様ら・・・いったいどんな手を使ったか、わからないが、ガラクタ如きが随分可愛らしい真似をしてくれるじゃない・・・貴方達にはもう自分たちの提督が見れるとは思わないことね・・・」
殿を務めた大和がいた。
既に艤装はボロボロで大破以上の被害を被っていた。
とても戦闘できる状態ではなく、なんとか腕力だけで駆逐艦や軽巡を投げ飛ばし、重巡や戦艦は殴り倒していた。
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・あ、貴方の敗北よ・・・既に貴方の周りには味方はいないわ、こちらには貴方達の深海棲艦を駆逐した艦隊が向かってくる・・・・・もう時間の問題よ」
「あら〜・・・もうボロボロの状態であるのに関わらず随分挑発的なことを言うのね・・・そんなことは関係ないわ、貴方を沈めた後仲間達は後で追わせてあ・げ・る♡」
「く・・・う・・・」
「ふふふ・・・さあて、一気に『残念だが、その機会は永遠に訪れないぞ』・・・え?」
と声のした方向へ向ける
「あら・・・?貴方は誰かしら?」
戦艦水鬼の目の前には見たことのない艦娘がいた。彼女の姿は腰についている艦橋に飛行甲板、甲板の横に何か射出できるような扉がいくつもが存在し、左手にドラムマガジンを搭載したライフル、右手にはリングみたいなもの、両足にウォータージェットエンジンに、方向転換装置が装備されている。
しかも両肩には箱形を装備していた。
空母?・・・航空戦艦の艦娘であろう。日本の艦娘ではない。
アメリカ、イギリスあたりの艦娘?
と戦艦水鬼が現状邪魔が入ってきたことに不機嫌になりながら、睨む。
「私は潜水戦闘空母ジェラード級一番艦ジェラードだ。」
「ジェラードだと?潜水戦闘空母だと?」
「戦艦水鬼、貴様の敗北だ。既に貴様の地上部隊と航空部隊は壊滅している今、貴様を援護する部隊もいないぞ」
「・・・あら〜見たことのない艦娘どもに敗北するとはね・・・貴方はどこの所属かしら?」
「それを貴様に答える義理はない。降伏するか、ここで撃沈されるか、選べ」
いきなり現れた見たことのない艦娘は戦艦水鬼の質問を無駄と言わんばかりにばっさりと切り、降伏を促す
取りつく島もない。マズイ状況であった。
負傷した艦娘であれば例え大和でも倒せるが、目の前の艦娘は明らかに空母であるが、砲台や見たことのない装備を見る限り以前登場した霧の艦隊なのかもしれない。
霧の艦隊、登場した当時はその凄まじい科学力と技術力をもって深海棲艦に衝撃を与えた存在、圧倒的力により深海棲艦は一時追い詰められた時があった。
霧の艦隊は例え潜水艦であっても戦艦以上の火力と信じられない速度、機動力など性能を持っており、姫クラスの深海棲艦でも苦戦したほどだ。
「あら、お互いもっと知らないことも多いし、詳しく知ってからでも遅くはないじゃないかしら〜?」
「すでに貴様のことは調べが付いている戦艦水鬼首都侵攻艦隊司令官」
!!!
こいつなぜ、私の階級を・・・
この作戦には念密に計画された抜かりのないものだった
日本側の内通者から情報を元に作戦が打ち立てられた作戦は今までない規模の大艦隊。
私が司令官ということも一部の深海棲艦しか知らない情報
それを一体どうやって知ったというの?
まさか、こいつは既に我々のことを人間たちよりも知っているの!?
「あら〜そこまで知っているとはね・・・」
「我々には優秀な耳と目がいるからな」
「そう・・・貴方人間が作り出した艦娘にしては随分と優秀じゃない?独立した組織なら私たちと組まない?楽しいわよ?」
「断る。」
即答である。
「そう・・・貴方にはぜひとも仲間になって欲しかったけど、仕方ないわね・・・」
「そろそろ終わる頃だろう、降伏するか、ここで撃沈するか、選べ。」
戦艦水鬼は目の前の艦娘がただの空母艦娘ではないことは直感で知った
未知なる装備も危険だ・・・
・・・あれだけの大部隊を全滅させるなんて規格外にもほどがあるわ・・・
戦艦水鬼は自分の部下や戦力を失った今、一人でも道連れにしょうと大和たちと戦ったが、例え逃げ切れたとしてもハワイ司令部で処刑されるだろう。
だけど、目の前の艦娘は見たことがない。
この装備や潜水戦闘空母・・・危険で只者ではないことはわかる、わかるからこそ胸の内側から込み上げる何かがあった。
戦ってみたい・・・戦いたい!
今まで私を満足に戦わせてくれる艦娘はあまりいなかった、大本営の大将直属の艦娘であれば楽しめた
しかし、すっかり前線から引いたことで満足できる艦娘が現れなかった。
私はただただ戦艦として戦い、快楽を得たかった
戦うたびに自身や相手も傷つき、沈む
その瞬間が私にとって生きる糧となっていた。
快楽を求める辺り艦娘をあらゆる方法で痛めつけ、沈めてきたが、満足はしなかった
だけど、目の前の艦娘なら・・・
「ふ、ふふ、ふふふふふ・・・・!!!」
ジェラードや大和は戦艦水鬼が狂ったように笑う姿を冷めた目で見ていた。
「いいわ!いいわ!!今まで忌まわしいガラクタどもでは満足にできなかった!だけど貴方なら・・・」
目を閉じると歓喜の声で言う。
「貴方なら私をもっと楽しませてくれるのかもしれないわね!!!」
「降伏はしないと言うことか」
「ええ、貴方なら私を満足に戦わせてくれるだと確信したわ、知っている?戦艦は強敵が現れたら戦いたくなるものよ?」
「すまないな、あいにく私は戦艦ではない。」
「そうでしょうね、貴方は空母、私は戦艦、本来の戦い方が根本的に違う
空母は自身は動かず、自分の艦載機を使って相手と間接的に攻撃する。。
戦艦は自身の装甲と主砲を使って直接殴り合う。
だけど、貴方はただの空母ではない。どちらかと言うと航空戦艦の霧の艦かしら?
あいつらとは違うようだけど、似たような匂いはするわね・・・
私は深海棲艦として生み出されてから人間と戦い続けた」
「人間と戦う理由はなぜだ?生存本能か?お前たちを生み出した生みの親か?」
「ふふふ、どちらかも正解なのかもしれないわね」
「・・・どちらも正解だと?」
「私たち深海棲艦や艦娘がどうやって生み出されているか、知っているかしら?艦娘は妖精によって生み出されている。ならば深海棲艦は?私たちはどうやって生み出されていると思う?」
「何が言いたい?」
「ふふふ、貴方はまだ生まれたての艦娘・・・貴方を誰が呼んだのか、私にはわからないわ・・・答えを知りたいのなら私を倒して先へ進み、じっくりとその目で見れば良いわよ」
「お前たちを生み出しているのは人間とは関係ないということか?」
「それは貴方自身が出す答えね・・・」
「・・・」
「そう・・・さあ、始めましょう!熱い戦いを!!命をかけた私を楽しめさせる『快楽』をぜひ味合わせてちょうだい!!!」
と主砲を旋回させ、砲撃用意する戦艦水鬼
「・・・大和と言ったな?こいつはこちらに任せてもらう、そっちには他の艦娘の負傷者を頼む。」
「!は、はい!」
ここまで大和は負傷した傷を抑えたまま、目の前の艦娘を見る。
見たことのない美しい白い艦娘
装備も空母型にしては艦橋が大きく、見たことのない兵装
そして、彼女は先ほど名乗った独立軍
数日前に帰還した神威から流れた噂では南方方面に超技術を持った強力な艦娘部隊を保有する組織がいる、と
その組織は独立軍
大和は連合艦隊の旗艦として旗艦クラスの艦娘には大本営から提督を通じて詳細な情報を知らせていた。
万一発見時、敵対する行動を絶対させないのと捜索させるためだ。
大和は最初聞いたときは信じられなかった。
南方には深海棲艦が支配する強力な姫クラスの存在する海域。
そこにとても強力な艦娘がいたとしても無理だ。
だが、大本営の伝説の雷さんや元帥からも本当だと聞いたときも驚愕したほどだ。
そして、目の前でその独立軍の実力を見ることができる。
それを自覚した大和は気持ちが高揚していた。
今まさしく最強の姫クラスと未知の力を持つ艦娘との戦い
大和は負傷者に手当てをしていたが、同時にカタパルトから水上機を発艦させた。
戦いの様子を間近で見るために零式観測水上機はそのまま目的まで飛ばす・・・・・
戦闘描写はなかなかうまく書けませんね・・・