潜水戦闘空母の第二の生   作:ミュラ

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兵器開発

 

妖精によって島の開発が進む中、工房にジェラードとセラ、ミラがある目的のために訪れていた。

艦娘の装備開発だ。

ジェラードがいくつかの兵器データを妖精に渡したが、どうしても開発できないものはいくつもある。

例えば潜水戦闘機、衛星兵器、次元テレポート制御システム、テレポート空間レーダー等だ。

特に次元テレポート制御システムやテレポート空間レーダーがあれば、瞬間移動兵器の戦略範囲が広がるし、是非とも開発したい・・・

 

(*次元テレポート制御システム、テレポート空間レーダーはジェラードが居た異世界の戦略兵器であり、物質を瞬間的に長距離移動を可能とした兵器で、ミサイル等を目標の手前へ異空間を通じ、別の場所へ飛ばすことができる、これによってタイムラグというものが発生せず、射程範囲内で目標の正確な場所が分かっていれば、攻撃可能。また、輸送面でも転送システムとして存在するが、エネルギーとなるダークマターが必要であり、まだ採掘できるか、分からない。

現在、艦これの世界で、ジェラードが備蓄している分だけである。)

 

この時代は初期的な技術が多く、ミサイル、武器システム、誘導砲弾等初歩的なものが多く、技術者に兵器の設計図を渡してもすぐにはできない。

妖精さんも頑張っているが、どんなに技術伝授してもすぐには身に付くのは難しいから、ジェラードか、セラ、ミラでたまに開発局へ赴く

まあ、それでも一日で基礎部分を理解するこの基地の妖精さんは十分おかしい存在であるがな・・・

 

「さて、今日作るのは航空機だ、空港が完成間近と空母系艦娘の配備が近いから、開発したい」

「おお〜おもにどんなものを作るのです〜?」

「うむ、陸上機はできれば最低限ジェット戦闘機と艦載機もステルス戦闘機を作りたいが、どうかな?」

「う〜ん、話は聞きましたが、今は何とも、この開発システムは狙ったものはできる訳ないですし、一からになると少し時間がかかるよ〜?」

「構わない、一度開発ができれば、あとは量産は可能だからな」

彼女は簡単に量産と言っているが、通常兵器は開発されても量産体制、工場、施設拡張等時間はかかるが、妖精の力で一度兵器ができれば、妖精は材料さえ、あれば何度もでも短期間で作ることが可能という滅茶苦茶なものだった・・・

これを聞いたジェラード達は「もう何なのこれ・・・一体どうしたらそうなるの?」と頭を抱えた

「分かりました、では、資材もお願いしま〜す!」

「うむ、数値はだいたいこのくらいで良いだろう、あとはボタンを押せばいいんだったな?」

「うん、そうだよ〜」

ジェラードはボタンを押すと機械が作動し、発光した。

光が治まったところで、目の前に航空機と思われる機体があった

妖精達はおお〜!と目をキラキラさせたが、ジェラードは首を捻るものだった

「おお〜!ジェラードさんやりましたね!これは震電改ですよ〜!!!!」

「しんでんかい?どんな機体だ?」

「はい!震電改は局地迎撃戦闘機で、速度700を超え、30㎜機関砲を4基備える超高性能機体です!しかも日本海軍しか配備されてなく、その配備数は少数でまだまだ開発途中段階なのですよ!!!!!!フォオオオオオオ!!!!!」と妖精は発狂した

「そ、そうか・・・(だめだ、旧式のプロペラ機がすごいと呼ばれても何とも言えぬが、だが、こいつを量産すれば、輸出品としてはかなり期待できるかもな、見たところこいつは完成体だ)」

艦娘の装備でプレペラ機としては最強の分類だが、ジェラードとミラ、セラは異世界から来た組は何が良いのか、さっぱりだった

 

「よし、次を作るぞ」

「はい!!!!お願いします!!!」もうこの開発妖精は発狂しすぎて、ちょっと危ないかもしれない・・・

次出て来たのは、大型の機体だった

「六発の大型機体か、これは爆撃機か?」

「・・・・・・・・・・・・」

「うん?どうした?」

「ふ・・・・」

「ふ?」

「富嶽だああああああああああああああああ!!!!!」

「おおお!!!!生きててよかった!!!!!!!!この機体は幻の爆撃機で、日本海軍にはまだまだ開発途中で、配備すらできていないのに完成体を見えるとはやったぜ!!!!!!!ファオア!!!」

「ちょっと落ち着けお前ら」

ジェラードは妖精のあまりの発狂ぶりに引いていたが、データを見る

「・・・なるほど、確かにプロペラ機としては高性能の分類に入るだろう、この爆撃機は恐らくアメリカ、日本まで航続距離が届く、これは温存しておいたほうがいいかもな・・・よし、次だ、そろそろジェット機来い」

 

ジェラードは次々と開発を続けたが、出て来たものは年代バラバラで装備品の中に海軍とは関係のないものまで出てきた

開発した兵装?は以下のものだ

ゴミ×34(なぜかペンギンと雲?ホコリの生き物が大量発生した)

12.7連装砲×2

14㎝砲

零戦×12

烈風×21

流星改×12

震電改×2

富嶽×2

エイブラムスM1A3戦車×3

トマホーク×3

Me262×4

B1爆撃機×1

 

*ただし、読者に分かりやすいように明記しているが、本人達は『M1A3、トマホーク、B1等は名前すらわかりません』

・・・・・あれ?なんで陸軍の兵器が出るのかな?いや、なんだ、この兵器達は?見たことないものばかりだが・・・

「・・・妖精さん、これらは何か分かるのか?」

「えーと・・・零戦、紫電改、流星改、烈風、12.7㎝連装砲、14㎝砲等は分かるけど、その他は分かりませんね・・・」

「そうか、よし、これらは研究部へ回せばいいだろう、次で最後にするか」

・・・次の開発で最後にしよう、そろそろ用意した資材がなくなる。

ボタンを押すと次は艦載機が出現した。

異世界国家の現役攻撃機

分類:戦術支援攻撃機(空軍機仕様)

:ULIーPRSー7

全長26m

全幅15m

乗員1名(ただし、無人で飛行・戦闘も可能。)

推進力マッハ2.22

航続距離8032k

固定武装30㎜大型バルカン砲、対地対艦攻撃用レールガン、高圧レーザー砲

搭載兵器ミサイル×20基

 

対空AIMミサイル、対地BBNミサイル、誘導貫通ミサイル、多目的ミサイル、対艦LLBMミサイル

装甲にはムナール装甲が使われ、タングステンより硬度の高く、5分の3ほど軽いムナール鉱石から加工されたもの。

    30㎜バルカン砲、数発のミサイルであれば被弾しても戦闘は可能。イメージとしてはアメリカ軍攻撃機A10より硬く、重武装だ。

    

 

 

 

「お、良い機体が来たな・・・やっと知っている機体が来たか」

次の機体は「ULIーPRSー7」対地・対艦戦闘を重視とし、レールガンを備え、30㎜大型バルカン、レーザー、ミサイル等重武装にして、ムナール鉱石を使用する重装甲、速度がマッハ2.22と遅いが、火力と装甲で補う。

「ジェラード様、これはなんですか?」

「うん?ああ、こいつは「ULIーPRSー7」と言って・・・」大まかな内容、性能を伝えた後、妖精さんの顔が引き攣っていた

「なんですか、その化物は・・・これ一つで艦隊と戦えますよ・・・」

「まあ、この時代から見たらオーバーテクノロジーだからな・・・」

「え?これはジェラード様の時代から来た兵器なのですか?」

「ああ、正直艦載機と輸送機が来て欲しかったが、ないものをねだっても仕方ない」

「いや、私たちにとって見たことのない兵器のオンパレードなのですが」

「おはや時代もバラバラです・_・」

「これはそういうものじゃないのか?」

開発からすれば、既存の兵器を再び製造、量産するには多くの人員と天然資源、技術が必要だが、目の前の開発システムはそれらを無視して開発することができる、ある意味ファンタジーとしか言いようがない。

 

ジェラードが開発した兵器達は年代のバラバラな陸軍から海軍、空軍の兵器が開発され、それらはすべて研究部へ送られた。

ただし、妖精の進言で震電改、富嶽、オーバーテクノロジー(F22、エイブラムス戦車、OTOメラー砲塔等)は量産されることが決定され、さらに改造を加えることとなった。

 

島の鎮守府会議室で各自の状況を報告していた。

ここにはジェラードとセラ、ミラはもちろん、各妖精さんとアイオワ、ビスマルクといったメンバーで行われている。

アイオワはジェラードの護衛、ビスマルクは基地設営部の主任を務めている。

「では、各自から進行報告をお願いします。」

「はい、設営建設部妖精さんからは鎮守府、倉庫、軍港、工房、ドック、飛行場等の建設は順調で、あと数日後には完成すると思われます。」

「エネルギー管理部からは本島の北部で廃棄された石油プラントを再び改装し、現在原油産出施設として稼働しており、鉱石等も鉄鉱石、レアメタル、レアアース等は大陸棚にありますが、銅鉱石、ボーキサイト関係が少し、産出地から輸送しないことには現在以上の消費を賄うのは難しいです。」

「諜報部のセラとミラです、こちらからは深海棲艦が活発になっており、日本、アメリカ等といった国家は潜水艦娘等をこの海域へ派遣するところから、この本島の存在に感づいている可能性があると思われます。」

「何?他国がこちらに感づいているのか?」

「はい、我々が派遣した妖精、艦娘からは人類側の基地から艦娘達が、頻繁に活発な動きを見せており、新たな大きな作戦を行うと予測しています。」

「そう・・・深海棲艦も活発な動きを見せているということは近々脅威が来る可能性は十分あるわね」

「はい、情報によれば南方から姫クラスの移動も確認されており、今後の戦いがさらに激化するかもしれません。」

「oh・・・今の鎮守府はまだまだ艦娘の練度も高くないじょうたいで、戦いたくはないわね・・・」

「・・・基地のほうも完成してきたとはいえ、まだまだ大規模な襲撃には耐えられるか、微妙なところですね・・・」

「開発された装備はいくつもの未知の兵器が出ましたが、あれを研究した結果まず、航空機は震電改と富嶽は十分改造を加えれば最強クラスの性能があり、戦車はタングステンより硬度が高い装甲で、主砲も120㎜砲に相当、エンジンも未知数ですね・・・

爆撃機のほうは噴式エンジンが使われており、かなり高速で高機動力があると推測されており、実験をかねて後日飛行予定ですー。」

「うん?パイロットのほうは大丈夫なのか?」

「それは大丈夫ですーこの基地にはもともと大規模な基地で、よく秘密兵器の実験とかしてたから、噴式ジェット機に搭乗したことのある妖精さんがパイロットだよ〜それにジェラードさんの妖精さんからの指導もありますから問題なしですー」

「わかった。だが、深海棲艦、人類側で不穏な動きがあるなら、警戒する必要があるな・・・」

「はい、艦娘の数が少ないので大規模にはできませんが、偵察衛星等も打ち上げる予定なので、監視が可能となります。」

会議の立体映像投射機が世界全体の地図を出す。

「現在、それぞれの勢力で把握している内容で、深海棲艦は太平洋、大西洋、インド洋等を占領され、ハワイと呼ばれる諸島に拠点があると予測しています。人類側は艦娘保有国がそれぞれ主要基地に配備しているようです。」

「・・・今後としては人類側と何かしらコンタクトを取りたいが・・・」

現在の人類情勢としては海洋がほぼ深海棲艦に抑えられ、艦娘保有国は何とか自国の領海を防衛しているので精一杯だった。

そのため大陸国はともかく島国は物資の不足が発生し、内陸部でも戦争している国がある状態だ。

深海棲艦という明確な敵がいるにも関わらず戦争する場合か、と普通は考えるが、どうしても海洋封鎖されると不足する物資、資源等が発生し、天然資源の争奪がおきる。

アメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、イギリス、日本、イタリア等は大丈夫だが、中国の内部紛争はひどく、付近のインド、モンゴル等といった国と度々戦争している。

コンタクトを取るといっても、ジェラード達は未知の存在であり、少なくともこの世界では未来技術を保有している。

そんなジェラード達を狙う勢力は必ず出現し、今後の作戦に大きな支障が起きるだろう

ジェラード達が居た異世界でも戦争があったが、内部戦争を起こし、自爆する国は聞いたことがない。

なので、最初にコンタクトを取る国は慎重さが求められる。

もし、ここでミスすれば、自分たちに大きな危機が出るからだ。

「妥当なのはここから近い日本、西方の大陸国家アメリカ合衆国かと思われます。」

「その二つは艦娘保有国か、自国の情勢はどうなっているんだ?」

「日本は妖精さん経由ですと海軍と陸軍の対立が激しいらしく、権力争いが多々あるようです、アメリカ合衆国は自国の潤沢な天然資源と工業力で深海棲艦を圧倒しようとしていますが、二方面の戦線を抱え、深海棲艦に手を焼いているようです。」

「アメリカ合衆国はアイオワ、お前の国じゃないのか?」

「Yes!ミーのアメリカ合衆国は私もよくは知らないですけど、人種間の差別が激しく、権力争いがあると思います」

「・・・どこも国家権力争いか、気楽なものだ・・・」ジェラードは額に手を乗せながら言う。

 

「だけど、接触するなら日本がいいかと思います!」司令本部妖精さんが検挙する。

「日本か・・・地理的に見れば日本が近いから、やりやすいな・・・」

「はい、それに私たち妖精さんも日本の基地妖精さんとはコンタクト取れますし、受け入れやすいかと」

「・・・よし、決まりだな、だが、接触はまだ先だ、まだこちらにはやることがやまほどあるからな」

「了解です!」

・・・は〜全く異世界で人間の姿になってから、休む暇もない・・・情報によれば東南アジアはほぼ深海棲艦によって占領下にある。

その地帯には豊富な資源地帯もあるということだから、迅速に確保したいところだ

国家権力争いはどこへいっても同じだな・・・

と冷たいコーヒーを啜る

 

 

 




ひえ〜・・・やることがありすぎて小説を書く暇がない泣
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