Fate/erosion   作:ロリトラ

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前回の更新分、初めのひと段落抜けてたので追加しました


5日目/斬人波涛

激しい音のした方にへとたどり着くと、そこには瓦礫と化したさっきの建築物があった。

 

いったい……なにが。

 

『見ろ、ますたぁよ。ランサーとランサーのマスターが戦っておるわ。』

 

言われてそちらを見やると手前でアサシン達相手に1人で戦い続けるランサーの奥に、鎖姫ちゃんが1人で魔術戦を挑んでアサシンを追い詰めている。というかアサシンのマスターらしき男は逃げるのに精一杯で応戦が出来てない。あれはもはや蹂躙と言った方が正しいだろう。

 

『未熟な小娘かと思いきや思ったより出力が凄いのう………というかお主より素なら強いな、あれは。』

 

うるさいな、こちとらただの高校生(ロリコン)なんだ。あんなドッキリかくし芸みたいなの期待されても困るっつーの。

 

「だけど、まぁ……どうやら俺の出番はなさそうだな。圧倒してるよ。」

『……何を言っとるんじゃ?寧ろ逆じゃろ。どう見てもあの小娘逆上して周りが見えておらん。このまま後先考えずに戦い続けたら後ろからアサシンに寝首を欠かれてグサリ、じゃ。』

「なっ………!?」

『それに、ランサーが例えアサシン達を抑えきったてしてもあのアサシンのマスターがなにか隠し玉を持っとる可能性も十分にある。少なくともこの戦闘で主導権を握っとるのはアサシン側じゃのう』

 

そんな……なら今すぐ助けに行かないと!!

そう地面を蹴って走り出そうとしたタイミングでセイバーに肩を掴まれる。

 

「待て、()()()()。お主、その行動の意味を理解しておるのか?わざわざ同盟相手ですらない敵を助ける理由を。」

 

セイバーはいつになく剣呑な目付きでこちらを見据え、そう問いかける。

 

「意味……?自らの有利を潰すことになるってことか?」

「分かっておるなら、何故。お主は儂を勝利させるのではななかったのか?」

 

セイバーの言うことは最もだ。マスターとして、人として正しいのはここで傍観するか、或いはさっさと錬土を探しに行くことだろう。何しろ彼女は俺のように巻き込まれた訳でもない、自分の意思で覚悟を持って殺し合いに臨んだ1人のマスターなのだから。

 

けれど、俺はその道を選べない。

だって、俺はマスターであり、1人の人間であるその前に。

ただのロリコンなのだからーーーー!!

 

「悪いな、セイバー。だけど、俺はロリコンなんだ。目の前で幼い女の子がやられそうになってるのを無視なんてできない、それがその子の覚悟の上だとしても、だ。」

「そうか………つまり、お主は勝ちを捨て、儂を捨てて勝利を諦めるのか?儂達は決してこの聖杯戦争において有利な立場にない。勝つ為に手段をのうのうと選べるほどの強さは無いのじゃ……それでもか?」

「あぁ、それでもだ。」

「…………そうか、ならば。」

 

セイバーの声のトーンが落ちる。

でも、彼女を失望させるわけにはいかない。

 

「ーーだけど。

だけど、勝ちを捨てるつもりもない。君の為に聖杯戦争に勝つと決めた、それは真実だ。なら、俺は彼女を救い、ランサーを倒して。そして君を聖杯へと到らせるよ。ロリコンとして誇りにかけて誓ってみせる。必ずだ。だから………彼女を救わせてくれ、俺に目の前で幼女を見捨てるようなことをさせないでくれ………!!」

 

数十分にも感じられる、されど実際は数秒程の静寂。

それを断ち斬るようにセイバーの溜息がこぼれる。

 

「あぁ、あぁ………そうじゃな。お主はそういう奴じゃった。全く、儂も見る目がない……こんな変な男をマスターに選ぶとは。じゃが、そこまで言い切って見せたのじゃ、あの小娘を救い、他のサーヴァントを斬り伏せ、必ずや聖杯を儂と共に掴むぞ、ますたぁよ!!」

「あぁ!!」

 

そうして、霊体となったセイバーが再び身体に入り込む。けれど、今までのように意識が斬り離されて俯瞰するような事はなく。そのまますっぽりと彼女の中の意識と経験のみが心に収まる。

まるで侍が腰に刀を据えるように、いとも自然な、これこそが武器と人の関係であるかのような形で。

 

「あれ……俺の意識がある……?」

『儂が肉体の主導権を手放し、且つ妖刀(カタナ)の呪い呪い(どく)を儂という刀身(からだ)に押しとどめたからこそ、じゃのう。というか、これが本来の儂の立場じゃし。』

「え……どういうことだよ?」

『………ぶつぶつ言っとる暇はない、往くぞますたぁ!!』

「え、あ、あぁっ!」

 

余分な思考を振り払い急いで彼女の下へと向かう。

セイバーと話している間に彼女はアサシン達のマスターを追って更に奥へと行ってしまったようだ。

というか、彼女の魔術で床や天井、壁がめちゃめちゃにせり出していて既に音しか聞こえてこない。

 

これだと何が起こっても分からない、急がなくては……と、ランサーとアサシン達の戦闘をすり抜けてく時、ランサーから声が掛かる。

 

「おいロリコンセイバー!令呪の縛りで動けねぇ俺の代わりに、マスターを、サキの奴を頼む!今のアイツは……このまま死ぬ気だ!!止めてくれ!!」

「任せろ!!」

 

死ぬ気だって?冗談じゃない。これ以上目の前で………目の前、どういう事だ?

いや、今はそんなことを考えてる暇はない、一気に道を斬り拓くのみ!!

 

『ロリコンセイバーって……儂がセイバーなのに……完全にますたぁにイメージが侵食されておるのじゃ…………』

 

セイバーが恨みがましい呪詛のようにぶつぶつとつぶやく。

 

て、え、ちょ、そこで落ち込むの?ちょっと今そういう雰囲気じゃないから空気読んで、ね?

『お主がその台詞を口にするか……!?』

 

都合の悪そうな事は聞かなかったことにする、これが1番。それにセイバーがガチ呪詛とか洒落にならないし。

そんな他愛もない思考をしながら幾重にも蔦のように絡み合ったコンクリートの茂みを斬り裂いて奥へと向かう。

 

ーーーそうして見えた光景は、まさに鎖姫ちゃんにとって危機一髪といったところだった。

 

アサシン達の のマスターに拳銃わ向けられ、まさにその引き金が引かれるその瞬間。

 

限界を超えた縮地で距離を詰めながら鎖姫ちゃんに向けられた拳銃を斬り捨て、彼女を抱きあげる。

 

「あぁ、漸くの到着ですか。予定外が続いてまいりましたよーーーセイバー。」

 

アサシン達のマスターは俺を見て一瞬驚くが、すぐに平静を取り戻し喜悦の笑みをあげる。

 

「悪いけど、ロリコンは幼女のピンチに駆けつけるものって相場が決まってるのさ。」

 

まぁ、今回のは偶然なんどけどね!

『そんなんだからお主はどこか締まらんのよなぁ……』

いいじゃないか、別に。

 

「にしても、ホントにギリギリだこと。」

 

鎖姫ちゃんを抱え直しながら思わずそうつぶやく。

 

「全くだ、まさかホントにこうなるとはなぁ。俺もまだまだ読みが甘かった。」

 

自分に向かってくるアサシン達を捌ききり、倒したランサーがこちら側に来ながらそうつぶやく。

 

「いや正直俺も予想外だった。というか割とアソコは勢いというか口に出しちゃったから引っ込みつかなくなっただけと言うか。」

「………まぁ、結果オーライってやつだ。」

 

ランサーが呆れ果てたようにこちらを見ながらこぼす。

 

いやだってね、仕方ないじゃん。半ば暴走してたとはいえセイバーに加えてあのヤロウの力まで引き出したのに互角に近いって相手が守ってるんだもの、普通に考えたら危険なんて無いしデマカセでもハッタリでもいいから何か言わないとまた気絶させられそうだったし。

 

「ちょ、ちょっと待って。ランサー……貴方、セイバーのマスターとグルだったって言うの?」

 

ランサーとの関係にようやく気づいたのか、鎖姫ちゃんが声を荒らげる。

 

「あー、悪ぃ。それに関しては確かに勝手に一時的な協力関係を結ばせてもらったぜ、サキ。あー……まさかこんな事になるとは思ってもなかったんだがなぁ。」

「そう………いいわ。貴方まで私を信頼しないなんて……言い訳は結構、誰が貴方のマスターか骨の髄まで叩き込んであげ……!!」

 

と、そこまで言ったところで突然クタリとなってしまう。

 

「さ、鎖姫ちゃん!?大丈夫!?どうしたの急に!!」

『安心……せい、ますたぁ。ただの疲労による気絶じゃ。それより、こうしてる間にもお主には負担が掛かっとるんじゃ。とっととそやつをランサーに渡して片をつけるぞ………ますたぁ。』

 

息を軽く切らしながらセイバーが心中より呟く。

そこまで無茶をした覚えはないけれど、そんなに負担をけてしまったか。

考えてみればこんな汚くて暗いところに潜って随分経つ。小さな女の子達がこんな所に長居するなんてとんでもない、一刻も早くけりをつけないと。

 

「ランサー、鎖姫ちゃんを頼む。」

「言われるまでもねぇ、マスターを護るのはサーヴァントの本業だぜ?」

 

そう言うとランサーは鎖姫ちゃんを抱えてこちらに向かってくるアサシン達の少ない方へと下がっていく。

 

「ああ、ランサーには逃げられてしまいましたか。でも仕方ない、二兎を追う者は一兎をも得ず、私は目的通りセイバーをここで討ち果たすとしますか。」

「倒せるものならやってみろよ……それより、錬土の奴はどこ行きやがった。」

「あぁ、彼ですか。安心してください、まだ解体はしてませんよ、人質の意味がなくなりますからね。それとも、()()()()()()()()?」

 

思わず咄嗟に手が出て斬り付けるが集まってきたアサシン2人がかりに受け止められる。

そうだ、こいつに話が通じるわけが無い。こいつは錬土からの資料にあった通りの顔。つまり、殺人と死体損壊の罪で捕まっているはずの人肉食者(カニバリスト)、六道 尊なのだから。

 

「ひいっ……!あぁもういやだなぁこれだから美食を理解しない獣は!会話の最中に斬りつけてくるなんてマナーの欠片もありやしない!」

 

急に斬りかかったことにビビったのか情けない声をあげながら六道は距離を取る。

 

「お前みたいな気狂いの人肉食者(カニバリスト)なんかと交わす言葉はねぇんだよ。」

 

そう吐き捨てるように言うと、六道は首を振りながら見下すように言い放つ。

 

「はぁ………やはり十年近くが経過したとはいえ真の美食を解する者は少ないのか。ならば仕方なし、貴方達にはここで死んでもらって聖杯へと私たちが至る為の供物とさせてもらいましょう。」

「は、なんじゃ。お主らも聖杯を求めておったのか。」

 

俺の声帯を使ってセイバーも嘲るように言い放つ。

 

「当たり前でしょう、でなければ誰が好き好んでこんな殺し合いをしますか、私達は狂人じゃないんですから。」

「……どの口が言うんだよ、お前達のがよっぽど狂人だ。」

「はぁ……あなた達はいつもそうだ。私は料理人として美食の粋を究めたいだけだというのに。そしてその果てに辿り着いたのが人肉食、ならばそれを喰らうことに何の問題があるというのだ、なのに世間はそれを解なさい!だからこそ、私は聖杯へと願う!!世界を我が美食を解する客と、それ以外のヒトという家畜へと分けるように!!そうして真の美食を理解する者だけが好きなだけヒトを食べられる理想郷(アルカディア)が誕生するんだ!!!」

 

「…………完全に、どうしようもねぇな。」

『世の中には偶にこういうどうしようもないあ方が生まれでるものじゃよ。じゃが……』

「この場合は噛み合わせが悪かった、ってこか。アサシンと猟理人、2人の人肉食者(カニバリスト)の運命の出会いとか巫山戯すぎだろコノヤロウ。」

 

「あぁ、やはりあなた達も理解せず、拒絶する。ならば私の客たりえない。ここで解体し刺身にしてくれましょう!!」

 

その号令と同時に周囲にいつの間にか潜んでいたアサシン達が一気に襲い来る。

今の会話はその為の時間稼ぎ、か。

 

だが……今の俺にはこの程度。

 

地を蹴り、まずすれ違いざまに最初に飛び込んできた2人を同時に斬り伏せる。

身体が軽いーー今までのような、身体が勝手に動く感じではなく自分の意思で動けて、なのに身体はどう動けば最適なのかを覚えていて。

まるで負荷を感じない。これが、セイバーの本当の力か……!

 

「陣形を組め、先程より奴は手強くなっている!!」

 

目の前のアサシン達が号令と共に陣形を組む。妖刀の呪い(どく)に意識を侵されずにクリアなままだからだろうか、剣技の経験だけでなく戦力を見取れるだけの経験が加わり今まで意識できなかったところまで感じ取れる。隙が大幅に減り、戦力としても大幅に強化されている。

自分で動かしている分、何が出来て何が出来ないのかもよく分かる……試してみるか。

 

「宝具・限定解放ーー」

 

魔力を収束させ、刀身に束ね、身を思いっきり捻じる。

そうして、アサシン達に向けて纏めて解き放つーー!!

 

「ーーー妖刀・釣瓶堕とし!!」

 

一気に振り抜かれた刀身から吹き荒れる烈風、そしてそれに乗りアサシン達を切り刻む無数の魔力の刃。

それは、俺を取り囲むように対峙していた十数騎のアサシン達を霊核ごと微塵と斬り刻むのに十分な一撃だった。

 

『おい、ますたぁ!!やるなら一言言わんか阿呆!!!負荷の緩衝材(クッション)代わりになってる儂のことも考えんか!』

「あ……す、すまんセイバー。……大丈夫か?」

『そんな取ってつけたように謝られても儂の機嫌は治らんのじゃ。じゃから今の償いは……そうじゃのう、パンケーキ3枚くらいで勘弁してやろう。』

「え………本気かよ……」

 

この分じゃ、ホントに毎日もやしライフも遠くないんじゃあないだろうか。

 

「にしても、やっぱ数が少ないな……アサシン達も残り少ないのか?」

『或いは、最大数が思ったよりはいないのかもしれんな。』

 

そう見回すと、確かに遠くに疎らにいる数騎を除いて存在するのは、少し離れたところで今の一撃を躱した残り数十騎くらいのようだ。

しかし、六道の姿が今度は見えない。あいつ、今度は何を考えている……?

 

『考えるより斬れ、じゃ。ますたぁ。今のうちに空いた隙間から先に奴を追うぞ!!』

「あ、ああ!」

 

そうして奥へ奥へと道中の数騎のアサシン達を斬り捨てながら進むと、奥には伏せた状態でぐったりとした錬土がいた。

 

「錬土!!」

 

そう呼び掛けながら向かった瞬間。

 

「馬鹿野郎、後ろだ!!!」

 

意識を失っていたと思われた錬土が突如顔を上げてこちらに向け放った声で、後方へと意識を引き戻す。

そして、後方より飛来した無数の弾丸を全て斬りとばす。

 

「おいおい……作戦が失敗しちまったじゃないか。ジェニー、君確かに睡眠薬飲ませたんだよね?」

「はい、勿論餌として与えたパンの中に埋めておきました。間違いありません。」

 

背後から現れた六道の問いに対し、ジェニーと呼ばれた女性のアサシンがそう答える。

 

「じゃあ……なんで起きてる訳なんだ?」

「そ、それは……私にも。」

「いやいや、お姉さんいくらなんでも杜撰すぎでしょ。あんな真ん中だけ思いっきりへこんだパン、誰だって怪しむよ?」

 

戸惑うジェニーに対し、錬土が呆れたように話す。

 

「それに錠剤のままって普通に食べてても気づくからね。俺なら水に溶かして渡すと同時に万一見破られてもいいように近くに隠した水のポリタンクとかにも混ぜ込んでおくくらいはするね。」

「そ、そうか……そんな手が!」

 

自慢気によりいいやり方をレクチャーする錬土とそれに驚くアサシン。

………うん、どう考えてもお前の方が悪辣じゃねぇか。

 

「……まぁ、何はともあれ元気そうで何よりだ。」

「お前も、とりあえず話聞かせてもらうぞ。」

「あぁ、こいつを片付けてからな。」

 

そう言って向き直り、刀を構え直すと。

 

「全く、仲間意識の強い動物はこれだから楽だ……ジョン、手筈通りに。」

 

六道が指示を出すと同時に後ろから締め上げる声が聞こえる。慌てて振り向くとどこに潜んでいたのか、果物ナイフを錬土の頚動脈にあてている、小柄なアサシンがそこにいた。

 

「錬土…!」

「どんなことでも念には念をいれて仕込みをしっかりしておく。仕込みは料理人として基礎中の基礎ですからね。さて、大人しく死んでもらうとしますか。」

 

くそ……完全に油断した。大したことなかったからこのまま余裕で仕留められると思ったのに。

 

『と、いうか。これ、かなり詰んどらんか?ますたぁよ……見捨てて斬り捨てるか?』

 

実際、セイバーの言う通り。かなりヤバい、だがアイツならなんかきっと上手くやってくれるはずーー!

 

「よし、俺の為に死んでくれ戈咒!!」

「って死ねるかアホッ!?」

「童貞のまま死ねるかコノヤロウ、お前が原因なんだからお前が死ね!だいたい俺に人質以上の価値ないしお前が死んだら解放されるじゃん!」

「いやいや、俺だってまだ見ぬ世界中のロリが俺を待ってるんだよ?だから仇はちゃんと取ってやるから安心しろ!」

 

そうして言い争っていると背後から銃弾が飛んでくるのを感じ取り、それを斬って弾く。

 

「やはり、ダメですか。ならば、まずその刀を手放してもらいましょうかね。」

 

言われて仕方なく刀を投げ捨てる。

こうなったら……賭けになるがあの手段しかないのか。

『……あの手段?おい、まさか……ますたぁよ。また呪いをその身に被せるつもりじゃなかろうな。』

妖刀の精神(アノヤロウ)の力を借りて身体を銃弾を受けた瞬間だけ刀へと変質させる。これ以外に手がないから仕方ないだろ。

『バカ者!そんなことしたら儂ですら緩衝仕切れぬ、一気に侵食されてしまうわ!』

けど……他に方法が。

 

その時。唐突に地下下水道全体を激しい揺れが襲った。

 

「うわっ……!!」

「なっ……地震だとっ!?」

 

そしてその揺れに慣れる間もなく突如として床と壁から間欠泉のように幾つも吹き出してきた濁流に呑まれ、声を出す間もなく俺達は流され、そして意識を失った。

 




やーっとこさ話が進んできた……もう少しで3章も終われるかなぁ……

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