あれから、ドルトコロニーに着くギリギリまで昭弘と昌弘の機体と阿頼耶識の調整をした。
そのまま二人にはハンマーヘッドでシミュレーション戦をさせ、新しい機体に慣れて貰う事にする。
『じゃあ俺イサリビに戻るから!』
「分かった。ギリギリまでスマン」
「ありがとうございました!」
二人に別れを告げて船から飛び出す。
因みにブルワーズの子達は名瀬さんのハンマーヘッドについていき諸々手続きをしてくる予定になっているので俺達とは別行動だ。
名瀬さんにはテイワズのアイツによろしく伝えておいて欲しいと言ってあるのでブルワーズを下手に扱いはしないだろう。
(さ~て、経営陣はどう出るか)
……何かを忘れている気がする俺だった。
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そして降り立ったドルト3。
「うわぁぁああ!!??な、何だコイツは!!??警備……ギャラルホルンを呼べ!!!」
(しまったああああ!!!!)
今俺は三日月さん達と別れてドルト3を逃げ回っている。
この見た目で何で普通に行けると思ったのか。
小一時間先程の自分に問い正したい気分だった。
「居たぞ!こっちだ!!」
(ああ、めんどくせぇぇぇぇえええ!!)
走りやすい第2形態に戻り道路をバッキバキに壊しながら逃げる。
(この状況で人の言葉喋ったらヤバイよな絶対)
仕方ないので町中に響くように鳴き声を上げる。
(三日月さーん!フミターン!こうなったら俺がギャラルホルンを引き付けるので今の内に交渉進めて下さーい!!)
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一方残されたクーデリア達。
「……シンが俺達以外にどう見られるかすっかり忘れてた」
「確かに全員シンに慣れきってたね……」
「どうしましょう!?シンさんが!!」
「シンさんは強いので心配は要らないかと」
「でもどうするの?行っちゃったよ?」
その時遠くからシンの鳴き声が聞こえてきた。
「分かった」
「えぇ、確かにシンさんが引き付けてくれるのなら好都合ですね」
「三日月、シンは何で言ってたの?」
「俺がギャラルホルン引き付けるから今の内に、だってさ」
「成程、なら急ごう!!」
そうして、クーデリア一行も行動を開始した。
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「しかし、シンと整備長は凄いね。前のグシオンとは全く別物だ」
ハンマーヘッドのモビルスーツデッキに並べられたグシオン・ディアボルスと筋肉号グレートを眺める。
「私的には前のカエルみたいな方が可愛かったと思うんだけどなー」
「カエルって……」
毎度毎度この娘の感性は謎だ。
『うぉぉぉぉぉおお!!!!!』
『まだだぜ兄貴ィィィィィ!!』
目の前のモビルスーツ達からコクピットを閉めているハズなのに暑苦しい声が響いてくる。
「昭弘も弟くんも頑張るねぇ」
「今までずっと離れてたし、それを取り戻そうとしているのかもね」
今思い返しても敵の親玉以外人的損失無し、ついでに全員仲間になったあのブルワーズ戦は異常だった。
そして昭弘が昌弘を取り戻した経緯が……
(それ聞いたラフタがまた笑い転げたんだっけ)
確かに筋肉で弟を説得して、武器も使わずあのやたら頑丈なガンダムフレームを拳で
……聞こえてくる声からして昭弘がもうすぐ勝負を決めそうだ。
「さ、決着が付きそうだし次はどっちが誰を相手する?」
「はいはーい!私昭弘!」
アトラは一見いつも通りですが、
二人一緒にいる事が前より増えていたり、食事の時三日月だけご飯が大盛だったりして気付く人は気付いています。