「本当にビックリしたよ~!降りるよって言ってるのに全然戻って来ないし全員何か凄い方法で降りてくるし!」
「ごめん、アトラ」
「別に怒ってる訳じゃないけど……心配するからあんまり無茶しないでね?」
「分かった」
「アンタ達も無茶するねぇ」
「いや~あんな降り方思い付いてもその場のモビルスーツ使ってやる?普通専用の盾とか使おうと思わない?」
「別に……俺は俺と皆の筋肉を信じただけだ」
「クフッ……因みに……もしかして技名とか付けてたり?」
「ああ、【マッスル・インフェルノ】だ」
「……っ!……っつ!!」
「何で絶対笑うって分かっているのに訊くのかねぇこの娘は」
「だって……フフッ……あははは!!」
「うわぁぁぁあああ!!??ライド、何捕まえて来てんのさぁ!?」
「え?コイツの事?そんなビックリしなくても……そこの茂みに居たんだけど何か可愛くない?」
「うわぁ……何だそりゃ」
「これ……蛇?」
「知ってんのか?ヤマギ」
「うん、暇だった時に地球に棲んでる生物ってデータベースを見てたから」
「じゃあ、これ何て種類なんだ?」
「う~ん?……分からない。俺の見た中でこんな胴体だけ太い奴なんて居なかったし」
「そっか、なら取り敢えず捕まえといてシンさんに見せようぜ!何か知ってるかもしれないし」
「そうだね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日も暮れて辺りもすっかり暗くなった。
降下挺から荷物の運び出しも終わり、各々寛ぎ始めている。
「何とか地球まで辿り着いたね」
「途中ミカ達が来なかった時はどうしようかと思ったが何とか降りてこれて良かったぜ」
その言葉にビスケットは先程倒した敵機体を盾にして地球降下を敢行した三人と一匹の勇姿を思い出した。
……って勇姿じゃないよ!?あれはただのアホだよね!?
「流石に……あれはちょっと無茶すぎないかな……?」
「シンが改造したモビルスーツだ。何でもアリだろ」
「ああ……そうだね」
少し煤けた表情をするオルガにビスケットは同情した。
話題を変えるべくこれからの計画について発言する。
「で、全員無事にここまで着けた。後は……」
「ああ、後は蒔苗ってじーさんの所にクーデリアを送り届けるだけだ」
そうオルガが言った瞬間、背後から突然声が掛けられた。
「ホッホッホ、儂を呼んだかな?」
見れば立派な着物に身を包み、やったらボリューミィな髭を蓄えた老人が杖をつき立っていた。
その髭の余りのボリューミィさにビスケットはその髭にオルガの前髪の行き着く先を幻視した。
「アンタは?」
「儂は蒔苗東護ノ助。お前さん達じゃな、鉄華団というのは」
シンは今回の大気圏突入でエイハブリアクターの臨界稼働情報や熱の放熱の最大効率化など莫大な情報を得ました。
その上で第四形態に変化します。
ヤバいですね。