シンは何かの気配に感づいてピリピリしてます。
積み荷を下ろし弾薬や補給の手筈、モビルスーツの立ち上げが大方終わった頃にグリムゲルデを携えたモンタークが到着した。
「久しぶりだなオルガ・イツカ。相手方に阿頼耶識を搭載した機体がいる、という情報は来ているか?」
「あぁ、途中でアンタの部下から聞いたよ」
「君達が今まで保持してきた阿頼耶識の優位性はもうない。後はどちらが強いかで勝負が決まる」
「分かってるさ。なら勝つのは俺達だってな」
「随分と自信があるようだな……?根拠は?」
「俺達は全員生き残る為に戦う……この戦いの先を見てんだ。この戦いの為だけに作り替えられた奴らとは違う」
「おう、良く言ったぜオルガ!」
モビルワーカーの整備を終えたシノが昭弘を連れてやって来た。
「シノ、昭弘、そっちの準備は出来たか」
「ああ、いつでもいけるぞ」
「一丁かましてやろうぜ!!」
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他の団員と最後の打ち合わせをして、皆が持ち場へ散っていく。
それを見ながらオルガはマクギリスへ向き直った。
「アンタに訊きたい事がある。エイハブリアクターを都市内に持ち込めない本当の理由は何なんだ?」
それがこの作戦の最大のネックだった。それさえなければ一瞬で蒔苗を議事堂に送り届けられるのだが……
「エイハブウェーブの影響で都市機能が失われる、というのが表向きの説明だが……本当の理由は我々も知らない」
『エイハブウェーブに反応する【何か】がいる……とか?』
近くの機器からシンの声が発せられる。背鰭から伸びたらコードと繋がっており、巨体のままでコミュニケーションが取れるようになっていた。
「【何か】……とは?」
マクギリスが問う。
『……300年前の厄祭戦ではモビルアーマー共が独自進化してモビルスーツを狙うようになっていた』
ふとシンの言葉が止まり、そして声のトーンを下げて更に言いつのる。
『あぁそうだ……素体のゴジラを動かす為に必要な大量のエネルギー。それをまかなう為に使われた自身と同じエネルギー源のエイハブリアクターを検出し攻撃を加えようと……だが火星にその基地があるとは奴等は知らなかった。ロディフレームを奴等が地球で潰しまくっている間に俺達は』
「待て、シン。
前からシンに攻撃的な側面とメカオタク的な側面の両方を感じていたオルガが問い掛ける。
シンの失った記憶と関係があるのだろうか。
『俺?俺はシンゲツ・モンタ……』
そこでシンの熱に浮かれた様な口調が止まった。
『……あれ、俺何言ってました?』
口をつぐみ、困惑を示すように尻尾が揺れる。
その時突然マクギリスが叫び出した。
「今何と言った?シンゲツ・モンタークだと!?300年前に阿頼耶識システムを発明した人じゃないか!」
仮面を投げ捨て、有り得ないという表情をしながらマクギリスはシンを見つめた。
「300年前に自らの身体に阿頼耶識手術を施し」
「世界で初めてガンダムフレームを動かした男」
「
ようやくタイトル回収。やったぜ。