クリュセの守護神   作:ランブルダンプ

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俺は門択シンゲツ、20歳の誕生日に襲ってきたモビルアーマーに倒され、ゴジラとなって鉄華団の整備士を勤めてる。

残された時間はあと99日。


アザーのギャラルホルン潜入記

《以上仮面ライダーゴースト風アバンタイトルでした~》

 

俺ことアザーは只今絶賛暇だった。

 

暇なので途中途中でヴィダールジュリエッタを誘ってガレージで発掘した仮面ライダーを観ていたが、そろそろ地球が近いので二人共居ないので本格的に暇だった。

 

《しっかし慣れねぇなーこの姿は》

 

今俺はシンが変装していたハサンの容姿になっている。

 

あっちは元が女だから自然だったがこっちとしては違和感しかない。

 

(ツナギ着てるからまだマシな方だけどな)

 

今頃アイツは恐らくアトラ辺りにショッピングに連れ出されているだろう。

 

「ハサーン?ハサン?居ないのー?」

 

そんな事を考えてるとヤマジンがやってきた。

 

(居なかったらコイツどうするんだろ)

 

気になったので黙っているとヤマジンは辺りをキョロキョロ見渡しながらキマリスへ近づいていく。

 

「へっへっへ……いないなら少し位どんな改造したのか見ていいわよね……そうこれは整備、整備……」

 

整備じゃねーよ!

 

腕から蜘蛛の糸を射出して天井に張り付け、隠れていた場所から飛び出す。

 

そのままスイングしヤマジンの頭に踵をクリーンヒットさせた。

 

「ガッ」バタッ

 

(シンの野郎は改造してハイ終わりってしてたけど機密を守る為には俺が何とかしなくちゃなあ……)

 

しれっと居なくなる予定だったようだが、あんなに腕が立つ整備士がフラッと居なくなって怪しまれない訳がないだろう?

 

自分の異常さに無頓着なのはゴジラらしいが。

 

(まぁ俺が分離して色々混乱してたみたいだからしょうがないか)

目を回しているヤマジンを担ぎ上げる。

 

(理由は……整備に熱中し過ぎて気絶してたので連れてきましたって事にしとこう)

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

地球に着いた。

 

着いて早速私とヴィダールはイオクと一緒にラスタル様の所へ報告に向かう。

 

「……以上が今回の鉄華団訪問で得た敵の情報になります」

 

イオクが喋ると自慢話が長引いて話にならないので途中から私が纏めた報告書を読み上げる形になった。

 

「ラスタル様!お貸しになって下さったダインスレイヴの威力!報告に書いてあった通り鉄華団に味方する悪の組織の艦隊を殲滅する程の素晴らしい威力でした!」

 

『……ダインスレイヴは貴方が持たせたのか』

 

ヴィダールが発言する。

 

「そうだ。何せ相手はゴジラだ、過剰ではあるまい」

 

それでいいのだろうか?

 

「しかしイオク…様は民間船舶に対して使用しました」

 

『停戦信号、降伏信号も無視してだ』

 

流石にこれにはラスタル様も反応するかと思ったが、

 

「構わん。ゴジラを誘き出せる餌になるならそれは仕方の無い犠牲だ。クジャン公はよくやってくれた」

 

「は!ありがたき幸せ!」

 

 

 

……何なんだこの人は。

 

出会ってから初めて私はラスタル様に得体の知れない恐怖を覚えた。

 

余りにも人の命を軽く見ていて、その上ゴジラに対する底無しの悪意が滲み出ている。

 

……本当に同じ人間なの?

 

アザーさんの方がよっぽど人間らしい。

 

 

気後れして無意識に後退りすると、ドンと背中がヴィダールにぶつかった。

 

「あっ、すみませ……」

 

『報告は以上だ。行くぞジュリエッタ』

 

「わっ!」

 

ぐいっと手を引かれて部屋から出る。

 

彼の手から伝わる温もりに正直に言ってホッとした。

 

先程のラスタル様はまるで機械みたいだったから。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

《潜入開始っといきますか!》

 

ハサン女の子フォームから俺の記憶通りのザイール(ハサン)の姿にチェンジする。

 

地球に着いてからずっと気になっている事があった。

 

ネットに接続して思考を探索させていると何故かごっそりと空いた空間があったのだ。

 

(紙のやりとりだけで全て完結してるみたいだな……何を警戒してるんだ?……ゴジラ?)

 

シンが何故気付かなかったのかといえば目覚めるまでゴジラのレーダーを使っていたのは俺だったからしょうがない。

 

(【孤児たち(オルフェンズ)】の未来は一緒に見てたけど計算を主導してたのは俺だしな……そのせいで最初にグレイズとバルバトスを何度もスキャンして一度見た事があるって勘違いしてたみたいだが)

 

という訳で今はその情報の流れが停まってる工場を突き止めてここまで来たのである。

 

(フッフッフ……他愛なし……他愛なし!!)

 

セキュリティが阿保ほど掛かっていたが全てスルーして中枢へ入っていく。

 

その途中誰も人が居ないのが不自然だった。

 

《工場……のはずなんだがな》

 

疑問を抱きつつも遂に地下の工場まで辿り着いた。

 

(……!エイハブウェーブ反応?)

 

近付く程にその反応がどんどん強くなっていく。

 

(何だこの馬鹿みたいな出力は……?)

 

シンがガンダムに搭載させてたリアクター並の……

 

嫌な予感が心の中で広がっていく。

 

地下の工場のさらにその最奥に着いた。

 

《……っ!》

 

予想外の光景に息をのむ。

 

《何だ……?これは……》

 

 

俺の目の前には、ゆうに千体はいるモビルアーマーとそれらを全て収容出来るであろう移動要塞のようなものが鎮座していた。

 

 

「驚いたかね。コレが私の切り札、モビルフォートレス(・・・・・・・・・)だ」

 

 

俺の眼前の要塞から声が掛けられた。

 

「久し振りだな、シンゲツ・モンターク。三百年ぶりだ」

 

《……何者だ》

 

潜入用のハサンからスパイダーマンへと形態変化する。

 

「三百年前に君に倒された者だよ」

 

その声と同時にモビルフォートレスの表面に一人の男が立った。

 

「今はラスタル・エリオンを名乗っているがね」

 

目の前の男をスキャンする。これは……!

 

《その体……お前、機械か》

 

「あぁ、良くできているだろう?君達ゴジラを駆逐する為だ」

 

《機械が世界の警察を名乗るトップに立ってるとはね》

 

そう俺が言うとラスタルは完全に人を模倣した微笑みを返した。

 

「ギャラルホルンの名において、ここに宣言しよう……君達ゴジラとその因子を持つ火星を殲滅する」

 

「【第二次ヤシオリ作戦】の開始だ……!」

 

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