クリュセの守護神   作:ランブルダンプ

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前話加筆しました。


打ち上げオーダー!

「では、皆さん。火星独立記念&色々ごたごたが終わってお疲れ様でした会を始めまーす!!」

「店は一晩中貸しきってあるからな!!皆潰れるまで飲んで騒げ!!」

「全員グラスいったかー?」

 

「せーの!」

 

「「「「お前らぁ!!止まるんじゃねーぞぉ!!!カンパーイ!!!」」」」

 

 

「誰か……!誰か俺を殺せ……!」

「多分飲み会の恒例の挨拶になると思うのですが」

「がはっ……」

 

 

ここは火星。

クリュセで一番大きいお店に鉄華団全員と元ギャラルホルンのマクギリス等のメンバーが集まっている。

 

宇宙にてモビルフォートレスを討ち取ってからの俺らは勢いに任せて地球に残っていたモビルアーマーの残党を全て片付けに侵攻した。

 

親玉がやられて混乱していた所にガンダムフレーム達によるダイナミック降下からの奇襲により呆気なく全滅させることに成功する。

 

その後はマクギリス一党が会見を開きギャラルホルンが事実上厄祭戦時代の生き残り達に牛耳られていた事を暴露し、地球は嘗て無い大混乱へと陥った。

 

まぁその辺はマクギリス達に任せて火星へ帰るつもりだったのだが、どさくさに紛れて火星独立等の利権を根こそぎ勝ち取ってきたクーデリアは流石だと思う。

 

 

因みにゴジラ関係の事は全て伏せられて報道されている。

その情報が出回れば今ギャラルホルンに代わる組織を立ち上げようとしているマクギリス達にとって障害になるだろうという考えからである。

 

鉄華団が急速に力をつけた事に疑問を持つ人もいたようだが、団長のあの大活躍を目の当たりにして『ゴジラなどという化物が鉄華団に味方していた』というよりは『鉄華団のやべー奴のカリスマの元にヤバい集団が形成された』と考えるようになったらしい。

 

これで事情を知る一部の人以外は(ゴジラ)が人間になった事を知らないので俺の子孫も安心して暮らせるだろう。

 

 

「シンー!!こっちこっち!!コレ美味しいよ!!」

 

マクギリス達や蒔苗のじーさんに軽く挨拶しながら三日月さん達の姿を探していると先に見つけたアトラの方から声を掛けられた。

 

(レーダー使わない人間の感覚にも大分慣れてきたな……)

 

無論探し物等する時は活用するが、出来るだけ人間へと歩み寄った生活スタイルにしている。

 

「おまたせ。でどれが美味しいの?」

 

「えっとねーまずこれと、これと、これと……」

 

「え、多くない……?」

 

「シンさん、私も食べたのです。道連れですよ」

 

クーデリアの顔が怖い。この状況で『ゴジラボディで太るとか無いんですよー!』とか言ったら夜に啼かされそうだ。

 

「三日月も、はい!!」

 

「ありがとアトラ。選んだの全部美味い」

 

…………あれって。

 

(……クーデリア)

(えぇ。見事に精のつく料理ばかりですね)

(……あれ、分かってやってる?)

(……違うと思います)

(アトラ……恐ろしい娘!!)

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「マッキー!次アレ食べましょ!」

 

「ハッハッハ、引っ張らないでくれアルミリア」

 

そう言いつつも手を引かれて嬉しそうなマクギリス。

その様子を二人の人物が眺めていた。

 

ガエリオとアザーの二人である。

 

「……マクギリス、お前」

 

年の差を考えろよ……という言葉を飲み込む。

そんなガエリオに対してアザーが話しかけた。

 

《そういや知ってたか?アグニカってロリコンだったんだぜ》

 

「……マジか」

 

《マシマジ。元々ロリキャラが出てくるロボゲーを極めてて、それから実家のフィギュア、ゲーム全てを避難中にモビルアーマーにぶち壊されて。そこからキレて軍のモビルスーツを強奪からの撹乱戦法でモビルアーマー撃墜を成し遂げた奴だからな》

 

「…………何?」

 

《その頃はモビルスーツ何十機を使って漸くモビルアーマー一機倒してたってのに凄いよな》

 

唐突に明かされる真実にガエリオが驚愕する。

 

「待ってくれ、その話は本当なのか!?」

 

《本当だぞ?その戦果からこのまま地球に居させるのは勿体ないとして急遽ガンダムフレーム計画に加えさせられたんだよ。で奴さん結構なオタク気質でな。俺が日本人ってのもあって直ぐに意気投合して……》

 

アザーが次々と当時のガンダムフレーム開発陣のはっちゃけぶりを語る。

 

頭が痛くなってきたので途中でガエリオは遮った。

 

「……つまりだ。アグニカ伝説は」

 

幼い頃に読んだ本【アグニカ・カイエルの伝説】について話題を出すと、

 

《格好悪い所全部排除されてるな。まぁ世界を救った英雄の原動力がエロとか嫌だろ》

 

アグニカの容姿はマクギリスと同じイケメンなので動機さえ改竄すれば、人類の危機に立ち上がった無名の一般人という英雄譚になるのだ。

 

「戦後ギャラルホルンに席を置かず一般人へと戻ったのはまさか……」

 

《バエルの専属整備士だったロリっ娘とイチャイチャするのに忙しかったからだな》

 

因みにその後アグニカは『ロボゲーを阿頼耶識で挑戦してみた』というタイトルで別方面に人気になるのだが、それはまた別のお話。

 

「………………ハァ」

 

予想の斜め上を行く先祖によって世界が護られていた事を知ったガエリオは複雑な顔をしていた。

 

《まぁ歴史なんてそんなもんだよ。日本だって凄いぞ?前田利家なんて奴は12歳のロリっ娘を嫁に貰って最年少出産&最多出産の記録ぶち上げたからな》

 

「あー……ハイ」

 

《マクギリスとアルミリアは置いといて、ジュリエッタとはどうなのよお前》

 

衝撃の真実に精神が疲弊した所に、敢えて本人が一番触れて欲しくない話題に持ってくアザー。

 

「な、ちょっ……お前ここで訊くか!?」

 

《肚くくっちまえよ~好きだろ~?》

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

打ち上げから数日後。

 

鉄華団は謎の勢力からの襲撃を受ける。

 




アグニカの見た目は筋肉モリモリマッチョマン。
そんな見た目でロリコンかつ日本のサブカル好き。
嫁は元整備士でスパナ片手にアグニカにツッコミ入れまくってた御方。現在幼妻。

世界を救った英雄でなけりゃ逮捕案件です。

晩年に厄祭戦時代の事を纏める組織、『モンターク商会』を設立。
伝記を書いてと依頼されたものの、アグニカから送られてきたモノは8割以上自分の妻の自慢(R18の描写有り)だったので急遽発売中止に。

死後モンターク商会によってまともな1割半の部分と歴史的考察を纏めて『アグニカ・カイエルの伝説』を発刊。

因みに送られた来た原本を読んだ初代ボードウィン卿は(何故こんな変態が世界を救ったんだ……!)と暫く頭を抱えたそうです。
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