遊戯王 INNOCENCE - Si Vis Pacem Para Bellum -   作:箱庭の猫

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 アニメ遊戯王VRAINS ついに始まりましたね!!(今更)

 遊作くんに踏まれたい。罵られたい。すいません何でもないです待って行かないで!!!!



TURN - 6 the VERTEX

 

 おはよう。本日も晴天(せいてん)なり。

 

 ボクが『デュエルアカデミア・ジャルダン校』に在学してから、4日目の登校日が始まった。

 

 この黒い制服も、そろそろ着慣(き な)れてきたし、新天地での生活リズムにも順応できている。

 最初こそ色々あったけど、現在(い ま)は何とか落ち着いて過ごせてる。

 この調子なら、ここでは(・ ・ ・ ・)上手(う ま)くやっていけそうだ。

 

 黒の学生(カバン)を片手に、鼻歌を(まじ)えながら、すっかり歩き慣れた通学路を渡る。

 

 その道中、街中(まちなか)屹立(きつりつ)するビルの壁に高々と設置されている、大型ディスプレイの画面では、『○月△日、新カードパック発売!』と言う内容のCM(コマーシャル)を、アップテンポなBGMと共に放映していた。

 ボクは(なに)()なく足を止め、その映像を視聴してみる。

 新しいパックか……ボクのデッキにシナジーするカードは収録されているかな?今度、見かけたら買ってみよう。

 

 そんなことを考えながら、ついでに(今日の献立(こんだて)(カニ)クリームコロッケだった気がする。おかわり出来(で き)ないかな)とか心を(おど)らせながら、ボクは再び歩き出して、悠々(ゆうゆう)と学園を目指した。

 

 

 

 (しばら)くして、ようやく学園(目的地)に到着した。

 校舎内の長い(ろう)()を歩いていた時、誰かに後ろから、肩を軽く叩かれた。

 

 

 

「んー?」

 

「おはよ、セツナ」

 

 

 

 振り返ると、赤色(あかいろ)混じりの黒髪(くろかみ)(かぜ)(なび)かせながら微笑(ほほえ)む、可愛(かわい)い女の子と目が合った。

 

 黒雲(くろくも) 雨音(アマネ)

 たぶん今のところ、ボクにとっては(もっと)も仲の()友達(ともだち)だ。

 

 

 

「あぁ、おはよう、アマネ。今日も可愛(かわい)いね」

 

「なにそれー」

 

 

 

 少し気障(キ ザ)っぽい台詞(セリフ)を、挨拶(あいさつ)(あと)に付け加えてみると、アマネに可笑(お か)しそうに笑われた。

 

 

 

「……あっ、セツナ。ネクタイ曲がってるよ?」

 

「ありゃ?ホントだ」

 

 

 

 アマネに指摘された通り、ボクのワイシャツの首元に巻いてある、青いネクタイが微妙にヨレていた。

 気づかなかった。この状態で通学路を闊歩してきたのかと思うと、さすがに少し恥ずかしい気もする。

 

 

 

「ほら、じっとしてて」

 

「えっ?あ…!」

 

 

 

 ボクが自分で直そうとするより早く、アマネの綺麗な両手がボクの胸元に伸びてきて、手慣れた様子で、ネクタイを締め直してくれた。

 

 ……昨日、事故とは言え、アマネにラッキースケベをやらかしてしまった(けん)もあって、その(かん)ずっと彼女の(むね)に視線が引き寄せられていたのは()(みつ)です。

 いやいや、許してくれ。ボクだって思春期(?)の男子なんだよ。

 

 

 

「はい出来(で き)た。行こっか」

 

「あ…うん。ありがとう」

 

(本当に気が()く子だなぁ…アマネって)

 

 

 

 ネクタイの手直しが終わると、ボクはアマネにお礼を言った。正直、嬉しくて口元(くちもと)(ゆる)みそうになったけど、どうにか(こら)えた。

 

 その()二人(ふたり)で適当に談笑しながら、高等部2年の自分達の教室まで、一緒(いっしょ)に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…さて、今日も一日(いちにち)平穏(へいおん)に生きられますように」

 

 

 

 ボクは辿(たど)り着いた教室の前で、そんな独り言を(つぶや)く。

 そうしてから、廊下と室内を(へだ)てる自動ドアを開き、入室した。

 

 

 

(みんな)おはよー!……あれ?」

 

 

 

 元気よく声を上げながら辺りを見渡した時、ボクは何かの()()(かん)に気づいた。

 どう言表(ことあらわ)すべきか…教室の空気が今までと何処(ど こ)か違う。

 クラスメート達は(みょう)にザワついているし、表情も、見るからに(おだ)やかじゃない。

 全体的に緊張状態と言ったところだ。

 ……今日って、筆記テストとか無かったよね?

 

 

 

「……お、おい…どうすんだよ…」

 

「なんで……あの男(・ ・ ・)が2年の教室に…!」

 

 

 

 ボクの手前で、二人の男子が小声で会話しているのが聞こえた。彼等(かれら)に尋ねてみるか。

 

 

 

「ねぇ(みんな)どったの?」

 

「「!?」」

 

「あ、総角(アゲマキ)!?」

 

「つ、ついに来てしまったか…!」

 

「???」

 

 

 

 二人はボクの顔を見るなり、オーバーリアクションで驚愕(きょうがく)した。それはもう、椅子(イ ス)から転げ落ちそうなぐらい(おお)袈裟(げ さ)に。

 ボクは全く(わけ)が分からず、頭の上に()(もん)()を、(みっ)つも浮かべていた。

 

 

 

「なになに?ボク(なに)かしたの?」

 

 

 

 そりゃあ、授業中に寝入(ね い)ってしまう事は多々(た た)あるけれど、(ひと)クラスをここまで剣呑(けんのん)な空気にしてしまう程の悪事なんて、仕出(し で)かした覚えは断じて無い!……はず。

 

 ボクが内心(ないしん)不安がってると、男子の一人が室内の奥を指さしながら、青い顔で、こう言った。

 

 

 

「お前の席…見てみろ…」

 

「席?…………!」

 

 

 

 言われた通りに自分の席を見てみると……

 

 

 

「……(だれ)?」

 

 

 

 本来であれば、ボクが使わせてもらっている、その席に、見知らぬ青年が()物顔(ものがお)(すわ)り込んで、小説らしき本を黙々(もくもく)()(ふけ)っていた。

 

 青年の特徴は、黒髪(くろかみ)青色(あおいろ)(ひとみ)

 目鼻立ちの整った、美形の色男だった。

 よほど読書に集中しているのか(ほとん)ど表情を動かさないし、一言(ひとこと)(しゃべ)らない。

 その静謐(せいひつ)(たたず)まいからは、クールでミステリアスな雰囲気が(かも)し出されていた。

 

 

 

「なっ…!鷹山(ヨウザン) (カナメ)!?どうして、あの人がここに…!?」

 

 

 

 同じく青年の存在を()(にん)したアマネが目を見開いて、一驚(いっきょう)した。

 

 鷹山(ヨウザン) (カナメ)。それが彼の名前らしい。

 

 

 

「アマネ、知ってるの?」

 

「知ってるも何も……ランク・Aの生徒にして、学園最凶(・ ・)決闘者(デュエリスト)よ…!」

 

 

 

 なるほど、最上位(ランク・A)か……あれ?

 

 

 

「最()って、九頭竜(くずりゅう)くんじゃないの?」

 

鷹山 要(あ の 人)の場合は『最凶(さいきょう)』なの」

 

「……なるほどね」

 

 

 

 ボクが言葉の意味を理解し、納得している横で、アマネは神妙な顔つきのまま、話を続ける。

 

 

 

鷹山(ヨウザン) (カナメ)……この学園で、中等部1年生の頃から、現・高等部3年に上がるまで、一度も決闘(デュエル)で負けた事が無いという、(ジャルダン)の生ける伝説よ。あまりの強さに(かれ)決闘(デュエル)をした者は、心を折られて二度と決闘(デュエル)が出来なくなる。学園の生徒だけでなく、プロの世界でも恐れられている……通称・(もっと)()(けん)決闘者(デュエリスト)…!」

 

「……うへぇ、おっかないね……で、どうしてそんな超人さんが…ボクの席に()()り返ってるの?教室まちがえたとか?」

 

「もしかしたら、セツナの(うわさ)を聞きつけて来たのかも……悪いことは言わない。関わらない方が良いわ」

 

「…………そうしたいところだけど、このままじゃボクが授業を受けられないからね」

 

「セツナ…!?」

 

 

 

 足を前に踏み出して、ボクは自分の席へと歩み寄っていく。周囲のざわめきが更に()した。

 どういうつもりかは……まぁ大体は察してるけど、とにかく、あの人との接触は()けて通れなそうだ。

 何時(い つ)までも席を占拠されてたら、ボクも困るしね。

 

 

 

「はじめまして」

 

 

 

 ボクは柔和な笑顔を見せて、青年・鷹山 要に声をかける。

 

 それに対して数秒間、無反応だった彼だが……おもむろに、(ひら)いていた小説を優しく閉じて、微笑(びしょう)しながら返答してくれた。

 

 

 

「……遅い登校だな。待ち()ねたぞ、総角(アゲマキ) 刹那(セツナ)

 

 

 

 ()(せい)(てき)な口調で(しゃべ)りつつ、彼は席を立った。

 体格は長身(そう)()で、ボクより()(たけ)が数センチ高かった。

 付け加えて説明しておくと、ボクの身長は172センチ。

 

 彼の双眼(そうがん)が揺らぐ事なく、ボクを射抜(い ぬ)くかの(よう)に見つめてくる。

 心の底まで、全てを見透(み す)かされてしまいそうな……そんな錯覚(さっかく)(おちい)り、冷や汗が(ほほ)を伝った。

 

 

 

「まだ始業には()(ゆう)あるでしょ」

 

決闘(デュエル)だ。早く準備をしろ」

 

(はなし)の流れおかしい!!」

 

 

 

 彼は、(あお)に染まった『ブルータイプ』の決闘盤(デュエルディスク)を左腕に装着して、いきなり決闘(デュエル)を申し込んできた。

 そんなことだろうとは予測してたけど、にしても文脈ぶった切り過ぎでしょう!?

 もしや、この人……他人(ひ と)の話を聞かない性格(タイプ)

 

 

 

「……デュエルなら、いつでも大歓迎だけど、まず君の名前が知りたいな」

 

「もう(すで)に聞いているだろう」

 

 

 

 どうやら素直に名乗るつもりは無いみたいだ。

 ここでボクは、(かれ)の顔の前に、ビシッと人差し指を立てた。

 

 

 

「自己紹介は大切だよ?どこかの(だれ)かさん」

 

 

 

 強気に()んで、そう言い放つ。

 

 

 

((((なに挑発してるんだぁぁぁ!!あのアホはぁァァァァッ!!!?))))

 

 

 

 という、クラスメート一同(いちどう)の悲鳴が聞こえた気がしたけど、気にしない。

 

 

 

「……フッ、おもしろい男だな。良いだろう、俺の名は鷹山(ヨウザン)鷹山(ヨウザン) (カナメ)だ」

 

「カナメ…ね。覚えたよ」

 

 

 

 彼は…カナメは、自分の名前を(くち)にした(あと)、ふと思い立った(よう)に、教室の(まど)を全開にした。

 強い風が入り込んできて、ボクの銀髪(ぎんぱつ)(あお)られる。

 

 

 

教室(こ こ)では決闘(デュエル)するには相応(ふさわ)しくない。移動するぞ」

 

 

 

 言いながら、カナメは窓枠(まどわく)の敷居レールの上に足を掛けて、勢いよく身を乗り出した。

 それから……

 

 

 

「ついてこい」

 

 

 

 と、一言。そして何の躊躇(ちゅうちょ)もなく、窓から飛び降りた。

 

 カナメの姿が視界から消える。

 余談だけど、ここ、4階です。

 

 

 

「……どうするの?」

 

 

 

 アマネが問いかける。ボクの答えは決まっていた。

 

 

 

「行ってくるよ」

 

 

 

 それだけ言って、ボクはカナメを追いかけるように、窓の外へ飛び出した。

 

 上階から空中に飛翔したボクの身体は、重力に従って真下へと、一直線に下降していく。

 

 そのまま地面に着地して顔を上げると、カナメがデュエルディスクを構えながら()(おう)()ちして、ボクを待っていた。

 

 

 

「さぁ始めるぞ、総角(アゲマキ) 刹那(セツナ)!」

 

「セツナで良いよ。楽しい決闘(デュエル)を……あれ?」

 

 

 

 左腕を一瞥(いちべつ)して、ボクは大変な事に気づいた。

 

 

 

(げっ!?ボク、ディスク付けてない!もしかして教室に忘れてきた!?)

 

 

 

 そう、ボクの左腕は完全に無防備(フリー)だった。ディスクが()いんじゃ、決闘(デュエル)なんて出来ない。

 やってしまった…!よりにもよって、決闘者(デュエリスト)にとっての(けん)である、デュエルディスクを置き忘れるなんて…!

 どうしよう。今から(もう)ダッシュで、4階の教室まで引き返す?

 ()(はや)それしかないのは分かってるけどさ……散々(さんざん)カッコつけといて、なんか()(チャ)()(チャ)カッコ悪いぞ、ボク。

 

 

 

「セツナ!!」

 

 

 

 ()(うえ)から、アマネの声が耳に届いたと思ったら、ボクの手元に(いと)しのホワイトタイプ・デュエルディスクが降ってきた。

 上手いこと受け取って、教室の方を見上げると、アマネが(まど)()しに、こちらを見下(み お)ろしていた。

 

 

 

「全く、もう……()まらないわね!」

 

「あはは……ありがとう!アマネ!」

 

 

 

 アマネが投げ渡してくれたディスクを左腕に装着する。

 これで準備は完了。気を取り直して、カナメとの決闘(デュエル)(のぞ)む。

 

 

 

「やぁやぁ、お待たせ」

 

「……お前は九頭竜を(くだ)す程の決闘者(デュエリスト)だ。いつもならサブのデッキを使うが……」

 

 

 

 カナメは右手に(ひと)つのデッキを(たずさ)え、それをディスクにセッティングした。

 

 

 

「特別に、俺の『本来のデッキ』で相手をしてやろう」

 

 

 

 彼が宣言した途端、上の教室が急に騒々(そうぞう)しくなった。

 

 

 

「マジかよ!あの鷹山 要の本来の(・ ・ ・)デッキ!?」

 

「まさかこんなところで拝めるなんて…!」

 

「ちょ、押すな押すな!落ちる!」

 

 

 

「……セツナ…気をつけてね…」

 

 

 

 本来のデッキか…つまりは、それだけボクの事を評価してくれてるってわけかな。だとしたら…

 

 

 

「嬉しいね」

 

「それと、もうひとつ。ハンデを付けさせてやる」

 

「ハンデ?」

 

「このデュエル、俺に1ポイント(・ ・ ・ ・ ・)でもダメージを(あた)えられたなら、お前の勝利(しょうり)で良い」

 

「ッ!?」

 

 

 

 普通に考えて(あま)りにも重すぎるハンデだ。

 バーンカード1枚で決着してしまう。

 そんな不利な条件を、わざわざ自分に課すなんて、よっぽど実力に自信と自負があるのか。

 

 

 

「……無傷(ノーダメージ)で、ボクを倒すつもり?…後悔しても知らないよ」

 

「あぁ、ぜひとも俺を後悔させてくれ。出来(で き)るものなら、な」

 

「ッ…!」

 

 

 

 おっと、いけない。熱くなるな、総角(アゲマキ) 刹那(セツナ)よ。深呼吸、深呼吸。

 

 

 

「……期待に(こた)えられるよう、(がん)()るよ」

 

 

 

「「 決闘(デュエル)!! 」」

 

 

 

 セツナ LP(ライフポイント) 4000

 

 カナメ LP(ライフポイント) 4000

 

 

 

「ボクの先攻(ターン)!」

 

 

 

 先攻はボクに決定した。まずは最初に引いた、5枚の手札を確認する。

 

 

 

(……(しょ)()に【ラビードラゴン】と【ミンゲイドラゴン】。それに【二重召喚(デュアルサモン)】か……)

 

 

 

 悪くない…どころか最高の初手だ。

 早速ボクのデッキの切り札(エース)・【ラビードラゴン】が来てくれた!

 

 【ミンゲイドラゴン】は、ドラゴン族をアドバンス召喚する時、このモンスター1体で、2体分のリリース要員に出来る。

 そして【二重召喚(デュアルサモン)】は発動したターン、通常召喚を、2回まで(おこな)える。

 

 

 

(…【ミンゲイドラゴン】を召喚したあと【二重召喚(デュアルサモン)】を発動して、【ラビードラゴン】をアドバンス召喚すれば…早くも決闘(デュエル)の主導権を握れる!)

 

 

 

 そうと決まれば!と、ミンゲイドラゴンのカードに手をかけた時、ボクは何かを躊躇(ためら)って、ピタッと手の動きを()めた。

 

 

 

(でも……もし、カナメが除去カードを出してきたら…?)

 

 

 

 万が一、ここで召喚した【ラビードラゴン】を、返しのターンで相手(カナメ)に、()(かい)除外(じょがい)されたりしたら、ただ手札を3枚も消費しただけの、ディスアドバンテージで終わってしまう。

 

 オマケにモンスターが()なくなれば、相手に直接攻撃の好機(チャンス)まで与えかねない。

 

 攻撃が許されていない先攻1ターン目に、いきなり上級モンスターを召喚しても、相手は(いく)らでも対策を取れる。

 

 カナメがどんなデッキで、どんな戦術(タクティクス)()り出すのか()かっていない以上、今は敵の()(かた)(うかが)って、慎重に様子を見るべきか?

 

 

 

「……ッ…!」

 

(…ダメだ…!やっぱり危険すぎる…!)

 

「ボクはモンスターをセット!さらに1枚カードを伏せて、ターン終了…!」

 

 

 

 ミンゲイドラゴンを裏側守備表示で場に出して、念のため伏せ(リバース)カードもセットしておいた。

 

 

 

(ミンゲイドラゴンは墓地に送られても、ボクのターンに特殊召喚できる。これで、もしカナメの攻撃を受けてミンゲイドラゴンが破壊されても、まだ【ラビードラゴン】を召喚するチャンスはある!)

 

 

 

(……セツナにしては(めずら)しく、教科書(セオリー)(どお)りの1ターン目ね…。手札にエース・モンスター(ラ ビ ー ド ラ ゴ ン)を呼び出せる環境は揃ってたのに……流石(さすが)のセツナも、相手が鷹山(ヨウザン) (カナメ)だと、慎重になるのかしら…)

 

 

 

(よう)()()とは堅実な事だな。だが…そんな及び腰では、俺を(たの)しませるには程遠(ほどとお)いぞ。総角(アゲマキ) 刹那(セツナ)

 

「…………」

 

「俺のターン。俺は手札を1枚、墓地へ送り、【炎帝(えんてい)()(しん)ベルリネス】を、特殊召喚!」

 

 

 

炎帝(えんてい)()(しん)ベルリネス】 攻撃力 800

 

 

 

「さらに【ベルリネス】をリリースし、【炎帝(えんてい)テスタロス】を、アドバンス召喚!」

 

 

 

炎帝(えんてい)テスタロス】 攻撃力 2400

 

 

 

「くっ…いきなり強力なモンスターを…!」

 

「墓地の【ベルリネス】の、効果を発動!このカードがアドバンス召喚の為にリリースされた時、相手の手札を確認する」

 

「なっ!?」

 

「そして、その中から1枚を選択し、エンドフェイズまで除外できる。さぁ見せてもらおうか!お前の手札を!」

 

 

 

 そんな効果があったとは…ボクは仕方なく、今ある3枚の手札を、全て相手に公開した。

 

 

 

「……なるほどな。【エレメント・ドラゴン】に【二重召喚(デュアルサモン)】。それと、【ラビードラゴン】か」

 

(うぅ…手札を見られるのって、なんか恥ずかしいな…)

 

「ならば俺は、【二重召喚(デュアルサモン)】を除外する!」

 

 

 

 カナメの指定したカードを、ゲームから取り(のぞ)く。

 どうせ、ターン終了と同時に戻ってくるのだから問題は無いけど、カナメに手の内を知られてしまったのは(いた)()だ。

 

 

 

「まだ終わりではない。【炎帝テスタロス】の効果発動!アドバンス召喚に成功した時、相手の手札をランダムに1枚、墓地に送る」

 

「また手札を…!?」

 

 

 

 テスタロスの効果で、手札の【エレメント・ドラゴン】が墓地に捨てられてしまう。

 

 

 

「それだけじゃない。捨てさせたカードがモンスターカードだった場合、そのレベル ×(かける) 100ポイントのダメージを、相手プレイヤーに与える」

 

「!」

 

「【エレメント・ドラゴン】のレベルは『4』。よって、400ポイントのダメージだ!」

 

「ぐう…っ!?」

 

 

 

 セツナ LP 4000 → 3600

 

 

 

 ライフを先に減らされたか。だけど、運よく【ラビードラゴン】は手札に残った。

 このターンで【炎帝テスタロス】に破壊されるだろう【ミンゲイドラゴン】を、次のターンで復活させて、ラビードラゴンを召喚する!

 

 

 

「俺は更に、手札から魔法(マジック)カード・【二重召喚(デュアルサモン)】を発動する!」

 

「なっ…!ボクと同じカードを!?」

 

「これにより、俺は通常召喚を、もう(いち)()だけ(おこな)う事が出来る。【炎帝テスタロス】をリリース!」

 

(まさか…!またアドバンス召喚を…!?)

 

 

 

降臨(こうりん)せよ!【(ばく)(えん)(てい)テスタロス】!!」

 

 

 

 ()(れん)の炎を(まと)いながら、新たな帝王がフィールド上に顕現(けんげん)した。

 

 

 

(ばく)(えん)(てい)テスタロス】 攻撃力 2800

 

 

 

「ッ!…レベル8のモンスターを、リリース1体で召喚した…!?」

 

「【爆炎帝テスタロス】は、アドバンス召喚したモンスター1体のリリースで、アドバンス召喚が可能。そして、このモンスターにも、召喚時に発動する()(どう)効果がある」

 

「!!」

 

「相手の手札を確認し、1枚を墓地に捨てる!…最も、お前のその残り1枚の手札は、【ラビードラゴン】である事はもう(わか)っている」

 

 

 

 手札の【ラビードラゴン】のカードが炎に包まれて、焼失した。

 

 

 

「しまった…!」

 

 

 

 最後の1枚を(うしな)って、とうとうボクの手札は(ゼロ)になってしまった。

 

 

 

「さらに!この効果で墓地に送ったカードがモンスターだった時、そのレベルの数 × 200ポイントのダメージを与える!」

 

「…!ラビードラゴンのレベルは8…!」

 

「よって、1600ポイントのダメージを受けてもらう!」

 

「うああぁぁぁぁっ!!」

 

 

 

 セツナ LP 3600 → 2000

 

 

 

「まだだ!【爆炎帝テスタロス】が炎属性をリリースして召喚された場合、このダメージに(プラス)1000ポイントの、追加ダメージが発生する!」

 

「うっ…ぐ…!?」

 

 

 

 間断(かんだん)なく放たれた、追撃の火炎放射がボクを焼き尽くした。

 

 

 

「ぐあああああああっ!!!」

 

 

 

 セツナ LP 2000 → 1000

 

 

 

「セツナのライフが…1ターンで、3000も削られた…!?」

 

 

 

「はぁ…はぁ…!」

 

「バトル。爆炎帝テスタロスで、セットモンスターを攻撃!『エンペラー・エクスプロージョン』!!」

 

 

 

 球状の巨大な炎が撃ち込まれて、けたたましい爆発音を(ひび)かせながら炸裂した。

 

 

 

「うぅぅッッ…!!」

 

 

 

 攻撃を受けた裏守備(セ ッ ト)モンスター・【ミンゲイドラゴン】は、一瞬で(チリ)()して消え去り、爆風がフィールド全体に吹き荒れる。

 

 

 

「……俺はカードを1枚セットして、ターンエンドだ」

 

「くっ…!」

 

「エンドフェイズに、【炎帝家臣ベルリネス】の効果で除外していたカード・【二重召喚(デュアルサモン)】がお前の手札に戻る」

 

「………!」

 

「…お前には失望した」

 

「…なにを…」

 

「【ミンゲイドラゴン】に【二重召喚(デュアルサモン)】。その2枚を駆使すれば、高レベルモンスターの【ラビードラゴン】を、前のターンで召喚できていた(はず)だ。だが……お前は俺の動きを必要以上に警戒し、その(こう)()を見す見す(のが)した。違うか?」

 

 

 

 うぐぐっ。違わないし、返す言葉も無い。

 確かに、1ターン目で【ラビードラゴン】を召喚していたなら……少なくとも、ここまで一方的に追い詰められる事はなかったかも知れない。

 

 結局、切り札を切るタイミングを先送りにした為に、こうして肝心の手札を奪われた上、絶体絶命の窮地に追い込まれてしまう結果となった。

 

 

 

(…『リスクを恐れて何もしない事こそが最大のリスク』……分かっていた(はず)なのに…ね……)

 

 

 

(あと)1ターンだけ、お前にチャンスをやる。このターンで、俺を(たの)しませてみせろ」

 

「……ボクのターン……は、ちょっと待って」

 

「?」

 

 

 

 デッキからカードをドローする前に、一旦ボクは、肩の(ちから)を抜く事にした。

 脱力し、深く息を吸って、ゆっくりと息を吐く。

 

 そうして呼吸と心拍を落ち着かせ、リラックスした(つぎ)は、掛けていた赤縁(あかぶち)眼鏡(メガネ)を取り外して()(がん)になり、集中モード(・ ・ ・ ・ ・)に入る。

 

 

 

「……うん。待たせたね、ここからが本番だよ!」

 

「…ほう…」

 

(この男…メガネを外したら、急に雰囲気が変わったな)

 

 

 

 もう大丈夫。無駄な(りき)みは解消された。

 

 そうだ。相手が誰であろうと、全身全霊を持って、自分の決闘(デュエル)をすれば()い。

 

 

 

(そして……勝つ!!)

 

「では(あらた)めて、ボクのターン!ドロー!」

 

(-!来たッ!やっぱり、いつも通りにやれば、ボクのデッキは(こた)えてくれる!)

 

「このスタンバイフェイズ!ボクの場にモンスターが居ない時、墓地の【ミンゲイドラゴン】を特殊召喚できる!」

 

 

 

【ミンゲイドラゴン】 攻撃力 400

 

 

 

「さらにリバースカード・オープン!(トラップ)カード・【無謀な欲張り】!ボクはカードを、2枚ドローする!」

 

「だがその代償として、お前は今後2ターンの間、ドローフェイズがスキップされる。苦肉の策だな」

 

「…いいや、勝利への活路だよ!ボクは手札から、【(りゅう)尖兵(せんぺい)】を召喚!」

 

 

 

(りゅう)尖兵(せんぺい)】 攻撃力 1700

 

 

 

「続いて手札より、【二重召喚(デュアルサモン)】を発動!」

 

「二度目の召喚(けん)を得たか。さて、次は何を見せてくれるんだ?」

 

「ミンゲイドラゴンは、ドラゴン族モンスターをアドバンス召喚する時、1体で2体分のリリースに出来る!」

 

「なるほど。新たな上級ドラゴンを引き当てたか」

 

「ボクは【ミンゲイドラゴン】をリリースし、【ダークブレイズドラゴン】を、アドバンス召喚!!」

 

 

 

【ダークブレイズドラゴン】 攻撃力 1200

 

 

 

「……何が出るかと思えば…レベル7で攻撃力1200程度のモンスターだと?」

 

「確かに、ダークブレイズ単体じゃあ、君の【爆炎帝テスタロス】には敵わない。でも他のカードとの連携で、ボクのドラゴン達は、更なる(ちから)を発揮する!魔法(マジック)カード発動!【ユニオン・アタック】!」

 

「!」

 

「竜の尖兵の攻撃力を、このターンのみ、ダークブレイズドラゴンの攻撃力に加える!」

 

 

 

【ダークブレイズドラゴン】 攻撃力 1200 + 1700 = 2900

 

 

 

「攻撃力が【テスタロス】を上回ったか…!」

 

「これがボクの決闘(デュエル)だ!!行け、ダークブレイズドラゴン!『バーンズダウン・ヘルファイア』!!」

 

 

 

 地獄の(ごう)()は、炎を(つかさど)る帝王すらも、灰塵(かいじん)()す!

 

 

 

「……ッ!やるな、爆炎帝(ばくえんてい)を焼き尽くすとは…!だが【ユニオン・アタック】の効果で、俺に戦闘ダメージは無い!」

 

戦闘ダメージ(・ ・ ・ ・ ・ ・)は……ねっ」

 

「…何が言いたい?」

 

 

 

 テスタロスが粉砕した後の、立ち込める爆煙(ばくえん)を吹き飛ばして、ダークブレイズドラゴンが咆哮(ほうこう)(とどろ)かせながら、その姿を現した。

 

 

 

「これは…!」

 

「ダークブレイズドラゴンが相手モンスターを戦闘で破壊した時、そのモンスターの攻撃力分の、効果ダメージ(・ ・ ・ ・ ・ ・)を相手に与える!」

 

「!!」

 

 

 

「そうか…!【ユニオン・アタック】は戦闘ダメージは(ゼロ)にしてしまうけど、効果ダメージなら与えられる!考えたわね、セツナ…!」

 

 

 

 これまで、ずっと余裕綽々で、()ました表情(か お)をしていたカナメだったけど、(つい)(かれ)の顔色を変える事が出来た。

 

 

 

「…ダークブレイズドラゴンの効果……発動!」

 

 

 

 - ブレイジング・ストーム!! -

 

 

 

 燃え盛る火柱がカナメを飲み込んだ。

 

 

 

「スゲー!総角(アゲマキ)の奴、鷹山(ヨウザン)の『(みかど)』モンスターを倒したぞ!」

 

「しかもダメージを与えたって事は…!」

 

「この決闘(デュエル)…自分にハンデを課した鷹山の…負け…!?」

 

 

 

 4階の教室が再び盛況する。ハンデか…言われてみれば確かにそうなるけれど…

 

 

 

「!?」

 

 

 

 突如、炎の中から一筋(ひとすじ)の光線が放出され、ボクの身体を(つらぬ)いた。

 

 

 

「がっ…!」

 

 

 

 ボクは糸の切れた人形の様に、その場に崩れ落ちる。地面に片膝(かたひざ)を突き、何が起きたのかも把握できず、ただ項垂(うなだ)れた。

 

 

 

 セツナ LP 0

 

 

 

「セツナ!?」

 

 

 

 アマネが驚いた声で、ボクの名を呼んだ。

 

 ……ライフポイントが(ゼロ)になった。つまり、ボクは負けたんだ。

 

 でも、一体なぜ?敗北したことは事実として受け入れる。けど、カナメはどんな方法で、ボクにダメージを?

 

 やがて、カナメの姿を覆い隠していた煙が晴れる。

 カナメはデュエル開始時と変わらず、そこに平然と立ち続けていた。

 

 

 

「…これがお前の決闘(デュエル)か。見届けたよ」

 

「…!?」

 

 

 

 カナメ LP 4000

 

 

 

「ライフが…減ってない…!?」

 

「惜しかったな。俺は【ダークブレイズドラゴン】の効果に対し、このリバースカードを発動していた(・ ・ ・ ・ ・ ・)

 

 

 

 顔を上げ、目を()らして注視すると、カナメのフィールドでは、1枚の(トラップ)カードが表側表示になっていた。そのカードは…

 

 

 

「…【リフレクト・ネイチャー】…?」

 

「そうだ。このカードは効果によるダメージを、相手プレイヤーに()(かえ)す」

 

「……そういう…こと……」

 

 

 

 ダークブレイズドラゴンの効果ダメージ(ブレイジング・ストーム)を、ボクに反射させたってわけか。

 ()(かつ)だった。リバースカードの警戒を、完全に(おこた)っていた。

 

 

 

「…完敗…かぁ…」

 

 

 

 全身の力が抜けてしまったみたいだ。

 ボクは制服が汚れるのも構わず座り込み、空を見上げて、苦笑した。

 

 すると、カナメがボクの目前まで近づいてきた。

 

 

 

「見込み違いだった……と、言いたいところだが…お前は俺の予想を(くつがえ)すプレイングで、【爆炎帝テスタロス】を(ほうむ)ってみせた。その実力は評価に(あたい)する」

 

「……ご期待に()えたかな?」

 

「フッ…次に闘える日を楽しみにしているぞ、総角(アゲマキ) 刹那(セツナ)

 

 

 

 そう最後に言い残して、カナメは立ち去っていった。

 ほんと、立ち(ふる)()いも言動も、(てっ)(とう)(てつ)()でクールな人だったなぁ。

 

 

 

「……そろそろ戻らないとね。授業が始まっちゃう」

 

 

 

 ボクはゆっくりと立ち上がって、ズボンに付いた土埃(つちぼこり)を手で払いながら、教室に急いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……いつも以上に授業の内容が頭に入ってこないまま、気づけば(ほう)()()(むか)えていた。

 現在、教室の中には、ボク一人だけが残っていた。他には誰も居ない。

 十数分前までは、クラスメートの皆が帰宅の準備に取り掛かったり、卓上で、ディスクを使わない普通の決闘(デュエル)をして遊んでいたりと、バタバタしていたけど、今はそんな活況(かっきょう)も鳴りを(ひそ)め、教室は怖いくらいの静寂に包まれている。

 

 ボクはと言うと、何となくまだ帰る気に…というか動く気分にすらなれなくて、自分の席に腰を落ち着け、窓の外を茫洋(ぼうよう)と眺めていた。

 

 (うわ)(そら)で、机に頬杖(ほおづえ)をついていたボクの耳に、教室の扉が開く音が聞こえた。

 

 

 

「いつまで黄昏(たそがれ)てるのよ」

 

「…アマネ…」

 

 

 

 てっきり先に帰ったと思ってた。

 

 

 

「どうしたの?忘れ物?」

 

「そうね、忘れ物」

 

 

 

 アマネはボクの、()(うし)ろの席に座った。

 何を隠そう、そこが彼女の席だからだ。

 

 ……ほんの少しの沈黙を挟んで、アマネが会話を切り出した。

 

 

 

「よっぽど悔しいみたいね。負けたのが」

 

「……ははっ、そりゃあ、ねぇ」

 

 

 

 ストレートに心の傷を(えぐ)られて、思わず笑いが(こぼ)れた。

 

 

 

「……あれだけ(かん)()なきまでに叩きのめされたのは初めてだよ。本当、手も足も出なかった…」

 

「…………」

 

 

 

 デュエルを始めて、決闘者(デュエリスト)になって…敗北を経験したのは別に今回が初めてじゃない。今日までに、もう何百回と負けてきてる。

 

 ただ流石(さすが)に…あそこまで厳然(げんぜん)(ちから)の差を思い知らされてしまうと、感傷も一入(ひとしお)で身に()みる。

 

 

 

「世の中って広いね…あーあー、悔しいよー」

 

 

 

 譫言(うわごと)口走(くちばし)りながら、上半身を大きく()()らせると、椅子(イ ス)が後方に(かたむ)き、逆さまになった頭の天辺(てっぺん)が背後に置いてあるアマネの机にぶつかった。

 その拍子に、掛けているメガネが(ひたい)の方へと、ずり落ちそうになってしまう。

 

 あっ、ヤバイと思ったとき、アマネが右手の人差し指で、メガネのブリッジ(真ん中の部分)を押さえつけ、そのままクイッと(うえ)()げて、元の位置に戻してくれた。

 

 

 

「でも……セツナはここで折れる決闘者(デュエリスト)じゃないでしょ?」

 

 

 

 笑みを浮かべて、アマネはそう言った。

 

 ボクは両目を数回パチクリさせた後、同じように笑って身体を起こし、跳ね上がる様に()(せき)した。

 

 

 

「当たり前だよ。次はボクが勝つ」

 

 

 

 普段は『平穏(へいおん)主義』をモットーにしているくせに、カナメとの再戦を、待望(たいぼう)している自分がいる。これが決闘者(デュエリスト)(サガ)というやつだろうか。

 

 

 

「なら、選抜試験に出てみたら?リベンジするには良い機会かもよ」

 

「選抜試験…?」

 

 

 

 なるほど、その手があったか。きっと…いや、まず間違いなく、カナメも試験(そ れ)に参戦するだろう。

 

 

 

「……分かった。やってみるよ」

 

「あぁ(ちな)みに、エントリーの締め切り、今日までだから」

 

「ウェェェェッ!?早く言ってよー!!」

 

 

 

 驚きのあまり、声が裏返った。こうしちゃいられない!

 

 ボクは『選抜デュエル大会』の参加表明(エ ン ト リ ー)を申請するべく、全速前進で教室を走り去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…クスッ、ごめんねセツナ。今日までってのは(うそ)。これで、また(ひと)つ楽しみが増えたわ」

 

 

 

 





 というわけで、セツナの初めての敗北回でした!あんまり絶望感ないね!?

 セツナ(主人公)と、アマネ(ヒロイン)の絡みを書くのが楽しすぎて、その内デュエル無しで、ひたすら二人をイチャイチャさせる話とかも書きかねない…!

 うそです。ちゃんとデュエルもさせます!((o(°ω°)o))

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