遊戯王 INNOCENCE - Si Vis Pacem Para Bellum -   作:箱庭の猫

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 タッグフォース3リメイク発売決定おめでとうございます!!

 うおおおやったああああ!! まずはswitchを買わなきゃ!!



TURN - 62 HAND IN HAND - 1

 

「それじゃ、今朝のホームルームはここまで。みんな今日も1日、決闘(デュエル)も勉強も張り切っていきましょう!」

 

 

 

 ボクらのクラスの担任を務めている女性の先生が、そう言ってホームルームを締めくくった。

 

 先生の名前は、緑風(りょくふう) 雅(みやび)ちゃん。

 

 セミロングの緑がかった黒髪にスーツ姿の、スタイル抜群な美人さんだ。生徒からの人気は厚く、特に男子のファンが多い。

 

 ちなみにボクたち高等部2年生の学年主任でもある。

 

 

 

「あ、そうそう総角(アゲマキ)君。あとで職員室に来てもらえるかしら? ちょっと話があるの」

 

「え? あぁうん、分かった」

 

 

 

 ミヤビちゃんから急にそんなことを言われて、ボクは目を丸くする。

 

 

 

「あんた、またなんかやらかしたの?」

 

 

 

 真後ろの席に座っているアマネが、半(なか)ば呆れたような声音でそう聞いてくる。

 

 

 

「い、いや心当たりはないけど……」

 

(強(し)いて言えば、鰐塚(わにづか)ちゃんの胸をまた揉んじゃったことかな……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ミヤビちゃーん、来たよ~?」

 

 

 

 言われたとおり職員室に来たボクは、デスクに座っているミヤビちゃんの元へ歩み寄る。

 

 

 

「総角君、私のことは緑風先生と呼びなさい。いつも言ってるでしょ?」

 

 

 

 キャスター付きのイスに座ったまま、こちらに向かい合って足を組むミヤビちゃん。

 

 

 

(おぉッ、太もも……!)

 

 

 

 タイトスカートから伸びるスレンダーな美脚に目を奪われながらも、ボクはデスクに片手をそっと置いて前かがみになり、彼女との距離を縮める。

 

 

 

「まぁまぁ、ミヤビちゃんもボクのこと、下の名前で呼んでくれてもいいんだよ?」

 

「あら、口(く)説(ど)いてるつもり? もう少し大人になってから出直してきなさい」

 

「あははッ、フラれちゃったか~」

 

 

 

 ミヤビちゃんはクールにほほ笑んで、ボクのアプローチをサラッと受け流す。これが大人の余裕か……

 

 と、そんな会話をしていたら──

 

 

 

「職員室で堂々と教師をナンパかっ?」

 

 

 

 後ろから誰かに、そう声をかけられた。

 

 振り返ると立っていたのは、赤髪の男子生徒だった。

 

 

 

「あれ、豪炎(ごうえん)寺(じ)くん? どうしてここに?」

 

 

 

 豪炎寺 龍牙(りゅうが)くん──

 

 ボクの同級生で、次期十傑(じっけつ)候補の筆頭(ひっとう)と目(もく)されているエリート決闘者(デュエリスト)だ。

 

 

 

「どいてろ、キサマには関係ない。……緑風先生、俺に話とは?」

 

 

 

 豪炎寺くんはボクを押し退(の)けてミヤビちゃんに話しかけた。ひょっとして彼も呼ばれて来たのかな?

 

 

 

「いらっしゃい豪炎寺君。急に呼び出してごめんなさいね。実はあなたたち二人に、ぜひ頼みたいことがあって呼んだの」

 

「なんだと……!? こいつも一緒だと言うのかっ!?」

 

「さすがにボクだってナンパするためだけに職員室まで来ないよ~。それで頼みって?」

 

「総角君はウチの学園が年に数回、プロ決闘者(デュエリスト)をゲストに招いて、生徒との交流戦を企画しているのは知ってるかしら?」

 

「あー、前にアマネに聞いたことあるね。なんでも去年は、あのエド・フェニックスが来て、スゴい話題になったんだって? 良いなぁ~、ボクも見たかったよ~」

 

「えぇ。今年も近々それが開かれる予定なんだけど── 今回のゲストは二人一組のタッグチームなのよ」

 

「タッグだと? まさか……!」

 

「そこで! 総角くん、豪炎寺くん。あなたたち二人を、そのゲストとのタッグデュエルの相手に指名させてもらいたいの。我が校の代表としてね」

 

「えッ!? プロと決闘(デュエル)できるのッ!?」

 

「アリーナ・カップ準優勝者に、次期十傑候補筆頭。申し分ないコンビだと思うわ」

 

「ふ、ふざけるなっ! この俺にこいつと組めだと!?」

 

 

 

 ……どうやら豪炎寺くんはボクとタッグを組むのが不満みたいだ。

 

 でもボクとしてはこんな貴重な機会、みすみす逃(のが)す手はない。

 

 

 

「まぁそう言わずにさ、やってみようよ豪炎寺くん。おもしろそうじゃん」

 

「冗談じゃない! キサマなんぞと組まされるなどまっぴらごめんだ! 他を当たれ!」

 

「あっ……」

 

 

 

 豪炎寺くんはきびすを返して立ち去ろうとする。うーん、取りつく島もないな、やっぱりダメか……

 

 

 

「じゃあこうしましょう、豪炎寺くん。このオファーを受けてくれたら、私があなたたちに報酬(ほうしゅう)を出すわ」

 

「報酬だと? くだらん。そんなもので釣られるほど、俺は安い男では──」

 

「ピリ辛(から)レッドアイズ・ヌードル、1ケース20個入りでどうかしら」

 

「ダニィ!?」

 

「いやいやミヤビちゃん、いくらなんでもそれじゃ……」

 

「さっそくデッキの調整に出かける! あとに続け総角!」

 

「食べ物で釣られるの!?」

 

 

 

 ピリ辛レッドアイズ・ヌードル…… ボクも好きでよく食べてるカップラーメンだけど、まさかそれで快諾(かいだく)するとは……

 

 

 

「フフフッ、彼のレッドアイズ・ヌードル好きは生徒の間でも有名だからね。乗ってくれると思ったわ」

 

「……ところでさミヤビちゃん」

 

「せ・ん・せ・い、でしょ」

 

「ボクたちが闘う、そのプロ決闘者(デュエリスト)ってどんな人?」

 

「それは当日のお楽しみよ♪ よろしく頼むわね、総角くん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ── それから数日が経ち、いよいよ交流戦の当日を迎えた。

 

 会場となった校内の決闘(デュエル)フィールドで、マイクを持ったミヤビちゃんがイベントの開催を宣言する。

 

 

 

『ただいまより! デュエルアカデミア・ジャルダン校の代表生徒と、プロ決闘者(デュエリスト)による交流戦を開始いたします!!』

 

 

 

 すでに観客席には、現役プロの決闘(デュエル)を間近で観ようと大勢の生徒たちが詰めかけていた。

 

 

 

「今日はよろしくね、豪炎寺くんッ!」

 

「ふん! 俺の足を引っ張ったら承知せんぞ!」

 

 

 

 果たして相手は誰だろうか。ボクはワクワクしながら、豪炎寺くんと一緒にフィールドで待機していた。

 

 すると──

 

 

 

「「 とうっ!! 」」

 

「「 !? 」」

 

 

 

 突然フィールドに、二人の男が飛び込んできた。

 

 

 

「アチョーッ!」

 

「ホァタタッ!」

 

「エイヤッ!」

 

「アタァ!」

 

 

 

 二人の男は目にも止まらぬ速さで、カンフーみたいな動きをくり広げ始める。

 

 

 

「えっ、なになに? 香港(ほんこん)映画?」

 

「何者だキサマらっ!」

 

 

 

 続いて二人はバク転で縦(じゅう)横(おう)無(む)尽(じん)に跳ね回ったかと思うと、ボクたちの頭上を回転しながら飛び越えて、横並びで着地した。

 

 

 

「「 我ら、流(る)浪(ろう)の番人!! 迷宮(めいきゅう)兄弟(きょうだい)!! 」」

 

「っ!! め、迷宮……!」

 

「兄弟だと……!?」

 

 

 

 現れた二人組は共にスキンヘッドで、チャイナ風の衣装を着ている。そのうえ顔も瓜二(うりふた)つだった。

 

 違うのは、左に立つ男の服はオレンジ色で、額(ひたい)に『迷』という文字が描(か)かれていて、右の男は服が緑色で額には『宮』の文字があるところか。

 

 

 

「「「 うおおおおおぉぉぉッッッ!!!? 」」」

 

 

 

 二人が名乗りを上げると、途端に観客席から大歓声が沸き起こった。

 

 かくいうボクも、興奮を抑えられずにいた。なにせ目の前にいるこの二人は決闘(デュエル)界において、それだけ有名人なのだから……!

 

 

 

「ほ…… 本物だ……! まさかあの迷宮兄弟に会えるなんてッ……!!」

 

「迷宮兄弟…… かつて決闘王(デュエルキング)・武(む)藤(とう) 遊(ゆう)戯(ぎ)とも闘(たたか)ったという、伝説の決闘者(デュエリスト)か……!」

 

『そう! 本日のゲストは、タッグデュエル専門のプロ決闘者(デュエリスト)・迷宮兄弟!! 今なお第一線で活躍し続ける、決闘(デュエル)界きっての名コンビです!!』

 

 

 

 こんな大(おお)御(ご)所(しょ)を呼べちゃうなんて、改めてこの学園って本当にスゴいところだったんだね……!

 

 

 

「おぬしらに恨みはないが……」

 

「ゆえあって対戦する」

 

「我らを倒さねば!」

 

「道は開(ひら)けぬ!」

 

「「 いざ、勝負!! 」」

 

 

 

 迷宮兄弟の掛け声で歓声のボルテージがさらに上昇した。

 

 

 

「ワァ~ッ! ボク今のセリフ大好きなんだッ! 生(なま)で聞けて感激だよぉ~ッ!」

 

「おいキサマ、はしゃぎ過ぎだぞ! 俺たちは学園の代表としてこの場に立っているんだ、そろそろ気を引き締めろ!」

 

「そ、そうだね、ごめんごめん」

 

 

 

 ボクはデッキをデュエルディスクに差し込んでプレートを展開する。

 

 

 

「せっかく指名してくれたからには、代表として恥ずかしくない決闘(デュエル)をしないとねッ」

 

『今回の決闘(デュエル)はタッグフォース・ルールで行います! 各チーム、共通ライフポイント4000! パートナーのフィールドと墓地、及び除外状態のカードも、自分のものとして使用できます! ── 双方、準備はよろしいですか? それでは交流戦、開始!!』

 

「「「「 決闘(デュエル)!! 」」」」

 

 

 

 セツナ&豪炎寺 LP(ライフポイント) 4000

 

 迷宮兄弟 LP(ライフポイント) 4000

 

 

 

「俺の先攻だ!」

 

 

 

 まず最初に動いたのは豪炎寺くん。

 

 

 

「魔法カード・【紅玉(こうぎょく)の宝札(ほうさつ)】! 手札からレベル7の【レッドアイズ】モンスター1体を墓地に送り、2枚ドローする! 俺は【真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)】を墓地へ! その後デッキからレベル7の【レッドアイズ】モンスター1体を墓地に送ることができる! 俺が墓地に送るのは、【真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)】!」

 

「ほう、【真紅眼(レッドアイズ)】か……」

 

「これはまた懐かしい」

 

「俺は【サファイアドラゴン】を召喚!」

 

 

 

【サファイアドラゴン】攻撃力 1900

 

 

 

「さらに【サファイアドラゴン】を除外し、【レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン】を特殊召喚!!」

 

 

 

【レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン】攻撃力 2800

 

 

 

「お~ッ、いきなり全力全開だね豪炎寺くん」

 

「【ダークネスメタル】は1ターンに一度、手札または墓地のドラゴンを特殊召喚できる! 来い! 【真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)】!!」

 

 

 

 墓地から豪炎寺くんの代名詞とも言うべき【真紅眼(レッドアイズ)】の亜(あ)種(しゅ)が、フィールドに現れる。

 

 

 

【真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)】攻撃力 2400

 

 

 

「カードを1枚伏せ、ターン終了(エンド)だ!」

 

 

 

 1ターン目から最上級ドラゴンを2体も並べた豪炎寺くん。相変わらずのガチッぷりだね。

 

 次は迷宮兄弟の弟── 額の文字が『宮』の方── にターンが移る。

 

 

 

「私のターン、ドロー! 私は手札から【迷宮に潜(ひそ)むシャドウ・グール】を墓地に捨て、効果発動! デッキより【ラビリンス・ウォール】と名のつくカードを1枚、手札に加える! 私はフィールド魔法・【ラビリンス・ウォール・シャドウ】を手札に加え、発動!」

 

「!」

 

「このフィールド魔法の効果により、元々のレベルが5以上のモンスターを除く、召喚・反転召喚・特殊召喚されたモンスターは、そのターン攻撃できない!」

 

 

 

 レベル4以下のモンスターは、攻撃するまでに1ターン費(つい)やしちゃうわけか……

 

 

 

「【ラビリンス・ウォール・シャドウ】のさらなる効果! 1ターンに一度、自分メインフェイズに、自分の手札・デッキ・除外状態から【三(さん)魔(ま)神(しん)】のカードを1枚、永続魔法カード扱いとして、自分の魔法・罠(トラップ)ゾーンに表側表示で置くことができる!」

 

「【三魔神】……!? それってもしかしてあの……!?」

 

「さよう。【雷(らい)魔神-サンガ】、【風(ふう)魔神-ヒューガ】、【水(すい)魔神-スーガ】……!」

 

「かつてデュエルモンスターズの創造主、ペガサス・J・クロフォード様が我らのためだけにデザインされた──」

 

「「 三大守護魔神なり!! 」」

 

 

 

 ……幻の【三魔神】を、この目で拝めるのか……!

 

 いや、止めた方がいいのは分かるんだけど、見たい…… スッゴく見たいッ……!

 

 

 

「私はデッキから、【風魔神-ヒューガ】を魔法・罠(トラップ)ゾーンに置く!」

 

 

 

 相手の場に『風(ふう)』と書かれた怪しげな箱が出現した。紐(ひも)で蝶々(ちょうちょ)結びに縛られていて、それを解(と)かないと蓋(ふた)が開(あ)かないようになっている。まるでなにかを封印しているみたいな雰囲気だ……

 

 

 

「さらに! 【迷宮の重(じゅう)魔(ま)戦車(せんしゃ)】を進撃!」

 

 

 

【迷宮の重魔戦車】攻撃力 2400

 

 

 

「レベル7のモンスターをリリース無しで召喚だと!?」

 

「フフン、【重魔戦車】は召喚にリリースを必要としない。ただし召喚したターンは攻撃できないがな。── そしてこのモンスターも【ラビリンス・ウォール・シャドウ】と同じく、1ターンに一度【三魔神】を場に置ける効果がある! 私はデッキから、【水魔神-スーガ】を場に出す!」

 

 

 

 場に二つ目の箱が置かれた。その蓋には『水』の文字。

 

 なんだか空気がよどんで重くなるのを感じる……

 

 

 

「【重魔戦車】の効果はそれだけではない! 自分フィールドに【ラビリンス・ウォール】カードが存在する場合、さらに相手モンスター1体を破壊できるのだ!」

 

「なにっ!?」

 

「【レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン】を破壊!!」

 

「くっ!? くそっ……!」

 

「私はさらに手札から永続魔法・【魂吸収】を発動! ……くくくッ、これで準備は整った」

 

「えっ……?」

 

「自分フィールドに表側表示で存在する、【風魔神-ヒューガ】と【水魔神-スーガ】をゲームから除外! これにより、この2体を合体融合させる!」

 

 

 

 二つの箱の封が解かれ、中から青と緑の光が飛び出して交じり合う──

 

 

 

「いでよ! 【風水(ふうすい)魔神-ゲート・ガーディアン】!!」

 

 

 

 やがて2体のモンスターが縦(たて)に重(かさ)なった姿で現れた。

 

 

 

【風水魔神-ゲート・ガーディアン】攻撃力 2450

 

 

 

「えぇーっ!? 【ゲート・ガーディアン】って2体でも合体できたの!?」

 

「【魂吸収】の効果! このカードのコントローラーはカードがゲームから除外される度(たび)に、1枚につき500ポイントのライフを回復する! たった今2枚のカードを除外したことにより、合計1000ポイントの回復だ!」

 

 

 

 迷宮兄弟 LP 4000 → 5000

 

 

 

「バトル! 【風水魔神】で【真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)】を攻撃! 攻撃融合! 『魔(ま)風(ふう)流水(りゅうすい)波(は)』!!」

 

 

 

 【ヒューガ】と【スーガ】が同時に放った攻撃が合体して威力を増し、【黒炎竜(ブラックフレアドラゴン)】に迫る。

 

 

 

「させるか! 罠(トラップ)発動! 【聖なるバリア -ミラーフォース-】!!」

 

「むっ!」

 

「おぉッ! 【ミラーフォース】!」

 

 

 

 聖なるバリアが敵の攻撃を跳ね返す!

 

 

 

「フッ…… 【風水魔神】! 『防御反射(リフレクション)・旋風(せんぷう)水壁(すいへき)』だ!!」

 

「!?」

 

 

 

 【風水魔神】は風と水で、自身を取り囲む渦(うず)巻(ま)き状の壁を作り出し、跳ね返ってきた『魔風流水波』を受け止めると、【黒炎竜(ブラックフレアドラゴン)】に向かって撃ち返した。

 

 

 

「バカな!? 【ミラーフォース】で跳ね返した攻撃を、さらに跳ね返すだと!?」

 

「【風水魔神】は1ターンに二度まで、相手がフィールドで発動した魔法・罠(トラップ)の効果を無効にできるのだッ!」

 

(くそっ、もはやこの攻撃は止められんっ……!)

 

「この瞬間! 墓地の【迷宮に潜むシャドウ・グール】の、効果発動!」

 

「っ!」

 

「相手モンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時、自分フィールドに【ラビリンス・ウォール】カードが存在する場合、墓地のこのカードを除外することでその相手モンスターを破壊する!」

 

 

 

 全身が緑色で、頭部に目玉らしき赤い球体が九(ここの)つある他、首や肩、胴体、ひざにも、同じ玉がいくつも埋め込まれた不気味なモンスターが現れ、両手の鉤爪(かぎづめ)で【黒炎竜(ブラックフレアドラゴン)】を引き裂いた。

 

 

 

「しまった……!?」

 

 

 

 迷宮兄弟 LP 5000 → 5500

 

 

 

「そら! 先ほど跳ね返した『魔風流水波』を、その身で食らうがいいッ!」

 

 

 

 標的だった【黒炎竜(ブラックフレアドラゴン)】がいなくなったことで、【風水魔神】の攻撃は、そのままボクたちに直撃する。

 

 

 

「ぐああぁっ!!」

 

「うわぁあっ!?」

 

 

 

 セツナ&豪炎寺 LP 4000 → 1550

 

 

 

「これで私のターンは終了とする」

 

「さすがだな弟よ。見事なプレイングだ」

 

「フフフッ、どうやら兄者(あにじゃ)が出るまでもなかったかもしれんな」

 

 

 

 二人の会話を聞いた豪炎寺くんは悔しげに表情を歪(ゆが)ませる。

 

 

 

「ぐっ…… くそったれぇっ……!」

 

「ボクがいるのも忘れてもらっちゃ困るよ。ボクのターン!」

 

(とは言え、どうしたものかな…… ボクたちのフィールドはガラ空き。【風水魔神】の効果で魔法・罠(トラップ)は2回も無効化されちゃうし、おまけにあのフィールド魔法のせいで下級モンスターを召喚しても、次の豪炎寺くんのターンからでないと攻撃できない……)

 

「……まぁでも、やりようはあるか! ボクは手札から魔法カード・【スペシャルハリケーン】を発動! 手札を1枚捨て、フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する!」

 

(な、なにを考えているんだキサマは!? そんなことをしても無効化されるだけだぞっ!)

 

「無駄だ! 【風水魔神】の効果発動! 『防御反射(リフレクション)』!」

 

 

 

 発生した竜巻を防ぐべく、【風水魔神】は再びバリケードを作り出す。

 

 

 

「言ったはずだ、【風水魔神】はフィールドで効果を発動した魔法・罠(トラップ)を、二度まで無効にすると!」

 

「だけど同一(どういつ)チェーン上(じょう)で無効にできるのは一度だけ── でしょ?」

 

「なに……?」

 

「【風水魔神】の効果にチェーンして、手札から速攻魔法・【銀龍(ぎんりゅう)の轟咆(ごうほう)】を発動! 墓地からドラゴン族の通常モンスターを特殊召喚する!」

 

「!」

 

「今度はボクのエースモンスターをお披露目するよ! 【ラビードラゴン】!!」

 

 

 

【ラビードラゴン】攻撃力 2950

 

 

 

「……なるほど、【スペシャルハリケーン】のコストで墓地に捨てていたか」

 

「しかも【風水魔神】の効果を使わせた挙げ句、囮(おとり)とした【スペシャルハリケーン】を無効化させることで自滅を免(まぬが)れるとは…… フッ、見かけに寄らず、なかなかしたたかな少年よ」

 

「えッ! もしかしてボク、伝説の決闘者(デュエリスト)に褒められちゃったッ!? いやぁ光栄だな~!」

 

「キサマ浮かれている場合か!」

 

「おっと、それじゃあバトルと行こうか。【ラビードラゴン】で、【風水魔神】を攻撃!」

 

 

 

- ホワイト・ラピッド・ストリーム!! -

 

 

 

「【風水魔神】撃破!!」

 

「ぬうぅぅっ……!」

 

 

 

 迷宮兄弟 LP 5500 → 5000

 

 

 

「だが…… 特殊召喚した表側表示の【風水魔神】が、相手によって場を離れた場合、除外されている【風魔神-ヒューガ】、もしくは【水魔神-スーガ】を特殊召喚できる! 舞い戻れ、【風魔神-ヒューガ】!」

 

 

 

【風魔神-ヒューガ】攻撃力 2400

 

 

 

 ありゃ、せっかく【風水魔神】を倒したのに、半身だけ残っちゃったか……

 

 でもこれで心置きなく、魔法カードは使える!

 

 

 

「【ソウルテイカー】発動! 相手の表側表示モンスター1体を破壊して、相手のライフを1000回復する! ボクは【迷宮の重魔戦車】を破壊!」

 

「くっ……! やってくれる……!」

 

 

 

 迷宮兄弟 LP 5000 → 6000

 

 

 

「カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

「すまない兄者……!」

 

「なに、これだけの布陣を整えてくれたのだ、すぐに巻き返せる。私のターン!」

 

 

 

 続いて迷宮兄弟・兄にターンが移る。

 

 弟の方に散々コテンパンにされた上に兄まで…… 果たしてしのぎ切れるだろうか……!

 

 

 

「【ラビリンス・ウォール・シャドウ】の効果により、デッキから【雷魔神-サンガ】をフィールドに置く! そして【サンガ】とモンスターゾーンの【ヒューガ】を除外し、合体融合! 【雷風(らいふう)魔神-ゲート・ガーディアン】!!」

 

 

 

 今度は【ヒューガ】の上に【サンガ】が乗っかり、【ヒューガ】が口から空気を地面へ吹き出すことで、宙に浮いている形態となった。

 

 

 

【雷風魔神-ゲート・ガーディアン】攻撃力 2500

 

 

 

 迷宮兄弟 LP 6000 → 7000

 

 

 

(パートナー(弟)のカードを活用して新たな融合モンスターを召喚してきた……! さすが兄弟だけあって息がピッタリだね。まさに一心同体ってヤツか……!)

 

「【雷風魔神】の効果! 1ターンに一度、【三魔神】の名が全て記された魔法・罠(トラップ)を1枚、デッキから手札に加える! 私は魔法カード・【魔(ま)風(ふう)衝撃波】を手札に加え、発動! 自分フィールドに【ゲート・ガーディアン】モンスターが存在する場合、相手のカード1枚を破壊する! 対象は【ラビードラゴン】!!」

 

「!」

 

 

 

 【雷風魔神】は風と雷の合体技を【ラビードラゴン】に撃ち出した。

 

 

 

「罠(トラップ)発動、【竜の転生】! 【ラビードラゴン】を除外して豪炎寺くんの墓地から、【レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン】を攻撃表示で特殊召喚する!」

 

「っ! ……ちっ、余計なことを……!」

 

 

 

 そう呟きながらも豪炎寺くんは、自身のデュエルディスクの墓地から出てきた【ダークネスメタル】を、モンスターゾーンにセットした。

 

 

 

【レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン】攻撃力 2800

 

 

 

 迷宮兄弟 LP 7000 → 7500

 

 

 

「サクリファイス・エスケープか…… ならば私は墓地の【魔風衝撃波】を除外し、効果発動! デッキまたは除外状態の【三魔神】のいずれか1体を手札に加える! 私はデッキから2枚目の【風魔神-ヒューガ】を手札に!」

 

 

 

 迷宮兄弟 LP 7500 → 8000

 

 

 

「さらに【迷走悪魔(ストレイ・デビル)】を通常召喚!」

 

 

 

【迷走悪魔(ストレイ・デビル)】攻撃力 1300

 

 

 

「そして手札から魔法カード・【生(い)け贄(にえ)人形(ドール)】! 自分フィールドのモンスター1体を生け贄に捧げ、手札から通常召喚可能なレベル7モンスターを特殊召喚する。【迷走悪魔(ストレイ・デビル)】を生け贄に、【風魔神-ヒューガ】を特殊召喚!!」

 

 

 

【風魔神-ヒューガ】攻撃力 2400

 

 

 

「私は2枚のカードを場に伏せ、ターンを終了する!」

 

 

 

 ようやく一巡目のターンが回り終わった。再び豪炎寺くんから二巡目が始まる。

 

 

 

「俺のターンだ! ドロー!」

 

 

 

 相手フィールドには、伏せカードが2枚……

 

 

 

(でもボクが伏せたもう1枚の伏せカードは、【巨竜の羽ばたき】! 自分フィールドのレベル5以上のドラゴン族モンスター1体を手札に戻し、フィールド上の魔法・罠(トラップ)を全て破壊する魔法カード……)

 

 

 

 次の豪炎寺くんのターン、【ダークネスメタル】の効果で【真紅眼(レッドアイズ)】か【黒炎竜(ブラックフレアドラゴン)】を蘇生して、そのドラゴンを手札に戻して【巨竜の羽ばたき】を使ってもらえば、【ラビリンス・ウォール・シャドウ】や【魂吸収】ごと、伏せカードを一掃(いっそう)できる!

 

 

 

(問題は豪炎寺くんが、これを確認してくれるかどうかだけど……)

 

(ふん、キサマの力(ちから)など借りるものか! ヤツらは俺一人で倒す!!)

 

「【ダークネスメタル】の効果発動! 墓地から再び舞い戻れ、【黒炎竜(ブラックフレアドラゴン)】!!」

 

 

 

【真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)】攻撃力 2400

 

 

 

(よし、ここで【巨竜の羽ばたき】を……)

 

「行くぞ! バトルだっ!!」

 

「えっ、ちょ、豪炎寺くん!? ちょっと待っ──」

 

「【ダークネスメタル】で【雷風魔神】を攻撃! 『ダークネス・メタルフレア』!!」

 

 

 

 【ダークネスメタル】が白く光るエネルギー弾を口から放つ。

 

 

 

「甘いわぁ! 罠(トラップ)発動! 【分断の壁】!」

 

「なにっ!?」

 

「相手モンスターの攻撃宣言時に発動。相手の攻撃表示モンスターは全て、相手モンスター1体につき攻撃力が800ダウンする! おぬしらの場にモンスターは2体。よって1600のダウン!」

 

 

 

【レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン】攻撃力 2800 - 1600 = 1200

 

【真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)】攻撃力 2400 - 1600 = 800

 

 

 

「【雷風魔神】の反撃! 攻撃融合! 『魔風衝撃波』!!」

 

「うぐぁっ……!!」

 

 

 

 セツナ&豪炎寺 LP 1550 → 250

 

 

 

「ハハハハーッ!! まんまと罠(わな)にかかりおったか!」

 

 

 

 プロの実力を見せつけた迷宮兄弟に、観客からの歓声が降りそそぐ。

 

 

 

「つ、強えぇ……! なんて強さだ迷宮兄弟!」

 

「あのアリーナ・カップ準優勝者と次期十傑候補筆頭を圧倒してる!!」

 

「これがプロの決闘者(デュエリスト)かっ……!」

 

「それに引き換え豪炎寺の奴、さっきからやられっぱなしじゃね?」

 

「あぁ、普段あんな偉そうにしてるくせに、てんで役に立ってねぇなー」

 

「コラーっ! セツナ君の足引っ張ってんじゃないわよ豪炎寺ーっ!!」

 

「そうよそうよーっ!」

 

 

 

 ……歓声に混じって、一部ヤジも飛んできてるみたいだけど。

 

 

 

「ドンマイ豪炎寺くん! 切り替えてこッ!」

 

「ぐっ……! だ、黙れっ!! キサマなんぞに励(はげ)まされる俺ではないっ!!」

 

「豪炎寺くん……」

 

「フッフッフッ、どうやらウマが合わんようだな、おぬしら」

 

「見たところ両者共にドラゴンデッキ。にも関わらず、まるでプレイが噛み合っておらんではないかッ」

 

「そのような稚(ち)拙(せつ)なコンビネーションでは」

 

「我らに勝つことなど到底不可能ぞ!」

 

「「 ヌハハハハハッ!! 」」

 

「このっ…… 言わせておけばっ……!」

 

「……二人の言うとおりだと思うよ、豪炎寺くん」

 

「なんだとっ!?」

 

 

 

 ここから勝とうと思ったら、ボク独りの力じゃ厳しい……

 

 やっぱり豪炎寺くんとの連携が必要不可欠だ。

 

 

 

「相手はタッグデュエルを極(きわ)めたプロ。即席タッグのボクたちが、力を合わせないで勝てる相手じゃないよ」

 

「力を合わせるだと……!? 俺とキサマが……!?」

 

「勝って一緒に食べようよッ、ピリ辛レッドアイズ・ヌードル」

 

 

 

 そう言ってボクは豪炎寺くんにウィンクをする。

 

 

 

(……! こいつ…… ここまで追い詰められていながら、俺と力を合わせれば勝てるとでも言うのか……!?)

 

「……気に入らんな……」

 

「え?」

 

(こいつがまだ勝つ気でいるというのに、この俺が先に戦意喪失(そうしつ)だと……? そんな屈(くつ)辱(じょく)、俺の決闘者(デュエリスト)としてのプライドが断じて許さんっ!!)

 

「── キサマの励ましなどいらんと言ったはずだ。決闘(デュエル)を続行する!!」

 

(その意気だよ、豪炎寺くん!)

 

(……こいつの伏せカード……)

 

 

 

 豪炎寺くんはボクが伏せたリバースカードを一瞥(いちべつ)すると、自分のデュエルディスクのタッチパネルを操作した。

 

 

 

(っ! 【巨竜の羽ばたき】……! くっ、攻撃する前にコレを発動していれば……!)

 

(おッ、やっと確認してくれたみたいだね)

 

(だが今さら発動したところで俺たちのフィールドをガラ空きにするだけ…… ならば!)

 

「このターン、俺はまだ通常召喚を行っていない! デュアルモンスターの【黒炎竜(ブラックフレアドラゴン)】を、再度召喚する!」

 

 

 

【真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)】攻撃力 800

 

 

 

 『デュアルモンスター』。分類上は効果モンスターだけど、フィールド・墓地では通常モンスターとして扱われ、基本1ターンに一度きりの権利である通常召喚を行使して『再度召喚』することで、初めてモンスター効果を得られる特殊なカード群だね。

 

 

 

「さらに手札から魔法カード・【実力伯仲(はくちゅう)】を発動! 自分と相手の場に攻撃表示で存在する、効果モンスターを1体ずつ選択し、そのモンスターの効果を無効にする! 【雷風魔神】と【黒炎竜(ブラックフレアドラゴン)】を選択!」

 

「!」

 

「その後、選択したモンスターが2体とも攻撃表示でフィールドに存在する限り、その2体は戦闘で破壊されず、このカード以外の効果を受けず、攻撃と表示形式の変更もできない!」

 

 

 

 なるほど、そのカードを使うために【黒炎竜(ブラックフレアドラゴン)】を蘇生したんだね。

 

 

 

「……カードを2枚伏せて、俺のターンは終了だ!」

 

(フフッ、たとえ破壊はできずとも、攻撃すればダメージ計算は適用される。無駄なあがきよ!)

 

「私のターン!」

 

(……だがあの3枚の伏せカードは警戒すべきか…… ならば!)

 

(これは賭けだ…… この状況、俺がヤツなら……!)

 

「手札から【マジック・ガードナー】発動! このカードは自分フィールドの表側表示の魔法カード1枚に、カウンターを1つ置く! そしてその魔法カードが破壊される場合、代わりにカウンターを取り除く! 私は【ラビリンス・ウォール・シャドウ】にカウンターを置く!」

 

 

 

【ラビリンス・ウォール・シャドウ】カウンター × 1

 

 

 

「ちぃっ……!」

 

「さらに【ラビリンス・ウォール・シャドウ】の効果を発動し、除外の【水魔神-スーガ】を魔法・罠(トラップ)ゾーンへ置く! そして【ヒューガ】と【スーガ】を合体! 2体目の【風水魔神】を、特殊召喚する!!」

 

「っ!」

 

 

 

 ま、まずいっ、魔法・罠(トラップ)を無効にできる【風水魔神】を出されたら……!

 

 

 

【風水魔神-ゲート・ガーディアン】攻撃力 2450

 

 

 

「やはりな、そう来ると思っていたぞッ……!」

 

「なに?」

 

 

 

 ところが豪炎寺くんは、ニヤリと口角をつり上げた。

 

 

 

「カウンター罠(トラップ)・【神の宣告】!! ライフ半分をコストに、【風水魔神】の特殊召喚を無効にして破壊する!」

 

「なんだとっ!?」

 

 

 

 セツナ&豪炎寺 LP 250 → 125

 

 

 

「どうだッ、召喚が成功するより前に発動した効果なら無効にできまい! さらに召喚自体が無効になったことで、【三魔神】を特殊召喚する効果も発動しない!」

 

 

 

 どこか勝ち誇ったような表情で豪炎寺くんは言った。

 

 

 

「さすがッ! ファインプレイだよ豪炎寺くん!」

 

「……ふん、キサマに誉められたところで、嬉しくもなんともないわ!」

 

「そう?」

 

(まんざらでもなさそうだけど…… なんて言ったら怒るだろうなぁ)

 

「ぬぬぅ……! 伏せカードを警戒したことが裏目に出たか……!」

 

 

 

 迷宮兄弟・弟が顔をしかめて唸(うな)る。

 

 たしかにさっきは【ミラーフォース】を伏せられてたからね。警戒心が強まるのを豪炎寺くんは読んでたのか。

 

 

 

「案ずるな弟よ。我らの有利が覆(くつがえ)ったわけではない」

 

「兄者…… うむッ!」

 

 

 

 兄のフォローに弟はうなずき、顔に不敵な笑みが戻る。

 

 この兄弟の絆(きずな)が、タッグデュエル界の頂点に君臨(くんりん)し続けている、二人の強さの源(みなもと)ってことなのかな。

 

 

 

(兄者の言うとおりだ。それにまだ次の手はある!)

 

「【魂吸収】の効果で、我らはライフを1000回復する!」

 

 

 

 迷宮兄弟 LP 8000 → 9000

 

 

 

「私はモンスターを裏守備で場に出し、ターンエンド!」

 

「ボクのターンだね、ドロー!」

 

(まずは豪炎寺くんが伏せたカードを確認っと……)

 

「……!」

 

(このカードって……)

 

「豪炎寺くん……!」

 

 

 

 ボクは豪炎寺くんの方に顔を向けて、クスッと笑みをこぼす。

 

 

 

「── 行くよ迷宮兄弟! そっちが兄弟の絆なら…… ボクたちは〝友情〟で勝負だッ!!」

 

 

 

 





 というわけで今回はDMより、迷宮兄弟にご登場いただきました!!

 王国編でもトップクラスに好きなキャラなので、OCGでリメイクが出た時はスゴく嬉しかったです!

 次回は明日の夜に投稿します!
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