この鬼殺隊士に祝福を!   作:冬威

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第8話

和真だよ。

 

俺は今、ギルドでちょび眉剣士と一緒にいる。

 

あのキャベツ狩りの後、ひとっ風呂浴びてギルドで晩飯をとることになったんだが、俺たち男組は先に上がりギルドで席を取っていた。

 

「さて、真路郎。キャベツ狩りの話もしたいが、先に色々話そうか?」

 

「そうだね。アクアはともかく、他の2人の前じゃ話せないからね」

 

まず、俺たちは転生する切っ掛けについて話した。俺の死因を聞いた時、笑いを堪えていたのはムカついたがアクアとは違い、『結果はどうあれ、人を助けようとしたこと自体は良いんじゃないか?』と慰めてくれた。

 

そして、真路郎の死因には驚いた。

 

「俺、たぶんネットニュースで見たぞ!中学生が通り魔に刺されたって」

 

「本当か⁉︎犯人は"gorilla champion‼︎"(ゴリラ チャンピオン)だぞ!」

 

「なんだ"gorilla champion‼︎"(ゴリラ チャンピオン)って⁉︎」

 

「犯人のパーカーに書いてあったんだ。…それで犯人は捕まったのか?」

 

「…いや、俺が覚えている限りじゃ、捕まってないと思う」

 

「そうか…。俺んちにはまだチビ共がいるからなぁ。怖い目にあってないと良いけど…」

 

心配そうに顔を歪めた。聞けば真路郎には弟と妹がいるらしい。不安で仕方ないのだろう。しかし、異世界に来てしまった以上どうする事も出来ない。暗くなる気持ちを抑え、話しを進めることにした。

 

「…そういえば、お前の特典って何なんだ?その刀か?」

 

「うん、これは日輪刀」

 

「日輪刀ってジ◯ンプの?」

 

「うん。友達に勧められた『鬼滅の刃』から選んだんだ。俺、アニメに詳しくなくてさ、ゲームも狩りゲーぐらいしかやってなくて、しかも友達に教えてもらうまで初期武器を強化してずっと使ってたんだ」

 

苦笑いをしながら説明する真路郎曰く、特典カタログの内容が分からなかったらしい。それで、自分で紙に描いたようだ。友達が勧めた理由も、6人兄弟の長男で石頭。しかも長男力が高いと言われていたかららしい。

 

刀の性能は折れず、熟練度をあげることで攻撃力が上昇するらしい。

 

一撃必殺の力は無くとも、自分だけの相棒感があって良い!…俺も武器は刀にしようかな。

 

「で、後は呼吸法と型だよ」

 

「まだあんのか⁉︎」

 

こいつっ!武器以外にも能力まで貰って来てやがった‼︎

 

・鬼滅の刃の呼吸法を各種使えるように

・それに合わせて、型も使えるように

 

どうやって二つもらってきたか聞くと。

 

「紙の端っこに小さく書いたんだよ。そんで、この紙の内容をそのままくださいって」

 

あんっの駄女神が!よく確認もせずにチート与えたな⁉︎ズルいぞ‼︎

 

「それで、和真の特典は?てか、何でアクアが此処にいるの?」

 

「俺の特典は…。あの駄女神だ」

 

「えっ?」

 

事の経緯を話すと、真路郎は凄く微妙な顔をしていた。その表情はアクアと俺、どちらに向けられたものかは知らない。知りたくもない。

 

 

 

アクア達が合流。

 

「それにしても、真路郎。お前のアレは何だ?身体能力強化してんのか?」

 

「アレ?身体能力強化?」

 

キョトンとした顔しやがって!

 

真路郎はキャベツ狩りで色々おかしかった。

 

飛んでくるキャベツをバレーのレシーブで受け、打ち上げてキャッチ。

次は、ドッチボールの容量で威力を殺しながら受け止めてキャッチ。

両手がふさがると頭突きで叩きおとす。

腕とデコが真っ赤になると、今度は鞘に入ったままの刀でキャッチャーフライをしだす。

素であれかよ!どんだけ器用なんだよ!スポーツ少年か!

 

 

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

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