とある鎮守府での日常の出来事   作:YUDAI

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提督と夕立との日常 その1

バァン!!!

 

「提督さん!失礼するっぽい!」

 

「!おぉい!びっくりした~!いきなり開けんなよ夕立」

 

ある日の昼下がり、執務室の扉を勢い良く開けて提督の元へやってきたのは夕立。獣耳のような髪型が特徴の艦娘である。

 

「ごめんっぽい!次から気をつけるっぽい!」

 

「…たくよー、また壊されちゃたまんないんだから気をつけてくれよ?」

 

過去に夕立は今回のように扉を強く開けすぎて、壊した事があった。

 

「でも、結構しっかりしてる扉を壊すことが出来るなんて、流石艦娘か?見た目女だけど侮れないわ」

 

「えへへ~♪照れるっぽい~?」

 

「別に誉めてねーわ!」

 

1人勘違いしながら照れる夕立にツッコム提督。

 

「…で?何か俺に用か?」

 

「うん!実はさっき廊下でこんな物拾ったんだけど、提督さんだったら知ってるっぽいかな~っと思って!」

 

「うん?…お前コレ、オレ〇マンダーじゃねーか!」

 

「オレ〇マンダー?」

 

「ああ!コレをこうやって指にはめてスイッチを押すとな…こんな風にはめた指が勝手に動くんだよ!」ヴーン

 

「おー!提督さんの指が高速でブルッてるっぽい!」

 

「ブルッてるって初めて聞いたな俺w…まあ、ともかくコレを使う事によって常識離れした連射能力を手にいれることが出来るんだよ!」ヴーン

 

「へぇ~…でもコレって、どこで使うっぽい?」

 

「ゲームだよ」ヴーン

 

「ゲーム?」

 

「うん、たまにボタンメッチャ連打しながらやるゲームとかあるやん?」ヴーン

 

「あー!あるっぽい」

 

「コレはそういったゲームをやる時に使えるんだよ。普通に自分で連打するよりも速く連打が出来るっていう、シロモノだ!指が勝手に動くから疲れないしな!」ヴーン

 

「ほえ~、そんな物だったっぽいね~…というより、提督さん随分興奮してるっぽい?さっきからずっと付けてるし」

 

「ああ!なんたって俺も実物見るのは初めてだからな!一度付けてみたいとは思ってたんだ!…コレを使えばアッチのテクもスゲーことになりそうだな」ヴーン

 

「アッチのテク?」

 

「オメーさんはまだ知らなくていい事よ」ヴーン

 

「?」

 

何の事だか分からず首をかしげる夕立。そんな事はお構い無しにヴーンしまくる提督。

 

「そろそろ外すか…ところで、夕立ってゲームとかすんの?」ヴーン…

 

「んー、しないことは無いっぽいよ?この前も時雨と一緒に〇よぷよやってたっぽいし」

 

「あー、じゃそうゆうゲームには向いてないな。別なゲームとかだな」

 

「…いや、でも夕立も試してみたいっぽい!どんな感じが気になるっぽい!」

 

「んじゃホレ」ホイ

 

「えーと、人差し指にはめてスイッチON……おぉー!勝手に動くっぽい!すごいブルッてるっぽい!」ヴーン

 

「だからブルッてるって、何だよw」

 

「おー!でもコレ何か楽しいっぽい!変に癖になりそうっぽい!…何だか〇よぷよもコレ使えそうな気がしてきたっぽい!」ヴーン

 

「だから向いてねーって、あれは落ちる場所と向き変えるだけだろ(笑)」

 

「いや!コレを使う事によって相手の注意を反らすことが…」ヴーン

 

「そんなんで注意反らせねーわ!ただお前の方のぷよがスンスン向き変えまくりながら落ちてくだけだっつーの!(笑)」

 

「おぉー!何かやる気出てきたっぽい!今の夕立なら何にでも勝てる気がするっぽいー!」ヴーン

 

「あーもうヤベーわ、変なやる気スイッチ入っちゃったわ」

 

「よーし!時雨に〇よぷよ勝負挑んでくるっぽい!提督さん、コレ借りてくっぽい!」ヴーン

 

「ソレお前が持ってきたんじゃねーか、俺知らんし」

 

「行ってくるっぽい~!」ヴーン バァン!!!

 

「だから静かに閉めろって言ってんだろがぁ!!」

 

嵐のように去っていった夕立。

 

「全く…!また壊す気かあのぽいぬは?………んっ?」ガチャガチャ

 

何度開け閉めしてもうまく閉まらない扉。

 

「………野郎まぁたやりやがったぁー!!!」

 

提督の叫び声が執務室に虚しく響いた。

 

 

 

 

 

「時雨~!〇よぷよ勝負するっぽい~!」ヴーン

 

「ん?どうしたんだい夕立?急に…って、その指にはめてるのはなんだい?」

 

部屋で読書をしていたところを急に来た夕立にそんな事を言われた時雨、夕立の指にあるオレ〇マンダーが気になった。

 

「オレ〇マンダーっていうっぽい!提督さんから教えてもらったの!」ヴーン

 

「オレ〇マンダー?知らないなぁ~」

 

「とりあえず勝負するっぽい!今のこのブルッてる夕立は誰にも負ける気がしないっぽい!」ヴーン

 

「ブ、ブル?…ま、まぁいいけど?」

 

何を言っているのか分からない時雨はとりあえず、スー〇ァミにカセットを差し込み電源を入れ〇よぷよを始める。

 

「うぉー!見るっぽい!これが夕立の本気っぽい!」ヴーン スンスンスンスン!

 

「ぷ、あはははは!!なんだい夕立それは?すごい向き変わってばっかりだけど」ハハハ

 

「笑っていられるのも今のうちっぽい~!」ヴーン スンスンスンスン!

 

「あはは!ダメ!気になって集中できない!」

 

「!(夕立の言った通りっぽい!時雨は気をとられて集中できていない!一気に止めを差すっぽい!)ぽぽぽぽーい!!」ヴーン! スンスンスンスン!!

 

「も、もう、駄目ぇ……!」

 

 

 

 

 

ー数分後ー

 

 

 

 

 

勝者 時雨

 

「まぁ、当然だよね☆」

 

結果、同じ色同士を組み合わせて消すことができずに、溜まるだけ溜まっていった挙げ句、自滅した夕立の負けであった。

 

「コレ使えねーっぽいぃ!」床バァン!!

 

夕立は叫びながらオレ〇マンダーを床に叩きつけた。

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