とある鎮守府での日常の出来事   作:YUDAI

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提督と鳳翔さんとの日常 その1

ある日の休日、提督はある艦娘の元へと向かっていた。

 

トントンッ

 

〈は~い〉

 

「失礼しま~す」ガチャ

 

「あらあら提督、こんにちわ♪」

 

「どうもこんちわッス鳳翔さん、また来ました♪」

 

提督が訪れたのは鳳翔の部屋だった。

 

「何か手伝うことありませんか?」

 

「そんな…いつも休日来てくれていますけど、提督がこんなことする必要はないんですよ…?」

 

実は提督、よく休日になるとこうして鳳翔の元へと訪れ、彼女がやっている家事を手伝いに来ている。

 

「いいんですよ、俺が好きで勝手にやっていることですから♪鳳翔さんこそ、折角の休日なのに他の皆と違っていつも動いてばっかりじゃないですか」

 

「…すみません分かってはいるのですが…何かしていないと、落ち着かなくて」フフッ

 

「体を休めるのも大切な事ですよ?」

 

「フフッ、お気遣いありがとうございます♪」

 

そんな会話をする提督と鳳翔。

 

「それじゃ、とりあえず洗濯物畳みますか、いつも通り下着類は鳳翔さんにお任せしますね」

 

「はい♪お願いします」

 

さすがに男が女の下着を畳むのはちょっと…、一応この提督はそこら辺は考えている。

 

「それにしても提督、流石手馴れてますね」

 

「まぁ~ガキの頃から今までずっとやってますからね、さすがにこれくらいは」

 

「フフッ♪将来はいい旦那さんになりそうですね♪」

 

「ま~た鳳翔さんはそんな事言っちゃうんですから~、俺自信持っちゃいますよ?」

 

「フフフッ♪」

 

「それにしても、この鎮守府ほぼ全員分の着替えがある分、かなりの量ですね、これを毎日やってるっていうんだから、やっぱり鳳翔さんはすごいですよ」

 

「もう慣れましたからね、それに時々他の娘が手伝いにきてくれますし」

 

「へぇ~そうなんですか、でも一度鳳翔さんの爪の垢を煎じて皆に飲ませてやりたいくらいですよ」

 

「そんな、私なんて大したことないですよ、それに自分達で洗濯している娘もちゃんといるんですから」

 

「まぁ確かにそうですけど、一度アイツらは鳳翔さんを見直した方がいいですよ…お前達のお母さん的存在じゃねーかよー!」

 

「そんなお母さんだなんて」フフッ

 

「いや!鳳翔さんはもうお母さんですよ!お母さんなんですから一度アイツらに強く言っても大丈夫ッスよ!もしそれで何か言われても、俺が逆に言っといてやりますから!」

 

「フフッ、私は大丈夫ですよ?提督」

 

少しムキになって言う提督に笑って答える鳳翔。

 

「…さて、とりあえず終わりましたね」

 

「はい、ありがとうございます提督♪」

 

「いえいえ♪他にあります?」

 

次のことを手伝おうとする提督。

 

「いえ、今日は他にやることは特にありませんよ?後はゆっくり過ごそうかと…」

 

「そうなんですか…もっと他にあると思ってたから、何だか呆気ない気がしますね」

 

「フフッ、提督はもっとやりたかったのですか?」

 

「いえ、普段の鳳翔さんはこれより何倍もいろんな事やってますから…俺がいるから気を遣ってくれてるのかなー、って思ったりして」ハハッ

 

「そんな事ありませんよ?昨日のうちに、粗方終わらせてたのもありますし…それに、休む事も大切と仰ったのは提督ですよ?」フフッ

 

「それもそうですね…ハハッ、一本取られましたね」

 

「フフッ♪」

 

「なら、今からお茶にしませんか?丁度、お茶に合うお菓子があるんですよ~♪」

 

「まあ♪それは楽しみですね♪」

 

「今、ちょっと執務室に戻って取って来るんで待っててください」

 

「はい♪お茶の準備して待っていますね」

 

そう言って一旦部屋を後にする提督。

 

 

 

 

ー執務室へ戻ってきた提督ー

 

「えーと、確かここに……おっ、あったあった」

 

棚からあるものを取り出す。

 

「ロイズの生チョコレート~、種類は人気No.1のオーレ~」

 

どこぞの青狸ような言い方をする提督。

 

   \デタァ‼テカ、ダレガタヌキダー‼/

 

「食べずにとっておいて良かった~、コレも旨いんだよなぁ♪」

 

生チョコを持って執務室を後にする提督。

 

「意外にも、お茶と生チョコが合うって噂だしな~、少し楽しみだな~」

 

「あ、提督!」

 

「ん?」

 

偶々鳳翔の部屋へ向かう途中で、ある艦娘と出くわす。

 

「おー大鳳じゃん、いつものランニングしてたのか?」

 

「はい!適度な運動も大切な事ですから!」

 

そう言う大鳳は確かに少し息が上がっていて頬もほんのり赤く染まっていた。

 

「提督は今からどちらに行かれるのですか?」

 

「ん、鳳翔さんの所にな」

 

「おk…うぅん!鳳翔さんの所へですか?」

 

「うん、今から一緒にお茶しようとな……あ、良かったら大鳳もどうだ?」

 

「ふえ?よろしいんですか?私はいきなりですけど…」

 

「大丈夫だろ、尚更鳳翔さんなら絶対に駄目って言わないし」

 

「でも…今、私こんな格好なんですけど」

 

現在の大鳳の格好は、半袖のTシャツに下はスパッツの上にショートパンツを履いているランニング向けの格好だった。

 

「別にどこか出掛けるわけじゃないんだから気にすんな!ほら行くぞ~!」

 

「あ…待って下さいよ提督!」

 

提督は少し早足気味で鳳翔の元へと向かう、大鳳もその後を駆け足で追って行った。

 

「いいか?この際言っとくけど、お前等鳳翔さんにちゃんと感謝しろよ?俺よりも感謝しろよ?」

 

「?いきなりどうしたんですか?」

 

「…まぁ、な…」

 

「は、はぁ……」クビカシゲ

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