この転生者に破茶滅茶な冒険生活を!   作:ゆず~りん

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どうも犬拳剣です。
第一話です。
どうぞ


第一話

気がつくと、中世風の建物に囲まれた道にいた。

おぉ、すげぇ、俺本当に異世界きちゃった⁉︎

テンション上がるわ。

 

「ん、俺ジャージじぁなくなってる!」

 

俺の服装は、いかにも冒険者という感じに変わっていた。だが、鎧はないので、軽いが防御力は皆無だ。

 

「うーん、これからどうするか。」

 

とりあえず今手に入れなければならないものは、衣食住のうち衣は大丈夫だから、食と住だな。でも、今はそれよりも、はやくギルドに行きたい。

せっかくこの世界に来たのだ。頼もしい仲間とパーティーを組んだり、旅をしたり、モンスターを倒したりしたい。

とゆうわけで、ギルドに来た。ここを見つけるのに大分時間をかけてしまった。もう日が傾いている。

ドアを開けると、酒臭い匂いが溢れてきた。

杖を持ち、いかにも魔法使いという感じのものから、鎧を着て、いかにも剣士という感じのものがいた。

「おぉ、いかにもって感じだな。」

 

俺は思わずつぶやいた。

俺はテーブルや人の間を抜けて、受付っぽいところにいった。

受付では、綺麗なお姉さんが対応してくれた。

 

「今日はどうされましたか?」

「冒険者になりたくて、登録しに来たんですけど」

「分かりました。では、手数料として千エリスいただきます。」

 

え?手数料?俺金なんか…

ポケットをあさってみると、いくつか硬貨が入っていた。

その中から千エリスと書いてある硬貨を受付のお姉さんに渡した。

どうやら、あの女神が、必要最低限の金を渡してくれたようだ。

てか、どうしてこの世界の文字読めんだろ?ま、いっか。

 

「はい、ありがとうございます。それでは、冒険者カードを作るので、この機器に触れてください。」

「あの、冒険者カードって何ですか?」

「冒険者カード、その人の潜在能力値を表すことができるカードです。あと、そのカードに倒したモンスター、取得可能なスキルや、職業、年齢などが記されます。スキルの取得方法は後で説明します。」

 

なるほど。これだけで自分の能力とかが分かるのか。そういえば、俺は全てのステータスを上げてもらったけど、どうなってんだろう。

俺が機器に手を触れると、カードが出てきた。

 

「はい、ありがとうございますね。えーと、…な、何ですかこのステータス!!?!

全てのステータスが平均を大きく上回ってます⁉︎こ、こんなの初めて見ました。特に運と魔力、器用度がおかしいですよ⁈」

 

マジ?流石女神の力。そんなにすごいのかよ。

でも特にいいのが微妙じゃね?魔力はいいけど、運と器用度はそんなに需要なくね?

 

「いや〜、この前きた二人も、片方は運と知力以外がぶっ飛んでて、もう一人は運が高かったけど、ここまでの人は初めてです。」

 

受付のお姉さんがすごい驚いているし、ギルドにいる人達が一斉にこっちを見ていて、なんか恥ずかしいんだけど。

 

「こほん、それでは職業の話になります。このステータスなら、全ての職業になれると思います。」

 

そして、受付のお姉さんは、職業について丁寧に説明してくれた。

 

「はい、これで大体の説明は終わりました。何か質問はありますか?」

「じゃあ、クラスチェンジした場合、元から覚えていたスキルはどうなるんですか?」

「たとえば、魔法使いから騎士になる時、覚えていたスキルは使えなくなります。でも、またそのあと魔法使いになったら、またそのスキルは使えるようになります。また、魔法使いからアークウィザードになる場合、アークウィザードでも魔法使いのスキルを使うことができるので、その場合はなくなりません。」

 

なるほど

 

「じゃあとりあえず今はソードマスターで。」

「分かりました。それではユウキさん。冒険者ギルドにようこそ。あなたの活躍に期待しています。」

 

 

 

 

 

…で、とりあえず冒険者になれた。あの後、たくさんの人が押し寄せてきて、褒められたり、羨ましがられたり、驚かれたりした。

正直もう疲れた。はぁ。

俺は今、ギルドの中でサンマ定食を食べていた。どうやら、この世界の一エリス=一円の価値らしい。

てか、さっきサンマ定食持ってきた人、「ギルドの裏の畑から収穫した新鮮なサンマです。」とかいってなかったか?

 

 

俺はそんなことを考えながら定食を食べ終わると、外はもう真っ暗になっていた。

俺は、馬小屋に向かっていた。駆け出しの冒険者は、馬小屋を寝床に貸してくれるらしい。

俺は、馬小屋のわらに寝そべり、

 

「明日は仲間を探そう。」

 

そう呟いて、ゆっくり目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

俺は、ギルドに来て、さっそくパーティーメンバー募集の掲示板を見に来ていた。そこには、魔法使いのような格好の女の子も掲示板を見に来ていた。なんか募集の紙が少なくなってないか?

昨日はもっとあったような気がしたんだが。

そこには二枚しか募集の紙がなかった。

 

片方は、友達やら恋人やらを募集してるようにしか見えなかった。

もう片方は、最弱職の冒険者と、上級職のアークプリーストの二人だ。上級職という条件がついているが、俺は上級職のソードマスターなので、条件は満たしてる。これしかないなら仕方がない。とりあえず後者の方に行ってみるか。

 

 

紙に書かれていた席に行ってみるかと、青髪の美少女と、俺より年上だと思われる少年がいた。エリス様の方が可愛いかったななんて思いながら二人に近づいた。

 

「あの、パーティーメンバー募集の紙を見てきたんですけど」

 

俺が話しかけると、二人は振り向いて挨拶をしてきた。

 

「おぉ、あの募集を見て来てくれたのか。」

「ほら、私が書いたらちゃんと来たじゃない。」

「はいはい。それじゃあ、お互い自己紹介するか。俺はサトウカズマだ。年齢は16歳。職業は……冒険者だ。」

 

最後、言いにくそうに職業を言っていたが、それよりも、この人たぶん日本人だよね?苗字があるってことは。

すると、次は青髪の美少女が自己紹介をしてきた。

 

「聞いて驚かないでよ。私はアクア‼︎アークプリーストであり、アクシズ教の御神体!そう、私は女神なの‼︎」

 

………あぁ、なんとなく察した。

きっとエリス様が言っていたすごいものを持って行ったのってこの人だろ。で、そのすごいものって、この自称女神なのだろう。だからエリス様はこの自称女神の仕事をしているんだろう。

 

「あ、こいつの言っている自称女神は信じなくていいぞ。」

「ねぇ、なんでそんなこと言うの⁈ねぇ!」

「いや信じるよ。」

 

俺の一言で、カズマは驚き、アクアは目を輝かせた。

 

「おい、マジで言ってんのか?」

「ほら見なさい。信じてくれる人はいるのよ。」

「とりあえず、俺も自己紹介していいですか?」

「あ、あぁ。」

 

カズマが動揺しながら許可してくれたので、

 

「俺は、ナカムラユウキです。職業は今はソードマスターです。」

 

二人はポカンとしていた。俺が苗字をもっていたので、転生者だと分かったのだろう。

 

「カズマは転生者で、アクアはその特典だよね。」

 

カズマがやっと我に返った。

 

「あぁ、それにしてもこんなはやく同じ転生者に会えるとはおもってなかったよ。まぁ、そうじゃなければアクアのこと信じるわけないか。」

「当たり前だろ。」

「ちょっとー‼︎」

 

なにやらアクアが怒っているが、さすがにこの経験がなかったら信じないだろ。

 

「なあユウキ、なんでお前はアクアが俺の特典だってわかったんだ?」

「ああ、俺があった女神様はエリス様っていうんだけど、エリス様が、最近すごいものを持っていって、そのせいで今は先輩の仕事をしていると言っていたんだ。」

「なるほど」

 

「ところでユウキ、お前何歳なんだ?」

「俺は14歳だよ。死因は、子供を助けるために道路に出て、子供は助かったけど、バナナの皮を踏んでトラックをかわせなくてそのまま逝った。」

バナナを踏んで逝ったというマンガのような死んだことを思い出して、苦笑しながら言った。

すると、カズマの目から少し光が消えた気がした。

 

「バナナを踏んで死んだなんて、俺に比べたら全然マシだよ。俺はな、トラクターをトラックと間違えて、女子高生を骨折さして、トラックに轢かれたのかと思ったら、トラクターは止まって、俺は心臓麻痺で失禁しながら逝った。その上、親にも「こいつ情けねー笑」と笑われてたそうだ。」

 

アクアがそれを聞きながらプススと笑いをこらえていたが、本当にそれは笑えない。

苦笑しているカズマにかなり同情した。

カズマがやっと目の光を取り戻した。

 

「とりあえず、ユウキの冒険者カードを見せてくれないか?おれらのもみせるから。」

 

そういって、カズマがカードをテーブルに置いた。アクアもカードをテーブルに置いた。

おれが出さないわけにもいかないので、懐からカードを出してテーブルの上に置いた。

 

「おい、なんだよこのステータス⁉︎アクアよりすげぇじゃん‼︎運は俺の方がほんの少しだけ高いな。」

「魔力容量は私のが上だけど、運と器用度と知力以外はほとんど同じね。」

 

アクアは女神だからそれくらいあるとは思ってたけど、カズマの運は俺より上ってすげぇな!俺の高いステータスの一つだぞ?まぁなんにせよ、とりあえず…

 

「とにかく、二人の力が知りたいし、俺もまだ一度も戦ったことがないから、いっしょにクエストを受けようぜ。」

「そうだなじゃあ何にするか。」

 

そして、クエストを探しに三人で掲示板に向かった。

 

 

 

 

 

俺らが今受けているのは、ジャイアントトードを三日で五匹の討伐。

ジャイアントトードとは、その名の通り、でかいカエルだ。いわゆる雑魚モンスターの一つだが、だからと言って甘く見てはいけない。このモンスターには、ほとんど打撃がきかない。

 

「うおああああああああああああ‼︎助けてえええええ⁉︎」

おー、カズマがメッチャ追いかけられてる。

俺らの装備は、カズマと俺がショートソード、アクアがメイスをもっている。

アクアがカズマの叫びながらの全力疾走を笑っている。

 

「プークスクス!カズマったらそんなに必死になって情けなーい。私はそんなカエルごとき瞬殺なんですけど。」

 

そんな事言ってるとやられるぞ?

あ、カズマを追っかけてたカエルがこっちきた。アクア気づいてないし。たぶんアクアの声に反応してきたんだと思うし、調子乗ってたアクアの自業自得だし、教えないでおくか。…とりあえず俺は逃げるか。

 

「まあ助けてほしかったらちゃんと私を崇めなブゴフ⁈」

 

案の定アクアはカエルにeat inされた。カエルの口から足がビクンビクンしながら出ている。

 

「アクア⁉︎おま、食われてんじゃねーかああああああ‼︎」

 

そしてアクアを食って動かなくなってるカエルにカズマが猛ダッシュしていった。

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ、」

「う、…ぐす、……うええ、……身体中が、…ひっく、……臭いよぉ。……もう、私汚されちゃったよお。」

 

全力で走って疲れてるカズマと、カエルの口の中にいたため、粘液まみれになっているアクアと、頭蓋骨を砕かれたカエルが横たわっていた。

 

「おい、二人とも大丈夫か?」

「はぁ、もうすげぇ疲れた。」

「うう、………えっく、うっく、……………カ、カズマ、…ありがとね、……ぐす、…助けてくれて、ありがとね。」

 

アクアは粘液まみれでくさいので、あまり近づきたくない。

 

「はぁ、とりあえず、もううかつな行動は危険だってことが分かっただろ?だからアクア、次はちゃんと作戦を立てて…ておい‼︎アクア⁈」

 

アクアはカズマの言うことも聞かず、一番近くのジャイアントトードに向かって駆け出していた。

 

「私がカエルごときにこんなにされて黙ってられるわけがないわ‼︎食らいなさい‼︎『ゴッドブロー』‼︎」

 

おぉ、アクアの手が光ってる。あれ?でもあいつは打撃がほとんど効かないんじゃなかったっけ?

 

ブニョッ

 

アクアの拳は、カエルの腹にめり込んだ。そして、頭をゆっくりとアクアにむけた。

 

「………私、カエルって以外と可愛いと思うの☆」

 

バクッ

 

アクアが本日二度目のカエルの口に特攻していき、ヒッという小さな悲鳴とともに食われた。またカズマが叫びながら助けにいった。

 

 

 

「…それじゃあ、俺が行くから、二人は休みながら見ていてくれ。」

 

俺は、疲れきっているカズマと、ずっとグズってるアクアに休むように促し、カエルを探した。

調度丘の上に、クエスト達成までの三匹分がいたので、そいつらに狙いを定めた。おもいっきり地面を蹴って駆け出すと、本当に自分の足で走っているのかと自分で疑ってしまうほどのスピードが出た。一瞬でカエルに近づき、ショートソードを横に振った。すると、カエルの胴と頭がきれいに別れた。まだカエル達は気づいてない。もう一匹のカエルの頭に着地し、 もう一回踏み込むと、カエルの頭骸骨が砕けた。上に飛んで、ラストを仕留めようとすると、やっと気づいたようだ。こちらに舌を伸ばしてきた。それが届く前に、俺はショートソードをカエルに思いっきりぶん投げた。ショートソードはカエルの頭に突き刺さり、カエルが動かなくなった。

ここまで強くなったのか。これはかなり良いものを特典にしたんじゃないか?

自分の力に驚いていると、カズマとアクアが近づいてきた。

 

「お前チートすぎんだろ。」

「否定しない。」

 

自分でもこれはかなりチートだと思う。

 

「ところで、俺はパーティーに入れてもらえるか?」

「ああ、もちろんだ。これからよろしくな、ユウキ。」

「なにはともあれ、クエストは達成したわね。それじゃあ帰りましょ…う…。」

 

アクアは、俺の後ろを見て固まった。俺とカズマが振り返ると、十メートルくらい先に、五匹のカエルがこっちを凝視していた。まだこの身体能力に慣れてない上、さっきカエルを刺したとき、ショートソードが折れてしまった。つまり素手だ。打撃が効きにくいカエルには分が悪い。なので、俺とアクアで倒したカエルを運びながら全力で走って帰った。アクアが「次こそは」とか言い出してたが、無理矢理カエル持たせて帰らせた。

 

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