日曜日。
星々の王、太陽の名を冠された偉大な日だ。
その大いなる輝きはあまねく人々に与えられ、全ての命に癒しと安息をもたらす。
それは自然の摂理によって定められた休息の刻であり、即ち日曜に働いたり疲れる運動をすることは神に弓引く行為も同然でつまり何が言いたいかというと休日サイコーってことで惰眠を貪るのは正義の行い。
というわけで俺は正義を執行する。
「わっせろーい!」
ずるべしゃっ。
掛け声と同時にいきなり布団をーー敷き布団を抜き取られ、俺はテーブルクロス抜きに失敗した食器よろしく、盛大にベッドから転げ落ちた。
「あれ?なんか思いの外悲惨なことになったような……」
糸の切れた操り人形のような姿で転がる俺を見下ろし、まあいっか、と呟いてそのまま出ていこうとする我が妹を呼び止める。
「……なんの真似だ小町」
「あ、お兄ちゃんおはよー。今日は早いね」
「おかげさまでな。で、その俺から奪い取った布団をどうする気だ?」
「お母さんが天気いいから布団干せって。お兄ちゃんの分もやっといてあげるね。あ、今の小町的にポイント高い」
うぜぇ。つうかなんで普通に朝の挨拶とかしてんだ俺ら。今の下手すりゃ死んでたんだが。
小町だったら『お兄ちゃんを脅かそうと思って階段から突き落としたら動かなくなっちゃったてへぺろ☆』とか普通にありそう。俺よくこの年まで無事だったな。
まぁそれはともかく。
「いいか、俺は寝たい。だから返せ」
「うわー端的だー。お兄ちゃん、たまにはちゃんと起きた方がいいと思うよ?」
「余計なお世話だ。意味わからんこと言うな。いいから返せ」
「意味わかんないかなぁ。それよりお兄ちゃん、そろそろプリキュア始まる時間だと思うけど」
「でかした小町。布団のことは頼んだぞ」
「あいあい、おまかせあれ~」
俺はバカっぽく敬礼する小町を残してリビングへ向かった。
「ふぅ……」
テレビを消して短く息を吐く。素晴らしい30分だった。
当然録画予約はしてあるが、やはりリアルタイムで見ると一味違う。
さて、満足したし寝るか。
「寝るな」
頭にのさっ、と毛の塊が乗せられた。
さきほどまで我が家のお猫さま、カマクラで遊んでいた小町の仕業だ。
「せっかく早起きしたのになんでまた寝ちゃうの。たまには外で遊んできたら?」
「えー、何そのムチャぶり。意味わかんない」
頭上の毛玉を指でゴロゴロさせながら抗議する。つーか人の頭でくつろぐな。なんかダルんダルんなのが感触でわかる。
「おお、カーくんがすっごい伸びてる。さすがお兄ちゃんテクニシャン」
「ふっ、任せろ。なんなら小町のことも伸ばしてやるぜ」
「はいはい、妹にセクハラしないように。まぁ小町的にそれはそれでありだけど」
ありなんだ。
「それはともかくお外行きなさい。カーくんの相手は小町がしててあげるから」
「いやなんでそんな頑なに追い出そうとすんの?お兄ちゃんいらない子?」
「小町なりに心配してあげてんの。お兄ちゃんこのままだと引きこもり一直線じゃない」
むう、愛が重いぜ。
このままだと追い出される。なんとか家に留まれないものか。
ふと昨日の話を思い出す。
「小町……愛してるぞ」
「小町もお兄ちゃんのこと愛してるよ☆じゃ、行ってらっしゃい」
チッ、ダメか。
やはり俺の妹がそこまで可愛いわけがない。
高坂さん家だったらここからイチャイチャ展開に突入したりするんだろうか。羨ましい。
……本屋でも覗いてくるかな。
残念ながら収穫はなし。新刊いつ出るんだろう。
店から出ると、目眩がするほど強烈な日射しが容赦なく照りつけてくる。
まだ5月だってのに仕事熱心すぎだろ太陽。
心の中で神を呪いつつ、涼しい場所を探し求めてフラフラと歩き出す。……近くにゲーセンあったよな。
暑ぃ……。そもそも日光がダメなんだよ俺。
もうゾンビ枠でいいから日中は休みにしてくんねえかな。夜はちゃんと早寝早起きするからさ。
さながらグールのごとき様相で歩く。ゾンビじゃないのかよ。影分身が使えれば死者の行進とかやれそうだ。
汗だくで、自分でもわかるくらい目を腐らせていると、ぽんぽんと肩を叩かれた。
振り向くと頬に、ふにっとした抵抗を感じる。
「えへへ……また引っかかったね」
俺の肩に置かれ、人差し指を立てた手を目で追っていくと、そこにはふんわりと微笑む天使、戸塚彩加がいた。
グリーンのパーカーにハーフパンツからのぞく素足、そして何よりその笑顔がまぶしい。
「偶然だね、八幡」
「お、おおお、偶然だな。ていうかなんか久しぶりに話した気がするな」
「ホントだよ。八幡最近ずっと難しい顔して忙しそうにしてたから。ぼく寂しかったんだよ?」
ほっぺを膨らませてむくれる戸塚。
何この可愛い生き物超抱き締めたい。
「八幡、これから予定とかある?」
「いや、ゲーセンでも行こうかくらいしか考えてなかったけど」
「よかった。じゃあ今日は一緒に遊ぼ?」
コクン、と小首を傾げてお願いしてくる天使が一人。
え、ええぇぇ!?なにそれ、デートのお誘い!?
「ちょ、待った、ホントに俺でいいの?」
動揺しすぎて変な聞き方になった。が、天使すぎる戸塚は特に気にすることもなく、俺の手首を捕まえる。
「逃げようとしてもダメだよ。ぼくのことほっといた罰として付き合ってもらうからね?」
何その幸せすぎる罰!
酒を飲んだことはないが、酩酊というのはこういう感覚なのだろうか。
俺はこの世に産まれたことを神に感謝しながら、戸塚に腕を引かれフラフラと歩き出した。
戸塚と二人、並んで歩く。
ちなみに戸塚はいまだに俺の手首を握ったままだ。
何これ幸せすぎる。ぶっちゃけ今日死んでもいい。
ど、どうしよう。腕組もうとか言ってみようかな……?ていうかなんかいい匂いする。なんかすっごい甘い匂い。なにこれ生クリーム?
見ると戸塚は、俺の腕を掴んでいるのとは逆の手にクレープを持っていた。うん、ホントに生クリームでした。
少し遠くにクレープの屋台があった。そこで買ったのだろう。あまりに自然すぎて今まで気が付かなかったようだ。
というかクレープがここまで似合う男がいていいの?いや待て、戸塚の性別は天使or戸塚、もしくは秀吉だ。ならいいのか。
食い物の気配に胃が刺激されたのか、くるるるる……と可愛らしい音を立てる。俺の腹が。
「……ゴメン」
思わず赤くなって顔を逸らす。
何考えてんだよラブコメの神様ホント馬鹿かよ。俺の腹とか鳴らして誰が得すんだよ。
「八幡、おなか空いてるの?」
「あーその、朝飯食うの忘れてた」
「もう、ダメだよ、ちゃんと食べないと。体に悪いよ?」
戸塚は可愛く怒りながら俺に向かってクレープを差し出した。
「はい、半分こ」
ふらり、バタン。
「は、八幡!どうしたの!?大丈夫!?」
「ああ、大丈夫。なんでもない」
単に萌え分が致死量を突破しかけただけだ。
「ちゃんと食べないから倒れたりするんだよ。はい、口開けて」
戸塚が俺を殺しにきてる。ありがとう、ラブコメの神様。
戸塚にクレープを半分食べさせてもらって(!)ゲーセンに到着。
「どうする?」
「そうだな……久しぶりだし、どんなのあるか全然わからんしな」
「そうだね。まず入ってから面白そうなの探そっか」
大抵のゲーセンは、入ってすぐのところにクレーンゲームが並んでいる。
これは小さな子供を連れた親子や、ゲームにあまり興味のない女性が入りやすいようにとの配慮だ。
こういう景品の有るゲームなら、そうした客層であっても物欲に負けて金を落とすことも有り得る。
そこから右手にサービスエリアと二階へ続く階段。左にはプリクラの筐体が立ち並んでいて、中高生の女子達がきゃいきゃいとやかましい。
それらを越えた奥には、リズムゲームを主とした体感型ゲームの筐体が見えるが、入口からでは何があるかまではわからんな。
格ゲーやシューティングなんかのコア向けのコーナーは二階だろうか。
「わー。八幡、見て見て、トースターとかあるよ。あ、あの抱き枕可愛い」
可愛い戸塚は、ゲーセンの思惑通りにクレーンゲームに引っ掛かる。可愛いから無問題。
「欲しいのあるなら取ってやろうか?」
「八幡こういうの得意なの?」
「得意ってほどでもないけどな。台がまともなら回数こなせば大体取れるだろ」
最後の手段の究極奥義に『代わりに取ってくれるサービス』もあるが、さすがにこれは戸塚の前で使うわけにはいかない。カッコ悪すぎる。いや、別に戸塚とカップルに見られるのが恥ずかしいとか、そんなんじゃないんだからね!
「んー、それじゃあ……」
そう言って戸塚が選んだのは、小さな猫のストラップがたくさん入った小さなクレーンゲーム。安物の景品がたくさん取れる、難易度の低いタイプのやつだ。
このタイプの景品にしては、割りと可愛くてマシな部類に入るとは思うが、質が良いとはお世辞にも言えない。気ぃ遣われちゃったかな。
まあいい。我が天使がご所望とあらば、それがなんであろうと手に入れるのみ。
俺は百円玉を投入すると、レバーを操作してクレーンを動かす。
クレーンゲームにはボタンで操作するタイプと、レバーで操作するタイプがあるのだが、安物の景品の場合後者が多い。
ボタンの場合、うっかり通り過ぎてしまうとやり直しが利かないため、難易度が高めと言えるだろう。そのため良い景品はボタンタイプの筐体がほとんどだ。ついでに1ゲーム二百円とかのやつがほとんどだ。難しい上に高いってどういうこと。
対してレバータイプは、通り過ぎても戻すことができるため、時間いっぱいまでクレーン位置を吟味することができる。
なお、このタイプには60秒間取り放題みたいな機能があって、時間内であれば何度でもチャレンジできるみたいな説明が書かれていたりすることがあるが、一度クレーンを降ろすと、元の位置に戻って景品を放すまでの一連の動作に50秒近く時間がかかるため、二回以上挑戦するのは事実上不可能だ。
というわけで俺は、制限時間の半分ほどを使って狙いを定め、クレーンを落とす。
狙い通りに二匹のにゃんこを捕まえて吊し上げる。
若干不安定だったらしく、出口近くで一匹が落ちてしまう。落ちた猫は、まるで道連れを求める亡者のように出口近くの山を崩し、結果本来無関係なはずの二匹が穴へと転がり落ちた。
それはさながら人間社会の縮図のようだった。なんでこんなファンシーな空間でそんなものを見せられなきゃならんのよ。
それはともかく、クレーンに残ってた一匹と偶然落ちた二匹を合わせて、都合三匹のにゃんこをゲット。
にゃんにゃん三兄弟を戸塚に差し出す。戸塚はその内二匹をつまみ上げた。
「……ありがと」
おや?なんか不満気?ど、どうしよう。俺、なんかやっちゃった?
お願い嫌わないで!なんでもするから!とかリアルに言い出しそうなくらい動揺していると、戸塚は猫の一匹を俺に差し出してきた。
よくわからないまま手のひらを上に向けると、そこにぽとんと落としてきた。
「もう……ホントはぼくがもう一つ取って八幡にプレゼントするつもりだったのに」
戸塚はそう言ってむくれていたが、やがてにっこりと笑ってこう言ってくれた。
「……でも、これでお揃いだね。……は、八幡!?そんなにガンガン壁に頭ぶつけたら怪我するよ!?」
これは家宝にしよう。……もう一匹は小町にでもやるか。
落ち着くまで少々時間を要した。
「はい、八幡。コーラでいいよね?」
「おお、サンキュ」
千葉県民としてはやはりMAXコーヒーと言いたいところだが別にジュースが嫌いというわけではない。何より戸塚がくれたという時点でいかなる高級飲料より優れているのは確実だ。
「次は上覗いてみるか」
「うん。ぼく、あんまり得意じゃないから八幡教えてね?」
「おう。つっても最近のやつは俺もやってねえけど」
コーラをチビチビ飲みながら階段を登る。……あれ?今のは手取り足取り教えてやるって答えるところじゃね?
うおぉおう!なんつう勿体ないことしてんだ俺は!
いや待て、まだチャンスはあるはずだ。全ての神経を張りつめて、一瞬の機会を決して逃さぬ狩人となれ!
「八幡、これやろうよ」
「おう、いいぞ。で、どれ?」
何をやるのか確認もしないで承諾する。
戸塚が指差したのはゾンビを殺しまくるガンシューティングだった。
俺としては雑魚は一撃で仕止められる精密射撃タイプの方が好みなんだが、こういうマシンガンで撃ちまくるのもそれはそれで面白い。
ただ相手がゾンビというのがな……。なんとなく仲間を撃っているようで気が引ける。仲間いないけど。……これ、戸塚が俺を撃ちたいって意味だったらどうしよう。
「んじゃやるか。あ、戸塚、泣くなよ?」
「え、なんで?泣かないよ?」
「ホントか?結構怖そうだぞこれ」
「も、もう!ゲームで泣いたりしないよ!」
「問題あるまい。この手のゲームは視覚的に多少グロいだけで恐怖は大したことはないからな」
「ホラ!ぼくだって男の子なんだからね!あんまり意地悪なこと言わないでよ」
「ははっ、悪い悪い。もう言わないよ」
「フッ、信用ならんな。どれ、ここは八幡の代わりにこの我が戦に付き合おうではないか」
「……おい、どっから湧いた材木座」
いつの間にか混じっていた材木座を睨み付ける。
こ……のヤロウ、マジふざけんなよ。せっかくの戸塚との二人っきりを……!
「知れたこと!貴様が我がテリトリーに踏み込んだ瞬間からよ!」
要するに二階に上がってきたときからか。くそっ、油断した。
「材木座くんも遊びに来てたんだ」
「左様。ゲーセン通いは我の日課であるからな」
「ゲームするなとは言わんが原稿書けよお前は」
笑って誤魔化す材木座を半眼で睨むが堪えた様子はない。このバカなんとか凹ます方法ねえかな。
やや物騒なことを考えていると聞き慣れない声が響いた。
「おう、剣豪じゃねえか、来てたのか」
見ると眼鏡をかけた老け顔の男が、人好きのする笑顔で立っている。
「おお、信玄公ではありませぬか!」
「……知り合いか?」
剣豪というのは材木座のことだ。単に剣豪将軍と名乗っているだけで剣道の達人とかそういう設定はないので注意。つーか実際に剣豪って呼ばれてるの初めて見た。
にしても信玄公って、材木座の同類か?
疑惑の目線を向けると信玄公は、ニヤリと歯を剥いて笑って見せた。
なんだろ、わざとらしいのにすごく様になってる。戦国武将ってこんな感じなんじゃないだろうか?
「信玄ってのはな、俺の名前に『げん』って入ってるからって剣豪に勝手に付けられたんだ。字は違うんだがおもしれーからそのまま使わせてもらってる。お前ら、剣豪のダチか?」
テンションとセンスはアレだが中二病というわけではないらしい。ていうか居るんだな、こういう人。あとダチじゃないんでそこんとこヨロシク。
「ほむん、信玄公よ。我に友などおらぬ。マジで一人も。こやつは我が半身、はち……いや、『八咫』とでも呼んでやってくれたまへ!」
「人に勝手に妙な二つ名付けんじゃねえよ」
「よろしくな!八咫!」
「あんたも呼ばんでいいから」
材木座とタイプは違うが面倒くさいのは同じらしい。
辟易しているとくいくいと袖を引かれる感触。
「ねえ八幡、ヤタってなあに?」
「八咫烏から取ったんだろ。八咫烏ってのは神武天皇が遠征の際道に迷った時、案内役として遣わされた三本足のカラスのことで、勝利の象徴として扱われている」
もっとも材木座がそこまで知っているかは疑問だが。
八咫烏はそこそこ知名度があるから、俺の名前の八から連想しただけという可能性の方が大。もっとも八幡も八咫も、元は「八田」から来ているから間違いとも言えないが。
「へぇ~、そうなんだ。八幡って物知りだね」
戸塚に感心されてしまった。
運が良かったな材木座。勝手に混じってきた無礼はなかったことにしてやる。
ちょっとだけほっこりしていると、また新たに声がした。
「部長ー。ジュース買って来ましたよー……って、アレ?」
「おう!サンキューな、真壁!」
俺を見てきょとんとしているそいつは知ってる顔、ゲー研部員の真壁くんだった。
「……どうも、奇遇ですね」
「ん?なんだお前ら、知り合いなのか?」
「ええ。こちらは同じクラスの戸塚くんに……えっと……」
この野郎、俺のこと忘れてやがるな?俺が覚えてるのに向こうは覚えてないとか失礼すぎんだろ。なんだそのいつものことは。
「同じクラスの比企谷だ。よろしくな、真壁くん」
「ど、どうも……」
頬をひくつかせながら握手に応じる真壁くん。別に力一杯握ったりはしないぞ?負けたらヤだし。
ちなみになんで俺が一発で覚えてるのかというとあれだ。人の名前覚えるのは難しくても、ゲームでイベントに関連するキャラを覚えるのは簡単だろ。あれと同じだ。
「なんだ、うちの後輩かよ!俺は三年の三浦絃之助ってモンだ。改めてよろしくな!」
同じ学校だったのか。さっき真壁くんが部長って呼んでたってことはやっぱそうなんだろうな。だがそれより、
「あの……もしかして妹います?」
「いるけど……なんで知ってんだ?」
「うちの学校ですか?」
「一応うちに在籍してることになってるが……」
……やはりか。すげえ偶然だな。
「あの、うちのクラスの三浦さんとは関係ないですよ?」
真壁くんが耳打ちしてきた。
ええ、なんで考えてることわかったの?エスパー?
しかしゲー研の部長か。丁度いいっちゃ丁度いい。
「ゲー研のことで聞かせて欲しいことあるんスけどいいっスか?」
真壁くんがギョッとした顔をする。
まどろっこしいのは抜きだ。この人なら多分大丈夫だろ。
「……もしかして、真壁が言ってたウチを嗅ぎまわってる奴ってお前か?」
「ええ。多分」
肯定すると部長はにやりと笑った。こういうの異様に似合うなこの人。
「生憎だがただで教えてやるわけにはいかねぇな」
「……ただじゃなけりゃいいってことですよね?何すりゃいいんすか?」
「決まってんだろ?ここをどこだと思ってやがる」