思いつき短編集   作:先詠む人

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SSSS.GRIDMANが放送されてから1年後くらいまで暇見つけては書いてた作品っす

書きかけてる状態でダイナゼノンが発表されてそれがメインで登場させる予定だったダイナドラゴンを基にしたキャラとまる被りしてしまったことによるガン萎えで書くのやめちゃったんです
一応2000字近く書いてはいたので投稿できる状態でいつまでも放置しておくのは何となく気が引けてここに供養としてぶち込みます。

まぁ、一応今度ユニバース公開されるし今月末には劇場総集編公開されるから強ち時期違いでもないし…


覚・醒

俺は、忘れないだろう。あの数か月間の間のことを。

 

例え今の俺が何者で、そしていつ消えるものかどうかわからない存在だとしても関係ない。()()()()()()()のは間違いないのだから。

 

空を見ながら、ふと俺はあの日のことを思い出した。

あの、よく晴れた夏空の始まりの日のことを。

 

 

 

「おーい裕太。お前今日こそはやれよ~」

 

「ちょっ!カズ!!やめろよ恥ずかしいって!!」

 

学校帰りにそう言って友人の佑太の首を後ろから絞める。

 

「こう言うのは長引けば長引くほど恥ずかしさとかでできなくなるんだって!思い立ったらすぐ行動。こういう色事はちゃっちゃとケリつけちまえ!!」

 

「ケリつけろって……そんなのゲームとか勉強じゃないんだからそんなこと言われても…」

 

「ほら、宝田さんち行こうぜ。確かあっこジャンクショップだったろ?俺もどっちにしろ見てみたいもんあーし行こうぜ早く!」

 

「行こうぜって……」

 

「ほれほれはよはよ」

 

後ろから裕太を押しながらジャンクショップに向かった。その選択は間違ってたのだろうか。それに関しては俺はいまでもわからずにいる。

 

そんな風に校門を出る俺たちからはるか遠く離れた空で、一つの星が6つに分かれて飛び散った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほれ、俺ここで待ってるからちゃきちゃき行きなって」

 

ジャンクショップ絢と書かれた店のすぐ近くで行きたくないとゴネだした裕太を半ば無理やり押し出すかのように俺は店内の方へと進ませ、そこから少し離れたところでスマホをいじりながら待っていた。

 

スマホをいじりながら店内の様子を横見していると裕太はどうやら宝田さんに上手く思いを伝えられたらしい……が、

 

「ごめんちょっと返事貰う前に外の空気すわしてくれないかな!!」

 

少し離れたところに居る俺にも聞こえる声でてんぱったかのようにそう言って裕太は店から外に出て来てしまった。

 

「お前何やってんの!?」

 

そんな唐突な裕太の行動に小さく文句を言いながら慌てて俺が裕太の方に行こうとした……その時

 

「は…?」

 

俺はその場で動けなくなった。その理由は何故か。簡単だ決まっている。

目の前で裕太の頭に何か小さな光が直撃し、裕太がバタリと音を立てて倒れたのを目視してしまったからだった。

 

「裕太!?」

 

半ば悲鳴を上げるかのように裕太に近寄り、すぐに口元に手を当て、呼吸があるかを確認する。

幸いなことに呼吸は正常に行われており、そして脈を図ってみたがそちらも普通だった。

裕太が一応脈とか普通なことを確認した俺は大きな声で店内へと呼びかけた。

 

「宝田さんちょっとこっち来て!!」

 

「…?って宮田君じゃん。どうしたの……って響君!?」

 

宝田さんはそう言って俺の方を見る。それに対して俺は

 

「わからん。ただ、なんか急に倒れた。」

 

そうとだけしか答えられなかった。何せ裕太の頭に光が直撃して急に倒れましたなんて言ったら俺がおかしな人だと思われるような気がしたからだった。

 

「……とりあえず、このまま寝かしておくのもあれだし……宮田君響君の家分かる?」

 

宝田さんはそう言って俺の方を向くが俺は

 

「すまん。俺アイツんち行ったことないからわかんねーし、アイツんちの親確か今旅行中か何かで家空けてる。」

 

「そうなんだ……はぁ。仕方ないなぁ……とりあえず響君家に寝かせるから手伝って。」

 

そう言って宝田さんはくるっと振り返り、店内の方へと帰って行った。

 

「………」

 

俺はチラッと裕太の方を見る。ぱっと見ただ寝ているようにしか思えない。だけど俺はどうしてもアイツの頭に直撃した光のことが頭から離れずにいた。

 

「……ちょっとゆれっぞ。」

 

しかし、今ここで考えていても仕方がないし、どうしようもない。そう考えなおして俺は裕太の肩を担いで持ち上げた。

 

宝田さんの案内に従って店内側の入口から生活空間側の方へと入らせてもらう。そこの奥の方にあったソファに裕太を俺は寝かせた。

 

「そんで宮田君どうするの?なんで近くに居たのかは知らないけど。」

 

裕太を寝かせると同時にそう言った問いかけが飛んできたので俺は

 

「店ン中のもの見たいんだけどいいか?」

 

宝田さんにそう声をかけて立ち上がった。

 

 

 

「……さっきまでここにこんなのあったか?」

 

宝田さんに声をかけてから店内側の入口に一度戻り、そこから店内に出たときに入口の喫茶カウンターのすぐ近くにあったジャンク品のかなりデカいパソコンに気付いて俺はそう零した。

 

よくよく思い返してみる。さっきここを通ったときにこれはあったか?

 

………あった気もするし、なかった気もする。

 

「うーん……」

 

急に自分の中に降ってわいた疑問に俺は答えを見いだせず、その場でうんうん唸ることしかできなかった。

 

「……ん?」

 

その時、チカッとジャンク品のパソコンの画面の下にあるボタンが光った気がした。

 

「……今……光った?」

 

そう呟きながら俺は光った気がしたボタンを押し込んだ。

 

「………何も起きない……か。」

 

ボタンを押し込んでも画面に何かが映ることはなく、そして目の前のジャンク品は動く素振りすら見せずにいた。

 

「………んーー」

 

「何してんの?」

 

「うぉぁ!?」

 

目の前のジャンク品に集中していたせいで周囲の警戒が薄れており、そのせいで急に横から声を掛けられてびっくりして俺は大きな声を上げてしまった。

 

「そんなにびっくりしなくてもいいじゃん。それよりも、響君起きたよ。」

 

「あ、そーなん?ほいじゃ、面拝みに行きますかね」

 

俺がそう言うと宝田さんは変なものを見たかのような顔をして

 

「たまに思うけど宮田君さ~変な言葉遣いするよね。顔を面とか言ったりさ。」

 

そう言ってきたが、俺はあっけらかんと

 

「そんなん言われても俺の場合は親が親だしなぁ…」

 

そう答えると心当たりがあったのか宝田さんは額に手を当てて

 

「あー……そう言えば前の授業参観の時に特攻服着た人来てたけどあれ宮田君の関係者なの?」

 

「そうだけど?」

 

問いかけに対する俺の返しにさらに疲れたような顔をした。

 

「で、裕太どこなの?」

 

 




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