FGOに知識チート系転生者(二週目)をぶち込んでみた場合   作:クヤ

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転生者の出てこない第一話

 「マシュ?」

 

 何があったんだか、意識が混濁している。

 ただ目の前にはやけにエロい格好をした、自称後輩が。

 カルデアに来た順番で考えると私の方が後輩だろう。

 

 「ってここどこよ」

 

 誰に言うでもなく一人口に出していると、だんだんと思考が定まってくるもので。

 

 「ああ、そっか爆発があって……」

 

 もともと記憶が混乱していた私からしてみれば、間違いなく意味が分からないが、記憶に残るロマニやマシュの説明によっておおよその予想はついた。

 そもそも最後に聞いていた機械音声は、こういっていた“レイシフト”と。

 

 「マシュも無事みたい。よかったぁ」

 

 メガネのかわいい後輩は、私の嗜好を直撃した。

 守りたいこの笑顔。

 それはさておき、レイシフトというのは、詳しいことは覚えていないがなんか過去に行ってなんやかんやする機能のことだった気がする。

 つまりここは過去か。

 

 「なんか終末感半端ないんですけどぉ……」

 

 世界は滅んでいた、まる。

 赤茶けた大地に崩れた建物の名残が、軒を連ねている。

 私の記憶によると、ここまで滅びましたという町は記憶にはない。

 記憶がそもそも曖昧なのは置いておいて。

 カルデアに入る時に受けた何かで、こんなことになっているらしいが困ってないから良しとしよう。

 

 「マシュー。マシュマロさーん。朝ですよー」

 

 頬をぺしぺしとして、覚醒を促す。

 あらやだもち肌。

 己何というぷにぷにの肌なんだ。

 うらやましい。

 

 「うぅ、せん、ぱい?」

 「はいはい、先輩ですよー。さっさと起きて、この無知な先輩に状況を報告しておくれ」

 「先輩!」

 「ヘブシッ」

 

 マシュマロヘッドが。私のテンプルを直撃した件。

 

 「ああ!先輩ごめんなさい!」

 「お、おう。元気で何よりだよ」

 

 最後の記憶では血を流して死にかけていたからね君。

 

 「はっここは」

 

 ようやくマシュの現状に気が付いたらしい。

 微妙に長かった。

 

 「そう、ここが伝説のマーボードウフ界」

 

 かの地には、マーボーを求め現れた亡者たちによって、日々争いが繰り返され、荒廃した世界で貴重になったマーボーを求めまた争いが起きている。

 いつかマーボー界を統一し、すべてのマーボーを手に入れることを求めて。

 

 「それはどこですか!?たぶんですが違いますよ絶対!」

 「そうだろうね。私のいま思いついた即興だもの」

 

 逆にそんなものが存在したら、私はお家に帰る。

 

 「ええと、何やら頭が痛いですが、そういえばあの後どうなったんでしょうか?」

 「さあ、私たちはレイシフトとやらをしたらしいけれど」

 「レイシフト。それではここは過去の世界なのでしょうか」

 

 そういって改めて周囲を見渡してみると、文明の名残は感じるものの、間違いなく滅んだどこかだろう。

 最高に終末である。

 

 「ひどい……」

 「まあ、軽く世紀末だよね」

 

 世紀末は別に滅びとかとは関係なくて、終末でもなんでもないけれど。

 

 「そういえばマシュ。そっきのマーボー界云々だけどね」

 「はい?」

 「亡者云々のところは本当だから、ほら」

 

 私が指をさした方向を見つめるマシュ。

 

 「骨!?」

 「ああ、立派な骨だよね。生前はさぞカルシウムを摂取していたんだろう」

 

 骨だけになっても活動できるほど、骨の強度が強いに違いない。

 

 「そんなことを言っている場合ではありません!」

 「そう?」

 「ほら襲い掛かってきますよ!?」

 「じゃあ、逃げようか」

 「いえ、戦いましょう。今ならできる気がします」

 「えっ、いいよそういうの」

 「先輩は私が守ります!デミ・サーヴァント マシュ・キリエライト行きます!」

 

 そしてバトルが始まった。あんなの人間じゃねえ。

 というより骨のくせに骨強いな。

 だけど所詮骨だろ?まともに戦うから強そうに見えるんだよ。

 

 「先輩!?」

 「スットラーイク」

 

 いけるいける。投げた石ころも本気で投げれば、頭がい骨ふっとぶね。

 

 「ほらマシュ頑張れ。早くしないと私が全部砕いてしまうぞ!」

 「ああ、もう!あとでお話があります!」

 「はいはい、あとであとで」

 「もう、もう!」

 

 マシュが牛になった件。

 私の石ころが火を噴くぜ!

 




うん、またなんだすまない。
またしても続かないんだ。
それでも一区切りつくまではがんばったんだ。
そんなわけで許してくれるとうれしい。
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