歌姫たちと歌えない戦士の物語   作:ゼロ・アース・コア

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ども、ゼロです。前書きやあとがきで主人公の設定の補足、つけたしをしていきます。
なぜかって?設定なんてものは途中から増えたり、変わったりするじゃん。そういうことだ。


第一話 あれから三年

「こっちの世界にきて、もう三年か、早いなぁ。」

 

 

あれから、三年がたった。

この三年間はこの世界のことを調べたり、修行したりしていた。自分の生活はわりとなんとかなっているし、(野宿だが…)修行のおかげで自分も強くなった。

修行の一貫でノイズとも戦った。

ノイズは位相差障壁という能力を持ち、異なる世界を行き来するので、通常の物理的攻撃はあまり効果がない。なので隔離剣ゼロの能力の元となった俺の異なる世界を作り出す投影魔術の応用で、異なる世界ごと攻撃することでノイズを倒してきた。

そして最近になってから、ノイズが出現することが増えてきた。まぁ、あの人が動いているのは理解しているが目の前にノイズが出てこないと倒す気がおきない。自分はあのセイギノミカタのように、機械にはなりたくないからな。

 

 

「さて、マスター彼女らと関わるにはまずライブに行かなければならない。この意味がわかるな。」

 

「わかってるさ、チケットだろ?」

 

「問題はそこじゃない。彼女らは人気アイドルだ。うかうかしてると、チケット取れねぇぞ。」

 

「そこはちゃんと考えてある。大丈夫だ、問題ない。」

 

「それは問題あるやつだろ!!」

 

「冗談だ。予約はもう取ってある。」

 

「何っ!!いつの間に…」

 

「お前が寝てる時さ。」

 

そう、ゼロは産み出された存在で、イクサの手の甲に結晶体として埋め込まれているが基本的に人間と同じ生活リズムで動いているのだ。そのためゼロが寝てる時はゼロ・コアの力が使えないのだ。別に困ったりしないのだが…。

 

 

「で、どのあたりの席だ?」

 

「端の方の席だ。あいつらに遭遇がしやすそうでいいだろう。」

 

「確かにな。ノイズが現れてからなら一番遭遇がしやすい位置だな。」

 

「あと2日だ、それまでは大人しく暮らしとこうぜ。」

 

「そうだなって一年前から大人しくしてるだろ!!」

 

「ソウダッタ、忘れてたぜ」

 

じつは一年前に修行が一段落したんで、ただただ大人しく暮らしていたのだ。久しぶりに普通の生活だったんで忘れてたんだよ…たぶん…。

 

 

 

 

 

 

2日後

 

「とうとう来たな」

 

「はい、マスターがたくさんの命を見捨てる日です。」

 

「それを言うな、それを。」

 

「事実ですし。」

 

「そこはこう…あるじゃん、雰囲気的なあれがですね…」

 

「事実ですし。」

 

「二回言うな!二回!!」

 

「大事なことなので…」

 

 

そうだ、俺はこの日の事件で大量の人を見捨てるのだ…ある人を救うために…。

 

「そう気負うな、女神も言っていただろ。好きなように生きろとな。」

 

「言ってたな、そんなこと。」

 

「まぁいい、マスターが好きな歌を聞きに行こうぜ。」

 

「そうだな。」

 

好きな歌、かぁ…もう歌えないんだよな俺は。

どうやっても旋律を破壊しちまう。クソッタレ…。

だからもう聞くことしか出来ないから、この歌が力と変わるこの世界をえらんだんだよな…。

 

「よし、しめっぽいことはなしだ。全力で盛り上げるぞ!!

ゼロ!!」

 

「あぁ了解だ、マスター!!」

 

 

 

 

逆光のフリューゲル後

 

「あぁ!!、いい歌だ!!興奮が収まらねぇ!!」

 

 

『まだまだいくぞー!!』

 

「しゃあ!!もっとだ!!もっと歌ってくれ!!」

 

「「「おおおおおおおおおおお!!!!!」」」」

 

 

ORBITAL BEAT後

 

「いいぞ!!もっとd『盛り上がってるところすまない、マスターそろそろノイズが…』

 

 

 

「きゃああああああああ!!!!!」

 

 

 

「ちっ、良いところで…」

 

 

『マスターわかってるな!ノイズを残滅しながら彼女らのところへ向かうぞ!!』

 

「わかってる、ゼロ!!」

 

『了解だ、マスター!!』

 

 

俺の両腕両足に青の結晶体が埋め込まれた白いアーマーが生え、服が青くなり、耳にはトゲが一本刺さったような青と白を基調とした耳当てが生える。

 

『ハアアアアアア!!!』

 

 

 

奏&翼SIDE

 

「飛ぶぞ、翼!この場に槍と剣を携えているのはあたしたちだけだ!」

 

「あ…で、でも司令からは何も…「っ!!」奏!!」

 

 

「CroitzalronzellGungnirzizzl…」

 

 

奏&翼SIDE off

 

 

BGM 君ト云ウ 音奏 尽キルマデ

 

 

イクサSIDE

 

 

『ふっ…ハアアアアアア!!!たああああ!!!』

 

ーー撃!ーー

 

『っ~!!数が多い!!わかってはいたが…限度ってもんがあるだろうが!!』

 

『ハッ!!おりゃあああ!!…!?…っ!!しまっ…ぐううううううう!!!!』

 

ーー撃!ーー

 

『フン!』

 

さすがに一年も使ってねぇといつもと違って体に痛みが走るか…。まぁいつもがおかしいんだが。ゼロを纏う時、体から青い結晶体が生えてきても全然痛くねぇしなぁ。

 

『ハアアアアアア!!!』

 

ーー閃!ーー

 

…単純に数が多いのが面倒だな。

どんなカスでも数を集めれば、超人をボコボコに出来るしな。

 

『…あいつらはまだ大丈夫かな…?』

 

 

「おい!死ぬな!、目を開けてくれ!!」

 

 

 

奏&翼SIDE

 

「生きるのを諦めるな!!」

 

「っ!!奏!!」

 

「なっ!しまっ…」

 

あたしにノイズが迫る。たぶんこれはまずい。避けられない。

 

 

 

 

ーー斬!ーー

 

 

 

 

『…大丈夫ですか?奏さん』

 

 

 

奏&翼SIDEoff

 

 

イクサSIDE

 

 

「あ、あんたは…」

 

『話はあとだ。ノイズを片付けてからだ。』

 

…あっぶねぇ!!もう少しで奏が死ぬところだった。かっこつけたはいいが、間に合ってなかったら……間に合ってよかった…。

 

『っ…ハアアアアアア!!!』

 

ーー駆!ーー

 

『ハッ!!』

 

ーー撃!ーー

 

『フッ!』

 

ーー撃!ーー

 

『ダッ!』

 

ーー撃!ーー

 

『ハアアアアアア!!!』

 

ーー閃!ーー

 

『くらえええええええ!!!』

 

ーー発射!ーー

 

《気攻波》

 

ーー爆!ーー

 

半分は消せたか…ん?

 

 

 

奏SIDE

 

『いつか、心とからだ…全部空っぽにして…おもいっきり歌いたかったんだよな…。今日はこんなにたくさんの連中が聞いてくれるんだ。だからあたしも出し惜しみなしでいく。』

 

『絶唱…奏さん、死ぬつもりか…?』

 

 

「死にたくなんてない。でも…」

 

『なら、その命俺に預けて見ないか?』

 

「初対面のやつにか?…信用できるわけないだろ。」

 

『じゃあ、あんたはおもいっきり唱えばいいさ、俺が勝手に助けるだけだから…』

 

「そう…………とっておきのをくれてやる…絶唱!!」

 

『GatrandisbabelzigguratedenalEmustolronenflneelbaralzizzl…』

 

「いけない!奏!!唱ってはだめ!!」

 

『GatrandisbebblzigguratedenalEmustolronzenflneelzizz…』

 

奏&翼SIDEoff

 

イクサSIDE

 

こりゃあ…すげぇ…これが命の輝きか…。って!!かんしょうにひたってる場合じゃねぇ!!奏を救わないと…。

 

「こないで!」

 

あ…やべぇ翼のこと忘れてた…。

 

「なぁ…翼、知ってるか?おもいっきり唱うとな…すっげぇ腹減るんだぜ。」

 

「それ以上しゃべってはだめ!!」

 

『ちょっと失礼』

 

「こないで!」

 

うわぁ…超警戒されてるは…仕方ないのはわかるが…

 

『でも…そのままだと奏さん死んじゃうよ。』

 

「っ!!あ、あなたが奏に絶唱を歌わせたのでしょう!!

 

『俺じゃあ止められなかった…いや、誰も止められるはずがないさっきの奏さんの顔は死を悟った顔だった。』

 

「っ!!」

 

『とりあえず奏さんは死なせない。約束だ。』

 

「まっ…」

 

俺は奏の胸のあたりにてを当てる。

 

『再生&治療…開始。』

 

「!?」

 

『っ!!…くぅぅぅぅ』

 

命の再生はやはりここまでくるか…にしてもこんなボロボロの体で唱ってたのか…すげぇな、歌えない俺と違って…

 

「何を…してるの?」

 

『さっき…いっ…た通り…だ…再生…と…治…療だ』

 

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いとにかく痛い。奏を助ける前に俺が死にそうだ。だが、ここでくたばってたまるか!!

 

『ぐうううううう!!!!!!』

 

「なんで…そこまでして…」

 

『あんたたちが唱う歌が大好きだからだ!』

 

「!!」

 

『理由はそれだけで…充…分…だ』

 

『あと少し……ぐっ!』

 

あと少し…なんだがあと少しが一番がきついんだよな…痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!だ、だがもう少しだ!!ふんばれ!、俺!!

 

 

『ぐっ!アアアアアアア!!!!』

 

「…………」

 

『こ、これで終わりだ…』

 

「ほ、本当に!?奏!奏!!」

 

「…んん…翼?」

 

「奏!!良かった……」

 

『はぁ…はぁ…はぁ…』

 

「…本当にあたしを助けてくれたのか?」

 

『…はぁ…はぁ…あぁ、』

 

「な、なんで…」

 

『翼さんにも言ったがあんたたちの唱う歌が大好きだからだ。』

 

「そ、そうか///」

 

『じゃあ、おれはこれで…』

 

「………ハッ!!待って!!」

 

『なんで?』

 

「あなたは絶唱を知っていた。それはなぜ?」

 

「そういえば、そうだな。なんでだ?」

 

『……悪いがそれはまだ言えない。』

 

「それなら、あなたをここで返すわけには行かないわ。」

 

「悪いが捕まってもらうぜ。」

 

『ここで捕まるわけにもいかないから一応、名乗っておくか。俺は、“ゼロ”だ。覚えておいてくれ。それじゃ!』

 

「逃がさねぇ!!」

 

ーー消!ーー

 

「なっ!?消えた!?」

 

「彼は一体…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

危ない危ない…そういやそうだったな。ノイズに対抗出来る力を知っていたり、持っていたりすると調べるために捕まえられるんだったな。とりあえず目的の一つは達成した。次は二年後か。

 




はい、今回は奏たちとの初対面でした。
ノイズを一掃し、奏たちに『ゼロ』と名乗ったイクサ。話はさらに二年後へと進みます。






イクサの設定の追加と補足

再生能力

イクサ自身に転生特典で付与された無限の再生能力。手を対象者にかざすと再生させることが出来る。しかし、けがや再生させる場所の大きさによってイクサ自身にかかる負担が増える。命の再生が一番くる。

ゼロ・コア

イクサと融合しているためゼロを纏う時に腕や脚から生えてくる。大抵の人間は体から生えてくる結晶体の痛みに耐えられず死に至るがイクサは痛みすら感じなくなってしまっている。様々な形態に変化が可能。
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