二課SIDE
「ノイズに対抗出来る謎の力を持った青年…か。」
「はい、ノイズから攻撃を受けても吹き飛ばされるだけですんでいました。」
あのライブから、少したった。ツヴァイウイングのライブ襲撃事件は、多大な犠牲者をだして幕を閉じた。いろいろと問題はあるが、ノイズを倒し奏を助け“ゼロ”と名乗った青年のことを顔の特徴であった頬にある十字の傷痕、それを元に調べて見たが…奏たちが見たという青年の写真や情報は何一つとしてなかった。ただノイズに襲われなんとか生き延びたある被害者から有力と思われる情報を得ることが出来た。
『ノイズに襲われた時、ノイズに囲まれもうダメかと思ったら、青い光が走ったんです。そして目を開けると青年がノイズを残滅していたんです。笑いながら。』
だがこれだけの情報でさがしだせる訳がない。
「彼の捜索は一度、打ち切る。だがもし次に発見すれば今度は必ず、捕獲し彼から話を聞き出す。いいな!!」
「わかりました。司令!」
「了解だぜ!旦那!!」
奏&翼SIDEoff
イクサSIDE
「なんとか出来たな…」
「はい、マスターですがあとが面倒ですよ。」
「そうだよなぁ…あれは大きなミスだな…あまり情報がないとはいえ、次に見つかったら色々聞き出されるなこりゃ…」
ライブ襲撃事件でのノイズ残滅と奏の命を救ったことによって、俺はおそらく謎の力を持った青年として捜索されるだろう。そしてもし捕まってしまえば、死ぬのが確定した命を救ったということで体を弄くられてしまう。そうなればあの女性に目をつけられてしまう。
こうなると俺の考えた計画が狂ってしまう。ある程度の不測の事態は対処可能だが最初から計画が狂うと対処仕切れなくなってしまう。
「話は変わるが、ゼロなんであの時お前を纏う時、体に痛みが走ったんだ?俺はもう纏う時は痛みを感じなくなっているはずだが…」
「あぁそのことか私もその話をきりだそうど思っていたところだ、あれはな、完全聖遺物ネフシュタンの鎧が覚醒させられたことによる共鳴反応だ。」
「なんで共鳴すんだよ…お前は聖遺物ではないだろうが…」
「違う、あれは“私達”が反応したんだ。」
「俺達…だと?」
「あぁネフシュタンの鎧の力は覚えているな」
「再生…だろ…それが何か関係が……まさか!!」
「そのまさかもあるがあれは再生能力の応用で融合の力も使えるんだ」
「融合…だから“俺達”…か」
「実はまだ理由はある」
「マスターが極位物《きょくいぶつ》になっているからだ」
「極位物…?なんだそりゃあ」
「その名の通りだ、究極の位へと至り、それさえも超えた存在を総称するもの、マスターはそういう存在になっている、知らなかったのか?」
「いや、知らねぇよそんなん…」
「まぁ仕方ない…か」
「究極の位に至り、それさえも超えた…か、 まぁ肉体がサイヤ人の時点でなぁ…限界なんぞないしな」
「修行すればどんどん強くなって行くもんなぁ…マスターは選択をミスったのでは?」
「俺のことしってんのに否定すんなよ…」
「ははっ、冗談だ」
「それよりどうする完全聖遺物が覚醒するたびに俺は極位物に成っちまってるから体に痛みが走るんか?」
「修行でなんとかなるにはなる…が相当きつい修行だぞ」
「構わねぇ…痛ぇのはごめんだからな」
「マスターがいいならいいが…」
「でどんな修行なんだ?」
「新しい力の創造だ」
「あぁ…きっついな」
新しい力の創造は精神と肉体に凄まじい負担をかける。俺はゼロの力を使いこなせるように修行したときにも力の創造をした。その結果が隔離剣ゼロだ。あとは投影魔術の固有結界化だ。だが膨大な時間がかかる。隔離剣ゼロと投影魔術の固有結界化、それぞれ一年半かかった。だから完全聖遺物のエネルギーの影響を受けないようにする力を作り出すのはさらに時間がかかる。だがその力を二年で完成させなければならない
「ゼロ、あの空間を作ってくれ」
「あの空間ですね、今回は二年にしますか?」
「それで頼む」
「了解!創造と展開を開始します!」
「創造と展開、完了しました。この空間での二年は外の世界での一時間となります。修行を始めようか」
外の世界での二年後
「ふぅぅ~…なんとか間に合ったな。もう何百年修行したかわからねぇぞ」
「軽く1000年はしたな、マスター…というかよく狂わないな」
「……そりゃあもう狂ってるからな」
「そう…でしたね…」
「さて、これからが計画の一番大事なところだ、あの人も俺を誘き寄せるためにノイズを二ヶ所に配置するだろう」
「それを利用させてもらおうか、マスター」
「あぁ、計画再開始だ」
イクサの設定と補足
極位物
極位と言われる究極の位へと至り、それさえも超えた存在の総称。似ている言葉に、冠位(かんい)、空位(くうい)、真化(シンか)などか該当する。イクサは修行をしていたらいつの間にかなっていた。
ゼロ・コアとの融合の影響
完全に融合しているため、半不老不死になっている。半不老不死なのは死にたいとおもえば死ねるため。この影響を利用して世界と時間の流れが違う空間を作り出し、修行出来る時間を膨大に伸ばしている。
それではまた次回で