さて、魔王っ子やりますか
やあ。こんにちは。転生した魔王でございます☆
あ、すみません。言葉足らずでしたね。魔王の写し児です。クローンです。何言ってるかわからない?俺もわかりません。だって目が覚めたらカプセルの中だったし、いろいろ記憶が入ってくるし。頭痛いっす。マジで。
こうして流暢に話せるのは、テンプレ、ありがち、ベッタベタな気づいたら転生してたってやつです。なので勿論前世の記憶の様なものがあります。
しかし男だったのに今俺…幼女っすよ?おかしくありません?どこの幼女が活躍(誤字はない)する戦記ですかね?
しかし…周りに誰もいないな。普通こういう場合、マッドでサイエンスな人がいるもんじゃないの?どうにかこのカプセルの開かないかな…今俺メディカルマシーンで治療してるよ悟空みたいに酸素マスクみたいのや、吸盤チューブくっついてるんだけど…あ、外れた。おや?
プシュー…
「開くじゃん…」
驚いて喋ってしまった。というか喋れるんだな。さてこの部屋どんな部屋だ?
あたりを見渡すと、壁には巨大な鏡、別の壁にはコンピュータがいくつも設置されていて、全てがピコピコ作動しており、光源がないためコンピュータの光がボンヤリ部屋を照らしていた。
「あ、鏡あんのか…」
鏡を覗き込む。
うん…幼女。どう見ても幼女。興奮もしない。むしろ男の象徴的部分がなくなっていて若干ヘコむ。見るんじゃなかったな。
「ん…寒い。さすがに全裸は冷えるぜ」
何かないかと探す。する奥に小部屋があり、足を踏み入れるとその瞬間パッとらいとhがつきその小部屋を照らし出す。
「うわ眩しッ!…なんだよこの部屋…ドッキリ用か?」
部屋には机がいくつかあり、そこには服や、カバン、お金が入っていた。なぜ日本円?この世界に日本があると思うとホッとするがなんか、怖いな。
とりあえず服…うん…スカートだ。何?ここの研究者はあれじゃないの?頭に送られたベルカ時代とやらの魔王のクローン作って戦争するだとか、世界制服とかが目的じゃなくて、魔王っ子を作って愛でるのが目的だったの?
普通こういう場合、病院服みたいな男女どっちも着れる服じゃないの?二次元あるある強い人は女の子という設定を信じてたの?
…うんもうやめようこの話は。辛くなってきた。よし、服着てカバン持ってさっさと行こう!俺たちの冒険はここからだッ!
行く前にもう一度鏡を見る。さっきはよく見えなかったが目がオッドアイだ…なんかカッコいい(厨二感)
タタタタタタタッ
なんだ?すごい足音だ。とりあえず隠れるか…
バンっと扉が開き杖やら銃を持った人が入ってくる。
「動くな!管理局だ!全員両手を上げろッ!……アレ?」
「誰もいないない?」
「確認しろッ!」
男たちはどんどん入っていき確認作業をしていく。
「どうだッ!?」
「誰もいません。無人です」
「ここもかッ…」
「隊長ッ!」
「どうした!」
「何かの生物クローン製造機と思われるカプセルがあり…」
「な、何かいたのかッ!?」
「いえ、何もいませんでした。しかし状態を見ると…
やばい…このままだと見つかる!
ひ、避難だぁ〜!(親父風)
三人称視点
「何ッ!それじゃあ二班に別れろッ!一班は、生物の捜索!もう一班はカプセルの調査だ!」
幼女が部屋を脱出した後、管理局員たちは幼女のことを探していた。
「た、隊長…お言葉ですが…カプセルの調査は不可能です」
「何ッ!?なぜだ!?」
「カプセルの周囲には
「未知の魔力…だとッ…!?」
幼女視点
なんかねえかな…脱出ポッド的な…マジであったよ…
「お、近づいたら空いたぞ」
乗り込めッ!さてどう動かすのか…全然日本語じゃねえな。読めねえ。まあいいか。適当にでかいボタンぽちっと…
「おお、ドアが閉じーの?ポッドが浮かびーの?」
ドヒュン!
「飛んで行くーのッ!!!」
数時間後、
地球
ドゴォォォォォォォォォンッ!
プシュー…
つ、ついたか…って夜じゃないか…ん…?
この星座どこかで…あ、オリオン座?
あ、もしかしてここ地球?意図せず故郷についちゃった?
やったぜ
現在地:第96管理外次元世界『地球』
日本…海鳴市
さて…地球なのはわかった。この丘から見下ろす限り、前世での常識が通じる限り、ここは日本だな。
とりあえず降りてみるか。
電灯だけでの住宅街。ほとんどの家は暗くなり静まり返っている。しかしこの体は眼がいいな。暗くてもしっかり見えるぞ。生前はコンタクトだったからすごい実感があるぜ。
ん…公園に誰かいるな。
幼女だ。落ち込み気味の幼女だ。
これはあれだな。なんか第六感的なのが囁いてる。顔を見られたらやばい。確かフード付きのコートがあったな。それ着るか。
というかあの幼女的…どっかで見たような…
「なあお嬢ちゃん。こんな時間に何してるんだ?」
「ふぇっ!?だ、誰ですか…?」
「え?あー俺はアレだよ。通りすがりの…うん、通りすがりの人だよ。それ以上でもそれ以下でもないよ」
「そんなことより」と続けて幼女に聞いていく
「お嬢ちゃん、子供はもう帰って寝る時間だぞ。早く帰った方がいいんじゃないんかな?」
「え?あ…ほんとだ。もう9時なんだ…」
気づいてなかったのか…どんだけ落ち込んでいたんだ…
「まあなんでそんなに暗い顔してるのかは知らないけど…元気出せよ。ほら、さっき贅沢に一万円札使って勝ったホットココアあげるから」
「いちまんえんさつ?」
あー幼女には一万円札はわからんか。えーと…
「千円札はわかるか?」
「うん」と答えながらココアを受け取る幼女。
「その千円札が10枚あるのが一万円だ」
「えっと…」
「まあ…要するにすごい高いってわけだよ…」
「え!?そんな高いココア…もらっていいの?」
やだこの幼女かわいい
「いや、一万円札使っただけでお釣りはちゃんと出る130円のココアだからいいよ」
「でも130円でも…」
「遠慮するのはいいことだけど、子供のうちはあまりしない事だ。損するぞ」
「君も子供じゃないの?」
あ…そうだ。俺今幼女じゃん。
「あー、そこは気にするな(魔王感)」
「あははは。そうだ。私高町なのは!君は?」
名前?やばい…そんなの知らない…前世の名前もここもキング☆オブ☆テンプレで思い出せないし…よし…
「まおか…王華まおか だよ」
高町家前
「ありがとうここまで送ってくれて」
「気にしない気にしない。遠慮するなって言ったろ?じゃあな。もう夜に出歩くなよ〜」
さて…今夜どこで寝るかな…
なのは視点
後ろから声をかけて来たのはフードを深く被って顔が見えない子でした。
女の子かと思ったけど喋り方が男の子みたいでどっちかわからない不思議な子でした。
そのあとお金について教えてもらったり、元気になるようにあったかいココアももらいました。こっちのことを私のことを深く聞かないで優しくしてくれました。
同い年みたいなのに年上の私のお兄ちゃんお姉ちゃんみたいでした。
また会えたら私の方が何か美味しい飲み物をあげたいです。
三人称視点
ミッドチルダ、管理局本部
「で、その
「はい、まだ不明なことが多いですが、この魔力はまず体内に取り込んでしまうとその肉体の魔力を食い尽くしリンカーコアを肥大化させます」
「それはつまり保有魔力量が増えるのかッ!だとしたら…」
保有魔力が増やせる。そんな常識外のことが行えれば管理局の長年の悩み、人員不足が補えるかもしれない。しかしそんな希望は一気に裏切られた。
「いえ、確かに保有魔力は増えます。しかし、リンカーコアから魔力が鉱石化した物が侵食し始めそのうち、鉱石は肉体にまで侵食。そしてそれは脳にまで達し最終的に…」
ゴクリと隊長局員は唾を飲み込む…
「…
「すでに研究所は感染した局員達の手によって危険すぎて近ずけない状態です。そこが無人世界であることが不幸中の幸いですがこのままでは…あの世界は地獄と化します」
未知の魔力はロストロギア級の危険度と認定され、『マ素』と名付けられ、感染者を『ブレイクモンスター』、そして…最初の感染世界は
『ブレイクワールド』と呼ばれるようになった。
感想指摘待ってます。