魔王の写し児   作:ドリーム

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始まりの日 「非日常編」

『マスター。これはやり過ぎですね。マスターの蹴りは五輪ピック選手でも度肝を抜く威力なのに、それをまだ未発達の兄上の股間に一撃入れるとは…』

「わかってる…やり過ぎたってわかってる…けどお兄様がうざすぎるのが悪いんや」

『まあ幸い潰れてませんし、私のなんかそれっぽい技で◯◯して◯◯した後に◯◯させて回復させますよ』

「今すんごい単語が並んでたんだけど…」

 

午前中、お兄様の大事な物を蹴り飛ばしてしまい、お兄様は撃沈。悶絶した顔で今日の午後はずっと起きませんでした。

 

「竜巻の具合はどうかな?」

「あ、お爺様」

 

すると我らが保護者、お爺様が久しぶりに帰ってきた。相変わらずお腹には夢と希望がたくさんの詰まってそうだ。

 

「はい、とりあえず大事なものは潰れてないので安静に」

「そうかそうか…ところでまおか。その…さっきの竜巻のアレのことをもうちょっと恥ずかしめに言ってはくれんか「お断りします」ですよねー」

 

全くなに要求してきてんだこの◯◯◯◯◯◯は…(自主規制)

というかナチュラルにケツを撫でるな。胸に手を近づけるな。下アングルからカメラで撮るな。

 

「ではお爺様。失礼します」

「うむ、じゃあの…………ふぅ」(意味深)

 

 

なにも聞こえないなにも聞こえない。

 

『これもう手遅れですね』

 

 

 

 

 

 

 

 

(助けて…)

 

 

 

 

 

「?…リアクター、なんか言った?」

『いえ、なにも言ってませんよ?』

「……………気のせいか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寝室

 

なんかさ…

 

(誰か僕の声が聞こえる人ッ!)

 

あのさ…

 

(お願いしますッ!!)

 

すんごいさ…

 

(助けt「ウルセェェェェェッ!!!」

 

寝れねえよッ!良い子はもう寝る時間なのに全然寝れねえよッ!!

 

「リアクター〜俺耳悪くなったかもしれん…なんとかして〜…リアクター?」

 

『…マスター。私を装着してください』

「え?あ、うん」

 

いつもよりリアクターの真面目な声に素直に従う。まさかこの聞こえる声に覚えがあるのか?

 

『ナビマップ起動…魔力痕跡、検索開始…場所特定………マスター、海鳴病院に行きましょう』

 

「え?なんで?」

『もしかしたら、念願の実戦ができるかもしれませんよ?「イクゾー!」(早い)』(確信)

 

グズグズしてられるかッ!待ってろリアクター!40秒で支度するぜ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病院周辺

 

夜の街を走り抜け、目的地に急ぐ。というかリアクターが私の目元にディスプレイみたいなの開いてナビしてくれてる…ヤダ、カッコいい。

 

 

『!?…マスター止まって。後なるべく静かに』

「オーケーブラザー」

 

さて、病院手前の角で止まったが…一体なにが…

 

 

 

 

 

 

 

触手ウネウネの化けもんがおる…

 

 

 

 

 

「え?あれどうすんの?」

『マスター!静かに!!』

 

ゑ?

 

 

クルッ

 

 

 

あ…こっちに気づいた。

 

 

 

 

 

 

 

ドドドドドドドッ

 

 

「こっちきたぁぁぁぁぁぁッ!!!?」

『なにしてるんですかマスター!ちゃんとメタルギアしてくださいよッ!』

「俺は隠密行動が得意な傭兵じゃねえんだよッ!ああくそ!俺だって元コマンドーだ!かかってきやがれッ!」(冷や汗)

 

 

すると化けもんは触手を上から鞭のように落としてきた。すごく…太いです。(訳:当たったらGAME OVER)

 

『!!上から来るぞ!気をつけろッ!』

「緊急回避ぃぃぃぃッ!」

 

間一髪で避けられたが…

 

 

 

ズボォォォォンッ!

 

コンクリートが八つ橋みたいに割れた…

 

 

 

「ウソダドンドコドーンッ!!!」

 

 

 

もうだめだおしまいだぁ…俺は伝説のスーパーTA☆DA☆NO☆幼女なんDA☆

 

 

 

 

 

『ふふふ…マスター。諦めるのはまだ早いですよ!』

 

リアクターがテンション高めに喋り出す!

 

「何かあるのかリアクターくんッ!」

『オフコースですよマスター!私はデバイスを超越した伝説のスーパー☆デバイス・リアクター☆くんなんだぜ?』

 

なんかよくわからんが自信たっぷりなのはよくわかるゾ☆

 

『まず、マスター。この状況を打開する方法はありますッ!』

「なんだって?じゃあそれを早く…」

『しかしひとつ問題があります』

「…な、なんだ?」

 

 

 

 

 

『この状況を打開するアプリをインストールするの忘れてましたてへぺろ☆』

「ポンコツじゃねえかッ!ふざけんな!」

 

使えねえェェェェッ!全く使えねえじゃねえか!リアクターくん☆(笑)!!出発するときの『マスター…私を装着してください(キリッ』はどこ行ったんだよぉぉぉぉッ!!

 

『というわけでプランBで行きましょう』

「おお!プランBがあるのか」

『はい!まずは敵の懐に接近します…』

「お、おう。それで?」

 

 

 

 

 

『そして◯す』

「無策じゃねえかッ!このポンコツッ!」

 

もうなんなんだよこのぐだぐだはッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『オッホン…さて、マスターをおちょくるのもいい加減ここまでにしましょう』

「うん知ってた。最近君の性格が歪んできたことは俺知ってるんだよ?」

『つまりマスターは私の生活史上を全部把握していると…………………………えっち』

「てめえ女なのか男なのかいい加減白黒つけようぜオイッ!」

『不明の方がモテるって知ってます?あ私のAIは女性ですよ』

「ゲロってんじゃねえかッ!不明の方がモテるって言いながらその数秒後にゲロってんじゃねえかッ!」

『そういうマスターだって日常生活ではお淑やかでも、本質は結構ズボラじゃないですか。言動とか』

「…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて…いい加減現実に向き合うか」

『あ、逃げた』

 

 

 

 

怪物は律儀に待ってくれてた。もしかしてこいつはいいやつなのかもしれない。

 

『さて、マスター。この状況を打開するには、まずは防御力が必要です』

「へ?なんで?」

『じゃあひとつ聞きますけど…そんな装備で大丈夫か?』

 

俺の今の格好(装備)?

 

頭、「ドアノブカバーみたいな帽子」

 

体、「上下繋がったふわっとした感じのパジャマ」

 

足、「シューズ」

 

 

 

 

………………………………あ(察し

 

 

「大丈夫じゃない。大問題だ」

『でしょ?』

 

 

リアクター曰く、俺には魔力なるものを生成する「リンカーコア」という器官があるらしい。そのリンカーコアで生成した魔力を使って防護服を作り上げ、戦闘モードにようやく突入できるそうだ。

余談だが、普段俺の身体能力が凄まじいのは5割が魔力、残り5割が遺伝子的問題らしい。

さすが魔王だな(感激)

 

 

 

 

 

『(まあ、マスターには、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()私を作った謎の人物、私でさえわからない魔力、そして魔王…一体なにがどうなってるんでしょう…)さあ、マスター!魔力が練り上がってきました!自分にとって最強の防具服をイメージしてください!!』

 

「え?イメージするのは常に最強の自分?(ビュンビュン)うおッ!待って怪物さん!もう少しだけ待って!!ステイステイ!!」

 

飛んでくるしょくしゅの猛攻(字面だけだとなんか卑猥)をかわし、最強をイメージする。

 

最強って言ったらやっぱり自分自身…紅い弓兵も言ってた。

つまり俺。俺=幼女。幼女=クローン。クローン=魔王…つまり魔王最強!!

 

 

でも俺魔王見たことないな…うーん…

 

 

 

 

 

 

あ、

 

 

 

 

 

思い出すのは黒い禍々しい城、そこに住む妖艶な美女。

唯一この体が痛いと感じた女性。

 

 

 

 

 

 

 

「…イメージできたぞリアクターッ!」

『流れてきましたマスターのイメージ!なるほどなるほど…これをもうちょいあーしてこーして…さあマスターッ!叫べ!産声をあげる赤ん坊のようにッ!』

 

 

 

「やってやるぜ!『セェェェェェットアァァァァップッ!!!』」

 

 

 

 

 

 

まばゆい黒い光が辺りを包み込む。

怪物は光で体を翻す。

 

 

 

 

 

光が晴れ、そこに現れたのは、

 

 

 

 

 

 

 

黒いドレス…しかしそれは踊るようではない。着飾る用でもない。それは…

 

 

 

 

 

 

「よっしゃッ!成功だッ!」

 

 

 

 

戦う幼女のドレスッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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