ハグリッドの案内で、ホグワーツ城に入ると、エメラルド色のローブを着た背の高い厳格そうな魔女が現れた。
そう、マクゴナガル先生である。
彼女が、ハグリッドから私たち一年生を預かり、玄関ホールに、入る。
でかい。
ただただでかい。
マクゴナガル先生はホール脇にある小さい空き部屋に私たちを入れ、挨拶をした。
「ホグワーツ入学おめでとうございます。新入生の歓迎会がまもなく始まりますが、大広間の席につく前に、皆さんが入る寮を決めなくてはなりません。」
そこまでいうと皆が皆ざわめいた。
マクゴナガル先生はそれを無視し話を続ける。
「寮の組み分けはとても大事な儀式です。ホグワーツにいる間、寮生が学校でのみなさんの家族のようなものです。教室でも寮生と一緒に勉強し、寝るのも寮、自由時間は寮の談話室で過ごすことになります。寮は四つあります。グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンです。それぞれ輝かしい歴史があって、偉大な魔女や魔法使いが卒業しました。ホグワーツにいる間、みなさんの良い行いは、自分の属する寮の特典になりますし、反対に規則に違反すれば寮の減点になります。学年末には最高得点の寮に大変名誉ある寮杯が与えられます。どの寮に入るにしても、皆さん一人ひとりが寮にとっての誇りとなるよう望みます。」
そう締めくくり、組み分けの儀式が行われる大広間へ入った。
そこには宙に浮かぶロウソクや星空を映す天井があった。
素晴らしく、不思議な景色に誰もが声を失った。
私たちが驚いてる中、マクゴナガル先生は四本足のスツールを置き、その上に古ぼけたとんがり帽子が置かれた。
広間が静かになると、帽子が動き出し、つばのヘリの破れ目が、まるで口のように開き、歌い出した。
♪〜♪〜
私はきれいじゃないけれど
人は見かけによらぬもの
私を凌ぐ賢い帽子
あるなら私は身を引こう
山高帽子は真っ黒だ
シルクハットはスラリと高い
私はホグワーツ組み分け帽子
私は彼らの上をいく
君の頭に隠れたものを
組み分け帽子はお見通し
かぶれば君に教えよう
君が行くべき寮の名を
グリフィンドールに行くならば
勇気あるものが住まう寮
勇猛果敢な騎士道で
ほかとは違うグリフィンドール
ハッフルパフに行くならば
君は正しく忠実で
忍耐強く真実で
苦労を苦労と思わない
古き賢きレイブンクロー
君に意欲があるならば
機知と学びの友人を
ここで必ず得るだろう
スリザリンではもしかして
君は真の友を得る
どんな手段を使っても
目的遂げる狡猾さ
かぶってごらん!恐れずに!
興奮せずに、お任せを!
君は私の手にゆだね(私は手なんかないけれど)
だって私は考える帽子!
♪〜♪〜
歌が終わり、拍手が巻き起こる。
マクゴナガル先生が長い羊皮紙の巻紙をもち前に進みでる。
「ABC順に名前を呼びます。呼ばれたら帽子をかぶり、組み分けを受けてください。」
そういうと、一人目の名前をあげる。
「アボット・ハンナ!」
「ハッフルパフ!」
拍手が起こる。
次に名前が呼ばれる。
「ブラック・アルクトゥルス!」
名前を呼ばれただけで、教師、生徒全ての席がざわつく。
途絶えたと思われた家系が現れたことに皆、驚きを隠せないようだった。
私が前に向かって歩いていくと、騒がしかった周りは水を打ったように静かになった。
帽子を被る。
「フーム」
そう頭の中で声が聞こえた。
「おや、ブラック家の者かい。」
「はい、アルクトゥルス・ブラックと言います。私で27代目です。」
「もうその年で、当主とは恐れ入る。しかし…溢れんばかりの才能。勇気もあり、忍耐力もある。そして学ぶことへの貪欲さ。極めつけには為すべきことをなさんとする意志の強さとそれに伴う狡猾さ。どこの寮でもトップに立てるであろうカリスマ性。ああ、素晴らしい…」
「それでは私はどこの寮が良いのでしょうか」
「それが問題である。うーん、困った、これほどの傑物を、目にすることは久しゅうて敵わん。お主が行きたいと思ったところが一番のところなのだが、どこかあるか?」
そう評価し、最後には私に意見を求めてきた。
悩む。とても悩む。
かれこれ帽子と私が考え出して5分が経とうとしていた。
一方、二人の外では…
あまりの組み分けの儀式の長さに皆が驚いていた。
それが組み分け困難者と言われるものだからである。
普段、組み分けの儀式が2分もかかるのはめずらしく、さらにその倍の5分というのは、その素晴らしい素質故に組み分け帽子でさえも決めあぐねているという事だからである。
私は帽子に一言告げた。
「スリザリンか、グリフィンドール、選ぶならどちらだ?その意見を聞いた上で決めたい」
「なるほど、私が選ぶとすればグリフィンドールを推そう」
「理由を聞いても?」
「その理由は、君には勇敢さがある。何人にも負けないような。その勇敢さに助けられるものがその寮には多くいるだろう」
「わかった」
私はスリザリンへ行こう
「では、その理由を聞いても?」
「ああ、君は先程、私の勇敢さは人を助けると言った。だが、私が望んでいるのは助けることではなく、這い上がる力だ。それを持つ者を育てたい」
「なるほど、では…」
「あと、友が欲しいんだ。真の友がね」
「君の決断力には帽子である私でさえも脱帽してしまうよ、では良い道を…」
_人人人人人人人人_
> スリザリン <
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一際大きく、組み分け帽子が叫んだ。
その瞬間、スリザリンは今までにないほど騒ぎ立てる。組み分け困難者が入ったと、そして例のブラックが来たと。
ドラコはやはり、と思った。
組み分け困難者になった時はどうなる事かと思ったが、彼女はスリザリンに入った。
それほど喜ばしいことは無い。
そう思いながら自分の番が来るのを待った。
ハーマイオニーは何故と思った。
スリザリン。
それは純血主義によって固められた寮。
また狡猾さを兼ね備えた人物が入る寮。
優しく、賢い彼女がなぜ、そこへ行くのか不思議だった。
彼女は決めた。
アルがスリザリンなら、私はグリフィンドールへ行こう。
彼女と対等でいられるように。
最もアルは差別などはするような人ではないし、私を友達と言ってくれた人だ。
私がただ頑張れば彼女も認めてくれるし、対等でいられるだろう。
それでも彼女と本当の意味で対等でいるには、グリフィンドールしかないと思ったのだ。
アルはその時、スリザリンの席につき、アルのお伺いを立てている先輩達に握手をしていた。
ドラコの組み分けが終わると、私の隣に座ってきた。
「アル、組み分けが随分長かったじゃないか」
「ええ、帽子さんがなかなか離してくれなくて…」
「ええ!?」
「まあ、嘘ですけどね」
そういうとドラコは呆れたようにため息をついた。
「ところで、君は帽子と何を話していたんだい?」
「どこの寮に入るかですが?」
「いや、あんなに話していたんだ、何かあるだろう」
「まあ、言ってもいいですけど、かなり長いですよ?」
それでもいいと言わんばかりに身を乗り出してきたドラコをどけ、帽子との会話を話し始めた。
そうするとドラコがキラキラとした瞳で私を褒め始めた。
めっちゃ面白い。
「すごい!すごい!アル!!君はなんてすごいんだ!ああ、君の友達になれてよかった!」
「ふふ、私もドラコと友達になれてよかったです。私は私の使命を果たすために、世界を変えるためにこの力を使いましょう」
「ああ、僕らの世代で変えよう。君と一緒なら出来る。そう確信するよ!」
どうやら興奮冷めやらぬ様子で止まらないようだ。
ドラコを落ち着けようとした時、ダンブルドアが口を開いた。
「さて!皆の組み分けも終わったようじゃ!!これから新入生の歓迎の宴を始める!!皆、良く食べ良く飲むのじゃ!!!乾杯!!!!!」
「「「「「「乾杯!!!」」」」」」
教師、生徒問わずそういうと、皆が皆、好きなように飲み食いしていった。
テーブルの上には、色々な食べ物が置かれていた。
ローストビーフ、ローストチキン、ポークチョップ、ラムチョップ、ソーセージ、ベーコン、ステーキ、ゆでたポテト、グリルポテト、フレンチフライ、ヨークシャープディング、豆、人参、グレービー、ケチャップ、トドメにハッカ入りキャンディ。
みんな美味しそうに食べてる。
私もローストビーフを1口食べる。
美味しい。
これはみんなが夢中になって食べるのもわかる。
色々なものを食べてお腹いっぱいになった私は色々な人とおしゃべりに興じることにした。
ダンブルドアがまたしゃべり出した。
森には行くな。
4階の右側の階段には行くな。
との事らしい。
最後に歌を歌って、寮生はそれぞれの寮に帰っていった。
寮につくと、女子寮性の部屋へ繋がる階段を降り、地下へ行く。
私の同室となる子は、ダフネ・グリーングラスとパンジー・パーキンソン。
ほかの部屋と違い、私たちの部屋は三人部屋のようでした。
お互いに自己紹介をし、挨拶を済ませる。
パンジーはドラコと終始話していた私のことを敵視しているようだが、別に好きではないということを伝えると、飛び上がり、
「私たち、友達でいましょーね!」
と大きい声で言った。
もう少し、品性を持ってほしいと思ったのはもう1人の同室であるダフネも同じであろう。
パンジーとは違い、ダフネは可愛い印象を受ける。黒髪の大人しい子だ。
彼女も純血であり、私の遠い親戚に値するのであろう。
彼女はこちらを見ると、はにかんだ様な笑みを浮かべ、おやすみと、一言言った。
_人人人人人人_
>可愛すぎやろ<
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y ̄
やはり、ハリー・ポッターの世界は可愛い子が多い気がする…。
目の保養だね!!!!!
と、欲望を出すのはここまでにしといて、質のいいマットレスの上に座り、明日からの授業の予習をする。と言っても頭のなかでどんなことをするか、という具合だけだが。
それも終わるとベッドに体を預け、沈みこんでいく心地よさを感じながら、眠りにつこうとする。
明日からが本当の意味で私がアルクトゥルス・ブラックになる日である。
その重大さと高揚感を胸にしまい、月の光が見守る様に、部屋の中へ差し込む中、私はスヤスヤと眠った。
ノリで書いた。
後悔はしていない。
だって、深夜テンションだもの!!!!!d(´՞ةڼ`)bイエァァァァアアアアア
書いた後で見返しで気づく、全然微チートじゃない。
これはチートだ…。
誤字脱字等ありましたら、報告していただけると助かります。