文才誤字脱字キャラ崩壊等々ご了承ください。
満足しようぜ!
プロローグ 満足さん、異世界に行く。
──────────青い空
そしてその下に広がる緑の草原
そして男がたっていた。肩のあたりにまで伸びた銀髪に綺麗な顔立ち。そしてそれを邪魔するかのように顔には黄色の線のような模様があった。灰色のシャツにジーンズ、黒いロングコートを着ており、首にはハーモニカがかけられていた。どう見ても場所にミスマッチである。それほどに360度どこを見渡しても男のの立つこの道以外にはただ草原だけが広がっていた。
ここが天国と呼ばれる場所なのか?と男──
────鬼柳京介は考えた。
京介は自分の勘違いからかつての友であった不動遊星を殺そうとしたことを悔い、ひたすら自分の死に場所を探していた。
結果、京介は鉱山での強制労働を強いられ、死ぬまで働き続けるのだと思っていた。
なので今、自分の目に見えているのはどこを見渡しても薄暗い茶色の世界ではなく、子供が絵にかいたようなひたすら広い草原を見て、俺は死んだのだと京介は思ったのだ。
しかし次に京介は違和感を感じた。
風の感触、草原の匂い、少し肌にさわる寒さ、どれをとってもあまりにもリアルな感触だった。
鬼柳京介は1度死んだことがあった。その時は肉体の感覚は存在しなかった事を京介は覚えていた。だからこそ、今の状況に京介は混乱した。
死後の世界ではないとしたらここは一体どこなのか?なぜ俺はここにいるのか?
そもそも死にたいのならなぜ俺は焦っている?
──ボコッ
「ッ!!」
突如、背後から音がした。
驚愕した京介はすぐに間合いをとり、その音の元を確認した。そしてその姿をみて、空いた口が塞がらなくなった。
それはカエルだった。地面からカエルが這い出ていた。しかし、そのカエルは京介の約2倍程の大きさをしていた。
そしてそのカエルはこちらに向かって走って来た。
──喰われる。そう思ったが早いか、京介は走り始めた。
どのくらい走っただろうか?
ふと足を止めた。俺は死のうとしていたはずだ。だが俺は死の恐怖から逃げた。死ななきゃならねぇのに、俺は生きたいと思っているのか?俺は罪を少しでも償うことも出来ねぇ奴なのか?京介は振り替えった。カエルはもうそこまで来ていた。
──忘れちまったぜ、満足なんて言葉は。
ふと自分の言葉が脳裏に浮かんだ。
「……これで死んだら、俺は満足出来るのか?」
そう呟いた時、左腕の周りに光が溢れ始めた。京介が自分の左腕に目を向けると、そこには自分がずっと使っていたデュエルディスクがはまっていた。それを見た京介は──
笑っていた。
京介はデュエルで手を抜くことは無かった。
そしてこれはデュエルなのだと、京介は直感で感じた。
そして、自分が死ぬ時はデュエルに敗北した時なのだと、京介は思った。
「……俺を満足させてくれよ?」
デッキからカードを5枚、左手に持つと遂に京介はカエルと対面した。
「……デュエル!!」
これがこの男、鬼柳京介の満足の旅の始まりだった。